本格的に寒くなり、真冬って感じがしてきて、
体調管理には、気をつけたくなってきました。
少しずつ、読んでもらえるようになってきて、
とてもうれしいです。
今回も読んでいただけるとありがたいです。
〜その頃、琴乃〜
一人、寮を歩き回りながら思い出に浸っていた…
「さようなら、みんな…」
琴乃は寮を後にどこかに消える…
〜スタジオ内〜
「渚!どうしたの、動きが硬いわよ!すず、
テンポが遅れてるわ!芽衣、いつものダイナミックな動きはどうしたの??沙季、いつも通りにできていないわよ!一回止めて!」
まだ、レッスンが始まったばかりなのに息が上がる、月ストメンバー。
「はぁはぁはぁ…」
「どうしたの??もう限界なの??まだ
いつもの半分もいっていないわよ!」
莉央があまりにも月ストみんなの動きが悪いため
レッスンを止める。
「はぁはぁ、莉央さん…みんな、琴乃ちゃんのこともあったこんな状況でパニックになってるのにレッスンなんて、まともにできるわけありませんよ…」
「そうですわよ…」
「渚ちゃんの言う通りです。このままでは、あまりにも
効率が悪すぎます。」
「休憩したいよぉ…」
「……月スト以外はレッスンを続けなさい。」
みんながレッスンしている中、莉央と月ストだけ外れ、話をする。
「それでなに、この様は?琴乃が一人抜けただけでこんなにも落ちるなて、正直思ってもいなかったし、
がっかりだわ」
「ですから、莉央さん!みんな、あんなことが
あって、動揺も精神的にも不安があるんですって!こんなじゃ、まともにレッスンもできませんって!」
莉央に突っかかる渚
「みんなも同じ気持ちなの??」
うなずく月ストメンバー
「じゃあ、聞くわ、あなたたち、それは明日が
ライブでも同じことが言えるの??琴乃がいなくてもライブをやらなきゃいけない時がくるのよ!」
「そんな日はありません。私たち5人で月のテンペスト
ですから」
「そう、なら、このまま琴乃が帰って来なかったら、あなたたちは、そうやって今日みたいなレッスンをするのね?
ライブにもいまのままで、ファンやみんなの前に立つのね?
…わかった、好きにしなさい。
ただ、その行動がどういうことを示すかよく考えることね、星見プロにも三枝さんやマネージャーにもそして、琴乃にも、迷惑をかけることになるのよ?その意味をしっかりと考えなさい。あなたたちは今日はここまでよ。」
レッスンに戻る莉央。月ストのみんなは何も言えずにその姿をただみているだけだった…
その後、更衣室で話し合う渚たち。
「なんで莉央さんなんであんなこと言うだろ」
「今日の莉央さんちょっと怖いですわ。」
「今日の莉央さんおかしぃ。こんなにも琴乃ちゃんのこと心配してるのに。」
「渚ちゃん…でも莉央さんの言ってることちょっと分かる。」
「えっ?それってどういうこと沙季ちゃん。」
「別に渚ちゃんが悪いなんて言ってません。ただ琴乃ちゃんを無理やり連れ戻してもたぶん琴乃ちゃんはいい気持ちにはならない気がして。だから私たちは琴乃ちゃんを待ち続けていつか戻ってきた時におかえりって言ってあげてもいいんじゃないかしら。それも友達として仲間としての成すべきことだと私は思います。」
「沙季ちゃん。」
「沙季の言う通りね。」
月ストの様子を見にきた瑠依と牧野が声をかける。
「瑠衣ちゃん…。」
「渚の言ってることは間違いじゃないって私には伝わる。でも無理やり連れ戻すことがホントの友達?」
「瑠衣や沙季が言ってる通り琴乃を待ってみないか?」
「マネージャー。」
「莉央さんがあんなに厳しく言うのは、実は莉央さんも
過去葵と同じようなことがあったんだ。
「えっ!?」
牧野は莉央の過去について月ストメンバーに話した
「莉央さんと葵ちゃんにそんなことがあったなんて…」
「知らなかったですわ」
「あの二人でも、ケンカすることがあるんだね…」
「……みんな、レッスンが終わったら、莉央さんに謝りましょう、そして私たちの気持ちを伝えましょう」
「沙季ちゃん…うん、そうだね。」
「そうですわね。」
瑠依と牧野は、月ストみんなの顔を見てほっとする
「マネージャー、よかったですね、少しは表情が明るくなりましたね」
「あぁ、そうだな。(琴乃、みんな待ってるぞ、だから早く戻ってこい)」
〜レッスン後〜
月ストのみんなは莉央に話をしたいといった。
「それで話ってなに??」
「莉央さん、さっきは、すいませんでした!」
「私たち、周りも見ずに何も考えず、ただ琴乃ちゃんのことばかりを気にして、レッスンに集中せずにいて、みんなや莉央さんにも、迷惑をかけてしまって。」
莉央さんに謝り、顔を上げ、真剣な目で訴えるように見る月ストメンバー
「それで、考えはまとまったの??」
「はい、私たち、琴乃ちゃんのことを待ってみます。もちろん、ただ待つだけじゃなく、アイドルじゃなく、友達として仲間と琴乃ちゃんには、またここに、月のテンペストリーダー長瀬琴乃として戻ってもらいたいと思います。」
莉央も厳しいことを言いながら、どこか月ストの
こと気にしつつも、渚たちが立ち直ってくれて、
安心したのである。
「そう。いいと思うわ。私も厳しい言い方をしてしまって、ごめんなさいね。けど、無駄じゃなかったみたいで安心したわ、明日から琴乃はいないかもしれないけど、ビシバシといくわよ!」
「はい!よろしくお願いします!」
「ところで、聞きましたよ!莉央さん、葵さんとの昔あった話を!」
「すず、どこでその話を??」
「マネージャーが言っていましたわ」
「そう、それはよかったわね、ちょっとあなた後で話があるわ…それとすず、あなただけ、明日の練習は覚悟しておきなさい」
「ひぃー…ゆ、許してくださいましー」
「さぁ、帰ろ(私たち待ってるからね、琴乃
ちゃん)」
〜一方、その頃、琴乃は〜
麻奈のお墓の前で手を合わせ、涙を流しながら、
姉である麻奈にいまの自分の気持ちを伝えた。
「おねぇちゃん、私、アイドルやめちゃった…ごめんね。
あの時お姉ちゃんみたいになってみんなで頑張ろうと
思ったけど、いまは私、アイドルがなんなのかわならないよ…
ごめんね…やっぱりお姉ちゃんみたいには、
なれなかったよ…こんな妹でごめんなさい…」
自分の気持ちを麻奈に伝えたことで落ち着いたのか、しばらくしてから麻奈のお墓を後にし、また歩き出した…
「ただいま…」
琴乃が向かったのは、自分の実家であった。
「琴乃??どうしたのよ?いきなり帰ってきて、お母さん、びっくりしたわよ、アイドルの
お仕事はどうしたのよ??」
「ちょうどお休み、少し疲れたから、部屋で休むね」
「わかったわ、ゆっくりするのよ」
電気もつけずに部屋のベットに横になり、独り言をつぶき、眠りにつく琴乃。
「私は…ううん…きっとこれでよかったのよ…」
今回も読んでいただきありがとうございます。
また、前回同様、誤字や脱字などありましたら、
コメントよろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。