遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~ 作:レトやま
そのうちハリファイバー等は出てこなくてなりますので暫くはご容赦ください……。
WSCのチーム戦ルールは設定集をご参照ください。
[ネオ童実野デュエルスタジアム デュエルフィールド]
試合開始とともに観客席からは凄まじい歓声と鳴り物が聞こえた。
隣とさらにその隣でも同時並行でデュエルが行われている。
カメラと観客の目は真ん中のデュエルに注目しているのは確かであった。
チームHEROとチームサンドリヨンの戦いはフィールドの最右端。
ファーストプレイヤーとして対峙するは、日和田良平と大指小春。
良平「デュエル!」
LP4000
手札5
小春「デュエル!」
LP4000
手札5
ピピピ……と決闘盤のディスプレイが音を立てる。
やがてピーッとさらに高い音を上げて、先攻、という文字を表示した。
チームHEROの先攻である。
ーメインフェイズー
良平「先攻か。よし、俺のターン!」
手札5
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「あ! 日和田さんが先攻みたいですぅ!」
祭乃木「よーし、全力でやってやりなさい!」
[デュエルフィールド]
良平「幻獣機テザーウルフを召喚!」
手札1枚を抜き取り、フィールドに呼び出す。
幻獣機テザーウルフ「ガルルルゥ」
攻:1700 風 機械族 星4 ①
良平「テザーウルフは召喚に成功した時、幻獣機トークンを場に生成する! 」
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ②
良平「続けて、手札から速攻魔法、緊急テレポートを発動」
《緊急テレポート》
速攻魔法
良平「このカードは手札かデッキからレベル3以下のサイキック族を特殊召喚できる! デッキから、幽鬼うさぎを特殊召喚!」
幽鬼うさぎ「うさうさうらめしや〜」
守:1800 光 サイキック族 星3 チューナー
良平「幻獣機トークンと幽鬼うさぎをリンクマーカーにセット! 召喚条件は、チューナーを含むモンスター2体!」
↙︎チューナー + ↘︎モンスター = Link2
良平「リンク召喚! 水晶機朽-ハリファイバー!」
水晶機巧ハリファイバー「ビビビ……」
攻:1500 水 機械族 LINK2 ↙︎↘︎ 左EX
小春「うっ……、いいカード持ってんじゃんか」
良平「ハリファイバーの効果発動! デッキからレベル3以下のチューナー、幻獣機オライオンを特殊召喚!」
幻獣機オライオン「ライラーイ!」
守:1000 風 星2 機械族 チューナー ③
良平「さらにハリファイバーとオライオンをリンクマーカーにセット! 召喚条件は、機械族モンスター2体以上!」
←↓LINK2機械族 + ↘︎機械族 = Link3
良平「ーー煌めけ、極光の翼! 回せぇ!!」
カッと強い光を解き放ち、リンクサーキットから巨大な軍用機が姿を現す。
良平「リンク召喚! 来てくれ、幻獣機アウローラドン!」
幻獣機アウローラドン「Aurora takeoff……」
攻:2100 風 機械族 Link3 ←↓↘︎ 左EX
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ②
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ③
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ④
小春「また半透明の飛行機が出てきた!?」
良平「アウローラドンはリンク召喚時に、3体幻獣機トークンを作り出すんだ。さらに墓地に送られたオライオンの効果! さらにもう一体トークンを特殊召喚する!」
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ⑤
小春「そんなに弱そうな飛行機たくさん出してどうする気だ?」
良平「当然、そのままにはしないよ。アウローラドンの効果発動! 幻獣機トークンを二体リリースして、デッキから幻獣機モンスターを特殊召喚! 来てくれ! 幻獣機メガラプター!」
幻獣機アウローラドンがバンクを振るとトークン2機がゆっくりと消え去り、代わりに1機の戦闘機が回転しながら現れた。
幻獣機メガラプター「a1 takeoff!」
攻:1900 風 機械族 星4→10
良平「メガラプターは、幻獣機トークンをリリースすることで、デッキの幻獣機モンスターを手札に加えることができる! 一体リリースして、デッキから幻獣機ライテンを手札に加える!」
