なんでや!なんでメガラグラージはんはアニメに出てこんのや!!   作:性癖複雑骨折

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ダチ「あきらめろ」
ワイ「低評価はイヤアアア!!」
ダチ「この会話三度目やぞ」


第六話 15歳で悪人退治とか現実的になんかあれじゃね?

「ヒヒダルマ戦闘不能!ラグラージの勝ち!よって勝者はデューク・ユウト様です!なお、ユウト様はこれで10連勝したためグランデュークの称号を与えられます!」

 

審判の声が野外のバトルフィールドに響き渡る。

 

「よしっ!これで目標達成だ!」

 

エルのトライポカロンを鑑賞してから数日が経った現在、ユウトはバトルシャトーで無双していた。

 

バトルシャトー、騎士道精神を重んじるバトルができるカロス地方特有のバトル施設だ。

 

見た目はとても格式高い城のような豪勢な建物、中に入るとそこは正々堂々とした騎士道精神を反映させたバトルを楽しみたい者たちでひしめき合っている。

 

バトルシャトーではトレーナーはナイトと呼ばれ、その強さは爵位で示すこととなっている。

 

エルに招待されたトライポカロンが終わってからユウトは暇と戦闘衝動を持て余していた。

 

ジム巡りを再開するのも良いと考えたが、ジムにいるのは同じタイプのポケモンを使うトレーナーばかりなので、気分的になんとなく気が乗らなかった。

 

ユウトは訪れた地方のジムバッジを集めて大会に参加するくらいにはバトルジャンキーだが、同じようなバトルスタイル、タイプの使い手との戦闘には飽きっぽい。

 

ジムはそのような使い手がたくさんいる施設の最たる例である。

 

ジムトレーナーたちはそのジムが指定しているタイプのポケモンばかりを使ってくる。

 

おまけにバトルスタイルのほとんどがジムリーダーに似てしまっているためユウトはジムでのバトルがあまり好きではない。

 

もちろん、ジムリーダーというそれなりの強者とのバトルは大好きだが、バトルの数をこなしたい気分のときに訪れる場所としてはジムは上記の理由からあまりにもつまらなかった。

 

だが、バトルシャトーは違う。

 

多くの人間がバトルと爵位を求めて集まる。

 

集まってくる人間のそれぞれが自分のバトルスタイルを研究しており、さまざまなバトルスタイルを見かけるのだ。

 

そして何より、ガチ勢ばかりが集まるバトルハウスと違ってシンプルにバトルを楽しみたいと思ってる人間が多く集まるところが良い。

 

故にバトル施設であり、多種多様なトレーナーが多くいるバトルシャトーはユウトが暇を潰すにはもってこいの場所だった。

 

ゲーム知識での偏見もいいところだが負けた時に容赦なくこちらを見下した発言をしてくるNPCトレーナーが多く、おまけにバトルのほとんどがフロンティアクオリティによる運ゲーなためユウトはバトルハウスにあまり良い思い出がない。

 

これもユウトがバトルシャトーを選んだ理由である。

 

ユウトがバトルシャトーを訪れて真っ先にやったことはなろう小説でよく見かけるテンプレの再現だった。

 

いきなり冒険者ギルドにやってきた新人が転生とか転移の際に神様からもらったインチキチートで無双して、モブや受付嬢からコイツ何者だ!?的なことを言われるアレである。

 

ユウトはロマンバカで中二病だ。

 

この世界に冒険者ギルドは存在しないが、バトルシャトーのような施設ではテンプレができるのだ。

 

「なんなんだ!?たった三日でグランデュークまで上り詰めるなんてあの小僧何者だ!?」

 

「あのラグラージ、とても鍛え込まれている。それが分かってなお底が見えん…」

 

「さすがユウト!俺たちにできないことを平然とやってのける!そこにシビれる憧れるうぅう!!」

 

なんともテンプレなセリフとどっかで聞いたことがあるセリフが聞こえてくる。

 

(そうだよそれだよ!そのセリフが聞きたかったんだよ!いやあ、頑張った甲斐があったぜ!!)

