遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~   作:レトやま

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重ね重ね、毎度毎度のことですが……。
本作は書き溜めたものを再編加筆しているものです。
このパートは2020年8月に書いています。
つまり禁止制限やカードプールは当時のものです。
そして強いデッキのイメージも当時のままです!!


第15話「星のカード」後編

 

[ネオ童実野シティ 郊外 公園]

 

日は既に傾き、しかし夏の太陽は粘り強く遊具を照らす。

閑散とした公園で向かい合うデュエリスト。

能瀬心は睨みを効かせ5枚の手札を握る。

対するは中学生ーー枡田威借。

それをヒーロー部と小学生3人が見つめていた。

 

ここのせ「デュエル!」

LP4000 手札5

 

枡田「デュエル」

LP4000 手札5

 

ーメインフェイズー

 

枡田「先攻はもらったよ。まずは真竜の継承を発動」

 

《真竜の継承》

永続魔法

 

枡田「このターン、フィールドから墓地に送られた真竜カードの種類だけドローできる」

 

飄々とカードを操る枡田威借。

表示されたカードをみてつかさが声を上げた。

 

つかさ「あ……!」

 

枡田「続いてフィールド魔法、ドラゴニックDを発動」

 

《ドラゴニックD》

フィールド魔法

 

枡田「効果発動。フィールドか手札のカードを破壊し、デッキから真竜モンスターを手札に加えるよ。手札の真竜皇バハルトスFを破壊して、真竜皇リトスアジムDをサーチする」

手札:3→2→3

 

枡田「さらにバハルトスFは、破壊されたとき、デッキから水属性以外の真竜を特殊召喚させる。こい、リトスアジムD」

 

真竜皇リトスアジムD「グガァァァァァァァァッ」

攻:2500 地 幻龍族 星9

 

 

つかさ「あれは! こかげのデッキ!!」

 

良平「……え? あの子、真竜の使い手なの……? 小学生怖っ……」

 

あまりのデッキパワーの強さに良平は慄く。

そんな最中、公園の入り口から亜美の声が聞こえた。

 

祭乃木「良平ー!」

 

ケイジ「とーちゃくー」

 

まず亜美と男の子ーーケイジが走ってきて良平の側で立ち止まる。

それから数秒遅れる形で息を切らせたゆきと女の子ーーこかげが追いついてきて膝に手を置いた。

 

こかげ「はぁはぁ……」

 

ゆき「さ、祭乃木さん……はぁはぁ、速いですよぉ……」

 

祭乃木「ごめんごめん。……始まってるわね。あれがカツアゲ犯ってわけ?」

 

こかげ「あ、私のデッキ……!」

 

フィールドに召喚されたモンスターをこかげは指差した。

 

祭乃木「え? あの真竜ってこかげのなの? ……すごいデッキ使ってるわね……」

 

こかげ「うぅ……」

 

しかしデュエルは止まらない。

枡田はギャラリーに目もくれずに手札のカードを持ち替えた。

 

枡田「さらに、手札の真竜皇リトスアジムDの効果発動。フィールドのリトスアジムDと手札の真竜凰マリアムネを破壊し、特殊召喚するよ」

 

フィールドで咆哮を上げながら霧散する真竜皇リトスアジムD。

やがてその上空から別のリストアジムDが地面を揺らしながら着地した。

 

 

真竜皇リトスアジムD「ガァァァッ!」

攻:2500 地 幻龍族 星9

 

 

ここのせ「モンスターを破壊して、同じのをまた出しただと……?」

 

枡田「ここでリトスアジムDとマリアムネの効果が発動する」

 

chain1 真竜皇リトスアジムD

 

chain2 真竜皇マリアムネ

 

枡田「マリアムネが効果で破壊されたとき、デッキから風属性以外の幻龍族モンスターをサーチできる。真竜拳士ダイナマイトKを手札に加える」

手札1→2

 

枡田「さらに、リトスアジムDが効果破壊された場合は、墓地の幻龍族モンスターを特殊召喚する。こい、真竜皇バハルトスF」

 

真竜皇バハルトスF「シャァァァァァァァ!!」

守:3000 水 幻龍族 星9

 

枡田「カードをセットし、そのままリリース」

 

流れるような手つきでカードをセットしそのままリリースする。

その動きはまさしくーー。

 

《真竜の黙示録》

永続罠

 

枡田「真竜拳士ダイナマイトKをアドバンス召喚」

 

真竜拳士ダイナマイトK「シュッシュッ!」

攻:2500 水 幻龍族 星6

 

ここのせ「罠カードをリリース!? どうなってやがんだ!?」

 

目の前で起こる事態にここのせは目を見開いた。

アドバンス召喚は、モンスターをリリースするもの。

そんな固定概念を覆すようなモンスターである。

後ろからこかげの申し訳なさそうな声が聞こえた。

 

