この素晴らしい世界にMinecraftを!   作:どうにでもなれ

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裁判って実際はどんなのだろうか?
行ったこと無いから分からねえや
もし行く機会があるなら多分、加害者側でしょうねwww


#21 裁判(これが裁判とは認めん)

 

前回のあらすじ  痴漢冤罪って怖くね?

 

2

 

ついにやってきた裁判の時。この世界の裁判というのは意外にも単純なもので検察官が集めた証拠に弁護人が反論し、その様子を裁判長が見て判断というもの。弁護士なんてものは存在せず被告人の友人知人が弁護人を引き受ける。つまりは.........

「任せてくださいカズマ。紅魔族は元々知力が高いのです。あんな検察官如きには負けません。」

「いやすでに取り調べの時にあの検察官の人に無罪は証明したから。そんな意気込まなくてもいいから。大人しく黙れ」

いらんことすんじゃねえぞ?

「どうしようもなくなったとしても私がなんとかする。心配する必要はない。」

いつもの変態さはどこへやら、頼もしいダクネス。

「俺は正直こういった類の事には詳しくないからなるべく大人しくしとくわ。」

「ありがとうカズマ」

「なーに。私に任せなさい!『アークプリースト』なんだから言葉にも説得力を持てると思うのよ。」

問題はこいつ、アクアだ。絶対余計な事しかしない。失せろ

幸いなのはセナさんの信用を勝ち取れているということか.........

そして裁判長の発言により裁判が始まる。

「静粛に!これより国家転覆罪に問われている被告人スティーブの裁判を始める!告発人アレクセイ・バーネス・アルダープ!」

太った男が立ち上がる。こいつがおそらく例の領主なのだろう。

.........なぜだか嫌悪感しか感じない。

というかうちのメンバーをめっちゃ見てくるんだが死にたいのか?

「では検察官は前に。この魔道具があるということを肝に銘じて、起訴状を読み上げるように」

裁判長の指の先には、例の嘘発見器の魔道具が。

それを確認したのち、木槌が振り下ろされ、セナが立ち上がる。

「それでは読ませていただきます。被告人は、機動要塞デストロイヤーを他の冒険者と共に討伐する際、爆薬でデストロイヤーの足を破壊。しかし爆薬は被害者の付近へと着弾し爆発。アルダープ殿はそれによって危うく命を落とすところでした。領主という地位の人間の命を脅かしたことは、国家を揺るがしかねない事件です。よって、検察官の立場として、彼に国家転覆罪の適用を求めます」

「異議あり!」

アクアがいきなりそう叫ぶ。いや何か間違ったこと言ってたか?

「弁護人はまだ発言できませんよ。発言したい事があれば許可を得るように。初めての裁判ということで大目に見ましょう。では発言をどうぞ。」

「言いたいセリフが言えたので満足です。」

よし極刑だ。目の前で霜降り赤ガニ喰ってやる

「弁護人は弁護の発言をするように!」

馬鹿がすいません。

「 私からは以上です。」

そう言って席へ戻っていった。若干戸惑ってたけど。

「では弁護人および被告人に発言を許可する。」

んー?

「爆薬が領主に向かったのは完全に事故だし、領主がそこにいることは知らなかったです」シーン

当然ながら魔道具は鳴らない。

「被告人の発言は以上ですね。それでは検察官、証拠の提示を。」

「はい。彼がテロリストもしくは魔王軍関係者である事を証明するために証人を連れてきました。それではこちらへ…」

「あはは…なんか呼ばれちゃった…」

なんとその証人とはクリスを始めとした見知ったメンツだった。

おいおい聞いてないぞ大丈夫?不安そうな顔をしたがセナさんがこちらに向けて「安心してください」とアイコンタクトをしてきた。

 な ら よ し !

「クリスさん。貴方は被告人に手を潰された事がありましたよね?」

ありましたなそんなこと

「はい…それはそうなんだけどもあくまでも私が『スティール』を使ったから手が潰れただけです」

「おい…それは証拠になるのか?」

「手が潰れたという事実は確認できたので大丈夫です。」

アルダープの疑問にも涼しい顔で返すセナさん。意外と図太いですな。

クリスが退場し次に出てきたのはマツ…ミツ...ソード...なんとかの人だ。今回は取り巻きの女子2人もいるな

「ミツルギさん。貴方は被告人に勝負で負けて魔剣を奪われたのですよね。」

「「そうなんです!あの人ミツルギを卑怯な方法で倒して!」」

息ピッタシだな。付き合えば?どっかの国では同性婚がOKらしいよ。

「2人の言うことはもっともですが元はこちらから勝手に仕掛けた勝負ですし魔剣を奪われた、というのも魔剣と同じ価値の物を掛けて勝負をしたため彼に否はありません。ましてや高レベルの『ソードマスター』が勝負を仕掛けたのですから、むしろ僕の方が悪いのではないかとも考えています。」

ソードマスター…こんなにまでいいやつだったとは…いや、アクアが関わっていなければ普通にいい人なんだろうな。

あくまでアクアに大きな幻想を抱いてるだけで。

ほか二人もミツルギの言い分を聞いて引き下がった。むしろ気まずそうにしている。

でアルダープはと言うとセナを若干睨みつけていたがセナはそんな事は知るかと無視をする。

笑ってもいい?あの領主をファーーーwwwって笑ってもいい?