 

バトルシャトーデビュー初日で三十連勝を果たし爵位を三つほど上げて、周りをざわつかせ、二日目にはバトルの腕前にそれなりの自信がある者たちがユウトの快進撃を阻止すべく立ちはだかったが、それらをことごとく叩きのめして爵位を上から2番目であるデュークにまで押し上げ、三日目には流れるようにグランデュークまで上り詰めて今に至る。

 

そして、グランデュークまで最短で六十連勝なのだがラグラージだけで六十人に勝ち抜いてる。

 

新人テンプレ発動条件をこれでもかと満たしまくったユウトはお望みのセリフを聞けて内心ニヤニヤしていた。

 

なんなら顔に少し出ていた。

 

もっとも、ユウトは転生する際に神様に会っていないし、インチキチートももらっていないため、性欲無限の無自覚系最強ハーレム女タラシ野郎と一緒にしてはいけない。

 

純粋にユウトとラグラージの努力と実力が凄いのである。

 

(さてと、テンプレ体験できて気分も良くなったことだし、次は何をするかな?グランデュークのトレーナーたちとバトルをするのも良いけど少し疲れたな…)

 

ユウトが考え事をしていると一つの人影が近づいてきた。

 

「最近バトルシャトーで大暴れしているラグラージ使いがいると聞いて来たけど、やっぱり君でしたかユウト君」

 

「うん?ああ、ザクロさんお久しぶりですね」

 

ユウトに話しかけてきたの褐色の肌に編み上げてカラフルな石がたくさん付けられた黒髪の男、ショウヨウジムのジムリーダー、ザクロであった。

 

「ジム戦以来じゃないですか?よく俺のこと覚えていましたね」

 

「ラグラージはカロス地方ではあまり見かけないポケモンですからね。印象深いのですよ君たちは。ひとまずグランデュークへの昇格おめでとうございます」

 

ザクロが笑顔で拍手をする。

 

ユウトは素直に賞賛を受け取りながらも質問をする。

 

「ありがとうございます。で?俺に何の用があって話しかけてきたんですか?バトルの申し込みではありませんよね?爵位が違うトレーナー同士のバトルは此処では禁止されているから別の用事があってきたんでしょう?」

 

「その通りです。実はある仕事をするにあたって腕の立つトレーナーが必要になったんです。そんな時にバトルシャトーでのユウト君の噂を耳にしまして、少しだけ手伝ってもらおうと思って来たんですよ」

 

実はジムリーダーにはジムの経営以外にも自分のジムがある町やその周辺の見回りやポケモンの保護、生態系の調査といった仕事があるのだ。

 

それらの仕事の中には悪質なポケモントレーナー、ポケモンハンターといった犯罪者の捕縛も含まれており、ポケモンリーグ協会から依頼を受けたりするのだ。

 

今回の仕事の内容を詳しく聞くと、依頼されたのは映し身の洞窟に現れるポケモンハンターの捕縛らしい。

 

対象は長年ジュンサーさんの追跡を逃れているベテランのポケモンハンター、当然のことながら常習犯、中々捕まらないため肝を煮やしたポケモンリーグ協会がザクロに依頼を出したそうだ。

 

ソロプレイのポケモンハンターならばザクロ一人で捕縛可能だろう。

 

しかし、今回のターゲットは複数人、チームを組んで犯行に及んでいるため捕まえるこちら側も人手が欲しかったとのことだ。

 

「なるほど、そう言うことでしたか。良いですよ。手伝いましょう。ちょうど暇してたんで」

 

話を聞いたユウトは二つ返事で了承する。

 

「ありがとうございます。今回の仕事はもう一人助っ人がいるんですよ。ユウト君にとってはどうか分かりませんが実力者ですよ」

 

