この素晴らしい世界にMinecraftを!   作:どうにでもなれ

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ス「最近殴ってないから殴らせろ」
主「なんでえ!」ドゴォ


#16 幽霊屋敷での昔話

 

前回のあらすじ ドレインタッチの件については忘れてくれない?

 

 

13

 

街の郊外にそびえる大きな屋敷。それでも前の世界の拠点よりは小さいけどね。

元々は貴族の別荘だったらしいんだけど、その貴族が別荘を手放し再度売りに出そうとした時に悪霊に着かれてしまったとか。

「悪くないわね!この私が住むのにピッタリじゃない!」

アクアが叫び興奮している。

なんやかんやあってここの屋敷に住むことになった。

ここの屋敷は特に悪霊が多くて幽霊屋敷と言われてるらしい。

そこでここの除霊をしてくれれば報酬として幽霊屋敷の悪評が消えるまでここに住んでいいとのこと。

「突撃ィ!」

「おい、スティーブ!」

カズマが何か言っているが無視する。

内装はあった

無かったら『内装は無いそうです』ができるのに

庭に出てみる

結構広い。広いが雑草だらけ。

………そういえば背の高い草ってダイヤモンドよりレアらしい。村に行くと鍛冶屋はゴミ箱。他は背の高い草まみれだったのに?

そんな恨みを庭の雑草にぶつけるように雑草を刈っていく。雑草に攻撃されたのもあるが。

「ん?」

雑草を刈り終わると文字が刻まれた石があった。

「アンナ………フィランテ………エステロイド?」

墓なのか?

「墓なら掃除してあげないと」

掃除は三十秒で終わった。けど綺麗にしておいた。

「次は………地下室でも創るか」

 

14

 

地下室創りが終わるといつの間にか夜になっていた

「ありゃりゃもうこんな時間か」

ちょっと遊び過ぎたなーと考えていると

「なんだこれ?」

いつの間にか洋風の人形が足元に走りよっていた。

「誰のだろ?」

しかしスティーブには効かなかった。スティーブにはホラー耐性があった。

スティーブは後ろからの『シュー』以外怖いものは無かった

「んん?」

気づくと、女の子がいた。誰?

「………なんだゴーストか」

悪霊ではないからオーケイオーケイ

「おーい」

その子と話をしてみる事にした

「君はなんでここにいるの?」

"………さあ?"

意外な事に話が通じた。

「あ、名前は?」

"アンナ=フィランテ=エステロイド。あなたは?"

「ああ、ゴメン。こういうのは先に名乗るものだよね。ちなみにスティーブっていうんだ」

"へえ、ところで地面に潜って何していたの?"

「地下室創りだよ………あ、そだ。アンナは何か飲み食いしたいものある?」

"お酒"

即答だった

「お酒ね。ココアリキュールしかないけど。これって酒か?」

よくわからないけど多分、酒だろ

"ありがと。………かなり美味しい"

お気に召したようだ

"ねえねえ、何か面白いお話して。例えば………"

『なあああああああああああああ!!!!!』

カズマの叫び声が聞こえる

「………………うちの仲間が五月蝿くてすみません」

"………………まあいいわ。それで………"

『ひゃああああああ!!!!!』

『きゃああああああ!!!!!』

うるせえやつら

『『ああああああああああ!!!!!』』

「………で、何の話をして欲しいのかい?」

"………あれを無視できるなんて……そうね、冒険話とか"

あんたも無視できてるくないか?

「うし。それじゃあ………むかしむかし。とある、最強と言われた二人のクラフターがいました………」

そう、目の前の幽霊といつの間にか集まっていた西洋人形と聞かせるように話始めた

 

………………………………………………………………

 

他にも色んな話をしていたら夜が明けた。

アンナは寝たのかどこかに行き、西洋人形は浄化しておいた。抵抗しなかったので満足して還ったのだろう。

玄関に行くとカズマとアクアが土下座してた。何やらかしたのだか

 

15

 

ついに拠点を手に入れた。

これによって冬の間高い金を払って宿に泊まる必要がなくなり懸念事項がなくなった。

「おいアクア…そろそろそこ変われよ。俺だって暖炉で温まりたいんだが。」

「嫌よ。そんなに寒いなら自分の部屋で布団に包まってきなさいな。」

カズマとアクアが暖炉の前のソファーを取り合っている。そんな寒いのか?

