遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~   作:レトやま

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文字数がやたら多いですが、ストーリー自体はそんなに長くないはずです!!
モンスター名が長いので文字数が多いだけです!
あ、逃げないで!!

◾️2023年6月18日10:52追記
ご指摘をいただき、とある切り札モンスターの召喚条件を満たしていないことがわかりました。
したがって、正しい召喚条件になるように修正しました。
他に、または追記修正した箇所に不具合がある場合はまた教えてください!


第14話 「WSC予選決勝終幕 ヒーロー部」前編

 

WSCが開催されている最中、ソーシャルネットワーキングサービスは盛んに書き込みがなされていた。

テレビを見ている者、あるいは会場にいる者、街頭ビジョンをみている者。

それぞれが思うように呟いている。

 

〔頑張れデュエルアカデミア!〕

 

〔童実野二高だって。あそこってデュエル部あったんだ〕

 

〔え、ダークホース??〕

 

〔やばい、今すぐテレビつけろ。初出場がアカデミア相手にかなり善戦してる!!〕

 

〔え? ウチの生徒じゃん!なんで出てるの!?〕

 

書き込みが更なる書き込みを呼び、人々は何か何かとテレビをみた。

そして誰もが思う。

彼は一体、なんなのだ、と。

 

 

【ネオ童実野シティ とある家】

 

変哲のない一軒家。

部屋の中からはテレビの音が漏れている。

 

『な、なんとォオオォオオ!!? チームHEROは、ルールのスミをついた奇策にうって出たァァァァァ!!? これによりチームHEROのラストプレイヤー、祭乃木亜美からデュエルスタートだァァァァァ!!』

 

部屋には将棋盤と本が整然と並んでおり、その部屋の人物の人となりが一目でわかるようだ。

童実野第二高校に通う水原忠一の部屋だった。

 

忠一「……っふぅ〜」

 

彼はテレビの前で大きく息をついた。

まるで自分が試合に出ているように緊張した顔でテレビを凝視している。

 

忠一「…………」

 

【童実野デュエルスタジアム デュエルフィールド】

 

歓声の中、祭乃木亜美は悠々と歩いてくる。

肩を慣らすように回し笑みを浮かべて。

 

祭乃木「さぁて、いくわよ!」

 

良平は、自分の腕から決闘盤を外して差し出した。

 

良平「祭乃木!」

 

祭乃木「ん、確かに受け取ったわ!!」

 

良平「悪い、デカイの処理できなかった。……あとは頼む」

 

祭乃木「全く、面倒なもん残したわねぇ。まぁ、任せなさい! ……よっしゃっ、暴れるわよ!」

 

引き継いだ決闘盤を腕にはめる。

フィールドにはカードがあった。

想いの詰まったそれが亜美を待っていた。

 

 

寝る前決闘空間第14話

『WSC予選決勝終幕 ヒーロー部』

 

 

『さぁぁぁ!! チームHEROはついにラストプレイヤーにバトンが渡ってしまったぞォオオ!! ここから逆転できるかァァァァァ!?』

 

唯信「ぐっ……」

LP:900

手札0

フィールド:

キメラテック・オーバー・ドラゴン

 

唯信は苦々しい顔で亜美を待ち構えた。

ほぼ動くことのできぬ状況。

攻撃力4800の僕を従えてはいるものの、それが壁になるほど決勝戦は甘くないことを彼女は理解していたからだ。

 

ードローフェイズー

 

祭乃木「いくわよ!! アタシのターン!」

LP4000

手札:5→6

フィールド:

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス

幻獣機トークン

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

祭乃木「E・HEROブレイズマンを召喚!」

 

E・HEROブレイズマン「たぁっ!」

攻:1200 炎 戦士族 星4

 

祭乃木「ブレイズマンは、召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキから融合を手札に加えることができるわ!」

手札5→6

 

祭乃木「そのまま融合を発動!」

 

《融合》

通常魔法

 

祭乃木「フィールドのブレイズマンと幻獣機トークンで融合!!」

 

紫と青の渦がフィールドに巻き起こる。

炎のヒーローと風の戦闘機がそこへ飛び込んでいった。

 

E・HERO+風属性

 

祭乃木「ーー風塵が悪を切り裂く刃と化す! 轟け、嵐の英雄!!」

 

カッと閃光が放たれ新たなヒーローが現れる。

 

祭乃木「融合召喚! 来なさい、E・HERO Great Tornado!」

 

E・HERO Great Tornado「はぁぁぁっ!!」

攻:2800 風 戦士族

 

祭乃木「グレートトルネードは、場に現れた時、突風を巻き起こす! フィールドの相手フィールドのモンスターの攻撃力は半分になるわ!」

 

グレートトルネードが両手を前に突き出す。

すると突風が吹き荒れ、やがて竜巻へと変化する。

 

キメラテックオーバー・ドラゴン「ギギィィィ」

攻:4800→2400

 

それがキメラと化した機龍を巻き込み、装甲を剥がしていった。

 

『現れたのは嵐を呼ぶヒーロー!! キメラテック・オーバー・ドラゴンの圧倒的な攻撃力の弱体化に成功したぞォオオ!!?』

 

唯信「ぐっ……!」

 