「ジムリーダーが太鼓判を押す実力者ですか…気になりますね、一体誰なんですか?」

 

ユウトはザクロが実力者と呼ぶ人間が誰なのか気になったので聞いてみる。

 

「ユウト君は既にバトルしたことがあるはずですよ。彼女とは映し身の洞窟で待ち合わせをしているので、現場で会えば分かりますよ」

 

ザクロがそう言って実力者が誰なのか誤魔化してしまったので、ユウトはその人物が誰なのか映し身の洞窟に向かう最中に考えることにした。

 

(俺とザクロさんが共通で知ってる腕の立つ女性トレーナー…まさか…あの人だったり?)

 

ユウトの脳内にはヘソだしファッションの写真家の姿が浮かんでいた。

 

 

 

ユウトがいろいろと予想しているうち二人は映し身の洞窟の入り口に到着したようだった。

 

少し離れたところから一人の女性がユウトたちの方へ走って来た。

 

「遅かったわね!ザクロくん。彼が今回の仕事を手伝ってくれるもう一人の助っ人?」

 

溌剌とした声が響く。

 

毛先が虫の触覚のようにカールした金髪とふとまゆ(公式設定)が特徴的な美人、服装はヘソが出るようなタンクトップと多数のポケットが付いたズボン、手に持ったカメラの他に小型カメラを肩から下げている人物。

 

ハクダンジムのジムリーダー、ビオラであった。

 

「なんとなく、誰か予想してましたけどやっぱりビオラさんでしたか。お久しぶりです」

 

「いつかのチャレンジャーくんじゃない!たしかユウトくんだっけ?今日はよろしくね!」

 

どうやら、顔と名前の両方を覚えられていたらしく、ユウトは少し気恥ずかしい気持ちになった。

 

なんせ、ユウトにとってはただのジムバトル、いつも通りにバトルして勝っただけなのに、ジムリーダー二人から顔と名前を覚えられて強者認定されているという状況なのだ。

 

ユウトの人間関係を知る者からすれば、オマエ既にホウエンチャンピオンとかカロスクイーンと親しい仲なのに今更ジムリーダー二人に何照れてんだよとか言われそうである。

 

ザクロがポケモンハンターたちの目的について話しながら今回の作戦の内容を説明する。

 

「ポケモンハンターたちがターゲットにしているのは映し身の洞窟に生息するメレシーたち、正確に言えばメレシーたちの身体にできている結晶部分です」

 

メレシーはほうせきポケモンと呼ばれいて身体の一部がキラキラとした宝石のようになっており比較的人気の高いポケモンだ。

 

ポケモンハンターたちが狙うには十分な獲物だろう。

 

「これはジュンサーさんたちと僕で調べた闇ネットの情報やその他の信用できる情報網から得た情報です」

 

手に入れた情報が信用できるものであることも説明してくれた。

 

「出口の方には既にジュンサーさんたちが待機しています。僕たちはこっちの入り口から潜入して、メレシーたちの群生地にいるであろうポケモンハンター達に急襲を仕掛けます」

 

作戦としてはポケモンハンターたちをジュンサーさんたちと挟み撃ちにしようというものだろう。

 

発見したその場で捕縛できたらなおよしといったところか。

 

そこでユウトはふと疑問に思ったことがあったので質問をしてみることにした。

 

「ザクロさん、ひとつ聞きたいことがあります。ポケモンハンターたちの目的がメレシーそのものではなく、メレシーの結晶部分ていうのはどういうことですか?」

 

ユウトはさらに続ける。

 

「たしかにメレシーの結晶部分は宝石のようだから人気が高いのは否めないが、あれは宝石のようなものであって本物の宝石じゃないはずですよ」

 

ユウトの言うことは正しい。

 

勘違いされがちなのだがメレシーの結晶部分は宝石に似たものであり、さほど珍しいものでもない。

 

アクリルビーズの塊みたいなものなのだ。

 