「布団が嫌ならスティーブみたいにすればいいじゃないの」

「お前は俺に暖炉の薪になれと言うのか?」

暖炉の中で暖まらせてもらっています。

「………そんなに暖かくなかった」

「火がついたままで歩くな!火事になる!」

危ない危ない。火事になるところだった

「スティーブスティーブ」

「ん?どうしためぐみん?」

「ちょっとこれやりませんか?」

そう指を指しているのはチェスの様なもの。確か職業ごとに動きや特殊効果がある遊び………

「言っとくが動きとかしか知らないからな」

「ええ、手加減くらいはしてあげますよ?」

そう、怪しい笑みを浮かべた。

これ絶対、全力で叩き潰してマウント取るやつだ

 

十五分後

 

「バカな!」

「めぐみんいい加減負けを認めろ。十分も考えてるぞ?」

五分で詰みにしてやった。爆裂魔法が使えるほどターンは使ってない

「くっ………もう一回!」

 

一時間後

 

「もう一回!」

「………あきらめない事はいいけど十回目だぞ」

全勝無敗でした。

「なんですか!勝ち逃げするんですか!?」

「………いいよ。もう一回ね」

 

……時間目

 

「アハハハハハ」

「めぐみんが壊れた」

百戦零敗でした。

「ただいま………」

カズマが帰ってきたようだ

「カズマ!喜びなさい!今夜はご馳走よ!カニよ!霜降り赤ガニよ!」

「実はな、実家から霜降り赤ガニが送られてきたんだ!」

「この世界の超高級食材よ!しかもたっかいお酒までついてるんだから!」

なんそれ聞いてない!

「霜降り赤ガニ!?」

あっめぐみんが直った!

「霜降り赤ガニってそんなに凄いモノなの?」

「当たり前です!もし私がこのカニを食べる代わりに爆裂魔法を我慢しろと言われたら喜んで我慢して食べた後に爆裂魔法をぶっ放しますよ!」

……結局我慢してないじゃん。

「霜降り赤ガニ…冒険者稼業でこんな高いものが食べられるなんて…私幸せです!」

………そうか。それは良かった。

そして五人で準備を始めた。

やがて夜になり豪華なパーティが始まったんだけど…例の霜降り赤ガニとお酒がめちゃくちゃ美味しかった。なんだこれ

一気に平らげたいのを我慢して少しずつ食べてたんだけどカズマの様子がなんかおかしい。

なんというか我慢しているような、そんな感じ。

「どうしたカズマ?酒は飲まないのか?…まさか……カニが口に合わなかったか!?」

「ああいや…カニは美味しいさ。ただ実は昼間にキース達と飲んできてな…腹一杯なんだ…今日はもういいから明日にするよ。」

「え?いらないならカニ全部食べるぞ?」

こんな美味しいカニを食べないなんてもったいないな。

「そうよ。お酒だって私が一滴残らず飲み干しちゃうからね!」

それを聞きカズマはしばらく葛藤していたけどやがて決意したのか口を開き

「それでも俺はもう寝るよ。皆おやすみ!」

そしてカズマは出ていってしまった。

「カズマ…いったいどうしたんだ?やっぱりカニが口に合わなかったのか?」

「そうなんですか…こんなに美味しいのに…」

「こんな日に昼に腹一杯食べるなんてカズマももったいない事しますね。」

「私達があのヒキニートの分まで騒げばいいのよ!さぁ飲むわよ〜!」

………さすがに可哀想なので一杯だけ隠しといた。もちろんカズマの分だ。 

 

カニを食べたあとすぐに寝ることにした。風呂?クラフターの身体は汚れないからもはや娯楽の一種と成っている。簡単に言うと入る必要がない。

どれくらい寝たのか、誰かの叫び声によって僕は目をさました。

「この声は…アクアか?」

部屋を出て声がする方に向かってみると

「これは…皆どうしたの?」

ダクネス以外の皆がいた。

とは言ってもカズマだけ何故か裸にタオル1枚だし近くに女の子がいる。

カズマがその女の子を庇うようにして女性陣と向き合っていた。何しとんの

「あ!スティーブ!ちょうどいいところに!こいつサキュバスよ!おそらくカズマを狙ってやってきただろうから討伐しようとしたらカズマが立ち塞がって言うこときかないのよ!」

遅れてダクネスも到着してきた。

「アクア!カズマはおそらくそのサキュバスに魅了されて操られてるぞ!先程から設定がどうこうで様子がおかしかったのだ!おのれサキュバスめ!よくも私にあんな辱めを…!ぶっ殺してやる!」

………………いや、別に魅了されていないし敵でもないぞ?鑑定眼ではエフェクトは一切感知されないし敵感知にも反応がない。

そう言いたいがカズマがが睨んでくる。覇気だけなら昔封印した邪神並にはあるぞ?

「カズマ!何狂ったことしてるんですか!可愛くてもそれはモンスター!討伐すべき敵ですよ!」

「どうやら…決着をつけないといけないようね…いいわ!けちょんけちょんにしてやるから覚悟しなさい!」

そして4人がカズマに襲いかかった。それでもなお引かないカズマ。

………お前、なにがあったのか知らないが、格好いいぞ!