祭乃木「バトル!」

 

ーバトルフェイズー

 

祭乃木「グレートトルネードでキメラテック・オーバー・ドラゴンに攻撃!! 」

 

E・HERO Great Tornado「はぁぁっ! タァァ!!」

攻:2800

 

飛び上がり拳を握る。

拳には風が纏わり、強靭な刃と変化した。

 

キメラテック・オーバー・ドラゴン「グギャアァァァァァ!!?」

攻:2400

 

一気に貫かれ、キメラテック・オーバー・ドラゴンは絶叫と共に爆散した。

爆風が唯信の身体を焼いていく。

 

唯信「ぐぁぁぁ!?」

LP900→500

 

亜美は手を止めずにさらに畳み掛ける。

 

祭乃木「借りるわよ、ここのせ!! 超弩級砲塔列車グスタフ・マックスで、ダイレクトアタック!! 発射!!」

 

80㎝列車砲は砲塔を回転し、ターゲッティングした。

やがて轟音をあげて砲弾を吐き出した。

放物線を描いた弾丸が唯信を貫いた。

 

唯信「グォオォオオ!!?」

LP500→0

 

爆炎が上り、やがて晴れたときには彼女のライフは尽きていた。

 

唯信「ぐ……くっ……オノレェ……!」

 

祭乃木「メイン2!」

 

ーメインフェイズ2ー

 

祭乃木「カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

ーエンドフェイズー

 

祭乃木亜美

LP:4000

手札4

伏せ1

フィールド:

E・HERO Great Tornado

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス

 

 

祭乃木「さぁ、アンタらの大将にも出てきてもらおうじゃない!!」

 

ビシリッと亜美は相手ベンチを指差した。

青い制服を着た少女たちが座るベンチを。

 

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

ツァン「くっ……無名のチームにこんなに苦戦するなんて……!!」

 

雪乃「こんなの予想外だわ……! うふふ……」

 

麗華「神川さん、準備ができたらフィールドに上がってください」

 

神川「All light! 私まで回ってくるなんて、なかなかthrillingじゃない!! 歓迎に全力で倒してあげるワ!!」

 

【デュエルフィールド】

 

唯信「くそっ……!! この私ガ……!!」

 

唯信は拳を握りしめ前方を睨む。

そんな彼女の後方から金髪ロングに片方だけ団子に結っている少女が駆け寄った。

 

神川「ユシン!! NICE duelだったワ!! pass the baton!」

 

唯信「チッ……!」

 

唯信は決闘盤を待機モードに戻すと踵を返す。

 

唯信「……あの女からハ、相当な"運命力"を感じル……。せいぜい気をつけロ、ヨーロッパ被レ」

 

神川「ok!」

 

『チームツンドラもラストプレイヤーにバトンが渡ったァァァァァ!! これにより、正真正銘のラストバトルに持ち込まれたぞォオオォオオ!!』

 

ラストバトルまでもつれ込んだ状況に観客はワッと声を上げた。

白い手袋をハメて決闘盤を展開したあと、ラストプレイヤーー神川 ノエル 美優は亜美に向いた。

 

神川「Hey! HEROgirl! 貴女たち、随分強いわネ!」

 

祭乃木「当然! アタシらは絶対勝たなきゃいけないのよ!! ……アンタらも強いけど、絶対に乗り越えてやるわ!!」

 

神川「fearless! いいワ、貴女たちの野望、このデュエルアカデミアウエスト校、オベリスクブルー所属! 神川 ノエル 美優が叩き潰してあげる!!」

 

祭乃木「泣いても笑っても最後!! いくわよ!」

 

「「デュエル!!」」

 

二人が同時に声をあげる。

両者のライフは4000。

 

ードローフェイズー

 

神川「私のturn!」

手札5→6

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

神川「輝光竜セイファートを召喚!」

 

輝光竜セイファート「グォオォオオ!」

攻:1800 光 ドラゴン族 星4

 

神川「Effect Activate! セイファートは、手札、フィールドのドラゴン族を任意の数、墓地に送ることで、墓地に送ったモンスターと同じレベルのドラゴン族をsearchできる!セイファートを墓地に送って、暗黒竜コラプサーペントを手札に加えるワ!」

手札5→6

 

流れるような手つきでカードを捌き美優はさらにカードを差し向けた。

 

神川「コラプサーペントは、墓地の光属性モンスターを除外することでSpecial summonできる! 墓地のセイファートを除外して、カモン! コラプサーペント!」

 

暗黒竜コラプサーペント「カァァァッ!」

攻:1800 闇 ドラゴン族 星4

 

神川「Check arrowhead! 召喚条件は、ドラゴン族モンスター1体! コラプサーペントをリンクマーカーにセット! サーキットコンバイン!」

 

突如現れたリンクマーカーにコラプサーペントが飛び込んでいく。

 

↓ドラゴン族 = LINK1

 

神川「リンク召喚! ストライカー・ドラゴン!」

 

ストライカー・ドラゴン「グガァァァァァァァァ!」

攻:1000 闇 ドラゴン LINK1 EXゾーン

 