「結晶部分だけだとレアリティがあるわけではないから裏の好事家には生きたままのメレシーの方が喜ばれるはずだ。だがポケモンハンターたちはメレシーの結晶部分だけを求めている」

 

ユウトはザクロにその理由が何故か知りたいと聞いた。

 

「良い質問ですユウト君。たしかにメレシーの結晶部分だけを宝石と言って裏の好事家に売ろうとすれば一発で偽物とバレるでしょう。彼らは犯罪者の分際で優れた鑑定眼を持っていますからね」

 

ですが、と言ってザクロは続ける。

 

「売りつける相手が知識のない一般人だったらどうでしょう?メレシーの結晶部分は本物の宝石そっくりですから素人には見分けがつきません」

 

「なるほどそういうことね…」

 

「なんとなく分かった気がする…」

 

 ユウトとビオラはこれだけの説明でポケモンハンターたちのやろうとしていることを察した。

 

「ええ、二人の予想通りだと思いますよ。おそらく大して価値が高いわけでもないメレシーの結晶部分を本物の宝石と言い張って高値で売りつけるつもりなんでしょう」

 

メレシーの結晶部分を売りつけるという行為は前世でいう動物の毛皮を剥いで売りつける行為と似ているが、非合法で行われている点と人を騙して売りつけるという点が問題になる。

 

「なるほどな…奴らは一流のポケモンハンターでありながら一流の詐欺師でもあったわけだ」

 

ザクロの説明を聞いてユウトは納得した。

 

「既に被害に遭ってお金を騙し取られたという人もいます。早急に捕縛しなければさらに被害者は増えるでしょう」

 

「ならすぐに突入しないと逃げられちゃうわよ。作戦会議は済んだことだし今すぐ突入しましょう!」

 

「そうですね。まだ話さなければいけないことがあるなら移動しながらにしましょうザクロさん!」

 

ザクロの話を聞いたビオラが先陣を切って映し身の洞窟に進入していき、意気揚々とユウトもそれに続いて行き、ザクロが最後尾となって進んでいくのだった。

 

 

 

映し身の洞窟の中は前世のテーマパークにある鏡の迷宮のようになっていて方向感覚が狂いそうになるとユウトは洞窟内に入ってすぐに思った。

 

(小さい時に迷子になった記憶を思い出すな…たしか親ともはぐれて大泣きしたんだけっけ?どの方向を向いても自分しかいないから怖かった気がする)

 

ビオラを先頭に進んでいきながらユウトが前世の思い出に浸っているとザクロが声をあげる。

 

「ここから先は僕が案内します。メレシーの群生地までの最短ルートを知っています」

 

どうやらザクロは映し身の洞窟を定期的に見回りをしているらしく中の造りには詳しいらしい。

 

よってザクロの案内で洞窟内を進むことになった。

 

薄暗くも視界がはっきりとしている洞窟内をザクロの案内に従って進んでいると少し離れた場所から破壊音とポケモンの悲鳴が聞こえてきた。

 

「こっちです!」

 

ザクロが先導して、ユウトたちは走り出す。

 

向かった先にはポケモンハンターらしき男たちが下衆な笑い声を上げながらメレシーたちを大きな網が飛び出るロケットランチャーのような道具を使ってまるで引き網漁業のようにして捕まえていた。

 

「ギャハハハァ、大漁大漁!宝の山だァ!」

 

「騙して売って100万ぐらいでヤンスかね?」

 

「バッカ新入り、大金イコール100万てガキか!」

 

「そうだぜえ、売り方次第じゃ1000万は行くぞお!」

 

ポケモンハンターたちはまだ岩陰に隠れたユウトたちに気づいていないようで大声を上げながら作業をしている。

 

(確認できただけでも四人、別のところにまだ仲間が潜んでいるかもしれない、できればこの場で全員捕縛したいがどうしたものか…)

 

「ポケモンたちのことを金儲けの道具としか考えていないなんて…許せない!」

 

ユウトがどうやって彼らを捕まえるか頭をフル回転させていると彼らの会話に我慢できなくなったのかビオラが切り込んでいった。

 

「えっ、ちょっとビオラさん!?」

 

(急襲するといっても一人で敵陣に飛び込むなんて…失敗したらどうするんだ!?)