こかげ「し、真竜モンスターは、永続罠と永続魔法をリリースして出せるの……。ごめんなさい……」

 

それからこかげは項垂れてしまう。

ここのせは首だけで顧みると励ますように声を出した。

 

ここのせ「お前が謝ることじゃねぇさ。大丈夫だ、任せとけ!」

 

そんなやりとりを、ふんと鼻で嗤うと枡田はさらにカードをマジックトラップスロットの発動ボタンを押し込む。

 

枡田「最初に発動した真竜の継承の効果を使うよ。真竜の継承は、このターン墓地に送られた真竜カードの種類だけデッキからドローできる。墓地に送られた真竜カードは、モンスターと罠。よって2枚ドロー!」手札0→2

 

 

ここのせ「……」

 

枡田「さらに、レベル9の真竜皇リトスアジムDとバハルトスFでオーバーレイ」

 

手を振り上げる枡田。

黒い渦がフィールドを包み真竜たちを飲み込んでいく。

 

☆9×☆9=★9

 

しかして現れる。

黒き真竜の赤き瞳。

 

枡田「エクシーズ召喚。こい、真竜皇V.F.D」

 

真竜皇V.F.D「グガァァァァァァァァァッ」

攻:3000 闇 幻龍族 ランク9

 

こかげ「あぁっ……!」

 

半ば悲鳴のようなこかげの声。

隣に立つつかさも拳を握り悔しそうに声を絞り出す。

 

つかさ「あれは、こかげの最強の切り札……!!」

 

黒き身体に三つの首。

数多の瞳は血の如き赤。

真竜皇の中の皇。

真竜皇V.F.Dは黒い瘴気と稲妻を走らせながらここのせを見下していた。

 

枡田「ターンエンド」

 

ーエンドフェイズー

 

枡田威借

LP:4000

手札:2

フィールド魔法:

ドラゴニックD

魔法罠:

真竜の継承

フィールド:

真竜拳士ダイナマイトK

真竜皇V.F.D

 

 

ードローフェイズー

 

1ターン目から繰り出された切り札に、しかしここのせは一歩も引かぬ。

睨みつけたままデッキトップに手をかけた。

 

ここのせ「いくぜ、オレのターン!」

手札5→6

 

ースタンバイフェイズー

 

枡田「スタンバイフェイズ時、VFDの効果発動」

 

フェイズに入った途端に枡田は口の端をあげ、高々に言葉を放つ。

 

枡田「素材を1つ使用し、属性を1つ宣言するよ」

 

真竜皇V.F.D「ゴガァァァァァァァァァァァッ!」

 

呼応するように黒い真竜が咆哮する。

その口から、あるいは鱗から翼から黒い瘴気を吐き出していく。

亜美はその光景に思わず声を出した。

 

祭乃木「瘴気を吐き出した……!?」

 

枡田「相手フィールドのモンスターは、その属性となり、宣言された属性の相手モンスターは効果の発動と攻撃宣言ができなくなるよ。僕は闇属性を宣言する」

 

ここのせ「な、なんだと……」

 

瘴気がここのせの足元、即ちフィールドに溜まり込み淀んだ空気を蔓延させる。

 

良平「事実上、モンスター効果と攻撃を封印された……! 真竜皇……なんて制圧力だ……」

 

良平は眉を顰め、しかしどこか興奮したように言った。

 

ゆき「あぅぅ……!」

 

祭乃木「ここのせ! バシッと返してやんなさい!」

 

ここのせ「言われなくてもやってやるってんだ!」

 

ーメインフェイズー

 

未だまとわりつく瘴気を蹴り飛ばすとここのせは手札のカードを一枚引き抜き、マジックトラップスロットに差し込む。

 

ここのせ「手札から、魔法発動! 閃刀機動-エンゲージ-!」

 

《閃刀機動-エンゲージ-》

通常魔法

 

ここのせ「デッキから閃刀カードをサーチするぜ!」

 

枡田「その瞬間、ダイナマイトKの効果発動」

 

chain1 閃刀機動-エンゲージ-

 

chain2 真竜拳士ダイナマイトK

 

枡田「ダイナマイトKは相手がカードを発動させたとき、デッキから真竜永続罠を手札に加えるか、場に発動できる。真竜皇の復活を発動」

 

《真竜皇の復活》

永続罠

 

ここのせ「くっ……。デッキからそのまま発動かよ……」

 

ペースを乱されたここのせ、ぽそりと悪態つく。

後ろからまたしてもこかげが口をあけた。

 

こかげ「し、真竜の罠カードは、墓地に送られたときフィールドのモンスターを破壊する共通効果があります……! 気をつけてください!」

 

ここのせ「……了解だ! エンゲージの効果で、オレは閃刀術式-アフターバーナー-を手札に加えるぜ」

手札5→6

 