神川「コラプとストライカー・ドラゴンのeffectがそれぞれ発動!」

 

chain1 コラプサーペント

 

chain2 ストライカー・ドラゴン

 

神川「ストライカー・ドラゴンはリンク召喚時、デッキからリボルブート・セクターを手札に加えることができる!」

手札5→6

 

神川「さらにコラプサーペントは、墓地に送られた時、輝白竜ワイバースターを手札に加えられるワ!」

手札6→7

 

神川「手札からquick Magic Card発動! クイック・リボルブ!」

 

《クイック・リボルブ》

速攻魔法

 

神川「デッキからヴァレットモンスターをリクルートする! カモン! ヴァレット・トレーサー!」

 

ヴァレット・トレーサー「ギィィィ!」

守:1000 闇 ドラゴン族 星4 チューナー

 

祭乃木「ヴァレット……。知らないモンスターだわ……!」

 

【チームHERO側ベンチ】

 

良平「ヴァレット……まるで拳銃みたいなモンスターだ……。効果が未知数だな……」

 

恵「……こちらもデータが不足している……」

 

ゆき「……六武衆やサイバー流のような特別なデッキなんでしょうかぁ……?」

 

ここのせ「はっ! 拳銃がなんだってんだ! こっちゃ、80㎝列車砲だぜ!?」

 

【デュエルフィールド】

 

神川「ヴァレット・トレーサーの効果発動! こちらの表側表示のカードを破壊し、デッキからヴァレットモンスターをリクルートするワ! ストライカー・ドラゴンを破壊し、マグナヴァレット・ドラゴンを特殊召喚!」

 

ヴァレット・トレーサーの銃口が火を吹きストライカー・ドラゴンを破壊する。

そして弾けた薬莢が姿を変えた。

 

マグナヴァレット・ドラゴン「ガァァァァァァァァ!」

攻:1800 闇 ドラゴン族 星4

 

神川「show time! レベル4のマグナヴァレットに、ヴァレット・トレーサーをtuning!」

 

☆4+☆4=☆8

 

神川「ーー蒼き鋼は全てを撃ち抜く魔弾と化す! range is going hot!」

 

パチンッと指を鳴らし、美優は溢れる言葉を口ずさむ。

しかしてチューニングリングが輝き新たなモンスターを呼び寄せた。

 

神川「カモン! ヴァレルロード・S・ドラゴン!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン「ガァァァァァァッ!!」

攻:3000 闇 ドラゴン族 星8

 

『チームツンドラ、ラストプレイヤー神川美優のフィールドに、白き銃身のドラゴンが現れたァァァァァ!!』

 

神川「サベージドラゴンのeffect activate! 墓地のリンクモンスターを装備し、そのarrowheadの数だけヴァレルカウンターをおくワ! さらに装備したモンスターの攻撃の半分を加算!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン「グガァァァ!」

攻:3000→3500

カウンター0→1

 

祭乃木「攻撃力3500!」

 

神川「Battle!」

 

ーバトルフェイズー

 

神川「サベージドラゴンで、グスタフ・マックスに攻撃!迅雷のヴァレルファイア!!」

 

指を指して宣言。

ヴァレルロード・S・ドラゴンは背中に付いた銃口を向け、グスタフマックスに照準を合わせた。

刹那、銃声が鳴り響き白銀の弾丸がグスタフマックスを貫いた。

爆発炎上し亜美は超過ダメージ浴びた。

 

祭乃木「う……!」

LP4000→3500

 

ーメインフェイズ2ー

 

神川「Main2! カードを1枚set! turn end!」

 

ーエンドフェイズー

 

神川 ノエル 美優

LP:4000

手札:5

伏せ:1

フィールド:

ヴァレルロード・S・ドラゴン

 

ードローフェイズー

 

祭乃木「アタシのターン!」

手札5→6

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

祭乃木「E・HERO ソリッドマンを召喚!」

 

E・HEROソリッドマン「ふん!」

攻:1300 地 戦士族

 

祭乃木「ソリッドマンは場に現れた時、手札のレベル4以下のHEROを呼び寄せるわ!」

 

神川「HEROの連携ネ! させない! サベージドラゴンの効果発動! FIRE!」

 

サベージドラゴンが再び弾丸を放つ。

 

E・HEROソリッドマン「ぐっ!?」

 

弾丸に貫かれたソリッドマンはその場でたたらを踏んだ。

 

神川「サベージドラゴンは、ヴァレル カウンターを取り除くことでCardの発動を無効にできる!」

 

祭乃木「やるわね! でも、こっちもまだまだいくわよ!! 手札からミラクルフュージョン発動!」

 

《ミラクルフュージョン》

通常魔法

 

祭乃木「フィールド、墓地から除外して融合する! 墓地のグスタフマックスとブレイズマンで融合!!」

 

E・HERO+地属性

 

祭乃木「ーー吠えろ! 大地のヒーロー! 融合召喚! E・HEROガイア!」

 

光が上空に現れ、やがて実体となりフィールドに着地する。

凄まじい粉塵を上げながらそのヒーローは現れた。

 

E・HEROガイア「デュアッ!」

攻:2200 地 戦士族 星6

 

祭乃木「ガイアの効果発動! 相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力がアップする!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン「ギィィィ……!」

攻:3500→1750

 

E・HEROガイア「ハァァッ!」

攻:2200→3950

 

『今度は祭乃木亜美のモンスターが、神川美優のモンスターを超えたァァァァァ!! 怒涛のモンスター同士の殴り合い!!ラストバトルに相応しいデュエル展開だァァァァァ!!』

ワァァァァァァァァァァァァァ!

