遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~   作:レトやま

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タイトル回収は前編で終わってるので普通にデュエル回です。
キリのいいところまでと思ったら長くなってしまいました。


第13話「WSC予選決勝 彼女が手にしたもの」後編

 

[ネオ童実野シティ デュエルスタジアム デュエルフィールド]

 

フィールドの最深部、フィールドから左手方向に向いた先に巨大な電光掲示板が存在している。

そこにはチームHERO vs チームツンドラと表示されており互いのチーム名の下には黒色の丸印が打たれていた。

つまり互いにファーストプレイヤーを下しており、セカンドプレイヤーにバトンが回っていることを意味している。

チームHERO側のフィールドには童実野第二高校の日和田良平が。

チームツンドラ側のフィールドにはデュエルアカデミアノース校オベリスクブルーの金 唯信が。

それぞれ睨み合っている。

 

日和田良平

LP:4000

手札:4

魔法罠:2

フィールド:

幻獣機アウローラドン

R R-アーセナルファルコン

烈風の結界像

幻獣機トークン

 

金 唯信

LP:4000

手札:5

フィールド:

なし

 

ードローフェイズー

 

唯信「いくゾ、私のターン!!」

手札5→6

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

引いたカードを一瞥すると唯信はそのままデュエルディスクの魔法罠ゾーンに叩き込む。

 

唯信「手札よりマジック発動!!サンダーボルト!」

 

《サンダーボルト》

通常魔法

 

勢いよくカードのビジョンが反転しイラストが公開された。

良平は苦く唇を噛み思わず声を上げる。

 

良平「くそ、そんなの持ってんのか……! カウンタートラップ発動! 弾幕回避!」

 

《弾幕回避ーバレル・ロールー》

カウンター罠

 

chain1 サンダーボルト

 

chain2 弾幕回避

 

良平「フィールドのトークンを全てリリースすることで、カードの発動を無効にして破壊する!」

 

幻獣機トークンはクルリとロールすると雷に向かって飛んでいく。

やがて避雷針になったかのように全ての雷撃を受け止めて霧散した。

しかしてサンダーボルトは無効となり音を立てて崩れていく。

 

唯信「チッ……! ならば、サイバー・ドラゴン・ドライを召喚!」

 

サイバー・ドラゴン・ドライ「キィィィィ!!」

攻:1800 光 機械族 星4

 

流れるように唯信は手札のカードをフィールドに呼び込む。

現れたのは白銀の機械龍。

 

唯信「サイバー・ドラゴン・ドライは、フィールド、墓地ではサイバー・ドラゴンとして扱ウ! そして、召喚時にフィールドのサイバー・ドラゴンのレベルを5に変更できル!」

 

サイバー・ドラゴン・ドライ「シュゥゥ……!」

星4→5

 

唯信「バトル!」

 

ーバトルフェイズー

 

唯信「ドライでその邪魔な銅像を破壊ダ! エヴォリューション・バースト!!」

 

サイバー・ドラゴン・ドライ「ガァァァァッ!」

攻:1800

 

サイバー・ドラゴン・ドライは口にエネルギーを溜め込むと一気に解き放つ。

迸る光の奔流が烈風の結界像を飲み込み破壊し尽くした。

 

良平「……っ」

 

唯信「メイン2!」

 

ーメインフェイズ2ー

 

唯信「手札から簡易融合を発動!」

 

《簡易融合》

通常魔法

 

唯信「ライフを1000払い、星5以下の融合モンスターを特殊召喚! こい、パンツァードラゴン!」

LP4000→3000

 

紫と青の渦、即ち融合演出からキャタピラをつけた機械の龍が姿を現し、咆哮をあげた。

 

パンツァー・ドラゴン「ギギギィ!」

守:2600 光 機械族 星5

 

唯信「レベル5のパンツァードラゴンとサイバー・ドライ・ドライでオーバーレイ!」

 

☆5×☆5=★5

 

すぐさま黒い渦、即ちオーバーレイネットワークが構築され機龍たちが飲み込まれていく。

 

唯信「エクシーズ召喚! こい、サイバー・ドラゴン・ノヴァ!」

 

サイバー・ドラゴン・ノヴァ「シャァァ!」

攻:2100 光 機械族 ランク5

 

黒い渦から現れたのは光を纏うサイバー・ドラゴンであった。

しかし黒き渦はまだ消えず、再びその機龍を飲み込んでいく。

 

唯信「さらに、ノヴァ1体でオーバーレイネットワークを再構築!」

 

★5→★6

 

唯信は胸に手を当てる。

魂から湧き出る旋律が口をついて外に出る。

 

唯信「ーー無限なる力を今ここに現出せよ!」

 

しかして現れる。

サイバー流の先兵にして第一の切り札。

唯信はカッと目を開けた。

 

唯信「エクシーズ召喚! 恐れ戦け! サイバー・ドラゴン・インフィニティ!!」

 

サイバー・ドラゴンインフィニティ「ガァァァァァァァァァ!!」攻:2100→2700 光 機械族 ランク6

 

『怒涛の連続エクシーズ!! 現れたのは金唯信の切り込み隊長サイバー・ドラゴン・インフィニティだァァァァァァァァァァ!!』

 