デッキからサーチしたカードを手札に加えず、スロットにさす。

 

ここのせ「そのまま、アフターバーナーを発動!」

 

《閃刀術式-アフターバーナー-》

通常魔法

 

ここのせ「フィールドのモンスターを1体破壊する! 対象はザ・ビースト!」

 

半回転して現れた緑色の縁のカードのビジョンが光り、半透明の閃刀姫が勢いよく飛び出す。

背中のジェットーー即ちアフターバーナーを一気に蒸し黒い真竜に肉薄した。

 

真竜皇V.F.D「グギャァァァァァァァァァァァァ!!?」

 

吶喊した閃刀姫に身体を貫かれた真竜は断末魔を上げながらガラスのように砕け散っていく。

 

枡田「……へぇ」

 

驚くでもなく枡田は吐き捨てるように言う。

対するここのせは手札のカードをフィールドに叩きつけた。

 

ここのせ「相手フィールドのモンスターがこっちよりも多い場合、こいつは特殊召喚できる! こい、巨大戦艦ブラスターキャノン・コア!」

 

巨大戦艦ブラスターキャノン・コア「ゴゴゴゴゴゴゴゴ……」

守:3000 地 機械族 星9

地→闇

 

ここのせのフィールド上空に現れるは円盤型の巨大戦艦。

 

つかさ「き、巨大戦艦……?」

 

現れたモンスターの冠詞、即ちカテゴリを見てつかさは首を傾げた。

 

ゆき「あっ! 黒い瘴気が……!?」

 

フィールドに溜まり込んでいる黒い瘴気が巨大戦艦を包み込んでいき、雁字搦めに取り込んでしまう。

 

枡田「ザ・ビーストは、場を離れても効果が続くんだよ」

 

言って枡田が嘲笑う。

 

良平「真竜……。ショーケースレベルのテーマなだけあって、強力なカードだ……!」

 

祭乃木「……」

 

ここのせ「けっ、そんなこったろうと思ったぜ。……カードを1枚セット! ターンエンドだ!」

 

ーエンドフェイズー

 

能瀬心

LP:4000

手札:3

伏せ:1

フィールド:

巨大戦艦ブラスターキャノンコア

 

ターンの終わりは対照的に静かな立ち上がり。

結局、最後までデッキが読めぬ状況にこかげも首を傾げてしまう。

 

こかげ「閃刀なのに、巨大戦艦……? 」

 

そんな小学生たちに良平は訳知り顔で笑う。

 

良平「あのデッキには、まだまだ他のテーマカードが入ってるよ」

 

ケイジ「なんかめちゃくちゃだなー」

 

つかさ「なんなんだよ……! そんなめちゃくちゃデッキで勝てるのかよ!」

 

枡田「エンドフェイズ時、真竜皇の復活の効果発動。墓地の真竜モンスターを守備表示で特殊召喚できる。こい、バハルトスF」

 

真竜皇バハルトスF「グガァァァァァァァァッ!」

守:3000→3300 水 幻竜族 星9

 

ードローフェイズー

 

枡田「僕のターン」

手札2→3

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

枡田「ドラゴニックDの効果発動。フィールドのバハルトスFを破壊し、デッキから真竜皇アグニマズドVを手札に加える」

手札3→4

 

枡田「さらに破壊されたバハルトスFの効果で、デッキから真竜凰マリアムネを特殊召喚」

 

真竜皇マリアムネ「キュオォオオォオオ!!」

攻:2700→3000 風 幻竜族 星9

 

枡田「そして、真竜皇の復活をリリースし、真竜戦士イグニスHをアドバンス召喚」

 

真竜戦士イグニスH「はぁっ!」

攻:2400→2700 炎 幻龍族 星5

 

枡田「墓地に送られた真竜皇の復活の効果発動。フィールドのモンスターを破壊する。巨大戦艦ブラスターキャノンコアを破壊だ」

 

天からの稲妻が走り、巨大戦艦を捉える。

雷鳴一閃。

はたせるかな、ブラスターキャノン・コアは撃沈した。

 

ここのせ「……ッ!」

 

枡田「真竜の継承の効果で、カードを2枚ドローする」

手札4→6

 

ダメ押しとばかりにカードを補充する。

果てしないアドバンテージ。

良平は呟くように声を漏らした。

 

良平「ここまでアドを稼げるのか……。なんてデッキだ……!」

 

つかさ「ここのせにはもうモンスターがいない……!」

 

ケイジ「ダイレクトアタックで終わりかー」

 

こかげ「ごめんなさい……! わたしのデッキのせいで……!」

 

ゆき「こかげちゃん……」

 

涙をポロポロと溢すこかげ。

己が傷付くならいざ知らず、己のデッキが人を傷つけている。

やり場のない悲しみが両目から溢れていた。

そんな彼女の頭を亜美は優しく撫でてやる。

 