 

ーバトルフェイズー

 

祭乃木「いくわよ! バトル! ガイアで、ヴァレルロード・S・ドラゴンに攻撃!! クァンタム・ストリーム!!」

 

E・HEROガイア「デュァ!!」

 

神川「Trap activate!! 崩界の守護竜!!」

 

《崩界の守護竜》

通常罠

 

神川「フィールドのドラゴン族をreleaseし、フィールドのカードを2枚破壊する!」

 

祭乃木「!!」

 

神川「サベージドラゴンをrelease! ガイアとtornadoを破壊!!」

 

サベージドラゴンが突如爆発する。

爆風はガイアとグレートトルネードを飲み込んでいた。

衝撃の余波が亜美の肌を舐め、やがて粉塵が収まるとフィールドは空になっていた。

 

祭乃木「くっ……!」

 

神川「銃は暴発に気をつけないとネ!」

 

祭乃木「いい性格してるわよ、アンタ! ターンエンド!」

 

ーエンドフェイズー

 

祭乃木亜美

LP:4000

手札:4

伏せ:1

フィールド:

E・HEROソリッドマン

 

ードローフェイズー

 

神川「私のturn!」

手札5→6

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

神川「手札からfield magic 発動! リボルブート・セクター!!」

 

《リボルブブート・セクター》

フィールド魔法

 

神川「このCardがある限り、フィールドのヴァレットは攻守300UPするワ!さらに、もう一つの効果発動!! 」

 

祭乃木「もう一つの効果……?」

 

神川「手札のヴァレットモンスターを2体まで特殊召喚する!! カモン! シェルヴァレット・ドラゴン! アネスヴァレット・ドラゴン!」

 

シェルヴァレット・ドラゴン「ギガァァァァァァ!」

守:2200 闇 ドラゴン族 星1

 

アネスヴァレット・ドラゴン「ガァァァ!」

攻:1100→1400 闇 ドラゴン族 星2

 

神川「さらに! 手札のアブソルーター・ドラゴンは、フィールドにヴァレットが存在する場合、特殊召喚できる! カモン!!」

 

アブソルーター・ドラゴン「グギャァァァァァァァ!!」

攻1200 闇 ドラゴン族 星7

 

『おぉとォオオ! チームツンドララストプレイヤー神川 ノエル 美優、一気にモンスターを展開したァァァァァ!!』

 

【チームHERO側ベンチ】

 

ここのせ「だぁぁ!! アイツら揃いも揃ってとんでもねぇ展開札持ちやがって!!」

 

良平「……召喚権も使わずに……!流石デュエルアカデミアだ……! 」

 

ゆき「祭乃木さぁぁぁん!! 頑張ってくださぁぁぁい!!」

 

【デュエルフィールド】

 

神川「Check arrowhead! 召喚条件は、ヴァレットを含むドラゴン族モンスター2体! シェルヴァレット・ドラゴンとアブソルーター・ドラゴンをリンクマーカーにset! サーキットコンバイン!!」

 

ヴァレットドラゴン族+モンスター=LINK2

 

神川「リンク召喚!! ソーンヴァレルドラゴン!!」

 

ソーンヴァレル ・ドラゴン「ガァァァァァァァァっ!!」

攻:1000 闇 ドラゴン族 LINK2 EXゾーン

 

神川「墓地に送られたアブソルーター・ドラゴンの効果! 墓地に送られた場合、デッキからヴァレットモンスターをsearch! ヴァレット・シンクロンを手札に加えるワ!」

手札2→3

 

神川「そのまま、ヴァレット・シンクロンを召喚!! 」

 

ヴァレット・シンクロン「ガウ!」

攻:0 闇 ドラゴン族 星1

 

神川「ヴァレット・シンクロンは召喚成功時、墓地のレベル5以上の闇属性ドラゴン族を蘇らせる! 舞い戻れ、アブソルーター・ドラゴン!」

 

アブソルーター・ドラゴン「ガァァァ!」

攻:1200

 

神川「一気に決めるワ!! Check arrowhead! 召喚条件は効果モンスター3体以上!ソーンヴァレル、ヴァレット・シンクロン、アネスヴァレット・ドラゴンをリンクマーカーにset! サーキットコンバイン!!」

 

 

LINK2+効果モンスター+効果モンスター=LINK4

 

神川「ーーThou art to serve me, and my fate is to rely on your sword!! range is going hot!!」

 

青白い光が走る。

リンクマーカー4つに稲妻。

 

神川「カモン!! LINK4! ヴァレル ソード・ドラゴン!!」

 

ヴァレルソード・ドラゴン「グガァァァァァァァァ!!!」

攻:3000 闇 ドラゴン族 LINK4 EXゾーン

 

『出たァァァァァァァァァァ!! 巨大な銃剣のモンスターだァァァァァ!!』

 

