【第一部完結】転生イノベイドのイオリア計画再生記 in C.E. 作:アルテミー
議長とラクスの心理描写が難しすぎてキラ視点にするしかないという。
後、カナーバさんの口調がイマイチ分からない。
ザフト、連合共に『エンジェルダウン作戦』に向けての準備が行われている中、その前哨戦に巻き込まれる形となったラクス・クラインらを乗せたエターナルは、複数の
なお、ザフト勢力権までの道中は念のためにジュール隊のボルテールが護衛し、プラント本国の駐留軍にバトンタッチしてからは『エンジェルダウン作戦』のことも考慮して作戦宙域へととんぼ返りしている。
オーブでの一件もあり、素直にプラント…ザフトを信頼できずにいるラクスらではあるが、向こうが対話を求めている以上はいきなりフリーダムを持ち出して逃走を
そして今、ラクスの父シーゲル・クラインと親交の深かったプラント前議長アイリーン・カナーバら旧クライン派の案内の元、ラクスとキラはデュランダルの待ち受けるプラント最高評議会のビルへと向かっていた。
だが、そこにバルトフェルドやダコスタといったエターナルクルーの面々の姿はない。デュランダル側から会う人間はラクスとキラの二人が望ましいという指定を受けていたからだ。
「でも、本当に良かったの? バルトフェルドさんにも来てもらった方が良かったんじゃ…」
キラは隣のラクスに不安そうな声を上げた。
仮にこれが
「そう不安に思うことはない」
そんなキラの考えを否定したのは、カナーバだった。C.E.72年ユニウス条約締結と共に議長を辞任した彼女だが、旧クライン派の人間としてはかなりの力を持っており、今でも"ターミナル"を通してラクスに援助してくれている人物でもある。
「今ここにいるのはプラントのアイドル"ラクス・クライン"とオーブ軍所属の"キラ・ヤマト准将"だ。デュランダルを疑うのも分かるが、奴とて公の舞台…それも
「それは…そうですけど」
そう、望ましいことではないが、今のキラはフリーダムに乗るにあたって、オーブ軍の元で正規の軍籍を得ていた。キラとしては姉の身内人事だろうが故に
「逆に君の言う"砂漠の虎"は名が売れすぎている。言い方は悪いが、"ザフトからの脱走兵"である以上はここにいる方がかえって居心地が悪いだろう。おそらくデュランダルは気にはしないだろうが––––––」
そんな話を続けながらも、ラクスにとっては久しぶり、キラにとってはあまり
街中といっても既に"アプリリウス"の
やはり、それでも一番目を引くのは"彼女"の姿。
『静かな〜この夜に〜♪』
街中に設置されたモニターで歌う"ラクス・クライン"。
その容姿はキラの隣を歩く彼女にそっくりであり、それでいて二年間一緒に過ごしてきたキラにとっては違うと分かる別人だ。
「………」
とはいえ、やはり自分と同じ容姿、同じ声をした
「ラクス……」
「あの"ラクス・クライン"についても、デュランダルから話されるだろう。君たちにとってはあまりいい気分のものではないだろうが…」
と、カナーバが言いかけたところで車が停まった。どうやら目的地に到着したらしい。
「こっちだ。現状が現状なので少し慌ただしいが、あまり離れないでくれ」
キラとラクスは車を降り、先導するカナーバらに付き従う形でビルの中へと入っていく。
カナーバの言う通り、ビルの中はやけに
目に見えて分かる地位の高い人物たちが騒がしくしており、おそらくは最高評議会の議員たちだろうが、どうしたというのだろうか?