祭乃木「大丈夫よ。ここのせは、いざって時はやる奴だから」

 

亜美の顔に絶望はない。

何故なら彼女は知っている。

部員の強さを。

仲間のしぶとさを。

 

ーバトルフェイズー

 

枡田「バトル。イグニスHでダイレクトアタック」

 

真竜戦士イグニスH「ハァァァァッ」

 

枡田の指示にイグニスHが応えて飛び上がる。

そして握った拳をここのせに振り下ろした。

ここのせは騒ぐことなくカードを操る。

 

ここのせ「……見せてやるよ、星の力をな」

 

その言葉にこかげは顔をあげる。

 

こかげ「星……。もしかして……」

 

ここのせ「トラップ発動!創星改帰!」

 

《創星改帰》

通常罠

 

ここのせ「このカードは、手札・デッキから星遺物モンスターを呼び寄せる!」

 

星の力。

即ち之、星遺物。

 

枡田「!! ……星遺物カード……!」

 

苦々しく枡田が言う。

 

ここのせ「こい! 星遺物の守護龍メロダーク!!」

 

星遺物の守護龍メロダーク「グギャァァァァァァァァッ!!」

守:3000 風 ドラゴン族 星9

 

デュエリストを護るように星の力を宿し緑の龍がフィールドに現れる。

大地を揺らす咆哮に真竜たちはたたらを踏んだ。

 

ここのせ「メロダークは、フィールドにいる間、自身を含めたドラゴン族モンスターの数×500ポイント、相手の攻守を下げるぜ!」

 

真竜皇マリアムネ 攻:3000→2500

 

真竜戦士イグニスH 攻:2700→2200

 

真竜拳士ダイナマイトK 攻:2800→2300

 

悉くを制し、今や守護龍に勝る者はなし。

こかげは見上げる。

星の龍の双翼を。

 

こかげ「あれが星遺物カード……」

 

良平「星遺物は星の力が宿った、力なき者に力を与えると言われている。ここのせは、その力を借りて戦っているんだ」

 

つかさ「そ、そんなカードがあるなんて……」

 

 

能瀬心

LP:4000

手札:3

フィールド:

星遺物の守護龍メロダーク

守:3000

 

枡田威借

LP:4000

手札6

真竜の継承

ドラゴニックD

フィールド:

真竜凰マリアムネ 攻:2700→3000

真竜拳士ダイナマイトK 2500→2800

真竜戦士イグニスH 2400→2700

 

ーメインフェイズ2ー

 

突破できぬ壁に枡田は僅かに顔を顰めた。

 

枡田「チッ……。イグニスHとダイナマイトKの効果で、デッキから真竜の黙示録と、真竜凰の使徒をフィールドに発動する」

 

《真竜の黙示録》

永続罠

 

《真竜凰の使徒》

永続魔法

 

枡田「真竜凰の使徒の効果で、墓地の真竜カードを3枚デッキに戻して、カードを1枚ドローする。リストアジムD、真竜の黙示録、バハルトスFをデッキに戻し、カードをドローするよ」

手札6→7

 

枡田「手札の真竜拳士ダイナマイトKと真竜皇リストアジムDを破壊し、アグニマズドVを特殊召喚」

 

真竜皇アグニマズドV「シャァァァァァァァ!」

攻:2900 炎 幻竜族 星9

 

枡田「レベル9のアグニマズドVとマリアムネでオーバーレイ」

 

☆9×☆9=★9

 

再びオーバーレイネットワークがフィールドを飲み込み、やがて皇が帰還する。

 

枡田「エクシーズ召喚。真竜皇V.F.D」

 

真竜皇V.F.D「ガァァァァァァァァァァァァァッ!!」

攻3000→3300 闇 幻竜族 ランク9

 

つかさ「また出てきた……! せっかく倒したのに……!」

 

ゆき「あぅぅ……!」

 

枡田「ターンエンドだ。」

 

ーエンドフェイズー

 

枡田威借

LP:4000

手札:4

魔法罠:

真竜の継承

真竜鳳の使徒

真竜の黙示録

フィールド:

真竜皇V.F.D

真竜拳士ダイナマイトK

真竜戦士イグニスH

 

ここのせ「エンドフェイズ時に創星改帰のデメリットでメロダークは、破壊されるぜ」

 

ここのせを護る龍は役目を終えると静かに消えていく。

しかしただでは死なせぬとここのせはニの句を紡ぐ。

 

ここのせ「メロダークが破壊されたとき、墓地の種族、属性が異なるレベル9を手札に戻すことができる。巨大戦艦ブラスターキャノンコアを手札に加えさせてもらうぜ」

手札3→4

 

枡田「悪あがきを。星遺物とやらも大したことないね。これ、返せんの?」

 

勝ち誇るように枡田が肩をすくめる。

彼の前には真竜たちが並ぶ。

アドバンテージ差は限界ギリギリ。

良平はここのせを見る。

 