ワァッとアカデミア側のスタンドは湧き上がる。

鳴物が響き、メガホンを叩く。

良平は構えたまま無言で思案する。

 

良平(あれが切り込み隊長か……。サイバー流は伊達じゃない……)

 

唯信「インフィニティの効果発動! 攻撃表示モンスターを吸収する! そのでかいオンボロ機を吸収!」

 

唯信が指を指すとサイバー・ドラゴン・インフィニティは胴体のユニットを開いた。

そこから強力な引力を放ち幻獣機アウローラドンを補足。

アウローラドンは警報を鳴らしながら引きずり込まれ、取り込まれてしまった。

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ

攻:2700→2900

 

良平「くっ……」

 

唯信「ふははは! カード1枚セットし、ターンエンドダ!」

 

ーエンドフェイズー

 

金 唯信

LP:3000

手札:3

魔法罠:1

フィールド:

サイバー・ドラゴン・インフィニティ

 

【チームHERO側ベンチ】

 

ここのせ「あの女、強ぇ! 特殊召喚封じを軽々突破してきやがった!」

 

祭乃木「良平……アンタならなんとかできんでしょ……! やってやりなさい!」

 

ゆき「日和田さん……! わたしが残したカードで、乗り切ってください……!」

 

【デュエルフィールド】

 

ードローフェイズー

 

良平(間宮の残したカード……)

 

良平は自身のデュエルディスクにセットされているカードを一瞥した。

『ブービートラップEの効果で手札の永続罠カードをセットです!』

前のデュエルで引き継いでいる自分のデッキのものではないカード。

 

良平(これを使うときは、最大の効果を狙いたい……。となると、インフィニティは自力でなんとかするしかない……)

 

デッキトップに指をかけてカードを引き込んでいく。

 

良平「俺のターン!」

手札4→5

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

良平「幻獣機ライテンを召喚!」

 

幻獣機ライテン「ブゥゥゥン!」

攻:1500 風 機械族 星4

 

良平「ライテンの効果発動! 手札を1枚墓地に送ってフィールドにトークンを生成する!」

手札4→3

 

唯信「勝手にしロ」

 

腕を組み見下すように唯信は吐き捨てた。

プリズム体の幻獣機トークンが空に舞う。

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

 

良平「今墓地に送られた幻獣機オライオンの効果発動!」

 

《幻獣機オライオン》

効果モンスター

 

良平「オライオンは墓地に送られた時、幻獣機トークンを特殊召喚する!」

 

唯信「チッ……!」

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

良平「トークン2体とライテンをリンクマーカーにセット! 召喚条件は機械族モンスター3体!」

 

←機械族 + ↓機械族 + ↘︎機械族 =LINK3

 

良平「ーー煌めけ、極光の翼!!」

 

リンクマーカーが強く光り、極光の名を背負う軍用機がロール回転しながら現れる。

 

良平「幻獣機アウローラドンをリンク召喚!」

 

幻獣機アウローラドン「takeoff!」

攻:2100 風 機械族 リンク3 ←↓↘︎

 

良平「アウローラドンの効果発動!」

 

唯信「小癪ナ! インフィニティ、無効にしロ!」

 

唯信は瞳孔を開きながらインフィニティに命令を下す。

 

chain1 幻獣機アウローラドン

 

chain2 サイバー・ドラゴン・インフィニティ

 

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティから強烈な電磁波が放たれ、アウローラドンは成す術なく撃墜されていく。

良平は墜落していくアウローラドンに心中で謝りながら前を睨む。

 

良平「これでインフィニティの妨害を使わせた……! ……墓地の幻獣機オライオンの効果発動! 墓地から除外することで、手札の幻獣機を召喚できる! こい、幻獣機テザーウルフ!」

 

幻獣機テザーウルフ「ガルルル!」

攻:1700 風 機械族 星4→7

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

テザーウルフの召喚時に強制効果により幻獣機トークンが生成された。

さらに良平は手を突き出した。

 

良平「アーセナルファルコンの効果発動!デッキからレベル4の鳥獣族を特殊召喚する! こい、星向鳥!」

 

星向鳥「チュンチュン」

守:1500 風 鳥獣族 星4

 

良平「星向鳥は、フィールドの位置によってレベルが変動する! 俺が出した場所は右端! この場所は、星向鳥のレベルを3つあげる!」

 

星向鳥「チチチチ…」

星4→星7

 

唯信「……チッ」

 

良平「レベル7のテザーウルフと星向鳥でオーバーレイ!」

 

☆7×☆7=★7

 

良平「ーー翔び立て、願いを乗せた鉄の翼! 回せぇ! 」

 

オーバーレイネットワークが光を放出。

幻獣機のエースがエンジンを吹かしながらフィールドに舞い上がる。

 

良平「来てくれ、幻獣機ドラゴサック!!」

 

幻獣機ドラゴサック「mission accepted」

攻:2600 風 機械族 ランク7

 

『チームHEROのセカンドプレイヤー日和田良平が繰り出したのは巨大な軍用機! 幻獣機のエースモンスターだァァァァァ!』

 

良平「ドラゴサックの効果発動! 素材を1つ使うことでフィールドに2体幻獣機トークンを作り出す!」

 

幻獣機トークン

守:0 機械族 星3

 