そんな風に思っていると、キラたちの元に一人の議員が
「カナーバ前議長!」
「これはシュライバー国防委員長。『エンジェルダウン作戦』について、議長とのお話がお済みになったのですか?」
カナーバがそう言うと、シュライバーと呼ばれた男は頷く。
国防委員長ということは、二年前のパトリック・ザラと同じでザフトの実質的なトップということだ。
「議長の許可も得ました。作戦はまもなく開始されるでしょう。今は念の為、既に太陽炉搭載モビルスーツの量産体制を視野に入れ始めているといったところです」
「おお…それはそれは」
「前線はフェイスや一部のエースに任せ、念の為に後方にはグラスゴー隊やアルバート隊も控えさせる予定です。万が一があろうとも、決して連合に遅れは取りませんよ」
何を話しているのかキラ達に分からないが、おそらくザフトの機密に当たる情報なのだろう。ならば、それをこのまま盗み聞きする形になるのはどうも
なのでそろそろ一言申そうかとキラが思っていると、それより先にシュライバーがカナーバの背後にいる二人に気がついたようだ。
当然、真っ先にプラントの歌姫であるラクスに気が付き、声をかける。
「おおっ、これはラクス様ではありませんか。それに貴方は……」
「こちらはオーブ軍所属のキラ・ヤマト准将。我々なりにいうのなら、フリーダムのパイロットといった方が分かりやすいでしょう」
「なんと! まさかフリーダムの!?」
カナーバの紹介にシュライバーは分かりやすく驚いた表情を浮かべる。
キラとしても強奪したフリーダムのパイロットというのはあまり誇りに思うことではないため、居心地悪く思いながらも軽く
「シュライバー委員長も先日の戦闘の報告は受けているでしょう。その件に関して、これから議長とお話しされるのです。我々はその案内でして、話の続きは後ほど…」
「あぁ、そうでしたね。お時間をとらせて失礼しました。ラクス様も…えぇっと…ヤマト准将も」
そう言うと、シュライバーは申し訳なさそうにラクス達の方を見て頭を下げた後、道を開けるように横に移動した。
「いえ、僕たちこそ、このお忙しいときに騒がせてすみませんでした」
キラとラクスもそんなシュライバーに深く頭を下げた後、先に向かったカナーバを追ってビルの奥へと向かう。
向かう途中でも二人は周囲の注目を集めた。
プラントでも議長であるデュランダル以上に顔が売れているラクスは当然として、その隣を歩くキラにも視線が集まる。
ラクスはともかくオーブ軍人であるキラがデュランダルの元を訪問するのは極秘となっており、それこそシュライバーのような最高評議会に名を
そんなこともあり、集まる視線に居心地の悪さを覚えながらもキラ達はビルの中を進んでいき、やがて最奥の扉へ続く道で立ち止まった。
「我々の付き添いはここまでだ。後は案内の者に従ってくれ」
この先の部屋がデュランダルの
厳重…とまではいかないが、少なからずの警備の人間がおり、そこに引き継ぐようにキラ達とカナーバ達は入れ替わった。
キラ達はカナーバ達に頭を下げた後、案内の人間の指示に従って移動し、議長室へ足を
「議長。ラクス・クライン様とキラ・ヤマト様をお連れいたしました」
デュランダルは部屋の中央に設置された席に座っていた。こちらからは顔が見えないが、デュランダルの対面には三名の人物の姿が見える。どうやら会談中だったようだ。
「…ああ、もうそんな時間だったか」
デュランダルはキラ達の入室に気が付いたようで、手を上げて答えると席を立った。つられて、対面に座っていた者達も腰を上げる。
「では、申し訳ないが今日の会談はここまでということで」
「いえ、こちらこそ。独立の件に関しては、プラントにも前向きに検討いただけるということでよろしいですか?」
「勿論だとも。女王陛下にもよろしく伝えておいてくれたまえ」
デュランダルと話していたのは三人の青年だった。
主に代表となってデュランダルと話しているのが金髪の青年。