ードローフェイズー

 

良平「アド差がきついぞ……。いけるか、ここのせ……!」

 

ここのせ「……へ、よ、余裕だぜ……」

 

負けじと笑うここのせ。

しかし額から、否、身体全体から汗が滴っている。

 

良平「めちゃくちゃ汗かいてるーー!?」

 

祭乃木「こらー!! 負けんじゃないわよー!!」

 

ここのせ「わーってるよ! オレの! ターン!!」

手札4→5

 

ースタンバイフェイズー

 

枡田「この瞬間、ザ・ビーストの効果発動」

 

容赦なく枡田は手を差し向ける。

ケイジは嫌そうな声を出した。

 

ケイジ「また効果が封印されるぞー!」

 

こかげ「……」

 

もはや見てられぬとこかげは目を瞑る。

しかしここのせは返す刀にカードを抜き素早くスロットに放り込んだ。

 

ここのせ「させるかってんだ! 手札から速攻魔法!! 閃刀機-ウィドウアンカー-発動!!」

 

《閃刀機-ウィドウアンカー-》

速攻魔法

 

ここのせ「フィールドのモンスター1体を対象とし、そのモンスターの効果を無効にする!! 止まれ、ザ・ビースト!」

 

発動したマジックカードから無数鎖が飛び出す。

それらは真竜皇の足を、翼を、口を、身体を巻き取り雁字搦めに縛り付けてしまう。

 

真竜皇V.F.D「グギャァァ!?」

 

つかさ「あっ!?」

 

ゆき「効果が止まりましたぁ!」

 

ここのせ「これでやっと自由に動けるぜ。さぁて、反撃といこうじゃねぇか!」

 

祭乃木「やってやんなさい! ここのせ!」

 

ここのせ「巨大戦艦ブラスターキャノンコアを再び特殊召喚!」

 

巨大戦艦ブラスターキャノン・コア

攻:2500 地 機械族 星9

カウンター0→3

 

枡田「真竜の黙示録の効果発動。相手ターンにアドバンス召喚ができる。真竜の黙示録をリリースし、こい、真竜導師マジェスティM」

 

真竜導師マジェスティM「ハァァァァッ」

攻:2300→2600 風 幻龍族 星5

 

枡田「真竜の黙示録の効果発動。フィールドのモンスターを破壊する。消えろ、ブラスターキャノンコア」

 

再び雷鳴が起き、巨大戦艦を撃ち落とそうと躍起になって鳴り響く。

反射的に、しかし的確にここのせは対抗策をスロットに差し込んだ。

 

ここのせ「やらせねぇ!! 手札から速攻魔法、星遺物の胎動を発動!」

 

《星遺物の胎動》

速攻魔法

 

それは彼の切り札。

彼がデュエリストでいられるキーカード。

 

つかさ「また星遺物のカード……!」

 

ここのせ「星遺物の胎動は、フィールドのレベル9モンスターを対象とし、デッキから対象のモンスターとは種族、属性が異なるレベル9モンスターを特殊召喚できる! こい! 夢幻転星イドリース! 電撃怪獣サンダーザキング!」

 

夢幻転星イドリース「クックック……!」

守:2100 闇 天使族 星9

 

雷撃怪獣サンダーザキング「ゴガァァァァァァァァッ!」

攻:3300 光 恐竜族 星9

 

つかさ「種族と属性、テーマも違う……」

 

こかげ「まるで、バラバラのピースを星遺物カードが繋ぎ止めているみたい……!」

 

つかさとこかげが目を奪われたようにフィールドを注視する。

フィールドは雷鳴轟く曇天。

しかしイドリースは不適な笑みを浮かべつつ、結界を張っていた。

雷はこれに弾かれあえなく不発とあいなった。

 

ここのせ「イドリースが場にいる限り、フィールドのレベル9モンスターは効果では破壊されねぇ! 効果は不発だ!」

 

枡田「チッ……素人まがいのデッキ風情が……」

 

苛立ちを覚えたように、余裕のなくなった枡田が吐き捨てる。

ここのせは無視を決め込み手をフィールドに振りかざす。

 

ここのせ「レベル9のイドリースとサンダーザキングでオーバレイ!」

 

☆9×☆9=★9

 

黒いオーバーレイネットワークが轟いた。

 

ここのせ「ーー星の開拓! 人理の力は大地を砕く! 起き上がれ!」

 

やがて現れるは巨大な鑿岩機。

 

ここのせ「エクシーズ召喚! いくぜ、無限起動アースシェイカー!!」

 

無限起動アースシェイカー

攻:3300 地 機械族 ランク9

 

猛々しい機械音。踏み抜くはキャタピラ。

全長が視界の端から端まででは足りぬ程のサイズ。

 

