艦隊これくしょん「Deep・Blue」=スロウス 作:Wandarel
思い出す度に辛くなる。
それはあまりにも……。
この松山士官学校において、文化祭などの行事への姿勢はとても積極的だ。
何事においても全力を尽くす行事。
たった一人を除いてだが。
奨悟「ふぁぁ……ねむ。」
奨悟はあくびをしながら体育館で行われる出し物を見ていた。
ほぼ強制で出されたから大人しく座ってみてるのだが……。
大して面白みがない。
昔からの舞踊を見ていたがそれは楽しそうだったが参加する気にはなれなかった。
龍登「文化祭楽しいな兄貴!」
奨悟「アホ言うな、何が楽しいんだこんなの。」
出来ることなら帰りたいと思っていた時だった。
司会「それではこれにて体育館の部をおわ……」
司会がそういった時、突然現れた覆面の数名が現れた。
「動くんじゃねぇ!一歩でも動いたらこいつを殺すぞ!」
司会の人間が人質に取られ、大変なことになった。
奨悟(……ちっ、この距離だと届かねぇな。)
龍登「あ、あわわ、どうすんだよ!?」
そんな時だった。
???「待て!!」
突然体育館で声が響く。
そして、熱海兄弟二人を含む全員が声のした方向に向く。
そこに、赤青黄緑紫の覆面(?)をつけた5人がいた。
「ナニモンだテメェらは!!」
???「俺たちはただのヒーローだ!」
だが声で奨悟には何となくわかった。
そして、赤から順番に自己紹介を始める。
フブレンレッド
「情熱に燃え赤く滾る魂!フブレンレッド!!」
奨悟(浩介じゃねぇか。)
フブレンブルー
「青き清浄なる海の権化!フブレンブルー!!」
奨悟(青木じゃねぇか。)
フブレンイエロー
「黄金に輝く頭脳!フブレンイエロー!」
奨悟(黄原じゃねぇか。)
フブレングリーン
「深緑の元に巻き起こす風!フブレングリーン!」
奨悟(誰だアイツ。)
龍登「ミホさん何してんだ。」
奨悟「知り合いか?」
龍登「俺の同級生だぜ!」
奨悟(マジかよ)
フブレンパープル
「華々しく咲く毒の華!フブレンパープル!」
奨悟(紫原じゃね……ん?アイツあんなに喋れるのか!?)
フブレンレッド「我ら一丸となりて敵を撃つ者達!」
フブレンジャー
「「特型戦隊!フブレンジャー!!」」
後ろで爆薬が起爆する。
「フブレンジャーだと!?」
フブレンレッド「時間が無いから手短に行くぞ!フブレンジャーカットインフォーメーション!」
フブレンジャー一同「了解!!」
そう言って大型のバズーカみたいなものを取りだした。
フブレンレッド「行くぞ!」
フブレンジャー「エターナルブリザードノヴァ!!」
「ぐおおあぁぁぁぁっ!!」
人質に取っていた覆面が一切合切吹き飛ばされた。
司会「あ、ありがとうフブレンジャー!」
フブレンレッド「おう!俺たちフブレンジャーはいつでもみんなの味方だからな!ではまた会おう諸君!」
フブレンジャーが走り去っていった。
奨悟(ここまで来たら関心だな……ん?なんか増えてね!?)
奨悟もこれに関してはかなり面白かったと思っていた。
だが、いつもの溜まり場に戻れば浩介は吹雪オタク。青木と黄原は喧嘩。紫原はほぼ無口。もう1人がいる……ん?
ミホ「あ、初めまして奨悟さん。士官学校司令科の
元気そうな女子だったが、既に馴染んでいるようだ。
ミホ「そうだ、私実は楽器弾けるんですよ!」
そう言って、トランペットを持って演奏をしたのは軍歌だった。
奨悟「………なんか、突然賑やかになったなおい。」
龍登「はは、まぁ楽しそうでいいじゃねぇか!」
奨悟「……ふん、それもそうだな。」
奨悟はこの混沌としてるが楽しそうなこの時間が割とすきだった。
だが、意外な人物の襲来に度肝を抜かされる。
奨悟は文化祭翌日も予習復習も完璧にして授業をサボろうといつもの木陰に向かうと、誰かがいた。
士官学校の人間では無いのは確かだった。
奨悟「……どいてくれるか?」
???「貴様の実力を測らせてもらう。」
奨悟「ごふっ!?この俺が……!」
次回、艦隊これくしょん「Deep・Blue」・スロウス
第三話「最強の降臨。」
奨悟「久々に楽しめそうだな!」