遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~ 作:レトやま
基本ルールは設定集に記載しています。
よろしければ評価やアンケート等よろしくお願い申し上げます。
幼い頃、二人いる姉が綺麗なドレスを着て演奏会に出かけていくのを見送ったことがあった。
レイラはドレスを着たこともなければピアノを習ったこともない。
レイラ『ねぇ、お母様。私もお姉様みたいにピアノ習いたいよ』
レイラ母『貴女はいいのよ。そのかわり、お父さんから商いについてお勉強しましょ』
レイラ『……』
…………
……
…
レイラ『……お姉様たち、また綺麗なドレス着てる』
長女『今日は会食パーティなのよ!』
次女『KC社の幹部の宝来さん、また踊ってくれるかしらぁ』
……
レイラ父『ドレス? いいやレイラ、お前には必要ない。お前は勉強をして現場に立つんだからな』
レイラ『……』
自分に与えられたのはいつだって勉強道具とリクルートスーツ。
知りたくもない経済の知識。自分の利用価値。
そんなものばっかりだ。
寝る前決闘空間第7話
『灰被りの底力』
[ネオ童実野デュエルスタジアム デュエルフィールド]
ここのせ「さぁてやるか!」
LP4000
手札:5
フィールド:
幻獣機ヤクルスラーン
幻獣機メガラプター
幻獣機トークン
レイラ「負けません!」
LP4000
手札:3
伏せ:3
フィールドゾーン:
シュトルームベルクの金の城
フィールド:
ヘクサ・トルーデ
ードローフェイズー
ここのせ「オレのターン! 」
手札5→6
ースタンバイフェイズ→メインフェイズー
ここのせ「手札から魔法カード、九字切の呪符を発動!」
《九字切りの呪符》
通常魔法
ここのせ「手札のレベル9モンスター、星遺物の守護龍メロダークを墓地に送って、カードを2枚ドローする!」
手札5→4→6
レイラ「手札交換カード……」
ここのせ「場の幻獣機トークンとメガラプターをリンクマーカーにセット! 召喚条件は、モンスター2体!」
←モンスター + ↙︎モンスター =Link2
ここのせ「ーーリンク召喚! こい、星鍵士リイブ!」
星鍵士リイブ「はぁっ!」
攻:2000 光 サイバース族 LINK2 ←↙︎(左EX)
ここのせ「こいつは星遺物カードが墓地に存在する場合しかリンク召喚できねぇが、リンク召喚されたとき、デッキから星遺物魔法・罠をセットすることができる! セットするのは、星遺物を継ぐ者!」
星鍵士リイブ「輝ける星の息吹……」
ポツリと呟くようにリイヴは詠唱し、青白い光がここのせの足元に舞い降りた。
それはやがてセットカードへと姿を変えて地面に沈む。
[チームサンドリヨン側ベンチ]
小春「さっきのカードはこのために使ったのか……!」
アリエル「それにしても、あの男の子のデッキはいったいなんなのかしらぁ?」
[デュエルフィールド]
ここのせ「さて良平の置き土産を使わせてもらうとするか! 手札から速攻魔法、星遺物の胎導を発動!」
《星遺物の胎導》
速攻魔法
ここのせ「このカードは俺のフィールドのレベル9モンスター1体を対象として、そのモンスターとは種族と属性が違うレベル9モンスターを2体、デッキから特殊召喚できる!」
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「レベル9モンスター? ……あ! 幻獣機ヤクルスラーン! レベル9でしたね!」
祭乃木「なるほど、それでヤクルスラーンを渡したかったのね!」
良平「うん、これで展開できたら有利だ!」
[デュエルフィールド]
レイラ「2体も特殊召喚……!? そんなことさせません! 手札から灰流うららの効果発動!」
手札3→2
《灰流うらら》
効果モンスター
ここのせ「なっ、手札誘発……!?」
レイラ「このカードを墓地に送ることで、デッキから特殊召喚する効果を無効にします!」
灰流うらら「はるはるう〜らら〜」
ピョンと元気よくフィールドに現れ、イタズラっぽく笑うと発動した星遺物の胎導を踏みつけて破壊する。
ガラスのように砕けたカードがここのせに降りかかった。
ここのせ「くっ、やってくれるぜ……。普段のオレならここで止まってただろうが、今はチーム戦だ。もうちょい動かさせてもらうぜ! さっきセットした星遺物を継ぐ者を発動!」
