囁きのプレゼント   作:kiramaru

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推しの誕生日、祝わずにいられないッ!ということで勢いで書いちゃいました。


囁きのプレゼント

新世界を進むサウンド・サニー号の甲板

その日、甲板でいつも通り昼寝をしているゾロの傍に二人の“なにか”達が降り立った

外に出ている船員でそれに気付いたのは、これまたいつも通り“特等席”にいたルフィのみ

ぼんやりとしたシルエットしか見えない“なにか”達にルフィは首を傾げるが、嫌な気配はしなかったのでそのまま放置した

 

“なにか”達がゾロの隣に座ると、彼の傍に三人の人影が現れた

派手な着物を着た青年や袴姿の少女、紫の着物の着た男は“なにか”達と楽しげに談笑する

彼らの姿とその様子はやはりルフィにしか見えなかったが、やはり嫌な気配はせず楽しそうだったので、そのままにしておいた

 

しばらくすると談笑は終わり、“なにか”達はゾロの耳元で何事かを囁いた

そして船首にいるルフィの方を向くと彼に向かって手を振った

その時、ぼんやりとしたシルエットでしかなかった筈の二人の姿がハッキリと見えた

ルフィは一瞬驚くも、ニカッと笑って二人に手を振った

気が付くと二人の気配は消えていた

 

「ゾロ━━!!」

ルフィがゴムの腕を伸ばして船首から降りると、ゾロの右目は即座に開いた

「おう、ルフィ。どうした?」

「しししっ!アイツらいいな!」

急に言われた言葉にゾロは「アイツら?」と首を傾げる

「おう!さっきゾロに会いに来てたんだ」

船長の発言に未だ首を捻るゾロであったが、直後に頭の中に声が響いた

それは、微睡みの中で確かに聞いた二つの声だった

ルフィの言っている“アイツら”とは、“彼女達”のことだろうか

そう思ったゾロは小さく笑いながら「おう」と応えた

それを見たルフィも「ああ!」と笑い、「サンジー!今日は宴だー!!」と大声を出しながらキッチンに向かって走って行った

 

ルフィの姿が見えなくなると、ゾロは傍に置いてあった刀に目を向けた

「来てたんなら起こせ」

ゾロがそう言うと、彼にしか聞こえない声が応えた

((アイツが起こすなって言うからよォ))

飄々とした青年の声が軽く応える

((久しぶりにゆっくり寝てるから、起こすのはちょっと申し訳ないって))

凛とした少女の声がそう言って笑う

「変なところで気を遣うのな」

((まさか、こういった形で“先々代”と会うことになるとはな))

少し堅めな低い男の声に、ゾロは「そうか、初めてか」と返す

「おれは盆の時に初めて会ったが、お前はそん時いなかったな」

((次はまたお盆の頃だね~))

「ああ」

少女の声に短く返すと、ゾロはまた甲板に寝転がった

 

 

 

 

 

ゾロ、誕生日おめでとう

言っても聞かないだろうけど、あんま無茶はしないでね

大剣豪になる日を、待ってるから

 

 

主様、お誕生日おめでとうございます!

これからも主様と皆様の活躍を見届けさせていただきます

あなたが大剣豪になれる時を心よりお待ちしております

 

 

 

 




・閻魔
一人称:俺
根元が紫で毛先にかけて黒のグラデーションになっている髪に、紫の着物姿の男
外見年齢は23歳ぐらい
イメージ声優は安元洋貴さん

ゾロは覇気が使えるようになったタイミングでみんなの声が聞こえるようになった設定です。(見聞色の派生)
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