「この男は次の裁判の被告人です。裁判長もご存知であろうよく問題を起こすチンピラです。」

「おいおい!いきなり呼び出されてみれば随分な挨拶だなぁ!そのでけぇ乳揉んでやろうか!」

ダストが下心含めた怒りに回りの人たちは引き気味であったがセナは続ける。

「ダストさん。貴方はスティーブさんと仲がいいと聞きましたが本当ですか?」

「ああ本当だとも!俺たちは正真正銘の親友だ!そうだろうスティーブ!」

「スティーブさん。貴方はこのような素行の悪い輩と仲が良いのですか?」

「誰?そいつ誰?」

「おい!」

魔道具は鳴らなかった。だって知らんもんは知るか

「そうですか。これは失礼しました。犯罪者なら素行が悪い人間と仲がいいかと推測しましたが間違いだったようですね。」

「大丈夫ですよ。そいつが知り合いのようにしてるのが悪いですし」オスシ

疑う理由がめちゃくちゃすぎくね?

「以上の証言から被告人スティーブが手を潰したり魔剣を奪ったりするような人間である事が分かります。また被告人は告発人に少なからず恨みがあります。この事から被告人はデストロイヤー撃破時に近くにいた領主に爆薬を飛ばし、領主殺害を企んだのではないかと思われます。」

なんという無茶苦茶な論述。後半からやる気ない話し方だったもんなぁ。もはや反論しようがしまいが関係ない気がする。協力してくれるってこういう事だったのか。HAHAHAHA

「…では被告人の仲間がアンデッドのスキルの1つ『ドレインタッチ』を使ったという目撃者がいます。魔王軍関係者ではない貴方が何故アンデッドのスキルを使えるのか説明してもらいましょう。」

オーット、ヤベエかも

「そら見たことが!こいつの仲間が魔王軍関係者でなければ使えぬスキルを使ったのだ!否定できないのがその確固たる証拠!やはりこいつは魔王軍関係者だ!だからワシを殺害しようとしたののだろう!やはりこの男は死刑だ!」

あ、そうだ

「違うぞ。魔王軍関係者ではない。確かにデストロイヤーの討伐に貢献したのに逮捕され訴えられたが、それは心底どうでもいい。だが別に領主様を殺害しようとしていなければそもそも領主様がそこにいることは知らなかった。ちなみにこの事は仲間にも言える事だからな?」

...声に抑揚をつけ忘れたわ。ちょっとセナさんがビックリしてる

ちなみに当たり前だが魔道具は鳴らない。

「魔道具が鳴らない事を見るに被告人の言い分は全て真実であるとすると検察官の言い分は証拠不十分である。よって被告人は無罪とし…」

「その男は魔王軍関係者だ。死刑にしろ。」

懲りずにまだそんな事を言うアルダープ。それに関してセナが

「いえ、今回の件は怪我人、死亡者は出ませんでした。仮に有罪だとしても死刑は重すぎるのではないかと。」

ん?これは.........

「いや…死刑は妥当な判断です。そうでしょう裁判長。」

.........少しキレたよ?

「何言ってるんですか検察官!なぜ急に意見を変えたのですか!」

めぐみんが声を張り上げた。セナは何故か口を抑え困惑している。

まあ気づければそんな反応だろう。

「被告人スティーブ。貴方の行ってきた行為は街の治安を乱して来た事を省みるに検察官の訴えは妥当と判断。よって有罪…判決は死刑。」

.........いや少しじゃないな

「おいおいおい!おかしいだろ!何であそこから俺が有罪になるんだよ!ふざけんな!」

カズマも声を荒げる

 

.........それなりにキレたのだが?

 

おっとやべ、深呼吸深呼吸。キレたら仲間に迷惑が掛かる。深呼吸だ。

「今まで言ってなかったけど裁判が始まってからここには邪な空気が漂ってるわ!間違いない!誰かが悪魔の力を行使して不正を行ってるのよ!この世界に1千万人の信者を持つ女神アクアが言うのだから間違いないわ!」チーン

魔道具が鳴ったせいでアクアの発言は嘘とみなされ相手にされない。

やっぱ解決方法ないから暴れよっかな?

その時だった。

「裁判長待ってほしい。」

今まで無言だったダクネスが何かペンダントのような物を取り出し裁判長に見せた。

途端裁判長は目を見開いた。裁判長だけでなく他の関係者達も同様にしていた。

「この裁判は保留にしてほしい。時間をしばらく貰えればその間に必ずあの男の潔白を証明してみせよう。破壊された屋敷も弁償させる。」

「し、しかしいくら貴方様の頼みでも…」

「領主アルダープ。あなたには借りを作る事になる。私にできる事なら何でもしよう。だから判決を待ってほしい。」

その言葉を聞いたアルダープはダクネスをまじまじと見る。手出したら殺して地獄まで行って殺すからな?

そして裁判長が口を開く。

「いいでしょう…貴方に免じてその男の判決は保留とする。」

こうして、裁判は終わり猶予が与えられる事に。

そしてダクネスがアルダープに何でもする代わり課せられたのは魔王軍関係者およびテロリストでない事を証明する事だった。




スティーブはキレても怒り狂う事はありません。
思考が短絡的になりますが。
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