この素晴らしい世界にMinecraftを!   作:どうにでもなれ

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気づいたけど今まで書いてきたの全部深夜テンションで書いてるわ。そんなんだから風邪引くんだろ。知るか、命削ってでも書き続けるんだよ。嘘みたいだろ?これ全部独り言なんだぜ。何やってんだよ。


第三章 クラフターと貴族さん
#20 超冤罪


 

前回のあらすじ ミュータントウォーデン討伐

 

1

 

デストロイヤーを討伐しミュータントウォーデンを倒した日から数日後

ついに報酬が支払われるようになり、ギルドに来ていた。

にしても皆いつにもましてテンションが高い。

「カズマ、スティーブ。この街を守ってくれてありがとう。改めて礼を言わせてくれ。」 

ダクネスがそんな事を言ってきた。

「……ああ、そういえばダクネスも討伐に参加してたんだっけ?」

「!?」

「そういえばお前なんかかっこよかったな。ほぼ何もしていないけど。」

「!!??」

「確かにダクネスは何もしてなかったわね!支援魔法だったり魔力タンクだったり大活躍だったけどね!」

「私なんて1日に3回も爆裂魔法を使ったんですよ!これで活躍してないなら何を活躍したというのか!」

 パーティの皆が自分の活躍を語る中ダクネスは固まってた。いや一応ミュータントウォーデンの囮になってたし……それだけか。

「今回はカズマさんも大活躍だったじゃないですか!見事に指揮を取ってくれましたし予想外の事が起こってもちゃんと対応してくれましたし!」

「いや…ウィズだって頑張ったじゃないか。それに…MVPはスティーブだろ?あのミュータントウォーデンとかいうモンスターもスティーブがいなかったら倒せなかっただろうからな。」

「ありがと。でもカズマも活躍したと思う」

「で、何か無駄にカッコつけてたお前の活躍は?」

とうとうダクネスは縮こまり震えだした。

「こ、ここんな辱めは…うわぁぁん!」

そんな感じでいつも通り賑やかなギルドだったが突然音が止んだ。

見れば入口に全身鎧の騎士を2人連れた女の人が立っていた。

もしかしてあの人が賞金を持ってきたのか?

「スティーブ!貴様には国家転覆罪の容疑がかけられている!共に来てもらおうか!」

予想は外れる事になった。

どう考えても報酬をもらえるような空気ではない。というか…

「コッカテンプクザイ?なにそれ素材になるの?」

「あの…どちら様で?俺は報酬を受け取りに来たんだが…」

「国家転覆罪とはその名の通り国家を揺るがすほどの犯罪を犯した者が問われる罪だ。私はセナ、王国検察官です。サトウカズマ、貴様はテロリストか魔王軍関係者の疑いがかけられている。」

「Oh my God」

なんてこった

「………………どういった理由での指名手配?この一週間でやったことと言えば、あの各地の街や人々を脅かし続けてた機動要塞デストロイヤーの討伐くらいしかないのだが?」

セナと名乗った黒髪ロングの女に、呆れた様子を出しながら問いかける。

だって、逮捕される心当たりが全くないんだから。

「そうよ! スティーブが国家転覆罪なんて罪で逮捕される理由なんかないじゃない! むしろ、これまでの魔王軍とかの活躍を称賛されても良いくらいだわ!」

アクアが擁護をし始める。

実際そうだと思う。

なんで魔王軍幹部を倒して、その魔王軍並みに厄介な機動要塞を迎撃し、ついでにこれら以上のヤベエやつらを討伐して、罪人扱いされなくちゃいかんのか。

あれかここの領地を持っている通称クソ領主のせいなのか?そんなやつって噂が堪えないらしいしな

「そうですよ。何より、この男を逮捕したいというのなら、その根拠となる事例を示してくださいよ。まさか、上から言われるままにスティーブを捕まえに来たわけじゃないんでしょう?」

さらに、めぐみんまでもが援護してくる。

けれど、そんな言葉にも眉一つ動かさずに、セナが冷たく言い放つ。

「その男がデストロイヤーの足を破壊するのに使用した爆薬が、外出していた領主殿の周辺地域に着弾しました。領主殿は衝撃で吹き飛ばされただけで、死人や怪我人は出ていなかったのが幸いです」

………なにいってんの?