そして、控えるように一歩下がる位置にいるのが、どこか鋭いナイフのような冷たい印象を受ける銀髪の青年と中性的な容姿をした掴みどころのない印象の青年だ。
「ご苦労だったね。では"ファウンデーション"の方々を出口まで案内してくれ。ラクス嬢とヤマト准将との会談は私だけで十分だ」
「はっ!」
デュランダルがそういうと案内役の人間は
「……ふ」
「っ!」
–––––––お前がキラ・ヤマトか。
確かにそう問われたと感じた。
理屈は分からない。確かな憎悪と敵意、己の心を探られるような
「今のは……」
しかし、実際には彼等との間に会話が交わされることなく、互いに一例
「キラ…?」
ラクスに声をかけられてハッと我に帰った時には既に彼等は部屋を退出していた。
辺りを
「大丈夫ですか…?」
「…うん。行こう、ラクス」
ラクスを不安にさせるわけにはいかない。
キラは
「やぁ、すまなかったね。少し予定が遅れていて、君たちを待たせることになってしまった」
「…いえ」
「こちらへ」
デュランダルは穏やかな口調でキラ達を対面のソファへと案内し、キラとラクスは遠慮を覚えながらも案内された席へ着いた。
同時にデュランダルはつい先程すれ違った青年たちについてを軽く説明する。
「彼等はユーラシア連邦からの独立を果たした新興国の者たちでね。大西洋連邦とプラントにその自治を認めてもらおうとここで来ていたんだ。…最も、君たちが私に聞きたいことはそんなことではないだろうがね」
そう言うと、デュランダルに対してラクスが単刀直入に切り出した。
「デュランダル議長。オーブにて私を暗殺しようとしたのは事実ですか?」
その瞬間、空気がピリついたように感じた。
「…ふむ、どうして私だと?」
デュランダルは仮面のような笑みを貼り付けているが、キラとラクスは表情を険しくして言葉を続けた。
「UMF/SSO-3"アッシュ"。正規軍でしか運用されていない最新鋭機だと思われるモビルスーツに私たちは襲われましたわ」
「だから僕は、またフリーダムに乗ったんです。本当は戦いたくないけど、ラクスを守るために」
キラ達がデュランダルを信じきれない最大の理由。それがオーブで暗殺部隊を送り込まれたことである。今のプラントで活躍している
「バルトフェルドさんは送り込まれたのは訓練されたコーディネーターだと言っていました。最新鋭のモビルスーツもあって、僕たちはザフトによるものだと疑っています」
「………なるほど」
問いというよりは、半ば
「この情勢で君たち相手に誤魔化す必要もないか…」
そして、その一言を発する。
「そうだ。私が君たちを殺そうとしたのだよ、ラクス・クライン。キラ・ヤマト」
デュランダルはその顔に政治家としての仮面を貼り付けたまま、変わらぬトーンでそう告げたのだ。
>エンジェルダウン作戦(ザフト側)
メインをフェイス部隊やミネルバ隊で固める。
後方をC.E.版コンスコンで有名なグラスゴー隊。アルバート隊には『月光のワルキューレ』ことアグネスさんがいたりもするが、出番は多分ない。
>キララク→デュランダル
暗殺されかけたんだから好感度は高くないけど、
>デュランダル→キララク
アコードのラクスは放っておくと危険だから始末したかったが、失敗して眠れる
暗殺事件を認めたのは、素直に話してラクス達に信用してもらうため。公表されれば失脚は間違いないが、デュランダルとしては議長の椅子を手放すのに何の躊躇いもない為に全然平気というのもある。
>ファウンデーション
大西洋連邦(連合)とプラントが手を組んだのをいいことにユーラシア連邦から独立。
オルフェとシュラを特使としてデュランダルの元へ送った。
>一応オリ主扱いの転生イノベイド
暗躍・暗躍・暗躍中。
不仲説出ているデュランダルとアコード達(アウラ)が協力体制になっているのも、デュランダルがDPを諦めたのも、ラクス暗殺を認めたのも全てはこの男が暗躍していたからなのだ!
???「デスティニープランとイオリア計画。人類の未来に相応しいのはどっちかな?」