リアルが忙しくて遅くなってしまいました
さて、今回はあの子たちが登場します!それではどうぞ
二人はネペントが向かう先へ全力で走る。しかしモンスターの数が多く思うように進めない。
「クソッ!何体倒せば進めるんだよ!」
「こうなったら最短距離で行くぞ。目の前のやつだけ倒しながら進もう!」
キリトの指示通り目の前のモンスターに集中し少しずつだが道を開けていく。しかし進んだ先には誰もいなかった。それどころかネペントが左右に別れて進んでいたのだ。
「どうなってんだよ。ここにいたやつは死んじまったのか?」
「いや、そうじゃない。誰かが死んだ後なら俺たちがタゲられるはずだ。つまり二人以上のパーティが分散して狙われてることになる。俺はこのまま森の方を進むからユウは崖側の方に行ってくれ。またここで合流しよう」
「わかった。お前なら心配ないと思うが死ぬなよ。」
「そっちこそ、無茶だけはしないでくれ。」
二人はそれぞれの方向へ再び走った。
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キリトと別れてからユウはネペントにタゲられても無視して狙われてる誰かの元に向かった。
ようやく崖に辿り着くと崖下にネペントの群れが移動しており、先頭の方へ目線を向けると一人のプレイヤーが走ってるのが見えた。このまま逃げきれそうに見えるがユウはそのプレイヤーの元までさらに速度を上げて追いかけた。
ユウは自分に直接関係ないことに自ら首を突っ込むことは絶対にしない男である。過去に何があったかは彼にしかわからないが自分が興味ないことには一切何も感じないのである。たとえそれで周りの人間に文句や陰口を言われても
「俺にとってどうでもいいやつからの評価なんて興味ない」と、ある意味問題発言をするほどである。そんな彼が今一人のプレイヤーを助けようとしている。彼にとってこの世界で誰が死のうが興味がない。しかし、出会って1日も経ってない、彼にSAOでの生きる術を教えてくれるたった一人の相棒が助けると言った。ユウにとって動くのには十分すぎる理由であった。
ユウがネペントの群れを抜けると紫の髪の少女が見えた。さらに近づくと大型のモンスターがそのプレイヤーの前に立ちはだかっていた。モンスターは腕を振り上げて攻撃モーションに入っているが少女は動く気配がない。ユウは彼女を助けるため、というよりはキリトとの約束を守るため全速力で少女とモンスターの間に駆け込み振り下ろされた腕を正確な剣捌きで去なしてカウンターを決めた。体勢を崩したモンスターにさらにソードスキル《ホリゾンタル・アーク》で追撃をし、撃破する。ユウは振り返って
『なんで逃げなかったんだ!!』
そう怒鳴ろうとしたが助かったはずなのに目に光はなく俯いたままの少女を見てやめた。代わりにというわけではないが
「アンタ、俺はもう行くが一人で帰れるよな?」
なるべく関わりたくなかったのでユウはそう言って合流地点に行こうとしたがその前に少女が口を開ける。
「私...友達を見捨てて逃げてきちゃった......絶対守るって言ったのに...」
「そいつは崖の上にいる奴か?」
「あなた、アスナを知ってるの!?」
「知らん。だが俺の相棒が上にいるから間に合ってれば生きてるかもな。」
「なら急いで戻らないと!!」
そう言って少女は来た道を戻ろうとするが
「ちょっと待て。俺も行くから回復するまで待ってろ。」
ユウも一緒に行こうと少女を引き止めるがそれよりも先に駆け出していった。
「あの馬鹿っ!待ってろって言っただろ!」
ユウも回復が済んだので急いで駆け出した。
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キリトとの合流地点に着くと3つの人影があった。相棒のキリト、先程の少女と抱き合ってるキリトが助けたであろうアスナと言われていた少女だ。
「悪い、遅れた。」
「こっちもそんなに待ってないから問題ない。」
「なんとか最悪の事態は回避できたみたいだな。」
そう言ってユウは抱き合う二人の少女の方に目を向ける。そのまま彼女たちの方に歩を進めると、紫の髪の少女の頭を思いっきり叩いた。叩かれた少女はもちろんキリトたちもユウの突然の行動に驚いた。
「ユウ!お前何やって「俺が回復するまで待てって言ったよな!!」
「アスナがピンチなのに待ってられるわけないでしょ!それに何も叩く必要ないじゃない!凄く痛いんだけど!」
「お前が人の話を最後まで聞かないからじゃねーか。」
「お、おい二人とも落ち着けよ・・・」
キリトによって口論は止まったが二人の間には未だバチバチと火花が散っている。
「けっ!」「ふん」
そんな二人を見て互いの相棒は申し訳ない気持ちになった。
「とりあえず二人とも無事でよかったよ。俺はキリト。それでこっちはユウ。」
「私はアスナ。この子はミト。さっきは助けてくれてありがとう。何かお礼がしたいんだけど・・・」
「お礼なんて気にしなくていいよ。それよりも、こんな所で立ち話もあれだから一度街に戻ってからにしよう。」
キリトの提案により4人は街に戻ることにした。
「なんでお前と戻らねぇといけないんだよ」
「だったらあなただけ一人で帰ればいいじゃない。それにお前じゃなくてミトって名前があるんだけど。」
「お前の名前なんかどうせ忘れるから興味ない。それにお前だって名前で呼んでねぇじゃんか。」
「っ!うるさいわね!ユ・・・ユウ。これでいいでしょ!」
照れながら名前を呼ぶミトの姿にユウも少し恥ずかしい気持ちになりその後二人は一言も会話せず街に戻った。
初めて2000字超えました。
ユウの過去については今年のうちに入れたいと思っています
コメントで指摘されたんですがユウがミトを叩く場面でオレンジ疑惑が出てますが最初の関係性をわかりやすくしたかったのでそこだけはスルーしてほしいなー(>人<;)