 

翌日、カズマがここのところ日課になっていた墓掃除に行こうとしてたところを引き止める。(いつの間に日課になったのかはしらない)

「カズマ…ちょっといいか?」

「え?な、何だ?どうしたスティーブ?」

カズマを屋敷の脇につれていきあの事を聞いてみる事にした。

「昨日さ…カズマはサキュバスに操られたって認識されてるけど…本当は操られてなんかいなかったよな?」

「な、なんの事だ?俺がサキュバスに操られてたって」

「あっそういえば『鑑定眼』っていう視界内の事象を理解できるスキルを持っていたわー。ついでに昨日、それで魅了されていない事はわかっていたわー」

「えっ………………」

カズマはしばらく黙っていたけどやがて口を開いた

「…この街の女性冒険者にはナイショにすると約束してくれ。」

そうして様々な事が分かった。

この街にはサキュバスが経営してる店があるんだけどそのサキュバス達は街の男冒険者から精気を少しだけ吸い取る代わりにエッチい夢を見せている。

これによってサキュバス達は生きることができ男性用冒険者達は性欲を解消できるんだと。

吸い取る精気はほんの少しだから冒険にも支障はナシ。

この店が街の治安維持に大きく関わっているだろうという推論も話してくれた。

そして昨日カズマがサキュバスを庇っていたのは正に今日そのサービスを利用する日であの世話になるサキュバスに危害を加えられる訳にはいかなかったのと女性冒険者達には機密にするという暗黙のルールを破らないようにするためだと。

「もしこの事が知られたら俺は他の男冒険者に殺されちまう…頼むスティーブ!この事は内密に…!」

「いいよいいよ。聞いた感じ特にやましいことなさそうだし」

というかそこまで興味ないし。

「ありがとう!ありがとう!………所でスティーブは男のなのか?女なのか?見たところ男っぽいけど………」

………………えっ?

「男だぞ?見ればわかると思うんだが?」

「いや、スティーブって中性的な見た目と声だし………」

………………嘘!?

「………ちなみに冒険者ギルドではスティーブが男か女で賭けられているぞ。ちなみに女だと思っているやつの方が多い」

「よしカズマ。今すぐ百万エリスくらい賭けてこい。そしたら一月後に『誰が女だ!』って言いに言くから。女に賭けたやつを破産させてやる」

「ワァ(かなりキレてるよ………)」

 

16

 

それはいきなりの事だった。

例の店の話をされたあと、カズマと共に墓の掃除に行き、後から来たダクネスにカズマが昨日の事について話しているところを見学し、カズマがサキュバスに操られていたと言う事にダクネスが疑問を持ち始めたとき

 

『デストロイヤー警報!デストロイヤー警報!冒険者の皆様は直ちに装備を整えて冒険者ギルドへお集まりください!そして住人の皆様は直ちに避難してください!』

 

屋敷に戻ると皆ゴタゴタしていた。

「逃げるのよ!なるべく遠くへ!」

「もうどうにもなりませんよ。住むところを失うならいっそのこと魔王城にカチコミしに行きましょうか…」

「え?ギルドへ行かないの?なんで皆荷造りしてるの?」

3人の逃げ腰っぷりにカズマは啞然としていた。

まあ、デストロイヤーだしな。

「そういえばカズマは知らないんでしたね。今アクセルには最凶最悪の大物賞金首、機動要塞デストロイヤーが近づいてきてるんです!これが通った後にはアクシズ教徒以外残らないと言われるほどの凶悪な存在が来てるんです!そんなのと戦うなんて無謀なんですよ!」

ほほう?人形クァーリーと呼ばれたスティーブ様にただの物質ごときが歯向かおうと?

と、脳内魔王ごっこをしてみる。ちなみに人形クァーリーと呼ばれた事はあるよ?

「ちょっとめぐみん?なんでうちの子たちがそんな恐れられてるの?普通に良い子なのよ?あんまりアクシズ教徒の事を悪く言わないでよ!それにエリスだってなんやかんや美化されてるけど本当はちょっとやんちゃなのよ?悪魔やアンデッド相手だと私以上に容赦がないし、結構自由奔放なとこあるし?案外ヒマを持て余して地上に遊びに来てるかもしれないわ!」

「アクア、日頃女神を自称しているだけじゃ飽き足らず、エリス様の悪口まで言うなんてバチが当たりますよ?」

「自称じゃないわよ!信じてよ!」

こんなの信じるくらいならカタツムリの糞は虹色の方が信じれるよ

いつの間にかダクネスが装備を整えてそこにいた。

しかもいつにもまして気合が入っている。

こいつは最初から行く気だったのだろう。

「よし!行くぞ!機動要塞なんざ、クァーリーで風穴空けてやる!」

「なに言ってんの!?」




オリジナルクラフト
ココアリキュール 砂糖とカカオ豆とかで作れる。分量を間違えるとチョコになる。えっ?発酵?そこはマイクラの不思議ということで


二人の最強のクラフター………誰かわかる人いますかねえ
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