【第一部完結】転生イノベイドのイオリア計画再生記 in C.E. 作:アルテミー
「何だコイツは…っ!」
目の前に音もなく静かに
"ヴァジュラビームサーベル"を構えるガイアだが、それにも関わらずに目の前の機体は
「コイツも…ザフトかっ!」
しかし、先程こちらにビームを撃ってきたということは敵だ。敵が乗っているのだ。いや、そもそもこの場所に自分達以外に味方などいるわけがない。何せここはザフトの軍事基地で、自分たちはそこから機体を奪った強奪犯なのだから!
「えぇぇい!」
ビームサーベルを突き出すように構え、敵に向かってガイアを突進させる。先程のザクのような油断なんてもうしない。全力で目の前の敵を
敵機との
しかし、ステラはそんなことを知らないし気にしない。そのまま敵機体を破壊しにいく!
–––––––––もらった!
だが一瞬の後、ステラの目が大きく見開かれた。
「なっ–––––」
ステラが気づいた時には、既に敵機の右腕が大きく空に向かって
ガシャンッ、という
ガイアのコックピットモニター、その左
「ぐうっ、何だこれは!?」
ガイアはバルカンを放ちつつも
「ステラ!」
アビスからの援護射撃が入るが、それを目の前の機体は剣と一体化したシールドで防御。その間にステラはガイアを
「どういうことだ?あんな機体の情報は…っ!」
しかし、アンノウンは
「クソッ、何なんだよコイツはっ…!」
アビスは火力だけは前世代機である"フリーダム"をも超える性能を
それ故に懐に入り込まれたアンノウンに対抗する術をアウルは持ち得なかった。唯一の近接武装である"ビームランス"で攻撃を仕掛けるものの、アンノウンは
返しの攻撃は何とか受け切れたものの、対ビームコーティングされた筈の両肩部のシールドには
「アウルっ!」
仲間の
「チッ、こりゃどういう状況だ…ネオのやつ!」
おかしい。地球軍の特殊部隊である"ファントムペイン"の"エクステンデッド"が三人に加えて、その全てがザフトの新型機に搭乗している。にも関わらず、三人はたった一機の謎のモビルスーツに
▽△▽
アーモリーワン内部で新型の強奪
争っているのは、アーモリーワンに
名を"ガーディ・ルー"という地球軍の新型艦は、ユニウス条約で禁止された
しかし、ザフトもただではいかない。港に
「ユーラシア級撃沈!」
「
「正面にナスカ級を
そんなガーディ・ルーのブリッジ内は、迎撃の為に現れたザフト軍の対応に
「アンチビーム
だが、ガーディ・ルーの艦長イアン・リー少佐はあくまでも冷静に指示を出す。彼等は地球軍であると同時に特殊部隊ファントムペインに所属する人間である。目的のためなら何でもする彼等にとって、この手の
「ゲイツはモビルスーツ隊に対応させろ。ナナバ機とヘルガ機を応援に向かわせる」
ガーディ・ルーのカタパルトから二機のモビルスーツが発進していくのをブリッジから見届けながら、イアンは隣に立つ己の上官へ視線を向けた。
「…彼等は失敗ですかね?港を潰したといってもあれは軍事工廠です。長引けばこっちが保ちませんよ?」
イアンの言う"彼等"とは、わざわざザフトの軍事用コロニーに攻め込んでまで手に入れる必要があった新兵器を強奪する為にアーモリーワンに潜入した部下の三人の子供達のことだ。
それらを含めて、イアンは
「
戦場にそぐわない
「だがまぁ、このままじゃ
このままザフト相手に戦いを続けていても時間の
それはネオもよくわかっていることだ。
「…よし、俺が出よう」
「大佐がですか?」
現状、ザフトとこちらの
元々の戦力差は大きいが、あちらはミラージュ・コロイドの奇襲による混乱から立ち直っておらず、さらにあちらが出してくるのは
「俺を出した後、ゴットフリートで前方のナスカ級を狙え。墜とせなくてもいい、当てさえすれば後は俺が何とかする。出来るな、イアン?」
「ハッ!」
ブリッジを出るネオを敬礼で見送ると、イアンは命令通りに
「照準…射角固定まで残り10」
「カタパルト用意…エグザスが出るぞ!」
程なくして、ガーディ・ルーの
「照準固定…艦長、いつでも撃てます!」
「目標前方ナスカ級…ゴットフリート、撃てぇ!!」
そして、イアンの号令の元、ガーディ・ルーの主砲であるゴットフリート…計4門からなる強力なビーム砲がナスカ級
狙いは完璧だ。
あの仮面の上官には、
既に脳内ではナスカ級の撃沈を確信していたイアンだったが、現実はそうはいかなかった。ナスカ級を貫く直撃コースだった筈のゴットフリートがその直前で斜め上に
「な、何だ!?何が起こった!?」
イアンの見間違え…目の
「映像、出ます!」
やがて、ガーディ・ルーのブリッジに正面のナスカ級が
だが、イアンが
それは…。
「モビルスーツだとっ!?」
それは、モスグリーンと白を基調としているのが見てとれた。右腕にはおそらくは砲撃装備だと思われるライフルを持ち、左腕はちょうど角度の問題でこちらからは見ることができない。しかし、腕を隠すほどの両肩部のシールド部分?から
それは確かに人型の形状した兵器…モビルスーツであり、頭部にはGATシリーズ等と同じく
『ガンダムセレーネ…作戦行動を開始する』
周囲を覆う粒子フィールドの中、その機体"ガンダムセレーネ"のコックピットにて、中性的な少年がそう言うと同時に頭部のツインアイがきらりと
インパルス「俺の出番は?」
→本当にごめん。次で絶対出すから許して
ガンダムに傷付けられた記念すべき機体は…ガイアっ!
パイロットのステラちゃんには、炭酸こと『不死身のコーラサワー』の加護を与えます。なのでどうか長生きして幸せになってください。
アステリア、セレーネ等のオリジナル機体については後々に記載するのでしばしお待ちを。