 

ユウトは突然のことにとても驚きながらも失敗した時のことを考えずに勝手に飛び出したビオラに憤りを感じていたが、そんなユウトの考えはすぐに否定されることになる。

 

「先手必勝!お願いアメタマ!ねばねばネット!!」

 

ビオラのアメタマが【ねばねばネット】を五発ほど発射、ヒュヒュンと軽やかな音を出しながら男たちへ飛んでいきベチャッと音を立てながらしたっぱらしき男に命中した。

 

「うわぁ!?助けてでヤンス!!」

 

「悪いが無理だ!」

 

「あきらめろォしたっぱァ」

 

「相手はジムリーダーかあ!?逃げるしかねえよなあ!!」

 

(まずい!三人に逃げられる!!)

 

どうやら三人仕留め損なったらしく、ポケモンハンターたちのうち三人は一瞬のうちに状況判断を行い【ねばねばネット】を避けていた。

 

長年ジュンサーさんたちから逃げ延びているだけのことはあり逃げ足も一流、当たり前のようにしたっぱを置き去りにして逃げようとする。

 

だが…

 

「逃しませんよ!チゴラスがんせきふうじ!!」

 

「「「ギァアアア!!!」」」

 

ポケモンハンターたちが逃走しようとした方向をザクロのチゴラスがすぐさま【がんせきふうじ】で閉ざしてしまった。

 

【がんせきふうじ】の衝撃で三人は気絶したようで、地面に倒れてピクリとも動かなくなった。

 

(ス、スゲェ…何もできなかった…)

 

四人を捕縛するまでにかかった時間はわずか10秒にも満たない、凄まじい連携と対応力である。

 

「周囲に仲間はいないようですね」

 

「よっと、これで捕縛完了!」

 

(すごいな…ポケモンハンターの相手が初めてとはいえ俺は何もできなかったのに事後処理まで…)

 

ユウトが悔しさと同時に久しく忘れていた大人の凄さを感じている間にもザクロは周囲の警戒を行い、ビオラは気絶した三人をロープで縛っていた。

 

「ユウト君、メレシーたちを網から解放してくれないかな?見たところ怪我をした個体はいないようですしそのまま逃がしてあげましょう」

 

「アッハイ…」

 

ザクロに言われて呆けていたユウトは意識を切り替えてやっと動きだし、メレシーたちを捕らえていた網をバラしていくのだった。

 

 

 

 少し未来のお話

 

サトシ一行はニコラ・ステラ兄弟に連れられてバトルシャトーを訪れていた。

 

ニコラがバロンからヴァイカウントへと昇格したり、サトシとステラがデビュー戦でバトルをしたり、ザクロとビオラがグランデューク、グランダッチェスの爵位をかけてバトルをしたりと今日一日でさまざまな出来事があった。

 

みんな仲良く談笑してさあ解散しましょうという時にシトロンがバトルシャトーに訪れた時から気になっていたことを聞いた。

 

「そういえば広間に入ったとき僕たちに物凄く視線が集まってましたけどやっぱり新人は珍しいものなんですか?」

 

「たしかに私たちだけ視線がやけに集中していたような…ステラはあまり注目されてなかったわね…」

 

「そんなことないYO!いろいろあったからだYO!!」

 

「おれはにいちゃんと良く来てたからだyo!」

 

シトロンの疑問にセレナが同意を示してニコラとステラがラップ擬きな口調で答えにならない返答をする。

 

「それはですね、少し前にバトルシャトーに来た新人がとてつもなく強かったからですよ」

 