手札3→4
幻獣機メガラプター「a1 roger」
星10→7
メガラプターは空中1回転し、トークンを消し去ると信号弾を打ち込んだ。
幻獣機テザーウルフ「……」
星10→7
小春「れ、レベルが変わった!?」
良平「幻獣機は、フィールドの幻獣機トークンのレベル分、レベルが上がる!」
小春「ということはレベル7が二体……!」
良平「レベル7となったメガラプターとテザーウルフでオーバーレイ」
☆7×☆7=★7
良平「ーー翔び上がれ! 願いを乗せた鋼の翼! 回せぇ! 」
強き願いに呼応して世界最大の軍用機がオーバーレイネットワークの渦から回転しながら現れる。
良平「エクシーズ召喚! 来い、幻獣機ドラゴサック!」
幻獣機ドラゴサック「Mriya takeoff」
攻:2600 風 機械族 ランク7 ①
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「来ました! 日和田さんのエースモンスター!」
祭乃木「よっしゃ!」
ここのせ「とりあえず場を固めたか」
恵「……」
[デュエルフィールド]
良平「ドラゴサックの効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除いてフィールドに幻獣機トークン2機を展開する!」
幻獣機トークン
守:0 風 星3 機械族 ③
幻獣機トークン
守:0 風 星3 機械族 ④
良平「カードを1枚セット!」
決闘盤にカードを差し込む。
良平の前に裏側のカードが1枚、現れ地面に沈んでいく。
良平「ターンエンド!」
ーエンドフェイズー
日和田良平
LP:4000
手札:3
伏せ:1
フィールド:
幻獣機ドラゴサック
幻獣機トークン
幻獣機トークン
幻獣機トークン
幻獣機アウローラドン
ードローフェイズー
小春「くそ〜、強そうなやつたくさん出しやがって……! やり返してやるぜ! アタイのターン!」
手札5→6
ースタンバイフェイズ→メインフェイズー
小春「へへ、見せてやるぜ! プリンセスになるために必要な舞台をな!」
良平「プリンセス……?」
小春「そうだ! いくぜ! 手札からフィールド魔法、シュトロームベルクの金の城、発動だー!!」
小さい手でカードを操り、フィールドゾーンにカードを滑り込ませた。
《シュトロームベルクの金の城》
フィールド魔法
ゴゴゴとフィールドが音を立て、彼女の背後に金色の堅牢な城が現れた。
[チームサンドリヨン側ベンチ]
レイラ「よし! お城を発動できた!」
アリエル「いいわよぉ、小春ちゃーん!」
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「はぅ!? 地面から金色のお城が出てきましたぁ!?」
祭乃木「シュトロームベルクの金の城……!?」
ここのせ「珍しいカード使いやがるぜ……!」
ゆき「め、珍しいんですかぁ?」
恵「……元々は世界に1枚しかないカードだった。その後はカードテキストを整理した上で限定配布されている……」
[デュエルフィールド]
小春「さぁ、いくぜ! 金の城の効果発動!召喚権をなくす代わりに、デッキからこの城の住人たちを呼ぶことができるんだ! 頼むぜぇ、鉄のハンス!」
鉄のハンス「グへへ……!」
攻:1200 地 星4 戦士族 ①"
小春「鉄のハンスは特殊召喚したとき、さらに鉄の騎士を場に特殊召喚できるんだぜ! こい! 鉄の騎士!」
鉄の騎士「ふん!」
攻:1700 地 戦士族 星4 ②"
小春「そして、鉄の騎士の特殊召喚成功時、手札から速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動だー!」
《地獄の暴走召喚》
速攻魔法
良平「!?」
[チームHERO側ベンチ]
ここのせ「馬鹿な!? あれは攻撃力1500以下しか対象にできねぇはずだ!」
恵「……いいや……」
[デュエルフィールド]
小春「おっと、勘違いすんなよ! プレミじゃないぞ! よく見てみろ!」
鉄の騎士「ハァァァア……!」
攻:1700→700
鉄のハンス「ケッケッケ……」
攻:1200→2200
小春「鉄の騎士は鉄のハンスの忠実な家臣なんだ! ハンスが場にいるとき、鉄の騎士はその攻撃力を1000ポイントをハンスに捧げるんだぜ! そして攻撃力が下がったことで、地獄の暴走召喚が発動できる! こい、鉄の騎士団!」
鉄の騎士「はぁぁっ!」
攻:1700→700
鉄の騎士「ふぅんっ!」
攻:1700→700
鉄のハンス「グハハッ!」
攻:2200→4200
