聖杯合戦絵巻   作:Roku左衛門

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※fate二次創作のオリジナル聖杯戦争です。fateシリーズの原作キャラは出ません。
※型月の設定に基本的に準じていますが、独自設定や自己解釈が含まれています。ご了承ください。


聖杯合戦 1日目
零ノ巻 聖杯合戦 開幕


原文

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

 

 

流れ過ぎていく河の流れは絶えないが、それは、元の水とは違う。

よどみに浮かぶ水の泡は、消えたり生まれたりして、長く残っているものはない。

世の中にある人、家も、またこのようである。

 

鴨長明「方丈記」

 

 

 

 

皇紀2680年 平成32年 7月22日 7時30分

 

 

けたたましいアラームの音で覚醒する。

ベッドの近くにあった目覚まし時計のスイッチを見ずにたたいて止めた。

ぼやけ眼で時間を確認する。

 

7時30分。

 

あと5分は眠れると思ってもう一度目を閉じる。

 

「司,時間よ!起きなさーい!」

 

母さんの声が聞こえるが無視してあと5分、あと5分と念じながら目を閉じる。

ドアをガチャリと開け母さんが入ってきて俺をゆする。

 

「司!いい加減にしなさい!遅れるわよ!」

 

俺こと高城 司は観念して目を擦りながらベッドから起き上がる。

これ以上抵抗しても母さんの機嫌が悪くなるだけだ。

食卓に行くと父さんがテレビを見ながら食事をしていた。

 

「おはよう。司」

「おはよ」

 

椅子に座って食パンにマーガリンを塗りたくりながら、半目でテレビのニュースを見る。

 

「…遺体の一部は繁華街のほど近い路地で見つかったようです。現場からは以上です。」

「一刻も早く犯人が捕まると良いですね。」

 

朝のニュースの音声を聞き流しながらパンを口に運ぶ。

 

「やだ、また殺人事件?物騒ねぇ。」

「北区の方らしいぞ、またバラバラらしい。司も気をつけろよ。」

 

父さんと母さんが会話をしている。

 

「さて次のニュースは開幕まであと少しと迫った聖杯合戦の特集です。

政府の発表では既に召喚を確認されたのは6組。残りは1組となりました。

遅くともあさってまでには開催が…」

 

「今年の合戦は東京だからな。いい迷惑だよ本当に」

「あたしと司は明日からお義父さんの所に行きますね」

「ああ、親父にはもう言ってある」

「え?生で見ないの?」

 

俺がつい口を挟む。

 

「何言ってるのよ。サーヴァントの戦いに巻き込まれたらケガじゃ済まないわよ。

明日からお祖父ちゃんの所に行きますからね。準備しときなさい。」

「えー」

 

じいちゃんは好きだけど、携帯も繋がらないコンビニもない所に何日もいるのは拷問に近い。

 

「司。どっちにしろシェルターに避難するから、生で戦いなんて見れないさ」

 

父さんが笑いながら言う。

 

「ご馳走様。もう行くわ」

 

食事を終えて、身支度を整える。

 

「あら、右手どうしたの?」

 

母さんに指摘されて右手の甲にうっすらと痣があるのを初めて気がつく。

寝てる時にぶつけたのだろうか?特に痛みは無い。

 

「大丈夫、大丈夫。行ってきまーす」

「母さん達、今日遅くなるからご飯食べてきてね」

「はーい」

 

適当に生返事しつつ、家を出る。10分ほど歩き地下鉄に乗り学校を目指す。

相変わらずこの時間は混んでいるが、いつもより気持ち少ないような気がする。

携帯をいじりつつ、15分ほど電車に揺られたらいつもの駅で降りる。

そこから少し歩いて学校に到着する。

教室にはホームルームの少し前に到着する。

 

「おはよ、相変わらずギリだな。」

 

席に着くと北原が話かけてくる。

 

「いーの、いーの間に合ってるから。」

「いやいや、もうちょっと余裕持ってこいよ。相変わらず呑気だなぁ。」

 

小久保も会話に入ってきて俺を茶化す。

 

「そういえば今日から部活休みなの聞いて無いよな?」

「え?何で?」

 

 

あの鬼コーチが夏休み初日から休みにする何て有りない。

 

「そりゃ聖杯合戦があるからな。部活なんてやってる暇ないさ。何時、避難勧告があるか分からないんだぜ。」

 

北原が訳知り顔で語る。

 

「いいよな~聖杯合戦!東京で開催されるのは12年ぶりらしいぜ。間近で見られるの興奮するよな~!」

 

朝からテンションが高い小久保が興奮しながら喋る。

 

「俺もマスターに選ばれないかなーそしたら聖杯で億万長者になるのになー」

 

「お前なんかすぐ敗退だわ」

 

