P4GS   作:笠井裕二

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続きです。

少々遅いですが、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年もゆる〜くやってまいりますので、引き続きゆる〜くお付き合い頂ければ幸いです。


普通の人々〜ordinary people〜

 

・・・

 

美智恵side

 

「結論から申しますと・・・、現代医学的には令子さんの状態は至って健康です。ただ、眠り続けている、としか・・・。」

「やはりそうですか・・・。」

 

美智恵は今、令子が運び込まれた病院にて、彼女の診察を担当した医師からそう説明を受けていたーーー。

 

 

いつものように美智恵が令子の事務所に向かうと、そこには令子が倒れていたのである。

ちょうど友人宅から戻っていたおキヌと共に令子に呼びかけるも、全く反応を見せなかった。

 

そんな時、横島と悠を顔を見せ、急いで救急車を呼び、現在に至る。

 

とは言え、美智恵は流石は一流の霊能者だけあって、霊的痕跡については咄嗟に調べていたのである。

もちろん、以前にも言及した通り、彼女の能力は捜査向きの能力ではないので詳しい事までは分からなかったが、とりあえず令子が何者かの襲撃を受けた、それが一般人か霊的存在かはともかく、という線は消えていたのである。

何故ならば、令子は肉体的にも霊的にも全くの無傷だったからである。

 

では、どうしてそのような状態になったかまでは分からなかったが、そこはそれ、人工幽霊壱号ととんでもない捜査力を持つ鳴上が現場検証を買って出てくれたので、こうして身内として医師の説明を受けていた、という流れであった。

 

(ちなみに、おキヌも美智恵に同行し、部屋の外でひのめの面倒を見ていたりする。

事務所に残ったのは横島と鳴上だけである。)

 

 

「やはり、という事は、何か心当たりがおありなのでしょうか?もしかして、以前に遭遇した悪魔ナイトメアのような存在、だとか?」

「あら、お詳しいのですね?」

「・・・実は娘さんとは何度かお仕事をした事がありましてな。基本的に私は、霊的存在については否定的な立場なんですが・・・。」

「へぇ・・・。」

 

令子の診察を担当した医師、それは、令子やおキヌ、横島とも面識のある医師であった。

悪魔ナイトメアの件や病魔の件、果ては“アシュタロス事件”にて一時危篤状態(というか、一応は死んだ状態)であった令子の蘇生にも関わっている。

 

そんな過去の経験から、この医師はそうたずねたのである。

だが、それとも少し違うのであるが。

 

「残念ながら、現時点では何も分かっていません。霊的痕跡が全くありませんので、何かしらのトラブルがあった訳ではないようですし、身体にも異常がないというのであれば、病気などの線も消えますしね・・・。」

「ふむ・・・。」

 

現代医学では原因不明な事であっても、霊障だった、という事はよくある話なのだが、その専門家である美智恵にも何も分からないとなると、医学的にも霊的にも、本当にただ眠っているだけ、という結論になる。

 

もちろん、そんな訳がない。

令子の今の状況は、直前に出会ったエリザベスが原因な訳であるが、現時点ではそれは二人にも分からない事なのであったーーー。

 

・・・

 

番長side

 

「何か分かったか、鳴上?」

「いや、残念ながら何も・・・。ヒミコは何の反応も示さなかった。」

「マジか・・・。こっちもだ。人工幽霊壱号の記録と映像にも、不審な点は見られない。本当に突然、美神さんが倒れた事しかな。」

「ふむ・・・。」

 

俺達は今、事務所に残って現場検証を行っていた。

 

もちろん美神さんの事は心配だったが、大勢で病院に押しかけても無意味な事だし、美智恵さんからも詳しく調べてみてくれ、との事だったからな。

 

そんな訳で、病院には美智恵さんとおキヌさん(とひのめちゃん)が同行し、こっちには俺と横島が残ったのである、・・・が、しかし現状は芳しくなかったのである。

 

以前にも言及したかもしれないが、美神さんの事務所は普通の事務所ではない。

この建物そのものが意思を持っているし、簡易的ではあるが結界さえ備えているのである。

 

そうした意味ではセキュリティとしては現代科学すら軽く凌駕する防犯を兼ね備えているのだが、その肝心の人工幽霊壱号の記憶にも記録にも、特に不審な点が見られなかったのである。

 

しかも、美神さんや美智恵さんからもお墨付きを貰っており、俺も散々世話になったりせのヒミコにすら反応がない、となると、本当にこの場では“何もなかった”事になる。

 

・・・しかし、こうしたある種のアリバイが完全に成立しているにも関わらず、俺達は納得していなかった。

いや、明確な“何か”がある訳ではないのであるが、霊能者としての勘、みたいなものであろうか?