良平「攻撃力4200……!?」
[チームサンドリヨン側ベンチ]
アリエル「まぁ、まぁ! すごいわねぇ、小春ちゃんたら」
レイラ「これで一気に倒して!!」
[デュエルフィールド]
小春「さぁ、バトルだ! まずは、その弱そうな飛行機をやっつけてやる!」
ーバトルフェイズー
小春「鉄の騎士で幻獣機トークンに攻撃!」
小春の命令で鉄の騎士が剣を構えて飛び上がった。
しかし良平は手を突き出しカードを操作する。
良平「させない! 速攻魔法発動! ドローマッスル!」
《ドロー・マッスル》
速攻魔法
良平「ドローマッスルは、守備力1000以下のモンスター1体に戦闘耐性を与え、さらにカードを1枚ドローできる! 対象は幻獣機トークン! カード1枚ドローし、このターン、この幻獣機トークンは戦闘では破壊されない!」
手札3→4
幻獣機トークンはクルクルと回転しながらすり抜けるように飛行し鉄の騎士の剣をかわす。
小春「なにぃ!? 小癪なぁ! ……じゃあ、その効果を受けてないやつに攻撃だ!」
鉄の騎士「ハァァァア!」
鉄の騎士の剣が幻獣機トークンを切り裂いた。
幻獣機トークンは呆気なくガラスのように砕け散った。
小春「よーし本命! 鉄のハンスで、幻獣機アウローラドンに攻撃だーー! アイアンアックス!」
鉄のハンス「ケッケッケ! ふんっ!」
鉄のハンスは肥大化した斧でアウローラドンを叩き落とす。
なすすべなく撃墜されたアウローラドンが良平の側に墜落し粉塵を巻き上げた。
良平「っ……!?」
LP:4000→1900
ーメインフェイズ2ー
小春「このままじゃ、そのでかい飛行機が邪魔だな。鉄の騎士二体をリンクマーカーにセット! 召喚条件は、効果モンスター2体!」
←効果モンスター + ↓効果モンスター = Link2
小春「アンダークロックテイカーをリンク召喚! 」
アンダークロックテイカー「カチコチカチコチ」
攻:1000 闇 サイバース族 Link2 ←↓右EX
小春「さらにもういっちょ! 鉄のハンスと鉄の騎士をリンクマーカーにセット! 召喚条件は、モンスター2体!」
↑モンスター + ↓モンスター = Link2
小春「リンク召喚! セキュリティドラゴン!」
セキュリティドラゴン「グォォォォ!」
攻:1100 光 サイバース族 Link2 ↑↓②"(アンダークロックテイカー相互LINK)
小春「セキュリティドラゴンは、相互リンク状態のとき、一度だけ相手モンスターをバウンスできるんだぜ! いけ! セキュリティドラゴン!」
セキュリティドラゴン「クォォォっ!!」
応えるようにボォッと青い炎を吐き出す。
それは幻獣機ドラゴサックに命中した。
良平「くっ……」
小春「まだまだぁ! リンク2のアンダークロックテイカーとセキュリティドラゴンをリンクマーカーにセット! 召喚条件はリンクモンスターを含むモンスター2体以上!」
↑↙︎Link2+↓↘︎Link2=Link4
小春「ーー城を守るは黒き魔獣! 破壊の力を以て城壁となれ!」
強い閃光を放ち、リンクサーキットから黒く四肢にちぎれた枷をつけた獣が咆哮とともにフィールドに降り立つ。
小春「リンク召喚! リンク4! 破械雙王神ライゴウ!!」
破械雙王神ライゴウ「ォオオオォオ!!」
攻:3000 闇 悪魔族 Link4 ↑↙︎↓↘︎ 右EX
[チームサンドリヨン側ベンチ]
レイラ「きた! 小春ちゃんの切り札! 押せ押せだよ!」
アリエル「これなら寝てても大丈夫そうねぇ……ふぁぁ……」
レイラ「ダメですって!」
[チームHERO側ベンチ]
祭乃木「やばいわね……、攻撃力3000……!」
ゆき「しかも、日和田さんのフィールドには幻獣機トークンだけですぅ……!」
[デュエルフィールド]
小春「カードを1枚セット!」
ダメ押しと言わんばかりに小春はカードをセットする。
小春「これでターンエンドだ!」
ーエンドフェイズー
小春「エンドフェイズにライゴウの効果発動だ! お互いのエンドフェイズにフィールドのカードを破壊する! 幻獣機トークンを破壊だ!」
破械雙王神ライゴウ「ウォオォオォオッ!!」
咆哮をあげながら突撃してくる。
幻獣機トークンはそのまま霧散していった。
大指小春
LP:4000
手札:2
伏せ:1
フィールドゾーン:
シュトロームベルクの金の城
フィールド:
破械雙王神ライゴウ
ードローフェイズー
良平「……俺のターン!」
手札4→5
ースタンバイフェイズ→メインフェイズー
良平(破械雙王神ライゴウ……。カード名鑑で見たことがある。あらゆる手段でフィールドのカードを破壊する強力なモンスター……。だけど単体では能動的に動けない。その隙をつく!)