そこに、めぐみんが。

「だったら怪我人は居ないという訳ですね? なら、いくら何でも国家転覆罪などと言う重い罪には該当しないと思うのですがそのあたりはどうなのですか? そもそも、本当にあのクソ領……失礼、この地の領主様が、爆心地付近にいたというのも怪しいものですけど?」

捲し立てるように、セナに詰め寄る。

その言葉に、ギルド内からもそうだそうだと声が上がり始めた。

こんなやつを見捨てず救おうとしてくれる奴らがいることに感動を覚えていると、またもセナが冷たく言い放つ。

「ちなみに、国家転覆罪は、犯行を行った主犯以外にも適用される場合がある。裁判が終わるまでは自らの振る舞いに注意した方がいいぞ。この男と共に牢獄に入れられたいなら止めないが」

セナの言葉に、ギルド内がシンと静まり返る、だれかーこの人脅迫してくるー。

「望むところよ!スティーブの味方をするのに牢屋に入る必要があるっていうなら、喜んで入ってあげるわ! さあ、私もろとも逮捕なさい!」

と思いきや、更に大声でアクアが捲し立て始めた。

そして、その勢いにつられたのか。

「紅魔族が権力如きに屈するとでも思ってるんですか? いいでしょう、その喧嘩買いましたよ。ただし、私を牢屋で閉じ込められると思わないことですね。最悪の場合、閉じ込める檻ごと消し炭になることを念頭に入れておきなさい」

ヤベーよこれ。セナの目が凶悪犯を見ているかの如しになってきてる。

擁護してくれるのは嬉しいけど、こういうのはちょっと違う!

ギルドの連中も、庇おうとしているのか、それとも見捨てようとしているのか、どよめき始める。

……しゃーない。

「分かった分かった。逮捕もされるし、ちゃんと裁判にも出るよ。ほら、さっさと連れてけ」

仲間から犠牲者が出ないようにするには、素直にセナの言うことに従うしかないか。これも本望だ

「あ、けどこの唐揚げ食べ終わるまで待ってくれ」

「………………ハァ」

 

………………………………………………………………………………

 

「詳しい話は明日聞く。今日はここでゆっくり過ごすがいい」

「へーいへいへいへいへいへいへいへーい」ヘイヘイセミ

「五月蝿い」

セナに促されるままに、牢屋の中に入っていく。

こんなところで抵抗しても無駄だろうし、悪い印象を与えたくもないしな。

………………牢屋に入れられるのに慣れたのもあるけど………

 ……そういや、考えてもなかったけどこの世界の裁判って、法整備はしっかりしてるよな?

それとも、領主に冤罪をかけられてしまったら、そのまま死刑判決が下ったりするんだろうか。

賄賂か?やっぱ賄賂なのか?

そんな余計なことばかり考えていると、遠くから言い争う声が。

「抵抗しねーからもうちょっと丁重に扱えや! お得意様相手になんて態度しやがる!」 

「お得意様になってるからこその扱いだ! とっとと歩け!」

片方の声には滅茶苦茶聞き覚えがある。

……何やったんだよ。

「お、スティーブじゃねーか。何でこんなところにいるんだよ」

目の前には、予想通りの男――ダストが不思議そうな顔をしてこちらを覗いていた。

「ほれ、こいつと話があるから、お前らはさっさと鍵かけて出てけ! ……で、何やらかしたんだよお前。金に困ってたりしてねえんだろ?」

「いやはや、デストロイヤーの足を破壊した爆薬あっただろ?それの着弾地点に領主様がいたんだと。それで国家転覆罪にかけられてる。HAHAHAHA」

「やるじゃねーかよスティーブ!で、それは成功したのか?」

「狙ってないけどクソ領主は生きてるよ。こんどは入念な準備をしてブチコロシテヤル」

「おお、こええ。でもそりゃ本当に残念だ! 今度は確実に息の根を止めろよな! いっそ俺もそれくらいドデカいことをして捕まった方が良かったかね」

「で、ダストはどうして捕まったんだ? また無銭飲食かね?」ワトソンクン

「当たり! 正確にはわざと無銭飲食の罪で捕まって、冬の間はここでやり過ごそうってのが魂胆だけどな!」

クズの考え意外と上手w

 

