なんでや!なんでメガラグラージはんはアニメに出てこんのや!!   作:性癖複雑骨折

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みなさんお久しぶりです。
ちゃんと生きてます。
風邪を引いたとか、気になるアニメがあったとか、それらの二次創作を漁ってたとか、正月おせち食べることで忙しかったとか、受ける必要のない共通テストを受けなきゃいけなくてそのための勉強をしてたとか、卒業まで青春してたとか、自動車免許取得で忙しかったとか、いろいろと言い訳がありますが、一言で言うとエタりました。
本当にごめんなさい。
マジで不定期更新、およそ3ヶ月ぶりの投稿です。


第五話 作者は楽器未経験

 ステージに立ったユウトに多くの視線が集まる。

 行われるパフォーマンスに対する期待の眼差しだったり、好奇の視線だったりとさまざまだが、注目されている当の本人であるユウトは少しだけとはいえ緊張してしまっていた。

 

 盛り上がった会場の熱のおかげでユウトの性格の陽キャ成分が強めになっているためこの程度で済んでいるが、普段のユウトだったら、あっ、えっと…、その…、間違えました!ごめんなさい!とか言って速攻ステージから逃げ出してしまうレベルの視線が集まっていた。

 

 ユウトはステージ上をゆっくりと移動する。

 向かった先にあるものはスタンドに立てられたエレキギター。

 ユウトは傷一つついていないそれを手に持ち、紐を肩にかけ、慣れた手つきでチューニングを始める。

 

 もっとも、運営側が既にチューニングを終えているため、その行動は必要なかったのだが、一応の確認としてユウトは音を鳴らしたのだった。

 あたりに響いたエレキギターの耳をつん裂く様な鋭い音色によってさらにユウトに視線が集まった。

 

 ユウトはモンスターボールを4つ手にして放り投げる。

 モンスターボールから飛び出てきたのは、相棒であるラグラージ、綺麗系男の娘であるサーナイト、擬人化絵でロリ姿が多めのシャンデラ、これといった説明が前話の後書きでなかったミロカロスことミロ様の4体。

 

 ユウトはこの4体にあらかじめステージで何をするか説明しているため、それぞれが自分の持ち場へと移動を始める。

 ラグラージはドラム、サーナイトはシンセサイザー、残りの2体は適当な広いスペースへと移動した。

 

 ユウトは空を見上げてスゥー…ハァーと大きく深呼吸をして、観客たちと対峙する。

 そして…

 

「多くは語らない…聴いて観ていけ…」

 

とイキってカッコつけたセリフを言い放ちメガバングルのキーストーンをタッチした。

 

 光り輝く鎖のようなもので繋がるユウトとラグラージ。

 巨大な光の塊の中からメガシンカしたメガラグラージが現れてバチを持ちながら雄叫びを上げる。

 これがスタートの合図となり、ユウトはギターをかき鳴らし、ポケモンたちもそれぞれ演奏を開始した。

 

 演奏している曲は第五世代までのチャンピオンメドレー・ポケマスバージョンである。

 トモがゲッタバンバンとキラキラをやってしまったせいで、出鼻をくじかれたユウトは有志パフォーマンスに出ることを諦めようかと思っていたが、できることがまだあったのだ。

 

 それがポケモンたちと行うインストバンドだった。

 歌唱力では絶対にトモには勝てないが、演奏技術は多分負けていないと思ったからこそできたパフォーマンスだ。

 旅を始めて二年経ったあたりからポケモンたちとバンドをやりたいと思い始めたユウトは旅の途中で立ち寄った練習スタジオでちょくちょく練習をしていた。

 

 そのおかげでぶっつけ本番なんてことはなく割と準備万端の状態でパフォーマンスに挑むことができている。

 しかし、ギター、ドラム、キーボードはいるのにベースはいない。

 その理由は単純にバンドに協力的なユウトのポケモンたちの中でベースを弾きたがる二足歩行のポケモンがいなかったからである。

 

 なお、あらかじめ録音していた音を演奏に合わせて流しているため、ベースがなくても問題なく、ベース以外の足りない音も問題なく補完できていた。

 