良平「俺は幻獣機ライテンを召喚!」
幻獣機ライテン「キュー!」
攻:1500 風 機械族 星4
良平「ライテンの効果発動。手札を1枚墓地に送ることで幻獣機トークンを作り出す! 手札の幻獣機オライオンを墓地に送る!」
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ③
良平「さらに今手札から墓地に送られた幻獣機オライオンの効果発動! もう一体幻獣機トークンを呼び出す!」
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ③
良平「幻獣機トークン2体と幻獣機ライテンをリンクマーカーにセット!」
←機械族 + ↓機械族 +↘︎機械族 =Link3
良平「リンク召喚、回せ! 幻獣機アウローラドン!」
幻獣機アウローラドン「Aurora takeoff……」
攻:2100 風 機械族 Link3
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ④
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ⑤
幻獣機トークン「ヒュゥゥン」
守:0 風 星3 機械族 ①
小春「またそいつか!!」
良平「アウローラドンの効果発動! アウローラドン自身をリリースして、フィールドのカードを選んで破壊する! 」
小春「くっ……!」
良平「お前の伏せカードを破壊だ!」
アウローラドンは消えていきながら最後にミサイルを発射した。
それは小春の足元に命中し、伏せてあったカードを粉砕する。
小春「くそっ、エアーフォースが……!」
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「あ、あの強そうなモンスターを倒さなくて大丈夫なんですかぁ!?」
祭乃木「良平はバックを残して攻撃するリスクを避けたのよ」
ゆき「え、攻撃?」
祭乃木「ま、見てなさい!」
[デュエルフィールド]
小春「くそぅ! だけどライゴウの効果が発動するぞ! フィールドのカードが効果破壊された時、フィールドのカード1枚を対象にしてそいつを破壊する! 幻獣機トークンを破壊!」
ライゴウが口から黒い炎を吐き出す。
幻獣機トークンに向かって飛んでいく。
良平「それは読んでいた! 手札から緊急発進を発動!」
《緊急発進》
速攻魔法
chain1 破械雙王神ライゴウ
chain2 緊急発進
良平「このカードは相手のモンスターの数が俺のフィールドのトークン以外のモンスターの数より多い時、幻獣機トークンを任意の数リリースして発動できる」
幻獣機トークン3体は散り散りに旋回飛行をしつつゆっくりと消えていく。
ライゴウが放った黒い炎は当たることなく霧散した。
小春「り、リリースエスケープ……!?」
良平「そしてデッキからリリースした数だけ幻獣機モンスターを特殊召喚する! 幻獣機メガラプター、コルトウィング、オライオン、全機出撃!」
消え去った幻獣機トークンたちが光となる。
そこから現れた戦闘機とティルトローター式のホバー機と人工衛星のような軍用機が並んで飛行する。
幻獣機メガラプター
攻:1900 風 機械族 星4 ③
幻獣機コルトウィング
攻:1600 風 機械族 星4 ④
幻獣機オライオン
攻:600 風 機械族 星2 チューナー ⑤
[チームサンドリヨン側ベンチ]
アリエル「……綺麗ねぇ」
レイラ「なに呑気なことを!」
[デュエルフィールド]
良平「コルトウィングは特殊召喚に成功したとき、フィールドに他の幻獣機がいれば場に2体トークンを作り出す!」
幻獣機トークン
守:0 風 星3 機械族 ①
幻獣機トークン
守:0 風 星3 機械族 ②
良平「いくぞ、バトルだ!」
小春「なんだとぉ!?」
ーバトルフェイズー
良平「幻獣機メガラプターで破械雙王神ライゴウに攻撃!」
幻獣機メガラプターがアフターバーナーを燃やして突貫する。
小春「シュトロームベルクの金の城の効果発動! 攻撃宣言時、そのモンスターを破壊して、攻撃力の半分のダメージを与えるぞ!」
