秋空沙怜です。最近、寒すぎてなかなか書くことができなかったり、本編とは
別の番外編を書く予定なので、そちらも読んでいただけるとありがたいです。
今回から本編は月スト編です。
〜星見プロ〜
さくらたちが会場から戻ると事務所内は、電気がついていなかった
「電気がついてない」
「暗くて、何も見えないよ」
「いま、電気をつけますね」
電気をつけた瞬間、パンっ!パンっ!パーンと。大きな音にさくらたちサニーピースは、びっくりして。
「みんな、おつかれさま〜!!」
「おつかれさまー!!!」
「び、びっくりしたー」
「どうしたのよ?みんな!」
「いまの、今まで、レッスン続きだったから今日は、みんなのおつかれさま会と思ってね。」
「そうだったのね。でも…」
怜が雫を見る
「し、雫ちゃん!!」
「…こ、腰が…」
驚いたあまりに腰が抜けた雫
「だ、大丈夫??」
「さぁ、今日は、俺の奢りだ!好きなだけ食べてくれ!」
「やったーー!!」
牧野はみんなを見て安心していた。
「(みんなおつかれさま。)…琴乃、みんなお前の帰りを待ってるぞ…」小声で独り言を言った牧野。
「…くん…牧野くん…牧野くん!!」
「ま、麻奈!!お前、今の今まで、どこにいたんだ!!琴乃がこんなことになっているのに!」
突然の大声にみんなが牧野の方を見る。
「あははは…気にしないで続けてくれ。」
外に出る牧野
「麻奈!琴乃のことなんだが…」
「知ってるよ…ずっと見てたから。」
「ならなんで!」
「私もなんでかわからないの、ずっと暗闇にいたから、けど、確信ないけど、琴乃の心の中と一緒だと思うの。それに私がここにいるって事は…」
「こ、琴乃が徐々に思い出してきてる?ってことか!」
「さっすが牧野くん!!そうだよ。でも、まだ完全には、思い出していない。」
「そうか…」
「ねぇ、次の月ストのライブどうするのよ?」
「どうするって…正直わからない…」
「はぁーー、それでも私のマネージャーだったの?」
「麻奈も見ていたら、わかるだろ、いまの琴乃は強い、もちろん、渚や月ストのみんなを信じているが、それでも、琴乃には…」
「ねぇ、牧野くん、アイドルってなんだと思う?」
「えっ?そ、それは、みんなを楽しませて、キラキラしている存在かな?」
「ぶっぶーー!ってなんてね。私もアイドルってなにか分かってないのよね。けど、これだけはわかる。アイドルってみんなのことを夢中にさせて、笑顔にさせる存在だって、だから、琴乃にもそれを知ってほしい。」
「麻奈…」
「だーかーらー、次の月ストのライブの曲なんだけど、牧野くん、あの曲を琴乃に聴かせてほしいの!」
「あの曲??」
麻奈がいう、あの曲とは一体…
牧野が中に戻ってきた。
「あっ牧野遅いですよぉ何してたんですか?」
「すまない。ちょっと連絡が入ってな。」
そろりそろりと芽衣が近づいてきて耳元で
「もしかして…麻奈ちゃん?」
「そ、そうだよ。でもみんなには内緒にしといてくれ。」
「うん。分かった。」
「ちょっと牧野さん遙子止めてください。すごく酔ってるんですけど!」
「うぅ怜ちゃん抱きつかせてよぉ。今日は、パァとやりましょパァとぉ〜。」
「は、遙子さん大丈夫ですか!?」
「すごい…ふらついてる…これが大人の飲み物の怖さ…」
「あ、そうだ牧野さんみんなに一言ないですか?」
「えっ俺!?」
「(今がチャンスだよ牧野くん。あのことちゃんと伝えてね。)」
「うぅわかったよ。」
牧野はみんなの前に立つ。
「えぇとりあえずみんなお疲れ様。ここまでよく頑張ってきてくれた。これとこんな頼りないマネージャーで…すまない。」
みんなの前で頭を下げた。
「ま、牧野さん顔をあげてください。」
「謝るの好きなのかな?」
「そ、そんなことないと思うよ葵さん」
「俺は琴乃1人救えないダメなマネージャーだが…みんなよくついてきてくれた。本当にありがとう!」
「そんな、気にしないでください。」
「私達はいつでも牧野さんの味方です。」
「こんなにも信頼できるみんながいますもの。堂々としてればいいですわ。」
「あぁありがとう。それでなんだが…最後のバトル月のテンペスト対琴乃になるわけだが…(ほんとに言うのか麻奈!)」
麻奈は自信満々な態度と顔で頷い。
「(はぁ分かったよ。)それで月ストにお願いがある!」
「えっ!?」
月ストは、驚いていた。
「お願いって…」
「どういうことですの?」
「私達に…お願いですか?」
「マネージャー、一体なんですか?」
「琴乃との最後のバトル。月ストには麻奈の曲を歌ってほしい。」
「えっ!?麻奈さんの!?・麻奈様の!?、曲を!?」
「あぁ。さくらや琴乃がNEXTVENUSグランプリの決勝で歌ったた、曲だ。」
「なんで私達なんですか?」
「月ストにしか頼めないんだ。月ストならきっと琴乃にも届くはず…だから頼む!歌ってくれないか!」
すずと芽衣と沙季は首を傾げ悩んだ。
でも渚だけは…
「私…やります!やらせてください!」
「渚ちゃん…でも。」
「麻奈さんの曲ならきっと伝わるはずだよ。だって琴乃ちゃんのお姉さんの歌だよ?響かないはずがないよ。麻奈さんの曲で琴乃ちゃんの心に届けば…きっと私達のこと思い出してくれるはず。だからやろうよみんな!」