 メドレーの一曲目はグリーン戦のBGMだ。

 ラグラージのメガシンカによるインパクトと激しい曲調で観客たちがノリノリになってきたあたりでユウトはポケモンたちに視線で合図をおくる。

 ここで、演奏を行わないシャンデラとミロカロスに出番がやってくる。

 シャンデラは【かえんほうしゃ】を、ミロカロスは【ハイドロポンプ】を放ち、それに合わせてサーナイトがシンセサイザーを演奏しながら【マジカルリーフ】を放つ。

 代表的な三タイプの技エフェクトによる演出で観客からは歓声が上がる。

 シャンデラとミロカロスは演出担当として呼ばれたのだ。

 サーナイトは演奏しながら技を繰り出してるよ…とか言ってはいけない…

 ちなみにだが、グリーンのこれといったイメージとなるものが分からないため、最初にもらえる御三家のタイプで演出して誤魔化しているのも言ってはいけない真実である。

 ほんと、しょーもないし情けない。

 

 グリーン戦のBGMも終わりが近づいてきたが、ユウトはそのまま音を繋げて二曲目であるワタル戦のBGMへと移る。

 グリーン戦と違い壮大で厳かな雰囲気のある曲調で観客たちを翻弄していく。

 この際、ユウトは何も語らない。

 なんのメドレーなのか、なんの曲なのか、なにをイメージして作られているのかとか、そんなことは何も言わない。

 ひたすら黙ってエレキギター特有の鋭い音色を奏でるだけである。

 この行動に深い意味などは特にない。

 ただ単に、何も語らず、音で語るタイプの俺カッケェーとか思ってやってるだけであり、ユウトはひたすら中二病であった。

 シャンデラが【かえんほうしゃ】を放ち、ミロカロスが【りゅうのはどう】でドラゴンの演出を行う。

 ワタルといえば【バリアー】を覚えるカイリューと【はかいこうせん】なので、演出は炎とドラゴンをイメージしたものなった。

 そして、曲のラストでサーナイトが【はかいこうせん】を上空にぶっぱなすことで雲を消滅させて三曲目へと繋いでいった。

 

 次はダイゴ戦のBGM、激しい曲調へと変化したのと同時にラグラージが【ストーンエッジ】を発動、飛び出る岩の刃をミロカロスが【アイアンテール】で砕き、飛び散った破片をシャンデラが【サイコキネシス】で巻き上げる。

 そのまま【シャドーボール】で岩の刃とその破片を消し飛ばす。

 ステージが綺麗になった瞬間にユウトたちは曲の雰囲気を変えていく。

 ダイゴ戦のBGMの激しさが無くなり、優美な音色へと変化させたのだ。

 ギターとドラムの自己主張が少しなくなったミクリ戦のBGMだ。

 ミロカロスが【ハイドロポンプ】と【れいとうビーム】を駆使して水と氷の幻想的な演出を行う。

 シャンデラは【サイコキネシス】でそれらの補助だ。

 

 曲はそのままシロナ戦のBGMへ、ピアノで奏でられる特徴的な前奏は観客たちをさらに引き込んでいく。

 これといった演出はない。

 ないというか思いつかなかった。

 

 アデク戦のBGMではドラムのリズムとワタル戦とは違った壮大なメロディーをシャンデラが炎の演出でさらに引き立てる。

 曲の中盤で流れるアデクのテーマをユウトはどこから取り出したのかわからないサイズの笛で演奏した。

 そして、みんな大好きアイリス戦のBGM、メドレーの最後の曲だ。

 ギターとドラムとシンセサイザーが奏でる明るい旋律はラストに相応しいだろう。

 サーナイトは【ムーンフォース】を放ち、シャンデラが【だいもんじ】、ミロカロスが【りゅうのはどう】、ラグラージが【ストーンエッジ】、それぞれが力の限り技で演出をつけていく。

 そしてそのままラストまで駆け抜けていった。

 

 シャーン!と大きな音が辺りへと響き渡り演奏が終わった。

 

「以上、チャンピオンメドレーでした…」

 

 その言葉と同時にラグラージのメガシンカも終わる。

 ユウトは観客の反応を見てみる。

 いい感じに盛り上がることができたようで観客たちからは拍手が送られてきた。

 チラチラとアンコールも聞こえてくるし、ユウトやポケモンたちの演奏技術や演出についての声も聞こえてきた。

 

 ユウトは足早にステージから去っていく。

 ステージに立ったときの緊張感は綺麗さっぱり消え去って身体が熱くなるくらいには盛り上がっていたが、自分の出店に戻った頃にはその熱も冷めて疲労感とやりたかったことができた満足感、そして成功体験によって発生する快楽で満たされていた。

 