負けじて手を薙ぎ払い、カードを発動する。
《星遺物を継ぐ者》
通常魔法
ここのせ「リンクモンスターのリンク先に、墓地のモンスターを復活させる! 墓地から現れろ! 星遺物の守護龍メロダーク!」
星遺物の守護龍メロダーク「グギャァァアアア!」
攻:2600 風 ドラゴン族 星9
ここのせ「さらに、手札の機巧蹄ー天迦久御雷の効果を発動! Exゾーンにモンスターがいるとき、特殊召喚できる!」
機巧蹄-天迦久御雷「ギギギィキュイィーン!」
攻:2750 炎 機械族 星9
レイラ「て、展開された……!? せっかく効果を止めたのに!」
ここのせ「レベル9のメロダークと天迦久御雷の二体でオーバーレイ!」
黒い渦が現れる。
イナズマを発しながら渦巻くそこに2体のモンスターが飛び込んでいく。
☆9×☆9=★9
ここのせ「ーー星の開拓、人理の力は大地を砕く!起き上がれ!」
呼びかけに応えるように、渦から巨体が姿を現す。
ここのせ「エクシーズ召喚! 無限起動アースシェイカー!」
キャタピラが鳴り響き、地面が揺れる。
視界に入りきらぬほどの巨大な削岩機がうなりをあげた。
無限起動アースシェイカー「ギュラギュラギュラギュラ……!」攻:3100 地 機械族 ランク9
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「おっきな削岩機がきました!?」
恵「……バケットホイールエクスカベーター……」
良平「ここのせの主力の一体だ!」
祭乃木「最初から飛ばしてるわね!」
[デュエルフィールド]
レイラ「攻撃力3100……!」
ここのせ「アースシェイカーの効果発動! エクシーズ素材を2枚取り除き、その枚数分フィールドのカードを破壊する!」
レイラ「ッ!?」
ここのせ「対象は、金の城と、一番右のセットカードだ!」
無限起動アースシェイカーはここのせの号令に一層高く唸りを上げ、削岩機を地面に突き刺した。
グラグラと大地が揺れ、亀裂が伸びていく。
その亀裂が城とセットカードを飲み込み、バキバキと破壊した。
レイラ「くっ……」
ここのせ「セットカードを全部割るのはできなかったが仕方ねぇか。 いくぜ、バトル!」
ーバトルフェイズー
ここのせ「幻獣機ヤクルスラーンでヘクサ・トルーデに攻撃!」
手を突き出し、命令する。
幻獣機ヤクルスラーンは応えるようにエンジンを蒸して前進した。
そして機関砲を一気に発砲する。
ヘクサ・トルーデ「……」
弾丸が無数に着弾し粉塵を巻き上げた。
辺りは白煙に包まれてしまう。
レイラ「……」
ここのせ「よし、ヘクサトルーデを………っ!?」
言いかけたところでここのせは目を見開いた。
白煙が晴れた先に、ヘクサ・トルーデが無傷で立っていたからだ。
ヘクサ・トルーデ「くっくっくっ……」
ここのせ「ヘクサトルーデが破壊されてねぇ……?」
《和睦の使者》
通常罠
レイラ「罠カード、和睦の使者を発動しました。これによって、ヘクサトルーデは今の戦闘では破壊されません! 」
ここのせ「簡単には倒させてくれねぇってわけか。カードを一枚セットしてターンエンドだ」
1枚カードを手札から抜き取り、決闘盤に差し込む。
ーエンドフェイズー
能瀬心
LP:4000
手札:3
伏せ:1
フィールド:
星鍵士リイブ(左EX)
無限起動アースシェイカー ①
幻獣機ヤクルスラーン③
ードローフェイズー
レイラ「私のターン!」
手札2→3
ースタンバイフェイズ→メインフェイズー
レイラ「手札から速攻魔法、盆回しを発動!」
《盆回し》
速攻魔法
レイラ「デッキからカード名が異なるフィールドを魔法二枚を選択し、片方を私のフィールドに、もう片方を相手フィールドにセットします」
2枚のフィールドカードが互いのフィールドゾーンに現れる。
ここのせ「オレのフィールドに……?」
レイラ「ヘクサトルーデの効果を発動! 対象は、あなたのフィールドに伏せたフィールドカード!」
ここのせ「なに……?」
ヘクサ・トルーデ「ホッホッホッ……!」
魔女は高笑いをしながら電撃魔法を乱射する。
それがここのせのフィールドゾーンに着弾し、裏側のカードを貫いた。
レイラ「私が破壊したカードは……、歯車街!」
《歯車街》
フィールド魔法
ここのせ「なっ……!」
レイラ「歯車街は、破壊され墓地に送られた時、手札・デッキ・墓地からアンティークギアと名のついたモンスターを特殊召喚できます! デッキから出てきて! 古代の機械熱核竜!」