リンクマーカーから現れたのは剣をつけた青いドラゴン。

その姿は圧倒的な美しさに溢れていた。

 

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

ツァン「きた!! 神川さんの切り札!! 」

 

雪乃「ふふふ、あれは厄介よ? どうするのかしら、あのお嬢さん」

 

【デュエルフィールド】

 

ーバトルフェイズー

 

神川「Battle! ヴァレルソード・ドラゴンでソリッドマンに攻撃!!」

 

美優が腕を振るい命令を下す。

瞬間、剣のドラゴンは咆哮した。

 

神川「ヴァレルソード・ドラゴンの効果発動! フィールドのモンスターを守備表示に変更することでこのターン、2回攻撃が可能となる!!」

 

祭乃木「っ!?」

 

神川「アブソルーター・ドラゴンを守備表示にchange!」

 

アブソルーター・ドラゴン

攻→守:2800

 

神川「さらに!! 」

 

鋭く指差し美優は宣言する。

指先はソリッドマンを指していた。

 

ヴァレルソード・ドラゴン「ガァァァ!!」

攻:3000→3750

 

E・HEROソリッドマン「ぐっ……」

攻:1300→750

 

神川「ヴァレルソードは、戦闘する場合、相手のモンスターの攻撃力を半分にし、その分、攻撃力がアップする!!」

 

祭乃木「なんですって!?」

 

ヴァレルソード・ドラゴン「ガァァァッ、シャァァァァァ!」

攻:3750

 

E・HEROソリッドマン「ウオォオオ!?」

攻:750

 

ヴァレルソード・ドラゴンの剣が振り下ろされる。

ソリッドマンは成す術なく切り裂かれてしまった。

 

祭乃木「あぁぁぁぁ!!」

LP3500→500

 

『あぁぁっとォオオ!!? チームHEROラストプレイヤー、祭乃木亜美、3000ポイントもの大ダメージが通ってしまったァァァァァ!! これは勝負あったかァァァァァ!!?』

 

大ダメージに歓声がワッと上がる。

 

神川「Not yet! ヴァレルソード・ドラゴンで追撃! Direct attack!」

 

祭乃木「……ッ! トラップ発動!! ピンポイント・ガード!」

 

《ピンポイント・ガード》

通常罠

 

祭乃木「このカードは、墓地のレベル4以下のモンスターを守備表示で蘇生させるトラップ! この効果で特殊召喚されたモンスターは戦闘・効果で破壊されない! 戻ってこい! ソリッドマン!」

 

E・HEROソリッドマン「ふっ!」

守:1400

 

ヴァレルソードの剣を今度は受け止めソリッドマンはそれを払い除けた。

 

『間一髪!! チームHERO、ギリギリ持ち堪えたぞォオオォオオ!!』

 

祭乃木「……耐えてやったわ!」

 

神川「諦めないのネ、HERO girl! turn end!」

 

ーエンドフェイズー

 

神川 ノエル 美優

LP:4000

手札:2

フィールド:

ヴァレルソード・ドラゴン

アブソルーター・ドラゴン

 

ードローフェイズー

 

祭乃木「アタシのターン!」

手札5

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

祭乃木「E・HEROエアーマンを召喚! 」

 

E・HEROエアーマン「はっ!」

攻:1800 風 戦士 星4

 

祭乃木「効果発動! 召喚成功時、デッキからHEROを手札に加える! アタシは、E・HEROネオスをサーチするわ!」

手札4→5

 

祭乃木「レベル4のソリッドマンとエアーマンでオーバーレイ!」

 

☆4×☆4=★

 

祭乃木「エクシーズ召喚!No101.S.H.Ark knight!」

 

No101.S.H.Ark knight「キィィン!」

攻:2100 水 水族 ランク4

 

祭乃木「アークナイトの効果発動! エクシーズ素材を二つ使って、相手フィールドの攻撃表示モンスターをエクシーズ素材として吸収する!」

 

神川「……ランク4は相変わらず厄介ね! ヴァレルソードの効果発動! フィールドのモンスター1体を守備表示に変更するワ! Ark knihtを守備表示に変更!」

 

ヴァレルソード・ドラゴン「ギガァァァァァァ!」

 

No101.S.H.Ark knight

攻→守:1000

 

祭乃木「だが、効果は有効! ヴァレルソード・ドラゴンを吸収!」

 

No101.S.H.Ark knight「キィィン!」

 

ヴァレルソード・ドラゴン「グォオォオオ!」

 

錨を打ち込みヴァレルソード・ドラゴンを巻き取ると一気に引き寄せ、自らの装甲に取り込んだ。

亜美はそれを見届けるとさらに手札を握った。

 

祭乃木「まだまだ行くわよ! 融合を発動!!」バッ

 

《融合》

通常魔法

 

祭乃木「手札のE・HEROネオスとE・HEROリキッドマンで融合!」

 

E・HEROネオス+レベル4効果モンスター

 

祭乃木「ーー今は遠き宙の、秩序を担う勇気の英雄! 融合召喚! 来い、E・HEROブレイブネオス!」

 

E・HEROブレイブネオス「はぁぁぁっ、たぁっ!」

攻:2500→2900 光 戦士族 星8

 