ケイジ「わー、でけぇー!」

 

ここのせ「アースシェイカーの効果発動! 素材を使うことで、その枚数分、フィールドのカードを破壊するぜ! 2枚使って、ザ・ビースト、ダイナマイトKを破壊!!」

 

ここのせの命令に、アースシェイカーが鑿岩ドリルを突き立てた。

地面が大きく揺れ、亀裂がモンスターたちに向かっていく。

やがて奈落の底へと落ちていく。

真竜皇V.F.Dも真竜拳士ダイナマイトKも消えていく。

 

枡田「くっ……」

 

ここのせ「さらに、召喚士アレイスターを通常召喚!」

 

召喚士アレイスター「ふんっ」

攻:1000 闇 魔法使い族 星4

 

ゆき「あ! 今日当たったカードですぅ!」

 

恵「……ということは……」

 

ここのせ「効果発動! デッキから召喚魔術をサーチするぜ!」

手札1→2

 

ここのせ「アレイスターとブラスターキャノンコアをリンクマーカーにセット! 召喚条件はモンスター2体!」

 

←モンスター+↙︎モンスター=LINK2

 

ここのせ「リンク召喚! こい、星鍵士リイブ!」

 

星鍵士リイブ「やぁっ!」

攻:2000 光 サイバース族 LINK2 EXゾーン

 

ここのせ「星鍵士リイブは、星遺物の力を借りて場に出てくるカード! そして、デッキから星遺物カードを場にセットする! オレは星遺物を継ぐ者をセット!」

 

星鍵の剣使いが天に掲げて祈りをささげる。

彼女の導の先に僅かな力が宿される。

 

ここのせ「そのまま発動! 星遺物を継ぐ者!!」

 

《星遺物を継ぐ者》

通常魔法

 

ここのせ「墓地のモンスターをリイブのリンク先に、特殊召喚する! 戻ってこい! メロダーク!!」

 

星遺物の守護龍メロダーク「グギャァァァァァ!!」

攻:2600 風 ドラゴン族 星9

 

緑の龍が舞い戻る。

星の力を羽根に秘め、フィールドに降り立った。

 

ここのせ「つかさ!!」

 

ここのせは背を向けたままつかさに問いかける。

 

つかさ「!!」

 

ここのせ「才能を見極めるだかなんだか知らねぇけど、どうやらオレたちにデュエリストの才能はねぇ。それはもうどうしようもねぇんだよ。……けどな、オレには居てくれたんだ。背中をぶっ叩いてくれる奴らが、諦めなくていいって言ってくれる奴らが」

 

祭乃木「……」

 

良平「……」

 

ここのせ「だから、オレは戦えるんだ! 手札から魔法発動! 召喚魔術!」

 

《召喚魔術》

通常魔法

 

ここのせ「このカードは、召喚獣モンスターの専用融合! 手札からか、フィールド、墓地のモンスターを除外して融合できる! 墓地のアレイスターとサンダーザキングを除外融合!!」

 

フィールドに巻き起こるは融合演出。

紫色の渦が一つ。

 

ここのせ「ーー聖なる轍をこの大地に刻み込め! 」

 

しかして輝く融合の渦。

 

ここのせ「戦車前進ッ! 来い、召喚獣メルカバー!」

 

ばしりと音を立てて紫色の枠を持つカードをモンスターゾーンに繰り出した。

それは白銀のチャリオット。

旧時代の戦車である。

 

召喚獣メルカバー「ハァァァァッ!」

攻:2500 光 機械族 星9

 

フィールドには攻撃力3100のアースシェイカー、攻撃力2600のメロダーク。

そこに星鍵士リイブとメルカバー。

対するは真竜が2体。

 

枡田「お……あ……」

 

目の前のことに処理しきれないように枡田は口を開けてを目を白黒とさせている。

 

つかさ「も、もしかして……!」

 

ーバトルフェイズー

 

ここのせ「行くぜ! バトル! アースシェイカーで、イグニスHを攻撃!! 」

 

アースシェイカーが再び起動。鑿岩機を振りかぶりイグニスHの頭上から一気に振り下ろす。

 

真竜戦士イグニスH「ぐぁぁっ!!?」

 

その攻撃力の差は1100。

粉塵を巻き上げ撃滅。

 

枡田「……がぁぁ……!」

LP4000→2900

 

ここのせ「続いて、メロダークでマジェスティMに攻撃!」

 

星遺物の守護龍メロダーク「ガァァァァァァァァ!!」

攻:2600

 

真竜導士マジェスティM「きゃぁぁっ!」

攻:2100

 

メロダークの口から射出された光弾はマジェスティMを貫き爆散させた。

破片を伴って枡田に余波が直撃する。

 

枡田「…ギッ…」

LP2900→2400

 

ここのせ「トドメだ!! 行け! 召喚獣メルカバー!! ダイレクトアタック! 」

 