デッキから自動選出されたカードを抜き取り、レイラは勢いよく決闘盤に叩きつけた。
古代の機械熱核竜「ギギギィァァァァァアアア!!」
攻:3000 地 機械族 星9
[チームHERO側ベンチ]
良平「歯車街……! なるほど、ヘクサトルーデと相性がいいのか……」
ゆき「で、でも! ここのせさんのおっきなモンスターの方が攻撃力は上ですぅ!」
恵「……」
[デュエルフィールド]
レイラ「さらに! 私の場に伏せてあるフィールド魔法、シュトロームベルクの金の城を発動! 」
《シュトロームベルクの金の城》
フィールド魔法
ゴゴゴと再び金色の居城が地面から競り上がる。
一層の輝きを持ってフィールドを覆い尽くした。
ここのせ「またあの金ピカの城かよ……!」
レイラ「効果発動! デッキから、シンデレラを特殊召喚!」
シンデレラ「ラララ〜♪」
攻:300 光 天使族 星4
レイラ「シンデレラは、この城のプリンセス! このカードが特殊召喚したとき、カボチャの馬車を特殊召喚できます! さらに、金の城があるときデッキからガラスの靴を装備できます!」
カボチャの馬車「パカラッパカラッパカラッ」
守:300 地 植物族 星3
シンデレラ「うふふ」攻:300→1300
レイラ「それでは、バトルフェイズ!」
ーバトルフェイズー
レイラ「古代の機械熱核竜で幻獣機ヤクルスラーンに攻撃! 古代の機械熱核竜の効果で、このダメージステップ終了時まで罠カードは使えません!」
古代の機械熱核竜「グギィァァァァァァァァァァ!」
攻:3000
複雑なギアで出来た機械のドラゴンが鈍い咆哮をあげる。
やがて痛烈な熱線を吐き出し幻獣機ヤクルスラーンを追い落とした。
幻獣機ヤクルスラーン「stall……」
攻:2700
あえなく撃墜されたヤクルスラーンは粉塵とともに強い衝撃を放ち、余波がここのせを飲み込む。
ここのせ「ぐぉっ……!」
LP4000→3700
レイラ「さらに古代の機械熱核竜の効果で、ダメージステップ終了後にその伏せカードを破壊します!」
熱核竜「ガァァァ!」
レイラの元に舞い戻った機械のドラゴンはダメ押しと言わんばかりに熱線を放ち、ここのせの足元に伏せていたカードを粉砕した。
ここのせ「くそ、ヤクルスラーンの効果! 相手によって破壊されたとき、速攻魔法をデッキからセットできる! 俺は緊急ダイヤをセット!」
ヤクルスラーンの残骸がカードへ姿を変え、ここのせの足元に沈んでいく。
レイラ「続けていきます! シンデレラ、プレイヤーにダイレクトアタック!」
[チームHERO側ベンチ]
ゆき「えぇ!? モンスターを無視できるんですかぁ!?」
祭乃木「くっ……!」
[デュエルフィールド]
レイラ「カボチャの馬車が場にあるとき、シンデレラは直接攻撃できます!」
シンデレラ「それ〜!」
攻:1300
モンスター達をすり抜けてここのせの前に出るとシンデレラはにこやかな顔のまま平手打ちを放った。
ここのせ「いてぇ!? 」
LP3700→2400
[チームHERO側ベンチ]
祭乃木「うわぁ……顔面思いっきりビンタされた、痛そ〜」
良平「あんな風になるんだ……」
[デュエルフィールド]
シンデレラがレイラの元に戻っていく最中、カランカランと乾いた音がした。
見るとガラスの靴が所在なさげに転がっている。
ここのせ「おい、ガラスの靴忘れてんぞ!」
ここのせが叫ぶも、無限起動アースシェイカーがその上を通り無常にもバキバキと踏み潰してしまった。
ここのせ「あ! ほら〜……こんなとこに落としとくからアースシェイカーが踏んじゃたじゃねぇか〜」
無限起動アースシェイカー「ギギギギ……ギギギ……」
攻:3100→2100
ここのせ「って、なにぃ!? アースシェイカーのエンジンがガラス片吸い込んで不調起こしたぞ!?」
レイラ「ふ、踏まれるんだ……。あ、いえ! これでいいんです! シンデレラは、相手にダメージを与えたとき、ガラスの靴を相手モンスターに装備できます! そして、装備されたモンスターが天使族以外なら、攻撃力を1000Pダウンさせるんです!」
ここのせ「くそ……! なんて傍迷惑な靴だ……!」
レイラ「ヘクサ・トルーデで、星鍵士リイブに攻撃!」
ヘクサ・トルーデ「ハァッ!」
攻:2600