 

もしかしたらそれは、美智恵さんも同様だったのかもしれない。

 

「ま、幸いな事に、隊長からの連絡では医学的には美神さんの身体に特段問題はないらしい。そして、霊的要素もないとなると・・・。」

「本当にただ眠っているだけ、か・・・。そんな事、あり得るのか?」

「さあな。残念ながら、医療は専門外だからな。それに、未知のウイルス、って線もあるだろうから、現代医学たって万能じゃないからな。ただ・・・。」

「・・・ただ?」

「・・・妙な予感がする。何か良くない事が起こる前兆、みてぇな、な。」

「・・・」

 

横島も、どうやら俺と同じ事を感じているようであった。

 

と。

 

「令子ちゃんが倒れたって本当かいっ!?」

「西条・・・。」「西条さん。」

 

そこへ、かなり焦りの表情を浮かべていた西条さんが事務所に飛び込んで来た。

その後ろには、同じく不安そうな表情を浮かべていたシロとタマモの姿も見える。

確か、二人は今はオカルトGメンに出向中だったか。

 

「それで、どうなんだい、横島くんっ!?」

「落ち着け、西条。確かに美神さんが倒れたのは事実だが、隊長の話じゃ心身に異常はないらしい。もちろん、霊的にも、な。俺らは念の為にここで現場検証をしちゃいるが、今のところ特に不審な点はない。ま、俺らの勘じゃ、流石に偶然とは考えちゃいないが、何分証拠が何もねぇからなぁ〜。」

 

・・・西条さんのこんな表情は初めて見るかもしれない。

いつもは余裕のある大人な男性なのだが、やはり美神さんを妹のように思っているのか、かなり取り乱していた。

 

が、横島の言葉に多少落ち着いたみたいだ。

しばし考えるようにして、ややあって言葉を発した。

 

「そうか・・・。とりあえず、命に別条がないのは不幸中の幸いだね。しかし、キミ達が何かを感じている以上、何らかの事件に巻き込まれたか・・・。」

「ま、“エネルギー結晶”がなくなったとは言え、美神さんを狙う連中なんかゴマンといるだろうからなぁ〜。」

「美神さんはアコギでござるからなぁ〜。ゴフッ!」

「しっ!シロ、思っていても口に出すんじゃないっ!」

「す、すまんでござる。」

 

その後ろでシロとタマモのコントのようなやり取りが繰り広げられるが、いつもの光景なのでそれはスルーする。

 

「心配なら、後でお見舞いにでも行ってやれよ。もっとも、いつ意識が戻るかは分からんがな。」

「そうさせて貰うよ。ああ、後、それとは別件でキミ達に知らせておきたい事がある。今日、とある政治団体が配信で会見を開くそうだよ。」

「・・・あん?そんな事、俺らに知らせて何になるんだ?鳴上はともかく、あいにく俺は、政治の話にゃキョーミなんかねぇんだけど。」

「いやいや、俺も別に政治にはあまり興味はないんだが・・・。」

「その政党の名前が、“普通の人々”、だとしてもかい?」

「・・・何っ!?」

「それって・・・。」

 

西条さんの言葉には、流石の横島も、そして俺も顔色を変えた。

 

もちろん、直接的な面識がある訳でもないし、ある種の匂わせでしかないので確証はないが、4月からこっち、何かと俺達とは因縁がある謎の組織が残したメッセージが“我々はどこにでもいる”であった。

 

そして政党の名前が“普通の人々”・・・。

流石に、偶然にしてはできすぎていた。

 

「正式には、“普通の人々に政治を取り戻す党”、略して“普通の人々”。“OP党”って別称もある。若干過激な思想もあって、以前から当局がマークしていたんだけど・・・。」

「そんなもん、とっとと解体するなり何なりすりゃいいだろ。」

「ところがそういうワケにもいかないんだ。表向きは全うな政治団体だからね。下手に手を出せば警察側が痛い目に遭うよ。当然ながら、様々な事件に関与した証拠もないしね。」

「厄介ですね・・・。」

「まぁ、政治に関わる組織なんてのは、大抵そういうものさ。しかし、令子ちゃんの身に何かあったタイミングでのこれは、ボクの霊能者としての勘に働きかけるものがあってね。一応、キミ達にも知らせておこうかと思ったんだよ。もちろん、隊長には報告済みだ。」

「ふむ・・・」

 

・・・西条さんの勘では、美神さんの身におきた事が、彼らと繋がっていると考えているのであろうか?