………………………………

 

 ダストと他愛もない話をしながら一夜を過ごした翌日。

 

「今から取り調べを行う。貴様の言い分次第で、裁判における貴様の立場が不利になる可能性もある。よく考えて発言するように」

「あ、そうですか」

セナ、それと護衛らしき騎士二人と共に取調室らしい部屋の中にいた。

裁判をするのは確定なのね。

まあ、権力のごり押しと賄賂で強引に裁判までもっていかせてるんだろうけどクソが。

結構狭い部屋だなと思いながらも、中央の机の前に座り、それを確認したセナが正面の席に腰掛ける。

小さなベルを取り出した。

「………人ではありません」チリーン

ベルが鳴る。

「嘘発見器か。便利そうだよな、それ」

「知っているなら話は早い。我々を騙し通せるなどとは思わないことだな」

 セナが威圧的に告げてくるが、こういうものがあるとあらかじめ知っていれば、こちらとしてもやりやすい。

嘘をついていないと証明されているなら、疑ってくる検察官を、逆に信用させることもできるはず。

あるもの全てを使い潰せ。それがクラフターの生き方だ

と、セナが机を指で叩きながら。

「スティーブ、年齢は13歳………13なのか?」

「はい」シーン

「………そうか、職業は冒険者、クラスはクラフター……では、出身地と、冒険者になる前は何をしていたのか言ってもらおうか」

「出身地はMINECRAFTで、クラフターでした」シーン

「MINECRAFT……聞き覚えのない地名だな。まあいい、では次に貴様がなぜ冒険者になったのかを述べろ」

「とある者になってみなよと言われて。というかクラフターも冒険者みたいなものですよ」シーン

「では、領主殿に恨みはなかったか?」

「領主なんだからちゃんと自分の仕事しろよと思いましたが、どうでもよかったです」シーン

ホントどうでもよかった

「そんなことを言い出したら、あの領主に好意的な印象を持っている人なんて数えるほどしかいないでしょ。良からぬ噂も聞くし、セナさんこそ、あの領主の事が嫌いなのでは?」

「い、いえ、私は公平な立場から物事を判断する人間なので、領主殿に対して思うところなどありませ――」チリーン

鳴り響くベルの音に、セナが硬直する。

「……失礼しました。正直に申しますと、私も領主殿には良い印象は持っていません」

「気にしなくてもいいです。どうせこの二人の騎士の人も似たようなことを思ってるでしょうしね」

その言葉に、調書をとっている人と真後ろにいる人が同時にビクッとした。

……本当に嫌われてるな、あの領主。当たり前体操か

「というか魔王の手先でもテロリストでもないし、領主があんなとこにいるなんて知らないし、ついでに領主があの爆薬で生きてるほうがおかしいですよ?領主人間なんですか?」シーン

あの爆薬だと爆風でも即死レベルだよ?

「……どうやら自分が間違っていたようですね。あなたには何やら怪しい噂があるもので、……申し訳ありませんでした」

改めて丁寧な口調になったセナが、深々と頭を下げて謝罪してくる。

さっきまでの厳しめの口調は、犯罪者を相手にする時の物なのだろう。

この人も、ある意味ではあの領主の被害者でもあるし、容疑が晴れたからって調子に乗って責め立てたりする気も起きない。カズマだったらありそうだけど

そもそも、そんなことをしたら、裁判の時の印象が悪くなる

「取り調べにお付き合いくださってありがとうございます。後は楽にしてくださって結構ですよ。……あ、お茶でもいかがですか?」

「ください」

その後、俺はセナとお茶を飲みながら、領主への愚痴を気の済むままに言い合っていたのだった。

.........お茶がぬるい









あれ?めぐみん、領主のことクソ領主って言いかけなかった?
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