渚の勇気ある言葉で月ストメンバーは決心した。
「うん!やろう渚ちゃん!」
「麻奈様の曲必ず琴乃を!」
「琴乃ちゃんの心に届けましょう。」
「みんな、ありがとう!」
「決まりだな。よし明日からレッスンだ今まで以上に厳しくなるが琴乃のためにも頑張っていこう!」
「はい!」
「だがその前に今日は、めいいっぱい楽しんでくれ!」
「はぁーい!」
みんなは、パーティーを楽しみ、翌日昨日とは打って変わって、一週間後の琴乃との最後のライブに向け、麻奈が残した新曲のレッスンを行なっていた。
「ここは、もっと、腕を使うと表現に磨きがかかりますよ!」
「なるほど、確かに言われてみれば、そうかもしれません!やってみます!」
「ここは最も大事な場所です。もっと感情を表現して、動いてください。」
「はぁーい!」
さくら「みんなすごい。どんどん上手くなってる」
牧野「あぁ、そうだな」
すず、芽衣、沙季の三人は順調にレッスンを進めているが、渚は…
「うーん…」
「どうした、渚??」
「あっ、牧野さん、実はここの歌詞のどう表現すればいいか、わからなくて…」
「確かに。麻奈が歌っていたものもないしな…。さくらに聞いてみるのは?」
「そ、それがー…よく覚えていなくて。あははは…。ごめんね、渚ちゃん…」
「ううん、大丈夫だよ、さくらちゃん!な、なんとかなるよ!た、たぶん…。で、ですよね、マネージャー」
渚とさくらは、牧野を見た。けど、牧野は麻奈と話していた。
「ま、麻奈、これどんな感じの曲なんだ?」
「うーん、よくわかんないや。あはは」
「おいおい、本気で言ってるのか??お前の作った曲だろ??」
「あっ、なによ、その言い方!!確かに私の曲だよ!!でも、本人が覚えていないんだもん!仕方ないでしょ!」
「はぁー、どうすれば…」
「でも、ひとつだけ言えるなら、確かに私の曲だけど、私を真似て歌っても。意味がないよ。」
「どういうことだ?」
「この曲を歌うのは琴乃の親友の渚ちゃんだよだったら、渚ちゃんらしく、渚ちゃんが琴乃にどう伝えたいかじゃないかな??」
「確かに、そうかもしれないな。」
「それに、私は、もう歌えないし、牧野くん渚ちゃんにそう伝えてあげて!」
「麻奈…わかった。」
麻奈との話が終わり、渚とさくらの声が聞こえてきた。
「牧野さん、大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫。すまない。」
「なら、よかったですけど、無理しないでくださいね。」
「わかった。渚たちも、練習頑張るんだぞ。」
「はいっ!」
翌日の練習、悩んでいる渚のところに行く、牧野。
「うーん、やっぱりわからない。」
「でも、私はいい感じに聞こえるよ。麻奈さんみたいで!」
「確かに、この曲は麻奈の曲だ」
「牧野さん!」
「でも、麻奈みたいに歌わなくてもいいんだ」
「どういうことですか??」
「渚、この曲を琴乃にどう聞いてほしいんだ?」
「それは、この曲を聴いてもらって、みんなのことや麻奈さんのこと、そして、琴乃ちゃんに全てを思い出してほしいです!」
「渚、答えは出てるじゃないか。いま、渚が言った通りのことを琴乃に伝えればいい。そうすれば、琴乃に必ず伝わるはずだ!」
渚「私が琴乃ちゃんに…わかりました!!麻奈さんみたいに歌おうとしていましたが、私いえ、私たち月のテンペストなりにこの歌を琴乃ちゃんに歌います!!」
「そのいきだ!!」
こうして、ライブバトル前日となり最後の記者会見が行われる…
「では、お揃いしましたので、始めたいと思います。まずは、月のテンペストさん。よろしくお願いいたします。」
渚は立ち上がり、マイクを手に取った。
「本日はお集まりいただきありがとうございます。。私たち月のテンペストは本来5人でのグループです。ですが、いまは4人で活動しています。そしていま、私たちの目の前にいる琴乃ちゃ…長瀬琴乃さんが5人目のメンバーです。琴乃さんが星見プロをやめて、ソロデビューし最初は、戸惑っていましたがライブを見ているうちに琴乃さんとライブバトルできることが楽しみでメンバー全員ワクワクしています。勝敗に関係なく、最後の最後まで琴乃さんとライブ楽しみたいですし、それにまた、一緒に月のテンペストで同じステージに立つために、私たちの思いを大切な大切な、友達に琴乃ちゃんに届けたいと思います‼」
沙季、芽衣、すずの3人は渚を見てうなずいた。
「伊吹さん、ありがとうございま…」
記者の言葉を遮るように琴乃は、突然椅子をガシャン!として立ち上がった。
「ふざけないで‼何度も何度も何度も!一体、何回言わせれば気が済むわけ!私はあなたたちことなんて知らないし、勝手に友達とか言わないで!不愉快だわ、それにまた一緒にステージに立ちたい?言ったはずよ?このライブバトルがあなたたち月のテンペストの最後ライブだってことを!私を本気で怒らせたことを後悔することね。」
そう言い、琴乃は会場を後にした。こうして異様な雰囲気の中で会見が終わってしまった…
次で本編はラストになりますが、その前に番外編を先に書いて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。