シトロンの質問にザクロが答えた。

 

「ただ強い新人が来ただけではサトシ君たちが注目される原因にはなりません。おそらくその新人がやったことが原因ですね」

 

「そうなんだYO」

 

ザクロの説明にニコラとステラが頷く。

 

「へー、その新人さんはいったいなにをしたの?」

 

「その新人はね、たったの三日でグランデュークまで上り詰めたのよ」

 

「「「「ええーっ!!たったの三日で!?」」」」

 

ユリーカの純粋な質問にはビオラが答え、それを聞いたサトシたちは驚きの声を上げる。

 

「それ本当なんですか!?」

 

「本当のことですよ。しかもたった一体のポケモンで六十連勝、グランデュークまで無敗でしたね」

 

シトロンが信じられないといった表情で問い詰めるが無理もない。

 

サトシたちが驚いているところにザクロはさらに爆弾を落としていく。

 

「多分だけど、サトシくんたちが注目されたのはまたとんでもないことをする新人が来たんじゃないかって思われたからだと思うわよ」

 

「俺もバトルしたけど負けちゃったんだYO!めちゃくちゃ強かったんだYO!」

 

ザクロの説明にビオラが補足をして実際にバトルしたニコラはその人物の強さを思い出していた。

 

「そういう理由だったんですね。」

 

「凄い人がいるだねー」

 

シトロンが納得したように頷き、ユリーカは純粋に思ったことを呟く。

 

「そんな凄い人がいるのか。バトルしてみたいな!」

 

「サトシくんはたしかカロスリーグの優勝を目指していたよね?」

 

「だったらいつかバトルできると思うわよ。その人もカロスリーグを目指してジムバッジを集めてるって言ってたから」

 

「そうなんですか!」

 

ビオラの言葉にサトシは嬉しそうだ。

 

まだ見ぬ強者に対してワクワク感が抑えられないといった表情である。

 

そこにザクロが真剣な面持ちで言葉をかける。

 

「ですがサトシ君。カロスリーグの優勝を目指すなら間違いなく彼は大きな壁となるでしょう。私とビオラは彼とジムバトルをしましたがこちらが本気を出しているにもかかわらず彼は実力の底を全く見せてくれませんでしたからね」

 

「もちろん全力は出してくれたと思うけど間違いなく本気ではなかったわね。グランデュークになるまでのバトルも本気を出していなかったわ…」

 

「ジムリーダーが本気を出しても勝てないってどんだけ強いんだyo…」

 

ザクロとビオラの言葉には実際にバトルして敗北したことによる重みがあり、決して過大評価ではないことが窺えた。

 

「凄いなあ、俄然燃えてきたぜ!」

 

ジムリーダー二人が口を揃えて強者だと認めるまだ見ぬ人間にサトシは武者震いをする。

 

まだサトシ一行に驚愕は残っているがひとまず今日はこれにて解散。

 

顔も名前も知られていないし、ユウトとサトシたちが出会うのはまだまだ先だが、ザクロとビオラによりうっすらと存在だけ認知されたユウトであった。




三人称ムズイ…
キャラ多いと余計にムズイ…
タスケテ…
一人称に戻して良い?

バトルシャトー
おこづかい稼ぎでお世話になった。

フロンティアクオリティ
pxivで調べてくれ。
親戚のお兄さんが画面の中のネジキに悪態ついてた。

ユウト
三日でグランデュークまで上り詰めた。
ベテランの凄さを知った。

ザクロとビオラ
ショウヨウとハクダンのジムリーダー。
バトルの実力はユウトより下だが犯罪者の捕縛などは確実に上。

ニコラとステラ
バトルシャトーに入り浸りな兄弟。
兄のニコラはヴァイカウント昇格をユウトによって振り出しに戻されている。
語尾が兄がYOで弟がyoとなっている。

サトシ一行
強いトレーナーがいることを教えられた。
書くのが難しい。
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