幻獣機トークン

守:0 機械族 星3

 

 

良平「さらに、もう一つの効果を発動! フィールドの幻獣機をリリースすることで、フィールドのカードを1枚破壊する! 幻獣機トークンをリリース!」

 

幻獣機トークンはプリズムを放ちながらミサイルへと姿を変えた。

それはドラゴサックの両翼に装填され、機体はさらに速度をあげる。

ターゲットスコープがサイバー・ドラゴン・インフィニティを捉え、射出する。

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ「ゴァァァァァァァ!」

 

ミサイルが命中し爆発、炎上、後に破壊。

爆風が唯信のスカートと上着を揺らした。

 

唯信「ぐぅ……!オンボロ風情がァ……!」

 

良平「バトルフェイズ!」

 

ーバトルフェイズー

 

良平「アーセナルファルコンでダイレクトアタック!」

 

唯信「甘イ! トラップ発動! 聖なるバリアミラーフォース!」

 

《聖なるバリア ミラーフォース》

通常罠

 

唯信「攻撃宣言時に、フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊すル!」

 

良平「!」

 

アーセナルファルコンが突如現れたプリズムの壁に激突する。

それは一緒の歪みを見せた後に跳ね返りアーセナルファルコンをあっさりと地面に叩き落としてしまった。

アーセナルファルコンは短い悲鳴をあげて爆散する。

さらにその余波が幻獣機ドラゴサックに襲いかかる。

 

良平「幻獣機ドラゴサックは、フィールドに幻獣機トークンがあるとき、戦闘・効果では破壊されない!」

 

しかし、ドラゴサックはトークンとともに編隊飛行を続け全てを回避していた。

 

唯信「フン、多少は遊べるようだナ」

 

ーメインフェイズ2ー

 

良平「カードを1枚セットしてターンエンドだ!」

 

制約により攻撃できないドラゴサックがフィールドに舞い戻る。

良平はカードを一枚デュエルディスクに差し込んだ。

 

ーエンドフェイズー

 

日和田良平

LP:4000

手札:3

魔法罠:2

フィールド:

幻獣機ドラゴサック

幻獣機トークン

幻獣機トークン

 

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

ツァン「あの男、それなりにやるじゃない……」

 

ツァンは眉を顰めてフィールドを眺めていた。

否、フィールドではなく唯信の第一の切り札をあっさりと掻い潜り撃破した良平を、である。

隣に立つ紫色のツインテールの少女ーー藤原雪乃は豊満な胸を抱くように腕を組んだ。

 

雪乃「そうかしら? あんなに機械族を並べちゃって、この後のことを考えたら、お姉さん、可愛そうだなって思っちゃうわ」

 

【デュエルフィールド】

 

ードローフェイズー

 

唯信「フン、私のターン!」

手札3→4

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

唯信「サイバー流の前でポンコツを並べても無意味ダ!」

 

そう声を上げて唯信が手札のカードを一枚握る。

 

良平(来るか……!?)

 

唯信「相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、サイバー・ドラゴンは特殊召喚できる! こい、サイバー・ドラゴン!」

 

サイバー・ドラゴン「ゴガァァァァァァァァァ!」

攻:2100 光 機械族 星5

 

遂に現る。

サイバー流がサイバー流たる所以。

その代名詞の機龍がそこに。

 

【チームHERO側ベンチ】

 

その龍を見た時、チームHERO側のベンチでは思わずここのせが声を張り上げていた。

 

ここのせ「やばい! サイドラだ! 全部食われちまうぞ!」

 

祭乃木「どうすんの、良平!?」

 

【デュエルフィールド】

 

 

サイバー・ドラゴンは咆哮を上げている。

刹那、思案し良平はデュエルディスクに手を伸ばす。

タイミングはここがベストだ。

 

良平「サイバー・ドラゴンの特殊召喚時、永続トラップ発動! DNA改造手術!」

 

《DNA改造手術》

永続罠

 

唯信「なんだト!?」

 

発動されたカードに唯信は目を見開いた。

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

衝撃はチームツンドラ側のベンチにも届く。

メジャーとは言えぬ、しかし、あまりに有効なカード。

 

雪乃「なっ……!?」

 

ツァン「はぁぁぁ!?」

 

神川「What!? WHY!?」

 

【チームHERO側ベンチ】

 

ここのせ「DNA改造手術!? あんなカードなんで伏せてあんだ!?」

 

祭乃木「ま、まさか、ゆき!?」

 

ゆき「えへへ、はい! わたしのカードです! 恵さん、うまくいきました!」

 

恵「……ん……」

 

祭乃木「恵……!」

 

亜美は思い出す。

先日、ゆきがデュエルセンターで恵とデュエルした後のこと。

 

『……種族を変更される場面は実際のデュエルでは多くない。……いくつかのカードを渡しておく……』

 

そう言って恵がゆきにカードを渡していたことを。

 

祭乃木「あの時……!」

 

恵「……」

 

【デュエルフィールド】

 

良平「このカードは、発動時に種族を1つ宣言し、フィールドのモンスターを全てその宣言した種族に変更する! 俺が宣言するのは、戦士族!」

 

幻獣機ドラゴサック 機械族→戦士族

幻獣機トークン 機械族→戦士族

幻獣機トークン 機械族→戦士族

 

