気がついたら死亡寸前だった件について   作:花河相

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ご指摘ありがとうございます。

予約投稿操作で誤って一話飛ばして投稿してました。
とりあえず、投稿したのは消さずにそのままにしたいと思います。

次の投稿は1月8日午前6時の予定です。


ラディッツ、秘策実行

(俺だけの心の中に話しかけているのか?)

『そうだ。……全く……お主のせいで大変なことになっておる。どう責任を取るつもりなんだか』

 

 おそらく状況は把握しているらしい。

 ……なら、話が早い。

 

 悟空の次の一手で倒せなかった時のために話を進めておく。

 

(安心しろ界王……様)

『なんじゃ今の間は』

(なんでもない。……頼みがある。今すぐ地球にいる神に地球のドラゴンボールが集まっているか聞いてくれ)

『な…今度は何をするつもりなんだ』

(いいから早くしろ!)

『ぐ……何様のつもりだ全くもう……ピッコロといいお主といい……このワシをもう少し敬ってほしいものだが』

(御託はいい!早急に頼む)

『わかっておる……少し待っておれ』

 

 会話中にも悟空との戦闘は続く。

 悟空は決死の20倍界王拳を使いフリーザに攻撃を喰らわせる。

 

 そして、全力のかめはめ波をフリーザに繰り出した。

 

『ラディッツ!わかったぞい。どうやら、もうすぐ集まるらしい』

(そうか!地球の神に確認してほしい。地球のドラゴンボールは複数人の人間を復活させられること、フリーザに殺された人を復活させられるか、寿命で死んだ最長老様は生き返るのか……それを確認してほしい)

『いっぺんに話すでない』

(時間がない。続ける。可能だったなら地球のドラゴンボールで叶えた後、ナメック星のドラゴンボールで俺、カカロット、フリーザ以外を地球に転移させるようにお願いしてくれ。もしもダメならまた俺に教えてほしい)

 

 物語では可能なことだ。

 おそらく今から俺と悟空の秘策を実行するとナメック星は壊れる可能性が高い。

 

 俺と悟空が命がけでフリーザを倒す。これは事前に話して決めたことだ。

 

『……いいだろう……だがその前に教えるんだ。ラディッツ……一体お主は悟空と何をするつもりなんじゃ?』

(界王様なら見当がついてるんじゃないか?……元気玉だよ)

『……やはりそうか』

(もうフリーザを倒すにはそれしかない)

 

 もう会話は打ち切りだろう。

 悟空の放った渾身の一撃はフリーザには通じなかった。だが、ある程度のダメージは残っているだろう。

 

『……だが、元気玉を放つには時間がかかる……その隙を許すような相手ではなかろう?』

(安心しろ……その時間は俺が作る)

 

 悟空はもう力をほとんど使い果たした。

 それでも勝てないと……悟空はもう勝てないと判断した。

 

(界王様、いつでも会話をできるように繋げておいてほしい)

『……いいだろう』

 

 これで準備は整った。

 後は俺次第。

 

「う……嘘だろ……今ので倒せないのかよ」

 

 クリリンは悟空の限界を超えるかめはめ波を食らっても平然としているフリーザを見て体が震えていた。

 他の皆も同じである。

 

 だが、そんな中別の理由で俺は体が震えていた。

 再びフリーザに挑めると……俺が一番自信を持っている技で圧倒的強者に挑めるのだと。

 

 武者震いのような感覚。悟空ならばここは「ワクワクすっぞ」と言うのだろう。

 

 だが、俺は100%楽しみにしているわけじゃない。恐怖や不安が半分を占める。

 

 俺なりに言うならこうかな。

 

「ゾクゾクすっぞ」

「……へ?」

 

 思わず呟いてしまった。誰か反応したが、気にしない。

 

「俺は行く。……安心して見ていろ」

 

 その言葉で安心できるかは不明だ。

 だが、今俺に言えるのはこれくらいだろう。

 

 

 俺はその場から飛びフリーザに接近、エネルギー弾を放つ。

 

「くらえぇぇ!」

 

 フリーザは俺の掛け声に気がついたのか、ため息をしながら弾き飛ばす。

 

「フリーザぁぁ!」

「また貴様か……目障りだ!」

 

 フリーザは腕を振り上げ俺を叩き落とそうとする。

 苛立っているから手を抜くことはない。これを喰らえば致命傷になる可能性もある。

 

 だが、これが目的だ。単なる奇襲ならこんな目立つ行動はしない。

  

 では、何故こんな愚行をしたのか……それはフリーザに俺の技を意識させるため。

 

 俺はフリーザに接近を続け、拳打が当たる間合いに詰める。

 もうすでにフリーザの拳は迫っており叩き落とされる……本来なら。

 

 俺は落ち着いたまま合掌をする。

 

 すると、視界がクリアになりフリーザの攻撃が良く見えるように。これはナッパとの対決でも体験したこと。

 

 死の直前になると人間は視界がスローモーションになるという。原因はわからないが、脳内物質の過剰分泌で集中力が極限状態になったときにそうなるのかもしれないらしい。

 

 あの時、俺は訓練で行っていた感謝の正拳突きでナッパにとどめを刺した。

 

 入院中もその感覚が忘れられなかった。そしてもう一つ思ったことがある。

 それが任意でできるようになったら武器になるのではないかと。

 だから、退院後修行を重ねた……それで行き着いた結論は合掌。

 

 両手を合わせ、気を最大限貯める。両腕を腰につき……正拳突きをする。

 俺が憑依して体に染み付くまでひたすらに磨き続けた動作。

 

 ナメック星にくるまでひたすら100倍の重力でさらに磨き続け無駄を省き続けた必殺の一撃……合掌拳。

 その一閃の拳は宇宙の帝王フリーザに届きうる唯一の刃と化した。

 

「でぃぁ!」

「ぐが!」

 

 

 フリーザの攻撃は届くことはなく、俺の拳打が炸裂した。

 




補足説明。
ラディッツのドラゴンボールを使い方を指示したのは時間を省くため。
だが、これによりラディッツは周りから相当なキレものと勘違いされるようになる。


ラディッツの技

合掌拳
ナッパ戦で覚醒した動きを意図的にできるようにした。
ハンターハンターのネテロの百式観音と似ている。しかし、これはあくまで正拳突き。

合掌し気と集中力を最大限引き上げる。そうすることで視界がスローモーションになる。
両腕を腰につけ準備完了、あとは放つだけ。腰の捻りを使うことで360度放てる。



備考 戦闘力。

悟空 350万
ラディッツ 1000万→1200万(すでに限界を超えているので伸び幅はそこまで大きくない)

フリーザ 1億2000万(最大)


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