 夕暮れどきになった。

 ユウトは出店で買って回った大量の食べ物をテーブルに置いて、今日活躍したポケモンたちとテーブルを囲んでいた。

 特設ステージの方は有志の凄腕パフォーマーが少なくなった影響かカラオケ大会が開かれていた。

 

 ユウトはステージで共にパフォーマンスをした4体に向かって言葉を放つ。

 

「.今日俺の夢の一つが叶った」

 

 ユウトの夢の一つ、それはポケモンたちとのバンドを大勢の人の前で披露することだった。

 ユウトは感謝の言葉を続ける。

 

「それはお前たちのおかげだ。お前たちの協力がなければ成功して賞賛されるどころか、演奏すらできずにステージでガタガタと震えるイキリ陰キャの末路を辿っていたかもしれない。本当にありがとう」

 

 言いたいことは言った。

 あとはスタート合図を出すだけ。

 

「みんなは今日は本当に頑張った!今日の成功を祝して、大いに飲み食いして騒ごう!乾杯!」

 

 ユウトの言葉に4体はそれぞれ大きな反応をして目の前の飲食物をそれぞれ楽しむのであった。

 

 テーブルいっぱいに用意された食べ物を綺麗さっぱり食べ尽くした頃にユウトはシメの料理を作ろうと思い屋台の厨房に向かう

 ポケモンたちからお前まだ食うのかよ…といった視線を受けながらもカバンの中から乾麺とラーメンスープの素を取り出す。

 所謂世間一般でいう袋麺と呼ばれるそれをユウトはホウエンラーメンの材料を取り寄せる時に一緒に注文しておいたのだ。

 旅の食料として購入した物なので、出店で出してたような本格的なものは作れないが、健康に悪いジャンクな食べ物でシメたいときにはオススメの一品である。

 

 「ミロ様、シャンデラ、麺を茹でるからお湯を沸かしてくれ」

 

 ユウトは2体に指示を出し、指示を受けたミロカロスとシャンデラはやれやれと行った様子で作業に取り掛かる。

 それを見ながらトッピングの野菜やチャーシューを切っていくユウト。

 すると、一人のお客が話しかけてきた。

 

「すいません、まだお店やってますか?」

 

 話しかけてきたのは女性客で、どうやら、ユウトのシメの準備を仕込み中だと勘違いしたようであった。

 

 ユウトは、もう店仕舞いだ。

 今調理しているのは自分の分だと女性客に言おうとしたが、その女性客の容姿を見て言いかけた言葉を飲み込んだ。

 

 脚の長さが強調される黒の長ズボン、黒縁メガネ、そして、カントリースタイルに二つ結びをされた長いピンクの髪。

 話しかけてきたお客はカロスクイーンのエルが変装した人物、エレーナであった。

 

(アイエエエ!?カロスクイーン!?カロスクイーンナンデ!?)

 

 これには流石のユウトもびっくり仰天。

 普通のお客なら門前払いしているが、相手はカロスクイーンだ。

 ここで追い払うとかただのバカ野郎である。

 

「すいません、本格ラーメンの材料は無くなってしまってるんです。でも、簡易的なものでいいのなら用意できますよ」

 

 故にユウトがとった行動はお客としてきちんと対応するであった。

 上手くいけばカロスクイーンとラーメンを食べられるかもしれないと思ったユウトは淡い期待を胸に抱きながら接客をする。

 

((((ついさっきまで追い払う気満々だった癖に本当調子いいご主人だよ…))))

 

これにお湯を沸かしている2匹と満腹感でうつらうつらしているラグラージとサーナイトがユウトをジト目で見つめていた。

 

「それでも構いませんのでお願いします」

 

「わかりました。しかし、天下のカロスクイーンが自分の店に来てくれるなんて光栄の極みですよ」

 

「えっ、バレてる!?何でわかったの!?あっ…」

 

 さっそくボロを出すカロスクイーン。

 どうやらカマ掛けに弱かったらしい。

 結構な頻度で正体バレてるのじゃあないのかとユウトは少し心配になった。

 

「やっぱりカロスクイーンでしたか。どうぞ、席はこちらです。本当ならトッピングも含めて代金をいただくのですが、もう店仕舞いだったので無料でいいですよ。」

 

「あっ、ありがとうございます。あと、多分同じ年齢だと思うから敬語じゃなくていいですよ。」

 

 一応お客様なので敬語を使って話すユウトにエルが敬語を止めるように敬語で話しかけてくる。

 

「わかったよ。ならそっちも敬語じゃなくていいよ。俺はユウト。ホウエン地方から来た一日だけラーメン屋店主の旅人だ。」

 