そうなると、俄然興味が出てきたな。

 

それは横島も同じだったのだろう。

西条さんにこう切り出していた。

 

「配信、って事は、You〇ubeか何かか?」

「そ。今は政治もネットの時代だからね。もちろん、正式な場では記者会見なりを開くだろうが、今回は自分達の政治思想なんかをお披露目する場、って事でそちらを利用しているみたいだ。一応、注目しておくのも手かもしれないよ?」

「りょ〜かい。」

「分かりました。」

 

いずれにせよ、現時点では八方ふさがりである以上、ささいな事でも気になる事はチェックしておくべきだろうーーー。

 

・・・

 

その後、西条さんは美神さんのお見舞いに向かう為事務所を辞していった。

ちなみにシロとタマモは事務所に残っている。

 

「出向はいいのか?」

「今回はお役御免でござる。」

「ってか、今回は何を調べていたんだ?」

「それは・・・、“守秘義務”でござるよ。」

 

横島の質問にカッコよく答えるシロ。

 

・・・確かにオカルトGメンに関する事は秘密にしなければならない事も多いだろうが、多分シロはカッコつけたかっただけだろう。

 

俺の予想にすぐにタマモが答えてくれた。

 

「なぁ〜にが“守秘義務”、よ。一般人ならともかく、横島達は思いっきり当事者よ?西条からも別に口止めされてないでしょ?」

「ああ、せっかくカッコつけてたのにっ・・・!」

 

やっぱりか・・・。

俺と横島は顔を見合わせて苦笑いをした。

 

「って事は、例のアプリに関する事か?」

「それもだけど、最近だとオカルトを使った“闇バイト”みたいなものも増えてるらしいわ。当然、無許可でね。西条の勘では、さっき言ってた“普通の人々”?、が関わってるんじゃないか、って事だけど、とにかく巧妙でねー。私達の霊的追跡能力でも中々尻尾が掴めないのよ。必ず何処かに繋がってるけど、必ず何処かで途切れてしまう。まさにいたちごっこよ。」

「なるほど。」

「というか、オカルトを使った“闇バイト”って何だ?無許可で悪霊でも祓うのか?」

 

俺は気になったワードを拾い、そう質問した。

 

「違う違う。そういったモグリの霊能者は昔から存在するぜ?GS資格こそ持ってない、あるいは剥奪されたとしても、それなりの実力者ってパターンもあるからな。かつての雪之丞もそんな感じだったぜ。ま、アイツの場合はメドーサの配下だった、ってのが大きいんだが。」

「ほう。」

「オカルトってのは、使いようによってはそれこそ犯罪にも使えちまうのよ。俺の能力を考えてみろ。場合によっちゃ、何処にでも侵入出来るしやりたい放題だぜ?ま、やんねぇ〜けどよ。」

 

師匠がおっかねえからな・・・。

ポツリと呟く横島。

 

・・・確かに、横島の能力なら、ある種の完全犯罪すら可能だろう。

ま、横島の能力は極めてレアらしいから、そうそう同じような能力者がいるワケじゃないだろうが、ただでさえ霊能者は一般人よりも優れた身体能力を持っているそうだし、そこにオカルトパワーがプラスすれば、犯罪はやりたい放題だろう。

 

それを使っての犯罪。

しかも、“闇バイト”という事は、あくまで黒幕は表に出ずに、一般市民を駒にするやり方か・・・。

 

「お察しの通り、捕まるのはあくまで駒にされた連中よ。そいつらは末端ですらないから、本体は全く分からない、ってワケ。いくら怪しいって言っても、証拠もないのに、それも政治団体を捕まえる事は不可能に近いわ。」

「なるほど・・・。」

「っつかお前、随分と人間社会に詳しくなったなぁ〜。」

「その為にここにいるワケだしねぇ〜。ま、もっと一般的な事に詳しくなりたいんだけど。」

 

感心したような横島の言葉に、タマモは少し照れたようにそう返した。

 

「それで、その怪しい連中が今日、大々的に自分達の事を宣伝する、って事なワケか。」

「そういう事。西条じゃないけど、オカGだけでなく、捜査当局なんかの注目度は高いみたいよ。あんまり世間一般的に知られている事ではないみたいだけどね。」

「ふむ・・・。」

「お、そろそろ配信の時間だな。どれ・・・、ポチッとな。」

 

そう言うと横島は、事務所に備え付けられたテレビのリモコンのスイッチを押した。

インターネットに接続出来るタイプのあれである。

 

しばらくポチポチとした後、例のチャンネルに行き着いたようであるーーー。

 

・・・

 

「あー、あー、皆さん、私の声が聞こえますでしょうか?映像も乱れてないですか?」

 

「何だが、えらく普通っぽい奴だな・・・。」

「“普通の人々”でござるからなぁ〜。」

「あ、そういう事?」

「違うと思うが・・・。」

「しっ、静かにして。」

「「「・・・」」」

 

「ああ、大丈夫そうですね。すいません、あいにく、自分達で配信する事には慣れていないもので・・・。コホンッ、改めて、皆さん初めまして。我々は“普通の人々に政治を取り戻す党”、です。私は僭越ながらその代表を務めております、只野人志(ただのひとし)、と言います。」

