自然界。そこは弱肉強食の過酷な世界。我々の与り知らぬ場所でも、ポケモン達の熱い激闘が行われているのであります。
今回のリングは人類未踏の孤島。その中心部にある岩場であります。
さあ、まず姿を現したのは、四本腕の重戦車「カイリキー」! 全ポケモンの中でも屈指のパワーを持ち、様々な地方のジムリーダーや四天王も愛用するポケモンであります。先日は、同じく重量級である「サイドン」と激闘を繰り広げ勝利。その実力を疑うことは出来ません!
そんなカイリキーの前に降り立つは、紅蓮の野獣「ガオガエン」! このガオガエン、只のガオガエンではありません。この島でのみ見られる、リージョンフォームのガオガエンなのです。全身に走る青白い稲妻模様がその証。こちらも苦手なみずタイプである「ニョロボン」との一進一退の攻防を制したという経歴を持ち、決してカイリキーに引けを取りません。一体、どのような勝負を見せてくれるのでしょうか。
睨み合う両者の間に緊張が走ります……
―アァー!―
「アオガラス」の鳴き声をゴングの代わりに、試合開始!
カイリキーと
―リィキィーッ!―
そのまま投げ飛ばしたーっ! 渾身のちきゅうなげです。ですがRガオガエン、上手く受け身を取り、ダメージは軽微の模様。
―ガァッ!―
そして反撃のみだれひっかきだーっ!
―リキィ!―
カイリキーもチョップの連打で応戦します!
爪と拳がぶつかり合い、激しい音が響きます。さあ、どちらが押し勝つのかっ!
―リキッ!?―
―ガァウッ!―
おーっと、疲労からかカイリキーの動きが鈍った隙に、Rガオガエンのみだれひっかきがカイリキーの顔を切り刻む! さすがのカイリキーもこれには怯んだ様子!
さらにここでRガオガエンが右腕を強く握りしめ……
―ガァーッ!―
強烈なかみなりパンチが炸裂だーっ! 胸部に打撃を受け、カイリキーが思わず膝を突きます。最早、これまでかっ⁉
―ガァアッ!―
再びRガオガエンが拳を強く握りしめ、今、
―リッキィーッ!―
っと、何とカイリキーのカウンターがRガオガエンにヒットぉっ!! 手痛い反撃にRガオガエンの足が崩れる。そしてカイリキーがRガオガエンの胴体を掴み……
―リキィーッ!―
ちきゅうなげだーっ!
頭から地面に叩きつけられるRガオガエン。これはダメージも大きい事でしょう!
―ガァ……―
―リッキーッ!―
フラフラと足取りが覚束ないRガオガエン。そこにカイリキーが首筋に鋭いチョップを叩き込むっ!
Rガオガエンの巨体が膝から崩れ落ちた。これは勝負は決まったかっ⁉
―ガ……!―
いや、まだだっ! まだRガオガエンの闘志は消えていません!
ゆっくりと立ち上がり、ファイティングポーズを取ります。ですが、既にその身は満身創痍。ここから逆転することは出来るのでしょうかっ?
―リキッ!―
ここでカイリキーが仕掛けた。Rガオガエンが回復する前に仕留めようという算段でしょう!
そんなカイリキーに向け、Rガオガエンが左足で前蹴りを放つ。ですがそれをカイリキーが易々と受け止めたっ! さあ、このまま再びちきゅうなげが……
―ガァオッ!―
っと、何とRガオガエン。カイリキーの腕を踏み台に飛び上がり、右足で蹴りを放ったーっ! 変則的なにどげりがカイリキーの顔面にクリーンヒットぉ! 不意の一撃に、思わずカイリキーが後退るっ!
さらに追撃のみだれひっかきの連打、連打、連打ぁ! 弾幕のような攻撃に、カイリキーが反撃をする隙を作りません!
―ガァアッ!―
そして全力のかみなりパンチがカイリキーの胸を捉えるっ! カイリキーの巨体が宙を舞い、地面に叩きつけられたーっ!
―リキッ……―
何とか立ち上がったカイリキー。しかしかみなりパンチの直撃を受けたことで、その体は麻痺し上手く動かせない模様。
Rガオガエン、このチャンスを逃すまいと、追撃のかみなりパンチ! 再びカイリキーの胸に命中……いや、これは!
―リッキィ……―
大きなダメージを受けピンチと思われたカイリキーですが、どうやら攻撃を誘っていたようです。不敵な笑みを浮かべながら、Rガオガエンの右腕をがっしりと掴み、逃がしません!
―ガァッ!―
―リキィッ!―
引き剥がそうと左腕でかみなりパンチを放ったRガオガエン。しかしその腕も掴まれ、動きを封じられてしまいました。
どうやらこのカイリキーの特性はこんじょう。麻痺したことで、むしろパワーアップしたようです!