サイバー・ドラゴン 機械族→戦士族

 

『ななななんとォオオォオオ! チームHEROのセカンドプレイヤー日和田良平は、種族を変更するという奇策にうって出たァァァァァ!!? これにより、フィールドに出るモンスターは全て、強制的に戦士族になるぞォオオ!!』

 

良平「これでキメラティック・フォートレス・ドラゴンは出せないはずだ!」

 

唯信「……おのれ……おのれェ……!」

 

唯信は憎々しげに良平を睨む。

胸の奥から強烈な闘志が湧き出でる。

それは唯信の身体が求める衝動を満たすアドレナリンのような何か。

 

唯信「日和田良平……! 貴様の名、覚えたゾ……!」

 

良平「……っ!?」

 

思わず一歩、後ずさる。

殺気に近い眼。

 

唯信「フォートレスだけがサイバー流の切り札ではなイ! サイバー・ドラゴン・コアを召喚!」

 

コア「キシャァァ」

攻:400 光 機械族 星2

 

唯信「効果発動! 召喚時、サイバー・サイバネティック魔法・罠をサーチ! サイバネティック・オーバーフローを手札に加えル!」

手札2→3

 

唯信「バトル!」

 

ーバトルフェイズー

 

唯信「サイバー・ドラゴン・コアで幻獣機トークンに攻撃!」

 

サイバー・ドラゴン・コア「ガァァァァっ!」

 

サイバードラゴンコアが口を開き光弾を放つ。

幻獣機トークンは貫かれ霧散した。

 

唯信「サイバー・ドラゴンで幻獣機トークンを攻撃! エヴォリューション・バースト!」

 

サイバー・ドラゴン「ビビビッ、ガァァァァ!」

 

続くようにサイバー・ドラゴンが口にエネルギーを溜め込み、奔流を幻獣機トークンにぶつけた。

拮抗するまでもなく幻獣機トークンはまた一機撃墜される。

 

ーメインフェイズ2ー

 

唯信「アローヘッド確認。召喚条件は、通常召喚された攻撃力1000以下のモンスター1体! サイバー・ドラゴン・コアをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」

 

↘︎サイバー・ドラゴン・コア=LINK1

 

唯信「転生炎獣アルミラージをリンク召喚!」

 

転生炎獣アルミラージ「ピィィ!」

攻0 炎 サイバース族 LINK1 EXゾーン

 

唯信「カードを1枚セットし、ターン終了!」

 

ーエンドフェイズー

 

金 唯信

LP:3000

手札:2

魔法罠:1

フィールド:

サイバー・ドラゴン

転生炎獣アルミラージ

 

ードローフェイズー

 

良平「俺のターン!」

手札3→4

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

良平「ドラゴサックの効果発動! 素材を使って、フィールドに2体幻獣機トークンを特殊召喚する!」

 

唯信「トラップ発動! サイバネティック・オーバーフロー!」

 

《サイバネティック・オーバーフロー》

通常罠

 

幻獣機ドラゴサックの効果にチェーンする形で発動する。

良平は務めて冷静に状況を眺めていた。

 

良平「さっきサーチしたカード……」

 

唯信「サイバネティック・オーバーフローは、手札、墓地、フィールドのサイバー・ドラゴンを任意の数除外し、その枚数分のカードを選んで破壊すル!」

 

良平「対象を取らないのか……!」

 

chain1 幻獣機ドラゴサック

 

chain2 サイバネティック・オーバーフロー

 

唯信「私は墓地のサイバー・ドラゴン・コアとサイバー・ドラゴン・ドライ、サイバー・ドラゴンを除外し、貴様の場のドラゴサックとDNA改造手術、そして私の場のオーバーフローを破壊!」

 

サイバネティック・オーバーフローのカードから強烈な電撃が迸った。

それはドラゴサックとフィールドの映像罠カードを包み込み、つんざくような雷鳴と共に瞬く間に破壊してしまった。

霧散したカードの破片を悔しげに見送りながら良平は唇を噛んだ。

 

良平「くっ、すまん、間宮……。ワンターンしか守れなかった……」

 

しかし、すぐに状況を再度確認し続行する。

 

良平「ドラゴサックの効果は無効にはなってない! そのまま幻獣機トークンが2体特殊召喚される!」

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

唯信「破壊したオーバーフローは、効果で破壊された時、サイバーまたはサイバネティック魔法、罠をサーチできル! エマージェンシー・サイバーを手札ニ!」

手札2→3

 

良平「くそっ、またサーチ手段を……! 幻獣機ハムストラットを召喚!」

 

幻獣機ハムストラット「チュー」

攻:1100 風 機械族 星3

 

良平「ハムストラットと幻獣機トークン2体をリンクマーカーにセット! 召喚条件は機械族モンスター2体以上!」

 

←機械族+↓機械族+↘︎機械族=LINK3

 

良平「リンク召喚! 回せ、アウローラドン!」

 

幻獣機アウローラドン「Aurora takeoff」

攻:2100 風 機械族 LINK3

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

良平「アウローラドンの効果で今出したトークン2体をリリース! デッキから幻獣機オライオンを特殊召喚!」

 