召喚獣メルカバー「フゥッ! ハァァァァッ!」

攻:2500

 

白銀のチャリオットは猛然と音を立てながら前進。

乗り手の騎士が槍を突き立て鋭く貫く。

それはデュエリストのライフを削り切るには十分であった。

 

枡田「…………」

LP2400→0

 

ビィーと鈍いブザー音。

それはここのせの勝利を告げる音だった。

 

良平「よし!」

 

つかさ「……やった……? ……た、倒したのか……!!」

 

ここのせ「はっ、余裕だぜ!」

 

腰に手を当てここのせは最大限の澄まし顔を見せてやる。

しかし気を取り直し、枡田に向けて痛烈に指を差した。

 

ここのせ「さぁ、カードを返してもらうぜ!」

 

枡田「……」

 

ここのせ「あ、あれ……?」

 

反応はなし。

俯き、棒立ち。

腕はだらりと落ちている。

 

枡田「……システムをレプリカモードで起動する準備をしています...」

 

代わりにぶつぶつと無機質に言葉を発する。

だらりと下げた腕についたデュエルディスクが地面に落ちた。

 

ここのせ「な、なにブツブツ言ってやがんだ……?」

 

枡田「……次の不明な発行元からのプログラムを実行しようとしています。C:¥tierra¥qliphoth.exe の実行を許可しますか? ……[y]……システムを自律モードで起動します」

 

刹那。

恵が素早く顔を上げて警告する。

 

恵「……強力な時空震源を感知……! ここのせ、離れて……!」

 

ここのせ「は……?」

 

聴き慣れぬ言葉に、普段ではあり得ぬ恵の強い口調。

ズズズと何かを引きずるような音がする。

やがて地面をどんと蹴るような振動。

 

ここのせ「うおっ!?」

 

こかげ「きゃあっ!?」

 

ケイジ「なんだー!? 地震かー!?」

 

立つのが難しい程の揺れに全員が腰を曲げる。

枡田は白目を剥きながら頭を振り乱していた。

 

枡田「……動…源が不足してい…す。C:¥隠されし機殻を実行…ます。お……あぁ……うぁぁぁぁぁぁ……!!」

 

やがて頭をガシガシとかき乱しながら狂乱の声を上げながら走り去っていった。

 

ここのせ「あ!? ま、待ちやがれ!!」

 

良平「な、なんだったんだ今の……?」

 

ゆき「怖かったですぅ……」

 

恵「……!」

 

何も言わずに恵は駆け出そうとするも亜美がその肩を抑えた。

 

祭乃木「恵! 深追いはやめておきましょ。目的はデッキを取り返すことでしょ?」

 

恵「……承知した……」

 

良平「と、とにかく! デッキは取り戻せたな」

 

ここのせ「とりあえず、一安心だぜ」

 

落ちたデュエルディスクからデッキを引き抜き中を確認する。

先程までデュエルしていたデッキだと確認できた。

 

つかさ「よかった……! ……これでもう、やめれるな……」

 

憑き物が落ちたようにつかさは安堵し、また寂しそうに言った。

 

こかげ「つかちゃん……」

 

つかさ「ありがとう、ここのせ!」

 

それから笑みを浮かべつつ、ここのせの手にあるデッキに手を伸ばした。

しかしここのせはスイッと持ち上げ、デッキを取れないようにしてしまう。

 

つかさ「え?」

 

祭乃木「ちょっと、ここのせ! 何今更意地悪してんのよ!」

 

ここのせ「ちげーよ!……こかげ。このカードたち、ちょっと借りていいか?」

 

こかげ「え? う、うん」

 

つかさ「な、何すんだよ!」

 

ここのせ「このカードはオレが手に入れたもんだ。返すか返さないかはお前次第だぜ、つかさ。……お前が自分の力でオレからデュエルで奪いとってみろよ」

 

つかさ「な!? そ、そんなのできるわけないだろ!?」

 

ここのせ「お前、負けっぱなしでいいのか?」

 

つかさ「そ、それは……。でも、おれ、デュエルできるようなデッキ持ってないんだよ! だからこかげから借りたんじゃないか!」

 

ここのせ「わかってるっての」

 

同じ境遇とわかっている。

彼の姿はどこまでもーー。

故にここのせは思わず己のデッキから一枚カードを抜きとり差し出した。

運命力のない自分ち複数枚来てくれたら星のカード。

 

ここのせ「これ、使えよ」

 

つかさ「これは……」

 

つかさは確かに受け取った。

星遺物を継ぐ者のカードを。

 

ここのせ「オレたちは自分の力だけじゃ戦えねぇんだ。けど、カードは自分の力だけで集めなきゃいけないもんじゃないぜ」

 

つかさ「自分の力だけじゃなく……」

 

ケイジ「なるほどー」

 

こかげ「……うん」

 