「わかんないだろ~」

 

そんなたわいない話をしていたら、教室のドアがガラリと開き1人の生徒に目を奪われる。

肩までの切り揃えられた髪、凛とした瞳に絵画のように整った目鼻立ち、人形の如き白い肌。

 

綾部 安那。

それが彼女の名前だ。

 

「綾姫、今日は遅いな。」

 

「時間ギリギリなんて珍しいな。」

 

生徒会長を務め、成績は常に学年トップを維持し運動神経は抜群。

その上それらを鼻に掛けず誰にでも優しく、社交的で明るい。

極めつけはそこらのアイドルばり…いや以上のルックス。

当然教師からの信頼も厚く他の生徒から人望も絶大。

そんな容姿端麗、才色兼備、完璧超人の彼女を畏怖または羨望を込めて「綾姫」と呼んでいる。

 

「綾姫って親も金持ちなんだろ?」

 

「ああ、高そうな車で送迎されてるの見たことあるぜ」

 

「今時漫画でもいないな。」

 

笑いながら二人に相槌を打つ

正しく自分とは住む世界が違うってやつだな。

綾姫のすぐに先生が入ってくる。北原達も席に戻り、ホームルームが始まる。

 

 

 

皇紀2680年 平成32年 7月22日 12時33分

 

 

「アイツら遅いな。」

 

終業式の後に北原と小久保を校門の近くで待っているのだが、全く来る気配が無い。

日陰で座っているが7月も後半、今日も快晴で暑すぎる。早くクーラーが聴いてる建物に入りたい。

 

「にゃー」

 

自分の足元からいきなり声が聞こえてきて下を見ると真っ黒い猫がちょこんと屈んでいる。

いつの間に足元に潜りこんでいたのだろう。

鳴きながら俺の足に体を擦りつけている。

見たところ首輪などはしていない、野良の割には人懐っこい奴だ。

 

「よしよし」

 

指の腹でゆっくりと背中を撫でる。

猫は気持ち良さそうに目を伏せる。

猫は俺の膝に乗ってくる。

今度は顎の下をくすぐるように撫でてやる。

気持ち良さそうに猫は喉を鳴らす。

 

「高城くん?」

 

「あ 綾姫!?」

 

視線を下から上に戻すとすぐ傍に彼女がいた。

ヤバい、驚いて親しくも無いのに彼女をアダ名で呼んでしまった。

 

「その猫って高城くんの?」

 

彼女は特にそんな事気に止める様子は無く、俺の膝の上の猫を凝視している。

 

「この猫?野良みたいだよ」

「触っても良い?」

 

興奮気味にグイグイこちらに近づいてくる。

そんなに近づかれるとこっちが緊張する。

 

「ああ、どうぞ。」

 

彼女はゴクリと喉を鳴らし、両手をゆっくりと伸ばして猫に迫る。

撫でたいのか捕まえたいのかは分からいが、その目は真剣だ。

真剣すぎて怖いくらいである。

そんな彼女に猫は完全に怯えてしまい、一声鳴くと俺の膝から華麗に飛び去りあっという間に見えなくなってしまった。

 

「ああ!!」

 

彼女はガックリと肩を落として俯いてしまった。

猫に触れられなかったのがそんなにショックだったのだろうか。

 

「ほ ほら、野良猫って警戒心が強いからさ。」

 

何とかフォローを入れて彼女を励まそうとするが我ながら下手だと思う。

警戒心の強い猫は知らない人の膝に乗る訳が無い。

 

「いいんです。私は昔から動物に好かれない体質みたいなんです。」

 

泣き出しそうな顔でこちらを向く彼女はなんというか年相応で可愛らしかった。

凛とした立ち振る舞いしか知らなかった俺には新鮮な姿であった。

 

「高城くんその手はどうしたんですか?」

 

彼女は俺の右手を見て言った。

甲の痣に気がついたらしい。

 

「いや、朝起きたら出来てて、でも全然痛くないから!」

 

しどろもどろになりながら何とか答える。

一緒のクラスだがまともに会話をしたのは今が初めてだ。

憧れの彼女と話すだけで緊張する。

 

「いけませんよ。軽い怪我でも最初の処置は大切ですから。さあ手を出してください。」

 

言われるがまま右手を出すと、彼女は実に的確に自分のハンカチで俺の手を巻いていく。

 

「これで良し。ハンカチは差し上げますね。」

「あ ありがとう。」

「すみません。もう迎えが来ているので行きますね。」

「う うん。」

 

彼女の手の柔らかさや気恥かしさで頭がいっぱいで受け答えがまともに出来なかった。

 

「高城くん。」

 

ハッと我に帰り視線を右手から前に向けると少し離れた所で彼女が手を振っている。

 