幻獣機オライオン「ラーイ!」

攻:600 風 機械族 星2 チューナー

 

良平「レベル3の幻獣機トークンにレベル2オライオンをチューニング!」

 

☆3+☆2=☆5

 

良平「シンクロ召喚! HSR-チャンバライダー!!」

 

HSR-チャンバライダー「ジャキィン」

攻:2000 風 機械族 星5

 

良平「墓地にいったオライオンの効果で幻獣機トークンが作られる!」

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

ーバトルフェイズー

 

良平「バトル! チャンバライダーで、アルミラージに攻撃! このバトルステップ時に、チャンバライダーは攻撃力が200ポイントアップする!」

 

HSR-チャンバライダー「シャァァッ」

攻:2000→2200

 

唯信「アルミラージの効果発動! 自身をリリースして、サイバー・ドラゴンに効果耐性を付与すル!」

 

転生炎獣はゆっくりと消えていきサイバードラゴンに力を分け与えた。

 

良平「フィールドの状況が変わったことで、攻撃の巻き戻しがおこる! 俺は、サイバー・ドラゴンに攻撃対象を変更!」

 

HSR-チャンバライダーは向きを変えサイバードラゴンに自身の刃わ振り下ろした。

切り裂かれたサイバードラゴンは咆哮を上げながら爆散する。

 

唯信「グォッ……!?」

LP:3000→2900

 

良平「チャンバライダーは、1度のバトルフェイズで2回攻撃できる! プレイヤーにダイレクトアタック!」

 

唯信「チィッ……! 手札のSR-メンコートの効果発動! 直接攻撃宣言時に、手札から特殊召喚し、攻撃表示モンスターを全て守備表示に変更すル!」

 

手札から唯信はカードをフィールドに叩きつける。

フィールドにはSR-メンコートがまさしくメンコのような勢いを以って現れ、チャンバライダーの表示形式を変えてしまった。

 

良平「アウローラドンでメンコートに攻撃!」

 

守備表示にならないアウローラドンがメンコートに突貫、銃撃により破壊した。

 

良平「攻撃を通せなかったか……」

 

ーメインフェイズ2ー

 

良平(相手の手札にはエマージェンシー・サイバーがある……。フィールドに何体も機械族を残しておくのは危険だけど、アウローラドンを出したターンはリンク召喚できない……。仕方ない……)

 

良平「カードを1枚セットし、ターン終了!」

 

ーエンドフェイズー

 

日和田良平

LP:4000

手札:2

魔法罠:2

フィールド:

幻獣機アウローラドン

HSR-チャンバライダー

幻獣機トークン

 

ードローフェイズー

 

唯信「私のターン!」

手札2→3

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

唯信「エマージェンシー・サイバーを発動!

 

《エマージェンシー・サイバー》

通常魔法

 

唯信「デッキからサイバー・ドラゴンモンスターまたは、通常召喚できない光属性機械族を手札に加えることができル。サイバー・ドラゴン・コアを手札に加えル!」

手札2→3

 

唯信「そのままサイバー・ドラゴン・コアを召喚!」

 

サイバー・ドラゴン・コア「シャァァ」

攻:400 光 機械族 星2

 

唯信「召喚時の効果で、デッキからサイバー・リペア・プラントを手札に加えル!」

手札2→3

 

唯信「さぁ、全てを喰らい尽くす時ダ! サイバー・ドラゴン・コアとフィールドの全ての機械族を融合!!」

 

紫色と青色の渦がフィールドを包み込む。

まるでブラックホールのように全てを飲み込んでゆく。

サイバー・ドラゴン・コアも。

幻獣機アウローラドンも。

HSR-チャンバライダーも。

幻獣機トークンも。

 

良平「くっ……!」

 

唯信「融合召喚! キメラテック・フォートレス・ドラゴン!!」

 

キメラテック・フォートレス・ドラゴン「ギィィィガァァァァァァァァァ!!」

攻:0→5000 闇 機械族 星8

 

『出たァァァァァァァァァァ! 現れればフィールドは灰塵と化す魔の機龍!! その攻撃力は圧倒の5000!日和田良平、ピンチだァァァァァ!』

 

圧倒的なモンスターにスタジアムは一気に湧き上がる。

 

ーバトルフェイズー

 

唯信「バトル! サイバネティック・フォートレス・ドラゴンでプレイヤーにダイレクトアタック! エヴォリューション・リザルト・アーティリティ!!」

 

キメラテック・フォートレス・ドラゴンが爆音の叫びを上げつつエネルギーを集約する。

しかし良平は冷静にデュエルディスクのボタンを操作した。

 

良平「トラップ発動! ブレイクスルー・スキル!」

 

《ブレイクスルー・スキル》

通常罠

 

良平「フィールドのモンスターの効果を無効にする!」

 

唯信「!」

 

キメラテック・フォートレス・ドラゴン「ギギ……ギィィィ……!」

攻:5000→0

 

『効果が無効になったことで、一気に攻撃力が0となったァァァァァ! チームHERO間一髪!』

 

唯信「貴様ァ……! 速攻魔法発動! サイバーロード・フュージョン!」

 

《サイバーロード・フュージョン》

速攻魔法

 