「私はエル。ご存知のとおりカロスクイーンをやってるわ。」

 

 お互いに自己紹介を済ませるユウトとエル。

 

 エルがテーブル席に腰掛けると、ミロカロスがユウトを呼び出した。

 どうやら、お湯が沸いたようだ。

 ユウトは麺を茹で始める。

 途中で生卵をふたつ割って入れ、蓋をしてしばらく放置する。

 いい頃合いになったら麺と卵の入った鍋にスープの素を入れて、かき混ぜる。

 鍋から麺と卵を器にお椀に取り分け、ネギとチャーシューをトッピングしていく。

 一連の流れを慣れた手つきで行うユウトをエルは興味津々といった表情で見つめていた。

 

「結構手慣れてるわね。料理は得意なの?」

 

「まあまあ得意だよ。三十三年間の人生経験の賜物だね」

 

「さすがにそれは冗談よね?」

 

 エルの質問にユウトが茶化すように答えるが、どうやら一部だけ信じてもらうことができなかったようだ。

 袋麺を上手く作れるくらいで料理できますよアピールしてんじゃねえ!とか言われそうな会話で、ユウトは真実だけを伝えたのだが、今世の見た目は十五歳、ピチピチを通り越してビッチビチの若者なので、本気で事実と捉える人間はいなかったのだった。

 

 最後にゴマを振りかけて完成。

 出来上がったラーメンをテーブルまで持っていく。

 

「簡易ホウエンラーメン、お待たせしました!」

 

「すごい匂いね…、大丈夫なの?」

 

 うん、しょうがない…

 ユウトも前世で初めて豚骨ラーメンを目の当たりにした時は、全く同じ感想をもったため、エルの気持ちはよく分かる。

 実際、匂いがダメで豚骨ラーメンが嫌いな人間もいるからだ。

 

 ユウトとエルは手を合わせて、いただきますをして、ラーメンを啜りはじめる。

 

(ああ…これだよこれ!胃の中にジャンクなものが流し込まれていくこの感覚が最高なんだ!身体に悪いってことは理解しているけどやめられねぇわ…)

 

 前世で言うところのうまかっちゃんに似た味をしている袋麺を無言で啜るユウト。

 

「う〜ん!前々からホウエンラーメンを食べてみたいと思ってたけど、簡易的なものでも十分美味しいわね!ちょっと匂いがキツイけど、スープも美味しいよ!」

 

「それはどうも。こちらも作った甲斐があったよ。」

 

 よほど大きな失敗をしない限り味に変化の無い袋麺に作った甲斐もクソもあるか?と思いながらも返事をする。

 

(やっ、やべぇ…、俺、カロスクイーンとラーメン啜ってるよ…、顔近い!美人、かわいい、綺麗、いい匂い!)

 

 エルの感想とは裏腹にユウトの心中は少し変態的な方向に進んでいた。

 いい匂いなのはラーメンかはたまたカロスクイーンか…

 おそらく後者だろう。

 

(あっ、油で唇が光ってる…、舐めた!舌がエロい!頬を伝う汗もなんかエッチだ!)

 

「ふぅ、ごちそうさまでした」

 

 思考がどんどん邪に捻じ曲がっていきながらもラーメンを完食したユウト。

 キッチリスープまで飲み干している。

 エルも食べ終わったようでお腹をさすっている。

 

「今日、初めて君のパフォーマンスを見たよ。とても素晴らしかった。観客たちを心の底から笑顔にしたい、元気を与えたい、そんな気持ちが感じ取れたよ」

 

 おもむろにユウトが特設ステージでの感想を言う。

 本当は色々と感じたものがあったが、言葉にするのが難しいので簡単で安っぽい言葉を使った感想を言う。

 

「ありがとう。でも、あなたも素敵なパフォーマンスをしてたじゃない。ジャンルは違うけどポケモンたちとの息のあったコンビネーションは確かに感動を生んでたわ」

 

「見てたのか…確かに観客たちは盛り上がってくれてたが、感動は生まれていないのじゃないかい?」

 

 エルの感想にユウトは否定的な返事をする。

 ユウトがやったパフォーマンスはあくまでも自己満足でしかない。

 やりたいことをやる、その行為の中に誰かを元気付けたい、希望を与えたいとかそんな感情は持ち合わせていなかった。

 

「そんなことはないわ。貴方のパフォーマンスは自己満足のものだったかもしれないけど、誰かに何かを与えたいという気持ちがなくても人々は感動したりするものよ」

 