祭乃木「よっしゃ! アタシも協力したげるわ! 一緒にここのせをぶっ飛ばしましょ!」

 

ゆき「微力ですが、お手伝いしますよ!」

 

恵「……ん……」

 

つかさ「うん……。うん! わかった! けど、やるからには本気だ! ここのせ! 負けても泣くなよ!」

 

ここのせ「それはこっちのセリフだ!」

 

祭乃木「よーしっ! 今からデッキを……!」

 

亜美が提案しようとした次の瞬間だった。

すっかり暮れた空はもう赤さも消えて星が出始めている。

定時を示す町のチャイムが鳴り響いていた。

 

ケイジ「あー! 門限ー!」

 

こかげ「いけない! 怒られちゃう!」

 

つかさ「や、やばっ!?」

 

良平「あ、もうそんな時間か。……じゃあ今日はここまでだね」

 

仕方ないとばかりに全員が頷く。

亜美は代表してさらに声を上げた。

 

祭乃木「つかさ、ケイジ、こかげ! 明日、またウチの高校に来なさい! 校門で待ってて!」

 

つかさ「わかった! 絶対いくから!」

 

ケイジ「じゃーねー」

 

こかげ「さようなら!」

 

三人はそれだけ言うと駆け出していく。

それぞれの帰路を急ぐ。

 

ゆき「さよーならー!」

 

ゆきはひらひらと三人が見えなくなるまで手を振った。

それから亜美はニヤニヤと笑いながら肘でここのせをつつく。

 

祭乃木「……やるじゃん、ここのせ」

 

ここのせ「うるせー。あんまこっちみんな。恥ずかしいから」

 

良平「かっこよかったと思うけど」

 

ここのせ「あー!! うるせぇうるせぇ! ほら、もう帰るぜ!」

 

指摘されたここのせは、顔を真っ赤にしてズカズカと歩いていく。

そんな姿をゆきは口に手を当てて笑った。

 

ゆき「まぁ」

 

恵「……ユニーク……」

 

祭乃木「でも、肩を入れたくなるのもわかるわ。あの子、昔のここのせみたいだからさ」

 

ここのせ「おい、もういいって、昔話はよ!」

 

良平「はは、確かに恥ずかしいから、やめてほしいよな」

 

ゆき「えー! 聞きたいですぅ」

 

ここのせ「どうしてもってんなら、オレらのいないところでやってくれよ! 良平! 飯行こうぜ!」

 

良平「そうだね。いくか」

 

男二人はずんずん歩いていく。

 

祭乃木「あ、ちょっと! ……あーあ、カッコつけの割に恥ずかしがり屋なんだから」

 

ゆき「男の子って感じですね!」

 

恵「……」

 

祭乃木「ま、でもちょっとくすぐったい気持ちもわかるのよ。つかさが、ここのせに似てるからかしら。他の二人も、なんだか昔のアタシたちを見てるみたいなのよ。……もっとも、良平とここのせはあんなに仲良くなかったけどね」

 

ゆき「え!? そ、そうなんですかぁ!?」

 

恵「……予想外……」

 

祭乃木「アタシたちは、点でバラバラだったのよ。無鉄砲すぎたアタシと、運命力0のここのせと、デュエルが強かった良平と。でも、そんなアタシたちがヒーロー部になったのは、バラバラだったからこそ、なのかもしれないわ」

 

うっすらと見えてきた星空がいつかの空と重なってみえる。

亜美は昨日のように思い出せる。

ヒーロー部の始まりを。

 

 

 

 

【8年前 祭乃木宅】

 

その頃からもはや年季の入ったアパートだった。

仏壇からはほのかに線香の香りがして、父親はもう出かけている。

テレビは煌々と輝き、ヒーローを映し出している。

 

『光を纏い悪を制する! 我が名はウルトラ仮面グレンジャー!』

 

それを吸い付くように見ている子供が一人。

小学生4年生の祭乃木亜美である。

その時からもう赤みのある髪の毛を後ろで束ね、半袖の赤いシャツにホットパンツ。

 

祭乃木「うぉぉ! 」

 

しかしテレビに映るはヒーローものの特撮である。

座ることも忘れて興奮のあまりはしゃいでいた。

 

祭乃木「ヒーローって、やっぱりかっこいいわ!!」

 

これは彼女がまだ幼き日の想い出の話。

 




▪️今回の禁止カード
《真竜皇V.F.D》
2017年1月14日発売のマキシマム・クライシスにて登場。
2021年10月改訂にて禁止カードに指定されました。
まぁそりゃそうだろうなって効果ですよね。
ただ作品の流れ的にまぁまぁ出てくるカードになりますので二章の間は目を瞑ってください……。

◾️次回予告
次回寝る前決闘空間
『ヒーローの起源』
次回のお話は過去のお話です。
どうかお付き合いください。

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