唯信「除外されているカードをデッキにもどし、それを融合素材として融合すル! 私は、除外されているコア、ドライ、サイバー・ドラゴンをデッキに戻し、融合!」

 

再び巻き上がる融合演出。

ガラ空きとなったフィールドにさらに機龍が現れる。

 

唯信「キメラティック・ランページ・ドラゴンを融合召喚ダ!!」

 

キメラティック・ランページ・ドラゴン「ゴァァァァァァァ!」

攻:2100 光 機械族 星5

 

良平「バトルフェイズ中に融合……!」

 

唯信「ランページが融合召喚されたとき、素材の数、貴様のマジック、トラップを破壊すル!!」

 

良平「トラップ発動! 空中補給!」

 

《空中補》

永続罠

 

chain1 キメラティック・ランページ・ドラゴン

 

chain2 空中補給

 

良平「フィールドに幻獣機トークンを特殊召喚!」

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

唯信「チッ、邪魔なオンボロ機風情がァ! ランページで、追撃! 暴虐のエヴォリューション・クラスターァァァァァ!」

 

キメラティック・ランページ・ドラゴン「グォオ、ガァァァァァ!」

攻:2100

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

『おっとトークンを盾に攻撃を防いだァァァァァ! チームHEROのセカンドプレイヤー日和田良平、大ダメージを回避!!』

 

ーメインフェイズ2ー

 

唯信「……メイン2! ランページの効果発動! デッキから光属性機械族のモンスターを2枚まで墓地に送ることができる! デッキより、サイバー・ドラゴン・コア、超電磁タートルを墓地に送ル!」

 

それから手札、フィールドを再確認しこれ以上できることはないと唯信は舌打ちをした。

 

唯信「チッ……ターンエンド!!」

 

ーエンドフェイズー

 

金唯信

LP:2900

手札:2

魔法罠:なし

フィールド:

キメラティック・ランページ・ドラゴン

 

ードローフェイズー

 

良平「……俺のターン!」

手札2→3

 

良平「っ……!」

 

ドローカードを確認し、良平は一瞬思案する。

そのカードの最大の使い道を。

 

良平「……」

 

無意識に良平は唯信の身体を刺すような目線を向けた。

 

唯信「!?」

 

良平「手札から魔法発動! 死者蘇生!!」

 

《死者蘇生》

通常魔法

 

良平「対象は、お前の墓地のサイバー・ドラゴン・インフィニティだ!!」

 

死者を蘇生させる緑のアンクが輝く。

そしてフィールドに機龍が蘇る。

日和田良平の僕として。

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ「グガァァァァァァァ!!」攻:2100 光 機械族 ランク6

 

唯信「……サイバー・ドラゴン・インフィニティを奪う……だト……!?……キ、貴ィィ様ァァァァァ日和田良平ェェェェェ!!」

 

良平「インフィニティの効果発動! 攻撃表示モンスター、キメラティック・ランページ・ドラゴンを吸収!」

 

キメラティック・ランページ・ドラゴン「グギィィィ……!」

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ「ギァァァァァァ!」

攻:2100→2300

 

ーバトルフェイズー

 

良平「バトルだ! インフィニティでフォートレス・ドラゴンに攻撃!」

 

唯信「墓地の超電磁タートルの効果発動ダ!! このカードを除外し、バトルフェイズを終了すル!」

 

墓地から電流が走り、攻撃を阻害する。

良平はサイバードラゴンインフィニティを一瞥した。

 

良平(インフィニティの効果は1度しか使えない……。ここは……)

 

そのまま超電磁タートルの効果を受け入れた。

 

ーメインフェイズ2ー

 

良平「メイン2! モンスターをセットし、ターンエンド!」

 

ーエンドフェイズー

 

日和田良平

LP:4000

手札::1

フィールド:

サイバー・ドラゴン・インフィニティ

セットモンスター

 

【チームツンドラ】

 

ツァン「金さんが……押されてる……!? そ、そんなことって……!?」

 

神川「……ユシン、頭に血が上ってるわ……。一回coolにならないといけないわよ」

 

雪乃「なんなのあの人……。……うふふ、ゾクゾクしちゃう……」

 

麗華「……しかし金さんの"エナジー"は相当なものです。逆転のカードを必ず引き寄せるはずです」

 

【デュエルフィールド】

 

ードローフェイズー

 

唯信「……クックックッ……」

 

良平「……」

 

突如、唯信は笑う。

艶やかな黒い長髪を揺らしながら。

 

唯信「……こんな屈辱を味わわされたのは、あのクソ男以来だゾ……日和田良平……! 貴様は絶対に潰ス!!」

 

良平「な、なんだ……!? なんか嫌な予感が……! 」

 

予感なんてものじゃない。

直感でわかった。

ーーー彼女は更なる切り札を出してくる。

 

唯信「私のターン!」

手札2→3

 

唯信「サイバー・リペア・プラントを発動!!」

 

《サイバー・リペア・プラント》

通常魔法

 

唯信「デッキから、光属性機械族を手札に加えることがてきル!」

 

良平「くそっ……! サイバー・ドラゴンを出されたら、フォートレスの召喚を止められない……!! インフィニティの効果発動! その発動を無効にして破壊だ!」

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ

攻:2300→2100

 

