前回の続きです。いろいろとあり、更新遅れました。
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第二話
渚が道で泣き崩れているとそこに現れたのは、仕事帰りで事務所に戻る途中の瑠依と莉央だった。
「渚??こんなところでって!どうしたの、渚!なにがあったの??」
「莉央さん、瑠衣さん…こ、琴乃ちゃんが…。」
渚は泣きながら、事務所であったことを莉央と瑠衣に説明した。
「そんなことがあったのね…」
「全く、琴乃ったら。」
「琴乃ちゃんは悪くありません。
私が琴乃ちゃんの気持ちを考えていないばかりに…」
みんなも責任感を感じており、渚に声をかける。
するとさくらが渚に…
「そんな事言わないで渚ちゃん!」
「さくらちゃん。」
「悪いのは私だよ。私が…私が琴乃ちゃんの追い詰めて…。」
「そんなことない。さくらちゃんは関係ないよ。同じグループのメンバーの私が琴乃ちゃんの気持ち考えてなかったから。」
さくらと渚は言い争う。牧野や三枝さん、みんなが止めようと仲裁に入る
「まぁまぁ2人とも。」
「少し落ち着いてください。」
「原因はみんなにあると思う。琴乃の気持ち分かってあげられてなかったもの。」
「いや、原因は全て俺だ。マネージャーなのに琴乃の気持ちを全然わかってやれなかった…」
「お前が1人で背負う問題じゃない。これは星見プロ全体の問題だ。」
「うぇーん琴乃さぁーん。」
「ちょっと橋本さんな、泣かないでくださいまし。」
「そう言ってす、ずにゃんも泣いてるよ」
「そういう芽衣だってぇ。」
「これから…どうなっちゃうの…?」
「琴乃ちゃんほんとに帰ってこないんですか?」
各々、琴乃に対して思うところやメンバー内の
不安もなにもかも、ごちゃ混ぜになり、混乱しているみんな…すると渚がいても立ってもいられなかったのか。
「わ、私が連れ戻して…」
「それは無理ね。」
「莉央さん。それはどういう。」
「だって、今言ったところで、琴乃は誰かの話を聞くと思う??」
莉央の話を聞いた瑠依が冷静に賛成する。
「確かにそうね、ここにいる全員の話も聞かなさそうだし…」
「じゃあ、どうすれば…」
「渚、こういう時は、時間を空けるのが1番よ琴乃のこと
だから、すぐに戻ってくるわよ。そのうちにね。」
莉央さんの言葉に動揺を隠せない、渚。
「そんな、投げやりな…」
事務所内でざわつくみんな…渚は莉央の言葉に我慢の限界がきていたのか…
「みんな。もっと、真剣に琴乃ちゃんのことを考えてください!!いまがどんな状況なのかわかっていますか?
適当なことをばかり言って、もっと琴乃ちゃんの気持ちを…」
「そういって、渚、あなたもわかっていないんじゃないの?」
莉央の言葉に対して、苛立ちを隠せない渚。
「莉央さん、何が…言いたいんですか…?」
「渚、あなたは、琴乃のために今日まで何をしてきたの??」
「それは、私は琴乃ちゃんのために、
琴乃ちゃんのやりたいことに賛成し支え続けてきました」
「支え続けた??渚、あなたがしていることはただ、琴乃に流されてるだけよ。そう言って、あなたはみているだけで、なにも伝えれてないようだしね、だからこうなったのじゃないかしら??
だから、渚、一度時間をおきましょ、ね!」
莉央のきつい言葉で涙が溢れ止まらない渚
みんな「……」
莉央「さぁ。みんなレッスンよ!」
どんよりとした空気の中、レッスンに向かう
みんな。全員が向かったところで。
「ねぇ、ちょっと後でいいかしら?」
牧野を呼び止める莉央
「わかりました。」
レッスンが始まる前に二人で話を始める。牧野と莉央
「ごめんなさいね、レッスン前に引き止めて。」
「いえ。大丈夫です。それで…」
「渚にきついこと言ってしまったわ。それにみんなを不安させちゃってごめんなさい。」
頭を下げる莉央に対して
「頭を上げてください。みんな突然のことでパニックになるのもわかりますし、莉央さんがあそこでいってくれたから、みんなもいま、レッスンに来ていますし、それにきっと渚もあんなこと言っていましたけど、わかってくれる
と思いますし。」
「この状況でみんなレッスンできるとでも。」
「瑠衣…聞いてたのね。」
物陰から瑠依が莉央と牧野の様子を見に来た。
「最後の方だけです。でもみんなすごい暗い顔してます。今日はもう終わりにした方が。」
「そうですね…莉央さんやっぱりこんな状況でレッスンに集中出来ないと思いますし。三枝さんや先生に言って今日は…」
「ダメよ!こんな時だからするのよ!」
「莉央さん…」
「でもこんな状況でしたらみんな調子を崩してしまいます。」
すると、莉央は自分の過去のことを少しだけ瑠依に話しはじめた。
「私は以前、葵に何も言わずに出ていってしまった。でもそんな私を葵は待ってくれた。レッスンを受け続けながらまた私と踊りたいから。だからやるの!いつか琴乃が帰ってきた時におかえりって心から言えるように」
「莉央さん…。そうですね。やりましう。」
「分かりました。やりましょう。琴乃やみんなのためにも!」
「頼んだわよマネージャー。」
「はい!」
牧野はみんなの元に向かった。瑠依と莉央が二人きりになり、瑠依が莉央に
「莉央さん。ほんとは1番、琴乃のこと思っているんじゃないんですか?」
「何を急にバカなことを言ってるのそんなこと…あるわけないじゃない。」
「そうですか…じゃあ莉央さん…その目から出てるものはなんですか?」
「…目に…ゴミが入った…だけよ…。」
「本当に素直じゃない人ですね。それじゃあ私はレッスンに戻りますので、莉央さんもきてくださいね」
「えぇ、わかったわ。」
レッスン室に戻る瑠依、莉央は一人壁にもたれ、
ふと窓の外を見ながら、独り言を呟いた
「琴乃、本当にこのまま…いいえ、ありえないわ、あなたはあの長瀬麻奈の妹、こんなところで終わるわけないわ。待ってるわよ。」
莉央の思いは、星見プロそして、琴乃に届くのだろうか、
そんな秋の夕焼けがちらつく空であった…
こんにちは、秋空沙怜です。季節も冬に差し掛かり、寒くなってきましたね。
本編の更新をなるべく早めて、頑張って盛り上げていきたいと思っていますので、また次回も読んでもらえると、とてもありがたいです。
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