「そういうものなのか?ていうか、カロスクイーンがそんなこと言っていいのか?」

 

 人に何かを与えるパフォーマンスをするエルらしからぬ発言だ。

 

「そういうものよ。確かに私のパフォーマンスの根っこには人を笑顔にしたいってものがあるわ。でも、私がまだ新人だった頃は今みたいに人に何かを与えるとか考えたことなかったわ」

 

「へぇ、なんか意外だ。てっきり最初から与える側の人間かと思ってたよ」

 

 意外な事実に少しだけ驚く様子を見せるユウトにエルは続ける。

 

「そんなことないわよ。むしろ最初は貰ってばかりだった。それでも感動した、心にきた、そう言ってくれる人たちはいたわよ」

 

 最初から完璧な人間はいない。

 誰だって最初は初心者で未熟者だ。

 カロスクイーンにも貰ってばかりの時代がちゃんとあり、そこから成長して今の地位を手に入れたのだ。

 

「だからあなたのパフォーマンスに感動した人たちはちゃんといるよ!私がそうだもん。演奏技術とか演出も凄かったけど、パフォーマンスを成功させたい、仲間とやりきりたいって気持ちがあなたやその子たちから伝わってきたわ」

 

 エルがラグラージたちに視線を向けながら言う。

 ユウトの高尚な志もないスッカスッカな願望から生まれたポケモンインストバンドはたしかに人々に何かを与えるような力はない。

 だが、全員が一致団結して全身全霊でするパフォーマンスからは絆が見えていた。

 その絆に感動したとエルは言う。

 

「なるほどね。なんか照れるな…自分のパフォーマンスをカロスクイーンが見ていて感動したなんて言われると…お世辞かもしれないと疑っちまう」

 

「そう?私、結構素直な感想を言うタイプよ。良いと思ったものも悪いと思ったものもしっかり意見を言うわ。実はね、今日のあなたのパフォーマンスはいいインスピレーションになったの。だから、否定的な考えはやめて、頑張った仲間と自分を褒めればいいの!」

 

「そこまで言われたら、君の言葉は素直に受け取るしかないな。それとこいつらへの感謝はすでに済ましてあるよ。ありがとう、なんか分からんけどスッキリしたわ」

 

 そう言ってユウトは片付けを行い、ポケモンたちをモンスターボールに戻す。

 エルも帰宅の準備を始めた。

 全てが終わった頃には辺りは真っ暗で結構長く居座っていたらしい。

 特設ステージも綺麗に撤去されていた。

 

「今日は本当にありがとう!これ、私の連絡先。次の公演が決まったら連絡するわ!あなたたちのパフォーマンスから得たインスピレーションがどんな風になるのかお礼に見せてあげる!」

 

「ありがたく受け取らせてもらうよ。俺も連絡先を渡しておく。何かあったら連絡してくれ。時間があったら協力するよ」

 

「なにそれ、そこは必ずって言うところでしょ!でも、気が向いたら連絡するかもね。それじゃ、次はパフォーマーと観客としてだけど、また会いましょう!」

 

 そんな会話をしながら二人は別々の道を歩んで行った。

 

 後日、エルから招待されたトライポカロンでユウトは心の底から感動して、勇気や元気を貰うのだった。




他の作者さんが面白いくて上手な文章書いてて、自分の文章がひどくつまらないものに見えてしまう。

ユウト
夢の一つが叶った。ギター弾いた。
ゲームのアイリス戦でオノノクスに3タテされた経験がある。(作者も同じ)
カロスクイーンの連絡先ゲットだぜ。

エル
なんか良いことっぽいこと言った。作者が言わせた。

バンドメンバー
メガラグラージはその巨体からドラム担当が良いかなと思った。
サーナイトにピアノを弾かせたかったから後悔はしてない。イメージ的にも合ってると思う。
シャンデラとミロカロスはなんとなく。
ベース役にゾロアークを入れようと思ったけど、演出コイツの幻影でどうにでもなるじゃんってなって不採用。

没ネタ
ユウト「あなたのその〜胸〜の〜なぁ〜かぁ〜」パァーン
ゾロアークの幻影トラックとサイコキネシスでやろうかなと思ったけど、ポケモン世界に合わないから却下。
これで7000文字くらい書いて後悔。

没ネタ2
普通にパフォーマンスして技の威力が強すぎてステージ崩壊。
怒られて意気消沈。
エルと絡ませづらいので却下。
これで3000文字くらい書いて後悔。
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