そのまま残った腕でRガオガエンの胴体を掴み、頭上へと持ち上げる。これは再びちきゅうなげの体勢か?
―リッキーッ!―
おーっと、なんと力任せに地面に投げつけたーっ! 地面を転がりながらも、体勢を整えるRガオガエン。ですがそこへ両腕を交差させたカイリキーが突進する。この構えは……
―リキィーッ!―
決まったーっ、必殺のクロスチョップです!! ダンプカーの衝突を思わせる豪快な一撃で、Rガオガエンの体が吹き飛ばされるーっ!
さらにRガオガエンが飛んでいく方向には、大きな岩。衝突すれば、最早立ち上がることも叶わないでしょう。これは万事休すか!?
―ガッ―
……いや、まだだ!
―ガァッ!―
何とRガオガエン、空中で体勢を治すと、巨岩へと着地した! どうやら先程のクロスチョップ、まともに食らっていたように見え、実際は寸前でバックステップし、衝撃を減少させていたようです。
―ガァオッ!―
そして巨岩を蹴り、Rガオガエンが宙に舞う! 反動で岩が砕けるほどの勢いで飛び上がり、カイリキーへ向け、その体を投げ出す!
―リキィッ!?―
カイリキーも迎え撃とうとするものの、ここで体が麻痺したか。動きがぎこちない!
だがRガオガエンは止まらない。全身に炎を纏い、放たれるのはRガオガエンの代名詞!
―ガァアーッ!―
―リキィーッ!?―
紅蓮の炎を纏ったキック、ニトロドロップがカイリキーに突き刺さったーっ!! カウンターをする暇も無く、カイリキーの体が地面を転がります。
―ガァ……―
地面に着地したものの、既にスタミナは使い切ったか。荒い息をしながらもRガオガエンはある一点から目を離しません。
その視線の先には、倒れたカイリキー。いや、既に立ち上がろうとしている。かみなりパンチで麻痺し、ニトロドロップの衝撃で焼け焦げた体に鞭を打ち、立ち上がるのはプライドの表れか?
―リッ……―
だがそれもここまでの様子。ついにカイリキーの体が地面に倒れ伏したーっ!
熱く激しい本日のバトル、紙一重で勝利したのはRガオガエンだーっ!!
―ガァアアアーッ!―
勝利の雄叫びを挙げるRガオガエン。その表情は晴れやかで、喜びがひしひしと感じられます。
そして敗れたカイリキーも決して弱かったわけではありません。むしろこのRガオガエンとこれほどまでに激しいバトルを見せてくれたことこそが、カイリキーの強さを証明しています。今回の敗北で折れる事無く、より強くなった姿を見せてほしいものです。
Rガオガエンもカイリキーも、再び熱いバトルを見せてくれることを期待しましょう。
本日はこの名も無き孤島で行われたバトルについて、実況させていただきました。それではまたいつの日か、お会いしましょう!
ニャビー(原種)
↓Lv17で進化
ニャヒート(原種)
↓Lv34で進化
| ガオガエン | |
|---|---|
| ぶんるい | レスラーポケモン |
| タイプ | ほのお・でんき |
| たかさ | 1.8m |
| おもさ | 81.2kg |
| とくせい | もうか(ノーガード) |
| 種族値 | |
| HP | 100 |
| こうげき | 120 |
| ぼうぎょ | 95 |
| とくこう | 70 |
| とくぼう | 90 |
| すばやさ | 55 |
| 合計 | 530 |
| おぼえるわざ | |
|---|---|
| レベル | わざ名 |
| 1 | ニトロドロップ |
| 1 | ひっかく |
| 1 | なきごえ |
| 1 | かみなりパンチ |
| 1 | ワイルドボルト |
| 1 | あばれる |
| 1 | ひのこ |
| 1 | したでなめる |
| 1 | クロスチョップ |
| 1 | ビルドアップ |
| 9 | ほえる |
| 12 | みだれひっかき |
| 15 | かみつく |
| 20 | にどげり |
| 25 | ほのおのキバ |
| 30 | こわいかお |
| 32 | いばる |
| 44 | かえんほうしゃ |
| 51 | ばくれつパンチ |
| 58 | フレアドライブ |
| 進化 | ニトロドロップ |
| わざ名 | タイプ | 分類 | 威力 | 命中率 | PP | 範囲 | 優先度 | 直接攻撃 | 効果 |
| ニトロドロップ | ほのお | 物理 | 100 | 80 | 10 | 1体選択 | 0 | ○ | 急所に当たりやすい。20%の確率で相手をやけど状態にする。 |
モチーフは、某覆面レスラー。