魔女の電撃魔法が今度はリイヴに飛んでいく。
星鍵士リイブ「あぁっ……!?」
攻:2000
ここのせ「ぐぉっ!?」
LP2400→1800
ヘクサトルーデ「ホーホッホッ!」
攻:2600→3000
レイラ「ヘクサトルーデは、戦闘でモンスターを破壊したとき、フィールドのモンスターの攻撃力を400Pアップできます! さらに、効果により、もう一度攻撃できる! アースシェイカーに攻撃します!!」
ヘクサ・トルーデ「ハァァァアっ!」
攻:3000
先程よりも強大な電撃を放つ。
無限起動アースシェイカー「ギィィィィ……!」
攻:2100
直撃したアースシェイカーは成す術なく爆散してしまった。
その余波が再びここのせを巻いた。
ここのせ「うぉぉお……!?」
LP1800→900
ヘクサ・トルーデ「ふふふ……」
攻:3000→3400
レイラ「ガラスの靴が装備モンスターが破壊されたことで墓地に送られた時、再びシンデレラに装備できます!」
《ガラスの靴》
装備魔法
ここのせ「ちっ……! やってくれんじゃねぇか……! アースシェイカーが破壊された時、墓地の掃射特攻の効果を発動!」
《掃射特攻》
永続罠
chain1 ガラスの靴
chain2 掃射特攻
レイラ「えっ!? 墓地からトラップ!? 熱核竜で破壊した伏せカード……!」
ここのせ「掃射特攻とアースシェイカーを墓地から除外することで、破壊されたアースシェイカーのランク×200Pのダメージをお前に与える! アースシェイカーのランクは9! よって1800ダメージだ!」
カードから複数の機関砲が現れ火を吹いた。
無数の弾丸が放たれ、レイラの身体を貫く。
レイラ「きゃぁあ!」
LP4000→2200
レイラ「うっ……、やられた……!でもフィールドの強いモンスターは倒せた……! これで、ターンエンドです!」
ーエンドフェイズー
新田レイラ
LP:2200
手札:2
伏せ:1
魔法罠:
ガラスの靴
フィールドゾーン:
シュトロームベルクの金の城
フィールド:
ヘクサ・トルーデ
古代の機械熱核竜
シンデレラ(E:ガラスの靴)
かぼちゃの馬車
ここのせ「……オレのターン! 」
手札4枚
伏せ1
ここのせ「良平が残してくれたヤクルスラーンの仕事、無駄にはしないぜ! リバースカード、緊急ダイヤ!」
《緊急ダイヤ》
速攻魔法
ここのせ「緊急ダイヤは、相手のモンスターの数がこちらより多い場合、デッキから地属性、機械族のレベル4以下1体とレベル5以上1体を効果無効、守備表示で特殊召喚できる!」
レイラ「また2体も特殊召喚……!?」
[チームサンドリヨン側ベンチ]
アリエル「彼のデッキ……すごく重たいけれど、それを補う特殊召喚カードがたくさん入っているのね」
小春「くそー! 属性も種族もカテゴリもめちゃくちゃなデッキのはずなのに!」
[デュエルフィールド]
ここのせ「デッキから出てこい! 爆走軌道フライング・ペガサス、巨大戦艦ブラスターキャノンコア!」
デッキから自動で抜き出たカードを2枚手に取ると横向きにモンスターゾーンに並べる。
爆走軌道フライング・ペガサス「ハァァァア!」
守:1000 地 機械族 星4
巨大戦艦ブラスターキャノンコア「ゴゴゴゴゴゴ……」
守:3000 地 機械族 星9
ここのせ「さらに、無限起動ロックアンカーを通常召喚!」
無限起動ロックアンカー「ウィーンギュラギュラギュラ…」
攻:1800 地 機械族 星4
ここのせ「ロックアンカーは召喚成功時、手札の地属性機械族モンスターを守備表示で特殊できる! こい、マシンナーズ・メタルクランチ!」
マシンナーズ・メタルクランチ「キュイーン……!」
守:0 地 機械族 星9
ここのせ「メタルクランチは特殊召喚時、デッキから地属性機械族モンスターを3体を選び、1体をランダムに手札に加える!」
手札:2→3
デッキから3枚のカードを選ぶと自動でシャッフルされ、1枚のみが排出された。
レイラ「……モンスター0から一気に4体も……!」
ここのせ「レベル4のフライング・ペガサスとロックアンカーでオーバーレイ!」
黒い渦が稲妻と共に現れる。
2機の機械族モンスター達は躊躇なく飛び込んでいく。
☆4×☆4=★4
ここのせ「ーー四方を守りし真金の城よ! 遥かなる水平線に勝利を刻め!」
ここのせは手を振り上げた。
それが合図だったかのように黒い渦の中心が強く輝く。