 

「“普通の人々”に“ただの人”、ってか。中々シャレが効いてんじゃねぇ〜か。」

「本人達は大真面目だと思うが・・・。」

 

「ハハハ、中々シャレが効いてるでしょ?まぁ、子供の頃はこの名前のせいで友人達からイジられたものですが、今となっては名刺代わりになりますし、この党の代表となった事もあって、むしろ誇りに思っています。・・・さて、冗談はこの辺りにして、早速我々の理念、政治信条をお話させて頂きます。」

 

只野が一旦言葉を区切ると、画面上にデカデカとテロップが浮かび上がった。

 

「さて、皆さん。そもそも“民主主義”って何だと思われますか?定義的には、法律・政策、指導者、国家・その他の主要事業が直接的または間接的に『人民』 によって決定される統治システムの事です。現代民主主義国家では、人々は選挙権を行使して自らの代行者を選ぶ。選ばれた各々の代行者は自己を選出した人々の意思を代行し、多数決・法治主義の下に権力を行使する。とあります。一見すれば、我々日本も、こうした民主主義国家として機能している訳ですが、しかし、本当にその主権が我々『人民』、『国民』にあるでしょうか?」

「古くからありますが、最近何かと話題の“政治とカネ”の問題。我々『人民』、『国民』に選ばれてようやく『政治家』と呼ばれる立場になった者達が、あたかも自分の権限であるかの様に権力を行使し、そして企業その他の団体が自分達の有利になるようにその権力者に擦り寄る構図。これって、本当に民主主義国家の姿でしょうか?」

「結局は、一部の“特権階級者”達が全てを決めているのと全く変わらない。少なくとも今現在のこの国の“国民主権”という原理原則は、(てい)の良いおためごかしでしかないものに成り下がってしまったのです。皆さんもそれは感じておられる事でしょう。だからこそ、選挙率が極端に下がる事となった。“誰がやっても大して変わらない”という諦めがそこにはあるからです。」

「それを変えていかなければならないっ!もう一度、政治を我々『人民』、『国民』の手に戻す時なのですっ!!一部の“特権階級者”達や大企業のトップ達だけが得をする政治ではなく、我々“普通の人々”が安全で安心な社会を生きる為の政治に、変えていかなければならないのですっ!!!」

「だからこそ、我々は立ち上がりました。本当に『人民』、『国民』の為に汗をかく為に。我々も、皆さんと同じ“普通の人々”です。政治家の子供でもなければ、大企業のトップ達の縁者でもない。所謂“庶民の出”です。しかし、だからこそ一般目線で物事を考えられると自負しております。」

 

「・・・言ってる事は理解できるが、それって今までの政党と何が違うんだ?似たような事言ってる連中はゴマンといるよな?」

「確かに。要は“私達は国民目線で働ける人材です。今までの政治家とは違います。”、と言っているだけだからな・・・。少なくとも、西条さんや警察当局が警戒するほどのものではないだろう。」

「ま、その母体となってる奴らが、所謂“反社会勢力”かもしれない、ってだけかもしれないけどな。」

「ふむ・・・。」

 

横島と鳴上はそんな感想を言い合う。

 

なんだかんだ言って、二人とも一般的な高校生とは人生経験が違う事もあり、かなり大人目線で物事を見ていたが、しかし、この配信のコメント欄(チャット欄)も大方同じような感想だったようである。

 

が、只野もそれは最初から織り込み済みだったようである。

 

「と、まぁ、ここまでなら、いかにもありそうな『人民』、『国民』に()()()()()政党、と思われる事でしょう。出回っているネガティブな情報で相手を叩き、それで人気を得ようとしているハイエナのような奴らだ、と。ですが、我々にはあるのです。力を、権力を得た者達が、いかにして我々を騙してきたのか、という()()が。・・・お願いします。」

 

「ほう・・・。」

「ふむ。」

 

先程までの陶酔したかのような表情から一転し、冷静にそう述べた只野。

自身で“ただの人”などと揶揄しておいたものの、なるほど、腐っても一政党を率いる代表者らしく、中々の役者のようであった。

 

只野が合図を送ると、只野の姿が途切れ、変わりに一つの映像が浮かび上がる。

 

「こ、これはっ・・・!?」

「・・・???」

 

 

to be continued




誤字・脱字がありましたら御指摘頂けると幸いです。

後、私事で恐縮ですが、「小説家になろう」さんや「カクヨム」さんにて、「『英雄の因子』所持者の『異世界生活日記』」というオリジナル小説を執筆&投稿しておりますので、もしご興味がおありでしたら、本作共々チェックして頂ければ幸いです。
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