唯信「そうダ!! 貴様はこのカードを止めざるを得ない!!」

 

良平「くっ……!」

 

唯信「いくゾ!! オーバーロード・フュージョン!!」

 

《オーバーロード・フュージョン》

通常魔法

 

唯信「フィールド、墓地のモンスターを除外し、闇属性機械族の融合召喚を行ウ!!」

 

三度目の融合演出。

しかし、これはフィールドにあらず。

 

墓地の

キメラティック・ランページ・ドラゴン

サイバー・ドラゴン

サイバー・ドラゴン・ノヴァ

パンツァー・ドラゴン

サイバー・ドラゴン・コア

SR-メンコート。

これら六体を飲み込みでいく。

 

唯信「融合召喚!!」

 

カッと目を見開き、モンスターを呼び出す。

 

唯信「来い!! キメラテック・オーバー・ドラゴン!!!」

 

キメラテック・オーバー・ドラゴン「グギャアァァァァァァァ!!」

攻:? 闇 機械族 星9

 

『チームツンドラのセカンドプレイヤー、金唯信が繰り出したのはァァァァァ!! 巨大な機龍!! 圧倒的な迫力だァァァァァァァァァァ!!』

 

唯信「キメラテック・オーバー・ドラゴンは!! 融合素材にしたモンスターの数だけモンスターに攻撃でき、さらに攻撃力が800ポイントずつ上昇すル!! 私が素材にした数は6体!! よって攻撃力は4800!!」

 

良平「くっ……!」

 

ーバトルフェイズー

 

唯信「バトル!! キメラテック・オーバー・ドラゴンで貴様のモンスター全てに攻撃ダ!! エヴォリューション・リザルト・バァァァァストォオオ!!」

 

キメラテック・オーバー・ドラゴン「グガァァァァァァァァァ!!」

攻:4800

 

いくつもの機龍の首が各々の光線を放つ。

それが良平のフィールドに雨のように降り注いだ。

 

サイバー・ドラゴン・インフィニティ「グギャアァァァァァ!」

攻:2100

 

良平「うぁぁぁぁぁっ!!?」

LP4000→1300

 

『決まったァァァァァァァァァァ!! チームHERO、日和田良平、大ダメージだァァァァァ!!』

 

良平「ぐっ……」

 

良平(危なかった……。もう何体か墓地に素材があったらやられてた……。でも俺の墓地にはブレイクスルースキルが……)

 

唯信「ブレイクスルースキルがあれば逆転できると思ったか!!」

 

良平「!?」

 

唯信「真のデュエリストはカードを引き寄せる力を持ツ!! この場において、もっとも有用なカードをナ!! 手札からD.D.クロウを発動すル!!」

 

《D.D.クロウ》

効果モンスター

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

神川「oh! インフェルノイド対策のカード!!」

 

ツァン「まさかチームHERO戦で役に立つなんて!」

 

【フィールド】

 

唯信「これにより、貴様の墓地のブレイクスルースキルを除外すル!!」

 

良平「……く、くそ……! まじかよ……!」

 

唯信「ターンエンド!!」

 

ーエンドフェイズー

 

金唯信

LP:2900

手札:0

魔法罠:0

フィールド:

キメラテック・オーバー・ドラゴン

 

ードローフェイズー

 

良平(く……俺の手札は1枚……! ブレスルがないんじゃ、返せるかどうか……。祭乃木にバトンタッチするか……!?)

 

強大なモンスターが威嚇するように声を上げている。

良平は、しかし、ゆきの声を思い出した。

『バトンタッチです!』

 

良平「……だめだ、間宮が必死で繋いだバトンだ……」

 

『うまく祭乃木に繋ぎゃ、あとはアイツがやってくれるよ』

 

良平「俺のターン!!」

手札1→2

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

良平「!」

 

ドローカードは幻獣機テザーウルフ。

再び頭の中で考える。

 

良平(アウローラドンがエクストラに残っていればゲームエンドまで持ち込めた……! 考えなしに飛ばしすぎたか……!)

 

しかしすでに三枚使用している。

デッキに戻すようなカードを採用すべきだったと良平は悔やむが詮無いことだ。

 

良平(……ドラゴサックを立てればあれは除去できるけど、返しのターンでサイバー・ドラゴン1枚あれば負ける……。相手の手札は0。だがこの土壇場で金唯信というデュエリストが引けないはずがない)

 

ならばどうするか。

勝つ手段は……。

勝ちたい……。

良平は無意識にそう考えた。

しかし。

勝つ必要があるのか、と冷静になった自分が言った。

これはチーム戦、自分が勝っても勝ちにはならない。

普段とは違うルール。

ライフを0にしたら負けたチームの次のプレイヤーのターンから再開。

 

良平(……!!)