祭乃木「E・HEROリキッドマンが融合素材になった時、カードを2枚ドローし1枚墓地に送ることができるわ!」

手札2→3

 

 

ーバトルフェイズー

 

祭乃木「バトル! ブレイブネオスでアブソルーター・ドラゴンに攻撃! ブレイブバースト!!」

 

E・HEROブレイブネオス「はぁぁぁっ!!」

攻:2900

 

アブソルーター・ドラゴン「ギガァァァァァァ!!」

守:2800

 

ブレイブネオスの放つ光線を浴びてアブソルータードラゴンは爆発する。

美優は腕で顔を守るようにして余波を受け流した。

 

祭乃木「モンスターを戦闘破壊した時、ブレイブネオスの効果発動!」

 

神川「Chain! こちらもアブソルーター・ドラゴンの効果が発動するワ!」

 

chain1 E・HEROブレイブネオス

 

chain2 アブソルーター・ドラゴン

 

神川「墓地に送られたのでヴァレットモンスターをsearch! ヴァレット・シンクロンを手札に加える!」

手札2→3

 

祭乃木「こっちも、ブレイブネオスの効果でデッキからネオスの名前が記された魔法罠を手札に加えるわよ! この効果でダブルヒーローアタックを手札に加えるわ!」

手札3→4

 

祭乃木「そのままダブルヒーローアタックを発動!」

 

《ダブルヒーローアタック》

速攻魔法

 

祭乃木「ダブルヒーローアタックは、フィールドにネオス融合モンスターがいる場合、墓地のHERO融合モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる! こい! グレートトルネード!」

 

E・HERO Great Tornado「はぁぁっ!」

攻:2800

 

光が収束し現れたE・HERO Great Tornadoが着地する。

隣に立つブレイブネオスと顔を見合わせて頷いた。

 

祭乃木「追撃いくわよ! グレートトルネードでダイレクトアタック!!」

 

E・HERO Great Tornado「トォアァァァァァ!」

攻:2800

 

一気に突貫。

ガラ空きのフィールドを駆け抜けプレイヤーに拳を叩き込んだ。

 

神川「OH!?」

LP4000→1200

 

『怒涛の連続攻撃が炸裂ゥゥゥゥゥ!!! チームツンドラのラストプレイヤー神川 ノエル 美優も大きなダメージを負ったぞォオオ!? どちらが勝つか全く予想できない試合だァァァァァ!!』

 

予想外のシーソーゲームに会場の沸点は臨界に達していた。

 

【チームHERO側ベンチ】

 

ここのせ「よっしゃぁ! いけぇぇ!! 」

 

良平「頼むぞ祭乃木ィィィィ!!」

 

ゆき「祭乃木さぁぁぁん!!」

 

【チームツンドラ側ベンチ】

 

ツァン「お願い神川さん!!」

 

雪乃「だ、大丈夫かしら……?」

 

唯信「くっ……! 素人風情がァ……! 」

 

麗華「……っ……!」

 

【デュエルフィールド】

 

ーメインフェイズ2ー

 

亜美は得意げに胸を張ってカードを握り変えた。

 

祭乃木「どうよ!! メイン2! カードを2枚セットして、ターンエンド!!」

 

ーエンドフェイズー

 

祭乃木亜美

LP:500

手札1

伏せ2

フィールド:

E・HEROブレイブネオス

E・HERO Great Tornado

No101.S.H.Ark knight

 

ードローフェイズー

 

神川「Exciting! 私のturn!」

手札4

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズ

 

ワァァァッと波がうねるような歓声。

それに混じって

「イケェ!」

「ガンバレェ!」

と意味のある言葉も微かに聞こえた。

 

神川「Hey! すごい歓声ネ! 何回やっても慣れっこないワ! 貴女はどう??」

 

祭乃木「アタシは、ゆきや良平……いやヒーロー部全員の想いを繋いでここに立ってるのよ! 周りの声援なんか気にしてらんないってーの!」

 

神川「Wow! すごい闘志ね! まさにJapanese spirits! でもワタシ達もデュエルアカデミアのPrideがある! 悪いけど、押し通らせてもらうワ! リボルブート・セクターの効果発動!」

 

《リボルブート・セクター》

フィールド魔法

 

神川「リボルブート・セクターにはもう一つ効果がある! 相手フィールドのモンスターの数が、こちらよりも多い場合、その差分、墓地からヴァレットモンスターを守備表示で特殊召喚できるワ!」

 

祭乃木「なっ……!?」

 

【チームHERO側ベンチ】

 

良平「あのフィールド魔法に、そんな効果があったのか……!」

 

ここのせ「くそっ、楽には倒させちゃくれねぇか!」

 

恵「……」

 

ゆき「あぅぅ……!」

 

【デュエルフィールド】

 

神川「カモン! ヴァレット・トレーサー、アネスヴァレット・ドラゴン、シェルヴァレット・ドラゴン!!」

 

ヴァレット・トレーサー「ガァァァァァ!」

守:1000 闇 ドラゴン族 星4 チューナー

 

アネスヴァレット・ドラゴン「ギアァァァァァァ!」

守:2200 闇 ドラゴン族 星1

 