ここのせ「エクシーズ召喚! 抜錨だ! No.27 弩級戦艦ードレッドノイド!」
弩級戦艦ドレッドノイド「ボォォー……!」
攻:2200 水 機械族 ランク4
ここのせ「続けて、レベル9のブラスターキャノンコアとマシンナーズ・メタルクランチでオーバーレイ!」
☆9×☆9=★9
再び現れた黒き渦に今度は高レベルモンスターが吸い込まれていく。
ここのせ「ーー海の要塞、大空の支配者よ! 遥かなる水平線に勝利を刻め!」
右手を強く握り、前に突き出す。
すると黒い渦から巨大な軍艦が姿を現した。
ここのせ「エクシーズ召喚! 抜錨! 幻子力空母エンタープラズニル!」
幻子力空母エンタープラズニル「ゴゴゴゴゴゴ……!」
攻:2900 風 機械族 ランク9
[チームHERO側ベンチ]
祭乃木「ここのせのフェイバリットカードね!」
ゆき「で、でも攻撃力が足りません……!」
恵「……」
[デュエルフィールド]
ここのせ「エンタープラズニルの効果発動! 素材を取り除いて、フィールドのカードを選んで除外する! その伏せカードを除外!」
エンタープラズニルの飛行甲板のカタパルトが起動する。
半透明でオーロラのような艦載機達が次々と発艦していき、水平爆撃を遂行していく。
爆弾はレイラの足元に着弾しセットカードを粉々に破壊した。
レイラ「くっ……!」
ここのせ「いくぜ! バトル!」
ーバトルフェイズー
ここのせ「ドレッドノイドでにシンデレラに攻撃! 30.5㎝砲、撃てぇ!」
ドレッドノイドが甲板に取り付けられた無数の艦砲を旋回させる。
狙いはシンデレラ。
主砲が上下を微調整する。
レイラ「シュトロームベルクの金の城の効果発動! 攻撃宣言したモンスターを破壊して、攻撃力の半分のダメージを受けてもらいます!」
金の城の城壁から大砲が突き出て、何発も砲弾を弾き出す。
それらはドレッドノイドに命中し船体を大きく揺らしていく。
モクモクと爆煙が上がった。
しかし、それが晴れた時ドレッドノイドは一切のダメージもなく砲を構えている。
ここのせ「ドレッドノイドは不沈艦だ! エクシーズ素材を取り除くことで破壊を免れる! 行け! ドレッドノイド!」
ドレッドノイドの主砲が一斉に火を吹いた。
無数の主砲弾が放物線を描きながらシンデレラに向かう。
シンデレラ「きゃあぁぁっ!?」
攻:1300
砲撃を受けたシンデレラはガラスのように霧散する。
粉塵と爆炎がレイラを飲み込んだ。
レイラ「あぁっ……!」
LP2200→1300
ここのせ「バトルフェイズ終了だ」
[チームHERO側ベンチ]
良平「ドレッドノイドで戦闘破壊できたけど……」
恵「……ここのせはドレッドノイドの対象となるカードを所持していない……」
[デュエルフィールド]
レイラ「ッ……! だけど、こちらのモンスターは生き残っている! まだ終わらない!」
ここのせ「どうかな! 見せてやるぜ! オレの切り札をな! ドレッドノイドの効果発動!! こいつが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時、新たなる姿に進化する!」
[チームHERO側ベンチ]
良平「えっ!?」
祭乃木「マジ!?」
[デュエルフィールド]
レイラ「新しい……姿……?」
ドレッドノイドが一層強く輝いていく。
★4→★10
ここのせ「ーー過去を超え、更なる砲を轟かす! 然してそれは超弩級!」
手を天に向けモンスターを呼び出す。
響く地鳴り。
高く響く汽笛。
ここのせ「エクシーズチェンジ! 出撃だ! 超弩級砲塔列車グスタフマックス!!」
超弩級砲塔列車グスタフマックス
守:3000 地 機械族 ランク10
フィールドに現れたのは超巨大な列車。
主砲はドレッドノイドのそれをさらに進化させたような強大な砲身であった。
WSC1回戦はまだ続きます。
地の文や台詞形式について
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今のままで良い
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台詞のみの台本形式の方が読みやすい
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小説のような形式の方が読みやすい