小春の宣言と共に城壁から大砲が顔を覗かせる。
それらは一斉に火を上げてメガラプターに砲撃を集中させた。
しかしメガラプターは目にも止まらぬスピードで低空飛行し全てを避けていく。
小春「砲撃を避けた!?」
良平「幻獣機はトークンがいるとき、戦闘・効果で破壊されない! 破壊できなければ、ダメージもないぞ!」
小春「だ、だけど! ライゴウの方が攻撃力は上だ!」
良平「だったら強化する! 手札から速攻魔法、リミッター解除!」
《リミッター解除》
速攻魔法
良平「俺のフィールドの機械族モンスターの攻撃力を全て二倍にする! 」
幻獣機メガラプター
攻:1900→3800
幻獣機コルトウィング
攻:1600→3200
幻獣機オライオン
攻:600→1200
小春「なにぃ!?」
幻獣機メガラプター「FOX2!」
攻:3800
メガラプターはそのまま一気に肉薄し機関砲を打ち込む。
破械雙王神ライゴウ「ォオォオォオ!!」
攻:3000
いくつもの弾丸に撃ち抜かれライゴウはけたたましい断末魔をあげてから砕け散った。
その余波が小春を襲う。
小春「うわっ!?」
LP4000→3200
小春「ちくしょー……!」
良平「いけ! コルトウィング! プレイヤーにダイレクトアタック!」
幻獣機コルトウィング「a2 fox3!」
攻:3200
メガラプターに続くようにコルトウィングはホバー音を響かせて突貫。
機関砲を小春に向けて射撃した。
小春「うわぁぁぁっ!」
攻:3200→0
ビィィッと鈍い音が響きわたった。
小春はわなわなと震えながら悔しそうに天を見上げた。
小春「くっそぉぉ……!」
[チームHERO側ベンチ]
祭乃木「ぃよっしゃぁ! 良平が一勝をとったわ!」
ゆき「やったぁ! 流石ですぅ!」
[デュエルフィールド]
ーメインフェイズ2ー
良平「えっと……エンドフェイズまで続けるんだったな……。 幻獣機メガラプターの効果発動! トークンをリリースすることで幻獣機モンスター、幻獣機テザーウルフをサーチ!」
手札1→2
良平「これで幻獣機トークンの数は1体! レベルが7となっている幻獣機コルトウィングとレベル2チューナー、幻獣機オライオンをチューニング!」
☆7+☆2=☆9
良平「ーー羽ばたけ、怪蛇の翼! 回せぇ! 」
幻獣機オライオンの調律によりコルトウィングは7つの星に分解される。
やがて一文字に閃光が走り、モンスターを呼び起こす。
良平「シンクロ召喚! 幻獣機ヤクルスラーン!」
幻獣機ヤクルスラーン「キュォオオォオオ!」
攻:2700 風 機械族 星9 ③
良平「カードを1枚セットして、ターンエンド」
ーエンドフェイズー
良平「エンドフェイズ時、リミッター解除の効果を受けたテザーウルフと幻獣機トークンは破壊されるが幻獣機ヤクルスラーンが場にいる限りこのカード以外の幻獣機は戦闘、効果で破壊されない!」
小春「くそっ、デメリットなしってことかよ……!」
日和田良平
LP:1900
手札:1
伏せ:1
フィールド :
幻獣機ヤクルスラーン
幻獣機トークン
幻獣機メガラプター
[チームサンドリヨンベンチ]
レイラ「私の番ですね! 行ってきます!」
アリエル「頑張ってねぇ」
[デュエルフィールド]
小春「くそぉ! すまねぇ! あっさりやられちまった!」
決闘盤からデッキを引き抜き、フィールドのみを残して決闘盤を腕から外した。
レイラは小春からそれを受け取ると自分の腕に装着する。
レイラ「いや、いい戦いだったよ! お城も残ってるし、まだ大丈夫!」
小春「でも維持コストが……」
レイラ「大丈夫、任せて!」
小春「悪い! 頼んだぞ!」
引き継ぎが完了すると小春は小走りで自軍ベンチに戻っていく。
それを見送るとレイラは良平を見据えた。
レイラ「次は、私が相手です!」
LP4000
手札:5
伏せ:0
フィールドゾーン:
シュトロームベルクの金の城
フィールド:
なし
良平「……よし、こい!」
ードローフェイズー
レイラ「私のターン! ドロー!」
手札5→6
ースタンバイフェイズー
レイラ「スタンバイフェイズに、シュトロームベルクの金の城の維持コストでデッキからカードが10枚裏側で除外されます」