シェルヴァレット・ドラゴン「ギィィィ!」

守:2000 闇 ドラゴン族 星2

 

神川「さらに! さっきsearchしたヴァレット・シンクロンを召喚!」

 

ヴァレット・シンクロン「がぁっ!」

攻:0 闇 ドラゴン族 星1 チューナー

 

神川「ヴァレット・シンクロンの効果で蘇れ! アブソルーター・ドラゴン!」

 

アブソルーター・ドラゴン「ガァァァァァァァァ!」

守:2800

 

 

神川「レベル7のアブソルーター・ドラゴンに、レベル1ヴァレット・シンクロンをtuning!!」

 

☆7+☆1=☆8

カァァァァァァァァッ

 

神川「Go back! ヴァレルロード・S・ドラゴン!!」

 

サベージ「グギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」攻:3000

 

神川「効果により、墓地のヴァレルソードドラゴンを装備!! 攻撃力は1500ポイントUP!!」↑アークナイトの効果でエクシーズ素材にいるはずでは?

 

サベージ「ガァァァァァァァァ!!」攻:3000→4500 カウンター0→4

 

神川「墓地に送られたアブソルーター・ドラゴンの効果で、マグナヴァレット・ドラゴンをsearch!」シュッ手札3

 

神川「さらに墓地のコラプサーペントを除外! ワイバースターをSpecial Summon!」

 

輝白竜ワイバースター「キュォオオ!!」

攻:1700 光 ドラゴン族 星4

 

神川「ワイバースター、シェルヴァレット、アネスヴァレット、ヴァレット・トレーサーの4体をリンクマーカーにSET! 召喚条件は、効果モンスター3体以上!!」

 

効果モンスター+効果モンスター + 効果モンスター + 効果モンスター=LINK4

 

神川「ーーAnswer me if you are to follow my wishes and rules! 我が意志に従え! range is going hot!!」

 

再び青白い稲妻がフィールドに轟く。

リンクマーカーが輝き、赤と銀のドラゴンが両翼を広げた。

 

神川「カモン! LINK4! ヴァレルロード・ドラゴン!!」

 

ヴァレルロード・ドラゴン「ゴガァァァァァァァァ!!」

攻:3000 闇 ドラゴン族 LINK4 EXゾーン

 

『一気に切り札級のモンスターを2体場に呼び出したァァァァァァァァァァ!! その攻撃力はどちらも3000以上!! これは万事休すだァァァァァ!!』

 

祭乃木「ぐっ……!」

 

神川「ヴァレルロード・ドラゴンの効果発動! モンスター1体の攻撃力を500down! これに対してchainはできないワ! グレートトルネードの攻撃力を500down!」

 

ヴァレルロード・ドラゴンの銃口が火を吹き、弾丸がグレートトルネードを貫く。

 

E・HERO Great Tornado「ぐぁっ……!」

攻:2800→2300

 

ーバトルフェイズー

 

神川「Battle! ヴァレルロード・S・ドラゴンでグレートトルネードに攻撃! 迅雷のヴァレルファイア!!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン「ゴガァァァァァァァ!!」

 

祭乃木「手札からオネスティ・ネオスを墓地に送って効果発動!」

 

《E・HEROオネスティ・ネオス》

効果モンスター

 

祭乃木「対象はグレートトルネード! 攻撃力を2500ポイントあげる!」

 

神川「It's no use! サベージ! 無効にして!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン「ガァァァ!」

 

対抗するようにヴァレルロード・S・ドラゴンが銃口を向ける。

しかし亜美はさらに声を上げた。

 

祭乃木「させるかァ!! リバースカードオープン!!速攻魔法、月の書!!」

 

《月の書》

速攻魔法

 

神川「っ!?」

 

chain1 E・HEROオネスティ・ネオス

 

chain2 ヴァレルロード・S・ドラゴン

 

chain3 月の書

 

祭乃木「月の書の効果で、サベージ・ドラゴンを裏側守備表示に変更!!

 

祭乃木「サベージドラゴンが裏守備になったことで、オネスティ・ネオスの効果は有効になるわ!! 」

 

E・HERO Great Tornado「ウォォオオ!!」

攻:2300→4800

 

神川「ッ!! ……だが、ヴァレルロード・ドラゴンの攻撃が残っているワ! いけ! ヴァレルロード・ドラゴン!! 天雷のヴァレル・カノン!!」

 

ヴァレルロード・ドラゴン「ゴガァァァァァ!!」

 

ヴァレルロード・ドラゴンの視線の先にはグレートトルネード。

亜美は意表を突かれて目を見開いた。

 

祭乃木「グレートトルネードを攻撃する気!?」

 

神川「Yes! ヴァレルロード・ドラゴンのeffect! ストレンジ・トリガー!!」

 

ヴァレルロードの銃口から鎖が打ち出された。

グレートトルネードをグルグルと縛りつけると強引に引きずりこんでいく。

 

E・HERO Great Tornado「うぉお!?」

コントローラー

祭乃木→神川

 

神川「ヴァレルロード・ドラゴンは、攻撃対象のモンスターのコントロールを奪うことができるワ!! great tornadoは頂いた!!」

 

祭乃木「くっ!?」

 

