仮面ライダー騒鬼 作:拡散砂糖
アレは6年前の大雨の日だった、いつも通りギターを背負って、スマホを弄りながら家の帰路を辿る、映画のような山あり谷ありのストーリーではなく、変わらない日常と思っていた、血まみれの玄関を見るまでは……。
家に入ればさっきまで命だったであろう物が生暖かい熱を持ちながら床に転がっていた。
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「ハッ!」
朝日がカーテンの隙間から漏れる部屋で男は額から流れる汗を拭う。
「ふぅ……最悪の目覚めだな」
部屋を出て、一度シャワーを浴びてからリビングに向かう。
「今日も早いな」
「おはよう王さま、手伝うよ」
「では味噌汁を作ってくれ」
朝餉を作っていた白髪の少女、ディアーチェ・K・クローディアに挨拶して、手伝いを始める。
料理の手伝いをしていると次々と同居人がリビングに集まる。
「シュテル、米をよそってくれ」
「はい、我が王」
「レヴィ、ユーリ、博士を起こしてきてくれないか?」
「まっかせてぇ!!」
「レヴィ走ったらころんじゃいますよ〜」
「今日のお味噌汁はソウキ君が作ってるんですね!」
「今日はなめこだよ美味しいよねなめこ」
「本当になめこ好きねぇ……」
「博士後で食べるって!」
「りょーかい、んじゃお盆に置いとくか」
「アミタ、キリエ、米と魚を出してくれ」
「わかりました!」
「は〜い♪」
縦長のテーブルに出来立ての料理を並べ、席に座って手を合わせる。
「「「「「「「いただきます!」」」」」」」
「シュテル、醤油を取ってくれないか?」
「おや、もう少しで無くなりそうですね」
「うむ、ならば買わなければな」
「骨が綺麗にとれたよキリエ!」
「あら、本当に綺麗にとれてるわね」
「あっ、星座占いで一位です!」
「おぉ!朝からついていますねユーリ!」
何の変哲もない賑やかな朝は過ぎて行く。
「そうだ、王さま。今日と明日は俺の飯いらないから!」
「またキャンプか?」
「うん、今度は県外の川の方にね」
「良いなぁ〜僕も行きたいー!」
「レヴィは明日も学校だろ?また休みの日に連れてってやるから」
「ほんと!約束だよ!」
「おう、約束だ。ほんじゃ、行ってきます」
「「「「「「行ってらっしゃい」」」」」」
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✖︎✖︎県彦田山
「さて、バイトを始めますか」
バイクに取り付けたサイドバックからディスクが入ったケースを取り出す。
「頼むぞ、アニマル達!」
右手首に装着された物の弦を弾く、するとディスクは鳥や蛙、色々な動物の形に変形し、山や川に飛んでいく。
「早く帰りたいし、見つかると良いんだがなぁ……」
ディスクの動物、ディスクアニマルの帰りを待ちながらテントの設営を始める。
次回 魔化魍