デッキから自動でカードが織り出されていく。
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「すごい維持コストですぅ……」
祭乃木「まぁ、あんだけ金ピカならそうなるわよね」
ここのせ「でも、アイツなんかデッキ多くねぇか?」
恵「……正確な計測は不能だが50〜60枚程度まで増幅している可能性がある……」
祭乃木「なるほど、つまりあの金の城が残っていることを前提に作られたデッキってわけね」
[デュエルフィールド]
ーメインフェイズー
レイラ「それではメインフェイズ! シュトロームベルクの金の城の効果で、デッキからヘクサトルーデを特殊召喚します!」
ヘクサ・トルーデ「くっくっく……!」
攻:2600 闇 魔法使い族 星8
レイラ「ヘクサ・トルーデの効果発動! フィールドのカードを一枚破壊して、このターン、モンスターに二回攻撃できるようになります! 対象は幻獣機ヤクルスラーン!」
良平(自分を強化する能力なのに、相手のカード割れるのか。優秀な効果だ……。ここは……)
良平「トラップ発動! ブレイクスルースキル! 」
《ブレイクスルー・スキル》
通常罠
chain1 ヘクサ・トルーデ
chain2 ブレイクスルー・スキル
良平「相手モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする!」
レイラ「あの状態でも、まだ防ぐ手段があるなんて……!」
レイラ「今のヘクサ・トルーデじゃ誰も倒せない……。仕方ない、カードを3枚セット! これでターンエンドです!」
ーエンドフェイズー
新田レイラ
LP:4000
手札:3
伏せ:3
フィールドゾーン:
シュトロームベルクの金の城
フィールド:
ヘクサ・トルーデ
良平「……」
レイラ「さぁ、あなたのターンです!」
良平(バック3枚……。ヘクサ・トルーデを戦闘破壊できなくもないけど、妨害が多すぎるな……)
良平は自身の手札を眺めた。
良平(俺の手札は今1、ドローで2。フィールドにはメガラプターとヤクルスラーンが生き残ってるけど、バックを処理してヘクサ・トルーデを破壊するのはちょっと厳しそうだ……)
チラリとフィールドを見る。
蛇のような長い尻尾をつけた軍用機がフィールドに浮いている。
幻獣機ヤクルスラーンである。
良平( ヤクルスラーン……。そうか、それなら……)
良平は手を下ろして踵を返した。
そしてベンチまで届くように声を上げる。
良平「……ここのせ!」
[チームHERO側ベンチ]
ここのせ「あ?」
祭乃木「そっか、良平はバトンタッチしようとしてるんだわ! こっちのターンの開始前ならできるはずよ!」
ここのせ「だがライフ1900残ってんだぜ? もったいなくねぇか?」
恵「……彼の手札は1枚。リソースも消費している……」
ゆき「なるほど、ここでチームプレイというわけですね!」
ここのせ「わかった。よし出るぜ!」
ここのせは頷くと勢いよくベンチを飛び出した。
良平の前まで走っていくと良平は決闘盤を外して差し出した。
良平「ありがとう」
ここのせ「お前ならもうちょっとできたんじゃねぇか?」
良平「いや今なら、ヤクルスラーンとテザーウルフ渡せる。勝つならこれが最善な気がする」
ここのせ「そうかい」
良平「じゃあ、あとは頼んだよ、ここのせ」
ここのせ「任しとけ!」
受け継いだ決闘盤を腕に装着し、ここのせはカードを5枚引き抜いた。
対峙するレイラは息を呑んだ。
レイラ「ここで交代なんて……。初出場なのに……日和田くんって人、つよい……!」
ここのせ「さぁて、やるか!」
LP4000
レイラ「うっ……でも負けたくない……。私はプリンセスになるんだ……!」
LP4000
レイラは負けじとここのせを睨め付ける。
二人に間にはモンスター達。
静かなる闘志がここにあった。
次回 寝る前決闘空間第7話
『灰被りの底力』
デュエルスタンバイ
地の文や台詞形式について
-
今のままで良い
-
台詞のみの台本形式の方が読みやすい
-
小説のような形式の方が読みやすい