「ごきけんよう。良い夏休みを。」

「ご ごきげんよう。」

 

俺が小さく手を振り返すのを確認すると彼女はクルっと向きを変え去っていった。

 

「つ~か~さ~く~ん」

「おわ!ビックリした。」

 

いつの間にか用事を終えた北原と小久保が俺の後ろに立っていた。

 

「何で綾姫と楽しそうにお喋りしてるんだよ!俺に許可無く!」

「いやお前の許可がいるのかよ。」

 

小久保が恨めしそうに俺を睨みつけてくる。ちょっと話してただけだろ。

 

「高城って綾姫と仲良かったけ?」

「いや、ほとんど無いや。そんなことより腹減ったからメシ食いに行こうぜ。」

 

話題を逸らすため食事に促す。

二人ともそうだなーと乗ってくれた。

ハンカチは夏休みにでも洗って返そうと考えながら歩き出した。

 

 

 

皇紀2680年 平成32年 7月22日 12時43分

 

 

三人で談笑しながら、目的の店まで街中を歩く。

茹だるような暑さだが半日で学校が終わり、部活も無いのでテンションは高い。

昼飯を食べてからはこのまま三人で遊びに行く予定だ。

 

「そういえば知ってるか?8月の終わりに世界は滅亡するらしいぜ。」

「お前そういうの好きだな。」

「20年くらい前にもそういうの流行ったらしいぜ。親が言ってたわ。」

「いやテレビで言ってたんだって。」

「はいはい。」

 

話題をコロコロ変えながら、どうでも良い話ばかりしている。

 

「世界が滅んだら受験しなくていいんだけどな~」

「本末転倒だろそれ。」

 

高校二年生の夏休みは本格的に受験を意識した勉強をしていかなければならない。

まあ本気のヤツはもっと前から始めているが。

 

「二人は将来成りたいものとかあるの?」

「俺は弁護士を目指してるぜ。モテそうだし。」

「北原らしいな。俺は記者とかやってみたいからそっち系かな。」

 

意外だった。

2人とも自分の将来のことちゃんと考えていたんだ。

 

「高城は?なんかなりたいものあるの?」

「いや、特に何も考えて無いわ。」

「大学は行くんだろ?まあ焦る事は無いよな。」

 

勉強も運動もそこそこ、昔から特別やりたい事も俺には無い。

このまま何となく大学行って就職して結婚して人生を終えるのだろうか?

それはそれできっと幸せなんだろうと思う。

 

でも一回でいい。

 

何か心の底から夢中になれる事をしたいと考えている自分もいる。

まあそれが見つからないのだが。

そうこうしているうちに目的地に着いた。

行きつけのラーメン屋だ。

味はそこそこだが安くて量が多いのが売りで、学生はさらに割引がある。

店内に入り案内されて席に着く。

注文を決めて店員さんを呼ぶと見知った顔の人が来た。

 

「百合さん?」

「あ、少年じゃん。久しぶり〜」

 

この人は松尾 百合さん。

以前、近所で配達の荷物を道にぶち撒けて困っている所を助けた事がきっかけで知り合いになった。

 

「またバイト変えたんですか?」

 

「いやーまたドジっちゃってさーあはは。」

本人曰く、ドジな上に飽きっぽいらしく会うたびに違う仕事をしている。

 

次店に来たらいないんだろうな。

 

「ラーメン大盛りを三つね。すぐ持ってくるからね。」

 

注文を取ると彼女は店の奥に消えていった。

 

「高城の知り合いにあんな奇麗な人がいるなんて…」

 

北原がボーと百合さんのいた所を眺めながら呟いた。

 

「司、実はモテる説とか?」

「いやいやいや!」

 

北原と小久保が大げさに手を振りながら否定する。

 

「俺だって女性の知り合いくらいいるわ!」

 

そんなことを喋っているうちにラーメンが運ばれてくる。

 

「百合さん。餃子は頼んで無いよ?」

「店長に友達来てるの言ったらサービスしてくれたの。

若い子はいっぱい食べないとね!じゃあゆっくり食べてね。」

 

にっこりと笑って彼女は次のテーブルに注文を取りにいった。

 

「女神だ…!」

 

北原はもう彼女信者のようになっている。

 

「ラーメン屋の女神とか可笑しいだろ。」

 

俺がツッコミを入れると小久保も面白そうに笑った。

 

 

 

皇紀2680年 平成32年 7月22日 19時38分

 

 

日が暮れるまで三人で遊び倒して、心地よい疲労を感じながら帰路につく。

当たりはもう薄暗く人通りは見えない。

自分の家の前でオートロックのを開けようと鍵を出そうとした時、猫の鳴き声がした。

 

「お前、あの時の。」

 