神川「さぁ、幕を引くワ!! great tornadoでブレイブネオスに攻撃!!」

 

E・HERO Great Tornado「はぁぁっ!」

攻:4800

 

祭乃木「トラップ発動!! ガードブロック!!」

 

《ガードブロック》

通常罠

 

祭乃木「この戦闘でのダメージを0にしてカードを1枚ドローする!」シュッ手札2

 

E・HEROブレイブネオス「ぐぅぅ……!」

 

グレートトルネードの拳をブレイブネオスは腕をクロスさせて防ぐ。

バチバチと火花が上がる。

 

E・HEROブレイブネオス「はぁっ!」

 

やがてブレイブネオスは拳を跳ね飛ばし亜美のフィールドに舞い戻った。

 

神川「破壊されない……!?」

 

祭乃木「墓地のネオスフュージョンの効果よ! このカードを除外することでネオス融合モンスターは1度だけ破壊を免れる!」

 

神川「……リキッドマンの効果で墓地に送っていたのネ……!」

 

『防いだ防いだァァァァァ!! ギリギリのところで、命を繋いだァァァァァ!! 初出場、チームHERO!! これほどまで粘り強い戦いはなかなかないぞォオオ!!』

 

美優は目を見張った。

自分はデュエルアカデミア。

その頂点のオベリスクブルー。

デュエルアカデミアでも美優と対等にデュエルできるデュエリストは少ない。

しかし目の前に立つ赤いポニーテールの少女が着る制服は変哲のないブレザーである。

 

神川「……驚いたワ……!! ワタシは今のターンで終わらせるつもりだった! いいえ、普通なら確実に決着がついていた! 」

 

祭乃木「はっ! こんぐらい余裕だわ!」

 

神川「All right! ……いいワ、認める! ここから先は、いつどちらが負けてもおかしくない! なら、ワタシはワタシの持てる最大の力を貴女にぶつけるわよ、HERO girl!! 墓地のワイバースターを除外し、コラプサーペントを特殊召喚!!」

 

暗黒竜コラプサーペント「クァァァァァァ!!」

攻:1800

 

神川「さらに手札からMagic発動! ヴァレル・リロード!」

 

《ヴァレル・リロード》

装備魔法

 

神川「墓地のヴァレットモンスターを復活させるワ! カモン、シェルヴァレット・ドラゴン!」

 

シェルヴァレット・ドラゴン「ガァァァァァ!」

守:2000 闇 ドラゴン族 星2

 

 

そして再びパチンと指を弾く。

フィールドにはリンクマーカーが現れていた。

 

神川「Check arrowhead! 召喚条件はレベル4以下のモンスター1体! コラプサーペントをリンクマーカーにSET! サーキットコンバイン!」

 

←レベル4ドラゴン族 = LINK1

 

神川「ストライカー・ドラゴンをリンク召喚!」

 

ストライカー・ドラゴン「グォッ!」

攻:1000 闇 ドラゴン族 LINK1 ←(ヴァレルロード・ドラゴンLINK先)

 

神川「コラプサーペントが墓地に行ったことでワイバースターが手札に加わるワ!」

手札1→2

 

神川「墓地のコラプサーペントを除外し、ワイバースターを特殊召喚!」

 

輝白竜ワイバースター「グォォッ!!」

攻:1700 光 ドラゴン族 星4

 

神川「Check arrowhead! 召喚条件は、効果モンスター3体以上!! ヴァレルロード・ドラゴンとgreat tornado、ワイバースター、ストライカー・ドラゴン、シェルヴァレット・ドラゴンをリンクマーカーにSET!! サーキットコンバイン!!」

 

リンクマーカーにモンスター達が飲み込まれていく。

普通なら弱小のモンスターが望ましいところを、彼女は臆することなくヴァレルロード・ドラゴンをも使っていた。

 

祭乃木「ヴァレルロード・ドラゴンを素材にした……!?」

 

【チームHERO側ベンチ】

 

恵「……!!」

 

ここのせ「なにしやがる気だ!!?」

 

ゆき「切り札を使ってまで……!?」

 

良平「LINKマーカーの数は……ご、5!?」

 

【デュエルフィールド】

 

神川「ーー誓いを此処に。Revvin' up your cylinder.Listen to her howlin' roar.顕現せよ!魔弾の担い手よ!!」

 

効果モンスター+効果モンスター+効果モンスター+効果モンスター+効果モンスター=LINK5

 

神川「range is going hot! カモン! LINK5! ヴァレルエンド・ドラゴン!!」

 

美優は天に手をかかげた。

リンクマーカーは弾け、巨大な光が地面を揺らした。

やがてそれは晴れていき、超重厚な姿の赤と銀のドラゴンが空間を揺らすような嗎を上げた。

 

ヴァレルエンド・ドラゴン「グガァァァァァァァァァァァ!!」攻:3500 闇 ドラゴン族 LINK5 EXゾーン

 

そのリンク数はーーー5

リンク4を超えたあり得ざるモンスターだった。

 

祭乃木「……LINK……5……!」

 

亜美はその圧倒的な姿を唖然と見上げるばかりであった。

 




◾️次回で決着がつきます。
最後までお楽しみください。
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