この素晴らしい世界にMinecraftを! 作:どうにでもなれ
後の祭り、絶対after the festivalじゃない。まあいいか。
前回のあらすじ カズマがなんかイベントおこすようです。
16
『おい、本当にここで待っていれば俺の持ち主候補が現れるんだな』
「知らんよそんなのカズマに聞け」
それにしても物凄い人集りだ。まさかミスコンでここまで人が集まるなんて……男性ばっかりじゃねえかよオイ
「心配するなって、アイギスが望んでる持ち主はこのイベントできっと見つかるからさ」
と言いつつ、カズマはレンタルしてきたらしい魔導カメラと望遠レンズを構えながらそんなことを言っていた。
......斜め45度から殴れば良いかな?
「というかスティーブ、お前は無理に付き合うことないんだぞ」
「と言っても屋台は大体回ったし、店の経営や祭りの警備は量産型の分身にやらせてるし。第一、まだ頭が痛いんだよ」
なかなか治らないんだよ、この頭痛どうなってんだよ。
そして、ようやくミス女神エリスコンテストが始まった。
始まると同時に物凄い歓声が上がっていた。特に男性陣から……
そして僕の隣にいるカズマとアイギスも……
......ノーコメントでよろしいか?
「スレンダー過ぎてちょっとな……顔は好みだけど……」
『いやいや、キツめの性格をしていると見た。おまけにあれは着痩せするタイプだ』
「きつい性格でスレンダーなら良かったんだけど、着痩せするタイプか……それだったら水着コンテストとか入れといたほうが良かったな」
『マジかよ。何でそんな大事な審査を入れないんだよ。バカじゃねぇの!?』
「おい、次の子、ナイスバストの持ち主だとよ」
『お前、ちゃんとそのカメラで納めろよ。出来上がった写真くれるなら逃げようとしないからな』
「お前達、目的を忘れてないか?」
「忘れてないぞ。確か......なんだっけアイギス?」
『キレーなお姉ちゃんたち見ることじゃないのか?』
完全に忘れてやがった!
「.........ねぇ、君たち、何をしてるの?」
すると冷たい声が聞こえ、声が聞こえた方を見ると飲み物を買ってきたクリスが冷たい視線でカズマらのことを見ていた。
あっ、飲み物ありがと。
「まぁ助手くんとアイギスが似たような趣向しているのはしょうがないか.........」
諦めちゃったよ。仕方ないと思うけど。
『それにしてももう終わりか。あのララティーナちゃんは良かったな。でも何だか俺の役割が意味の無いようになりそうだな』
クリスの話を聞いているときに、ダクネスがステージに上ったのだが、もう色々と大変だった。
カズマもアイギスも悪乗りしてたし、あとダクネスのあとに出てきたサキュバスの店員さんの中にバニルさんが混じって、みんなの悪感情を食べるために参加していたりと、色々と賑わっていた。
『さあ、最後の出場者です!』
「ん?他に優勝候補になりそうな人いたっけ?」
.........ああ、そうだった。忘れてたよ。
『職業は前衛職!年齢不明の.........』
「イエーイ!スーちゃんだよー!!」
茶髪ロング、紫の瞳の身長が高いスレンダーな美人が出てきた。
『うおおお!なんだあの美女!あの子タイプかもしれない!』
「.........なあスティーブ......どっかで見たことあるような人が出てきたんだけど.........」
「へえ、そうなんだー。見たこと無いけどなー(棒)」
「あれ、お前だよな......?」
「.........やっぱしバレた?よく気づけたな」
「気づくわ!毎日顔会わせてるんだぞ!お前女扱いされるの嫌じゃなかったのかよ!」
「馴れた」
「馴れって怖えよ......」
観客共は男だとは思わず騒ぎ立てている。人を見下して愉悦に浸るのはいいものだな(お前は悪魔にでもなったのか?)
『それにしてももう終わりか。あのスーちゃんは良かったな。でも何だか俺の役割が意味の無いようになりそうだな』
まあ、最近では装備無しでアイギスの防御力越えてるからな。
「アイギスが気にいるやつはいなかったか……」
「いや、一人だけいるぞカズマ」
クリスの方を見て言うと、アイギスは笑っていた。
『おいおい、あんなぺったんこで男みたいなやつを俺が気に入るとでも?』
「あぁ、なるほどな」
カズマも何が言いたいのか理解した。
「お願いできるか?エリス様」
「………仕方ないですね」
ミスコンもとうとう優勝者発表の時間になったとき.........
『あの……飛び入りですみません』
その人がステージに上った瞬間会場中の人々が静まり返っていた。
『え、あ…‥へ……いや、』
アナウンサーもその人を見て戸惑っていた。
それはそうだ。まさかこのミス女神エリスコンテストにあの人が参加するのだからな
『えっと、お名前聞いてもいいですか?』
『名はエリスと申します』
その瞬間、会場中に歓声が響いた。
熱狂的な叫びを上げる人や恍惚とした表情でエリスを見上げるもの。
手を合わせ深く祈りを捧げるものや、嗚咽し跪いて涙を溢れさせている人。
これが女神パワーか……アクアとは大違い......いや、アクアと比べるのは酷な話だな。
『あ、ああああありがとうございます!お答え頂きありがとうございます!あの、実はあと二つほど質問があるのですが…』
『その二つは秘密です』
イタズラを仕掛けるみたいな表情で片目を瞑り、人差し指をピッと立てた。
その瞬間会場中の空気が震えるような歓声が響くのであった。
そしてアイギスがさっきからうるさいが、そんなことよりも会場がエリス様の登場で偉いことになり始めていた。
「おい、やばいぞ」
「ああ、ヤバイな……アイギス。エリス様をご主人様だと思っているなら、守ってやれ!」
『おう、任せろ!』
まずはこの邪魔者達.........の上を通ればいいか
「"エンドラ"『黒曜柱』......よし行くぞ!」
黒曜石の柱の上を走ってエリス様のとこに到着。なんかカズマとアイギス以外にも渡ってきたやついたからさっさと撤去する。
『お待たせしましたご主人様、どうか手早く俺の中に!俺を装着するキーワードは『わたしアイギス君のお嫁さんになる!』です。さん!はい!』
「わ、『わたし」
「そんなわけないだろ!さっさとしろ!」
『しょうがないにゃあ.........。ではいきますよご主人様!合・体!』
「ああああ、暑い!暑いです!このままじゃ私、蒸し焼きになります!」
ヤッベエ!そりゃ炎天下に放置したらそうなるわ!コイツの弱点それか!
「『カースドクリスタルプリズム』!」
『しかし魔法は』
「あああ、今度は寒いです。さっきより辛くはありませんが.........」
『効いちゃった!?』
おお、結構本気出さないと効かないのか。
「エリス様が消えた!?」
「まさか、天界にお帰りに?」
「いや、ステージの奴らが何かしたんだ!」
チッ、コイツら、本当に邪魔だな。
「カズマはアイギス達を連れて逃げろ」
「あ、ああ。分かった」
そう言って逃げるカズマ達。
さて、
「お前らは少し頭を冷やすがいい。『クリエイトウォーター』『フリーズ』」
「ぎゃああああ!?」
「冷た!やめてくれ!」
おっと、少しやり過ぎたかな?溶かしたほ......う...が?
......ああ、なるほどね
「