声がした方を見ると真っ黒猫がちょこんと座っていた。

学校で見た猫と多分同じだろう。

猫に近づき撫でようとしゃがみ込む。

本当に偶然しゃがもうと思っただけなんだ。

 

自分の後ろから槍が凄まじい勢いで頭上を通りすぎる。

そのまま立っていたら体を貫いていただろう。

 

驚いて尻餅も付きながら振り返ると鎧武者が立っていた。

全身黒い鎧に長槍を持ち、兜からは角のようなものが生えている。

武者?どうして?殺そうとした?と思考する時間や声も出すのも忘れ武者から背を向け、一目散に逃げた。

止まっていれば確実に殺されると感じるほど武者が殺気を放っていたからだ。

オートロックの鍵を開けエレベーターまで走る。今まで生きてきた中で一番速く走ったと思う。

 

「何でこんな時に!」

 

エレベーターは10階で止まっていた。

これでは武者に追いつかれてしまう。

早く降りてこいと念じながらボタンを連打する。

エレべーターが開く。

すぐに乗り込みドアを閉め自分の家の階のボタンを押す。

少し落ち着くとなんで?どうして?と疑問が頭の中を駆け巡る。

相手は多分サーヴァン卜だ。

あんな時代錯誤な格好で街中を歩く人間はいない。

ギリギラと輝く刃先は間違いなく本物の槍だと素人でも分かる。

どうしてサーヴァントが俺を殺そうとする?分からない。

分からないが逃げないと殺される。

ドアが開くと同時に飛び出しドアを開こうとする。

手の震えで鍵が入らない。

早く早くと思うほど上手くいかない。

ドアが開け、すぐに鍵をかける。

これでひと息つけ…

 

「遅かったな。」

 

家の廊下に武者が立っていた。

居間の方向から風が入ってくる。

窓から侵入したのだろう。

 

「あ…あ…」

 

驚きあまり声が声にならない。

自分でも気が付かないうちに腰が抜けて座り込んでいたようだった。

立ち上がろうと思うのに足がいう事を効かない。

 

「主命ゆえお命頂戴する。何か言い残したい事はあるか。」

黒い武者が俺に問いかけてくる。

 

頭の中はもう死にたくないだけでいっぱいでまともに考えることが出来ない。

 

「た…助けて…」

 

情けないくらい声が上擦る。

 

「すまんがそれは出来ない。」

 

当たり前だ。

命を貰うと言われたばかりだろ。

 

もっと聞かなきゃいけない事が山ほどあるのに頭が考えるのを放棄している。

ただ助かりたい死にたくないの一心だ。

武者が槍を構え、穂先を俺に向ける。

その一連の動きがすべてスローモーションようにゆっくり動いて見える。

ボクサーとか相手がゆっくり見えると聞くが本当にそう見えるんだなあと人ごとのように考えていた。

槍が俺を貫こうとした瞬間恐怖のあまり目をつぶってしまった。

 

鉄と鉄がぶつかる音が聞こえる。

槍が俺を貫く痛みは一向にこない。

何が起こったのか?確認するために目を開ける。

自分の前に巫女服を着た少女が背を向け立っていた。

黒い武者は態勢を崩したようで片膝を着いている。

 

玄関にはさっきまで無かった魔法陣が光り輝いていた。

少女と武者のみだと思ったが周りを良く見ると他にも人影があることに気がつく。

 

1人は上下真っ黒な和服に袴、革の羽織を着て髷を結び左目に眼帯をつけ刀を帯びている。

 

1人は軍服を着て髪を短く剃り込みこれまた刀を帯びていた。

 

「問おう。」

 

「おはんが。」

 

「俺達のマスターか。」

 

3人が静かに俺に語りかけてきた。

俺の人生最大の一週間が今始まろうとしていた。

 

 

 

 

同時刻、東京中に設置しているスピーカーから音声が流れ始めていた。

 

「残り3騎のサーヴァントの召喚が確認された事が、先ほど政府より発表されました。

これより第十八次聖杯合戦の開催をここに宣言します。」

 

その音声と共に東京各地で花火が盛大に上がる。

それらの花火をそれぞれの地区で見上げている人々がいた。

 

大鎧を纏った男と金髪の青年。

 

細身の男と馬に跨った赤い武者。

 

座禅を組んだ僧侶。

 

忍び装束の女性に菅笠を被った覆面の男。

 

少女と小袖に羽織を着て袴を履いた武士。

 

そしてビルの上から花火を眺める軍服にマントを羽織った少女。

 

「開戦の狼煙だ。」

 

少女がポツリと呟いた。その表情は軍帽に隠れて窺い知る事は出来ない。

 

「失敗は許されない。さあ世界の命運をかけた戦を始めよう。」

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