 

良平は思いつく。

シングルではあり得ぬ戦法を。

 

良平「幻獣機メガラプターを召喚!!」

 

幻獣機メガラプター「a1 takeoff!」

攻:1900 風 機械族 星4

 

良平「さらに墓地のオライオンを除外し、手札の幻獣機を召喚する! こいテザーウルフ!」

 

幻獣機テザーウルフ「ガルルルゥ!」

攻:1700 風 機械族 星4

 

幻獣機トークン

守:0 風 機械族 星3

 

良平「テザーウルフの効果で幻獣機トークンを生成! そしてメガラプターは、フィールドに幻獣機が特殊召喚されたとき、さらにもう一体幻獣機トークンを特殊召喚する! 幻獣機トークンを"攻撃表示"で特殊召喚!」

 

幻獣機トークン

攻:0 風 機械族 星3

 

メガラプター星4→10

テザーウルフ星4→10

 

『なんだぁぁぁ!!? 攻撃力が0の幻獣機トークンを攻撃表示で出したぞォオオ!!?』

 

唯信「貴様!! 何がしたイ!!?」

 

良平「お前にターンは回さない!! いくぞ!! レベルが10となったメガラプターと、テザーウルフでオーバーレイ!!」

 

☆10×☆10=★10

 

 

良平「ーー過去を超え、更なる砲を轟かす。しかしてそれは超弩級!!」

 

【チームHERO側ベンチ】

 

祭乃木「え!? あれって……!?」

 

恵「!?」

 

ゆき「まさか!?」

 

ここのせ「おっしゃぁぁ!! いけぇ!!」

 

【デュエルフィールド】

 

良平「エクシーズ召喚!! 超弩級砲塔列車グスタフマックス!!」

 

超弩級砲塔列車グスタフマックス「シュゥゥゥゥゥ」

攻:3000 地 機械族 ランク10

 

『巨大な大砲を積んだ列車が突如現れたァァァァァァァァァァ!!』

 

良平「グスタフマックスの効果発動!! 素材を1つ使い、お前に2000ダメージを与える!!」

 

唯信「なんだト!?」

 

良平「いけぇ!」

 

グスタフマックスは砲塔を回転させ主砲弾を放つ。

それは放物線を描き、唯信の足元に着弾した。

 

唯信「ぐぁぁぁぁぁ!!?」

LP2900→900

 

唯信「ぐ……だが、キメラテック・オーバー・ドラゴンの攻撃力には遠く及ばなイ!! 貴様の負けダ!!」

 

ーバトルフェイズー

 

良平「そうだ!! 今の俺はお前に勝てない!! だから、最後に希望を繋ぐんだ!! バトル!!」

 

唯信「なにィ!!?」

 

良平「幻獣機トークンでキメラテック・オーバー・ドラゴンに攻撃!!」

 

『おっとォオオ!!? 攻撃力0で攻撃宣言をしたァァァァァ!!?』

 

唯信「バカにしているのカ!! 貴様ァァァァァァァァァァ!! 迎え撃てェ、レボリューション・リザルト・バーストォオオ!!」

 

幻獣機トークンの突貫はあえなく、キメラテック・オーバー・ドラゴンの迎撃により破壊された。

そして、その余波は日和田良平のライフを全て削り取ってしまった。

 

良平「ぐ……くぅ……!」

LP1300→0

 

『……な、なんということだァァァァァァァァァァ!! 自爆特攻によりチームHEROセカンドプレイヤー日和田良平の敗北だァァァァァ!』

 

唯信「貴様ァァァァァ! 舐めてるのかァァァァァ!!?」

 

良平「違う!! チーム戦は、敗北したチームのターンから再開される!!これで、俺の敗北により、お前のターンを飛ばして、チームHEROのターンになる!!!」

 

唯信「なんだ……ト……!!? 」

 

良平「その化け物は倒せなかったけど、希望は繋いだぞ!!」

 

唯信「……き……貴様、貴様貴様貴様ァァァァァァァァァァ! 日和田良平ェェェェェ!!!!」

 

寸止めを受けたような感覚に唯信は目を見開き、良平を睨む。

良平はそれを受け止め、ライフが0になったブザー音を聞いていた。

 

【チームHERO側ベンチ】

 

ここのせ「あいつ、やりやがったぜ……!! だが、相手の場には4800のモンスター……」

 

ゆき「それにこちらは最後の一人ですぅ……!」

 

祭乃木「さぁて、アタシの出番ね! 待ちくたびれたわ!! 」

ここのせやゆきの心配を他所に。

ベンチを出て行く亜美は笑っていた。

本当に楽しそうに。

 

恵「……頑張って……」

 

祭乃木「モチ!」

 

【デュエルフィールド】

 

良平(フィールドは正直芳しくない。敵は倒せても、ラストが先に回ってきた方が不利だ。でも俺が振り返って目に入った祭乃木は、軽くウォーミングアップするように右肩を回して。相手のチャンステーマと声援の中、悠々とした足取りで歩いていた)

 

ここのせ(その姿は)

 

ゆき(私達の)

 

良平(ヒーローだ)

 

祭乃木「さぁ、いくわよ!!」

 

チームHEROラストプレイヤー、祭乃木亜美はニッと笑いフィールドに躍り出た。

フィールドには未だ鳴り止まぬアカデミアの歓声が吹き荒れていた。

 




◾️展開について
このルールどうなのって思った方、いると思います。
アニメ5D'sのWRGP編にも似たような展開があったのでそのオマージュということでひとつ……。

◾️次回予告
寝る前決闘空間第14話
『ヒーロー部』

地の文や台詞形式について

  • 今のままで良い
  • 台詞のみの台本形式の方が読みやすい
  • 小説のような形式の方が読みやすい
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