この素晴らしい世界にMinecraftを! 作:どうにでもなれ
土日に大量にストックして一日ごとに投稿出来るか?
出来るか(自己完結。ムリ)
川の中に、前回のあらすじが、ある。拾いにいくぉ! アッ この川、深いッッボボボボボボボボッ!
10
翌日のこと、昨日のアクアが出した大量の水のせいで、崩壊寸前の外壁にトドメを刺したため、アクアは壁の補修作業に参加することになった。
そしてめぐみんは.........
「お願いします。今日は大丈夫ですからやらしてください」
「いやでも、昨日のお前は本当におかしかったぞ?一体何があったんだ?」
「それは……その……」
そんなカズマとめぐみんの様子を見ながら茶をシバく。
「.........なぁ、スティーブ。ちょっと気になったんだけど、ウォルバクの奴、他の魔王軍幹部みたいになんか持ってないよな?」
カズマの言っているのはミュータントやハービンジャーの事だろう。それだと確かに持ってないな。
「まぁ、作戦については後で考えようぜ。今はゆっくり……」
カズマが何かを言いかけた瞬間、轟音が響いてきて、砦の中が激しく揺れた。
カズマとめぐみんと共に三人で外を見に行くが、すでにウォルバクの姿はなかった。
「厄介な手を使ってるな」
「えぇ、爆裂魔法を撃って、テレポートで帰還する……本当に厄介です」
めぐみんもテレポートが使えたらこうなるんだろなあ.........
「あーっ!ちょっと、これはどういう事よ!さっき見たときよりもひどくなってるじゃない!」
突然聞き覚えのある声が聞こえてきて、振り向くとそこには作業着姿に頭にタオルを巻いたアクアがいた。
なんだろう?羽衣なんかよりずっとこっちの方が似合ってるような
「アクア、随分と懐かしい格好をしてるな」
懐かしい?会ったときっていつもの格好だったし、あの作業着姿は見た時ないな。
「懐かしいって?」
「そういえばお前と会う前だったな。クエストを受ける前とかはバイトで食いつないでいたんだよ。俺の特典ってアクアだからすぐにクエストとかに行けなかったしな」
カズマは遠い目をしながらそんな事を言っていた。
本当に色々と大変だったみたいだな。まあこのアクアだからな。
「んじゃ、手伝おうかな?」
「いいわよ。見せてみなさい。貴方の腕を」
クラフターの十八番。それは建築。豆腐だろうがなんだろうが建築はクラフターとは切っても切り離せん。
というわけで強化された深層岩を積み上げていく。
「ちょっと、そんなブロックを乗せていくんじゃ......」
「アクアよ、クラフターの置いたブロックは空間固定されるんだ」
「あ、ほんとだわ......『スペルブレイク』!......あれ?」
空間固定(物理)だから意味ないよ。
それからというものどんどん外壁を強化していった。
爆裂魔法が強化された深層岩すら破壊すると知ったので今度は黒曜石で即席の壁を作った後、数日掛けて完全オリジナルの自動修復壁を作ったりしていた
そんな中、兵士の一人がウォルバクが来たとの声が聞こえてきた
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「どういう事なの!?」
正門の前に佇み、プルプルと体を震わせているウォルバクがいた。
この中で唯一言葉をかわしたカズマと二人で皆に見守られながら声をかけた。
「ど、どういう事とは?」
「もしかして外壁のこと?」
「そうよ!崩壊寸前まで追い込んだはずなのに、何で私が来る前より頑強になってるのよ!誰がやったのよ!」
「私だ!」
「あなただったの!?」
「あとアクアも以外と手伝ってくれたよ」
アクアが自動修復壁の装置の設計案を出してくれた。ついでにうまくいった。なんで?
ウォルバクは後ろにいるアクアの事を見ると、アクアは余裕ぶった態度で前に出てきた。
「あらあら、誰かと思えば………えっと何とかさんじゃないの」
「ウォルバクよ!どうやら貴方とはここで決着を着けないと……ってあれ?」
ウォルバクは遅れて出てきたダクネスとちょむすけを抱いためぐみんとゆんゆんに気がつき、動きを止めていた。
と言うよりちょむすけの事を見ていないか?
ちょむすけもウォルバクさんのことをじっと見つめていた。
「何でこの子がここに……まさか……私の半身に会えるなんてね……」
ウォルバクは懐かしむようにゆっくりと近づこうとするが、後ろにいた冒険者たちが身構えたため、それ以上は近づこうとしなかった。
「ちょむすけがあんたの半身?通りで神格が低いと思ったわ。どうやらあんたの力の大半はこの子に持ってかれているみたいね」
アクアがウォルバクとちょむすけを交互に見ながらそう告げた。
「そこの女神の言うとおりよ。その子は…………ちょっと待って、なんて言った?その子の名前?」
「ちょむすけです。素敵格好良い名前です」
「えぇ、最初はへんてこな名前だと思ってたんだけど、中々愛着が湧いていい名前よね」
「DinnerboneとかGrummとかjeb_とかよりは、いい名前」
「何で私の半身がそんな目にあってるのよ!!」
ウォルバクが分けわからないと言わんばかりに叫ぶ中、ちょむすけはめぐみんの腕の中から抜け出そうとし、ウォルバクに近寄ろうとしていた。
「おい、絶対に渡すんじゃねぇぞ!めぐみん、しっかり抑えとけ」
「ちょっと折角の感動の再開を邪魔する気!?」
「ちょむすけをどうするつもりかしらないが、なら、俺達と敵対しないと誓えるのか?そしてもうこの砦のことを諦められるのか?そうでなきゃ相手が力を増すようなことは見過ごせるわけ無いだろ。おっと、近づくなよ。こいつを解放してほしければ俺のいうことを聞くと誓うんだ。仮にも邪神ていうのなら、その自分の名前に懸けて、もう敵対しませんと誓ってもらおうか」
「「「うわぁ……」」」
全員がドン引きしていた。カズマは悪辣な笑みを浮かべていた。
まあ、馴れた光景ですな。
「……今日のところは引くけど、あまり調子に乗らないことね。外壁を破壊できないけど、膠着状態に陥っただけ、私たちはこの砦がある限り、これ以上は進行できない。でも、あなた達も森の中に陣取る私達に勝つことは難しいでしょう。こうなった以上、持久戦よ」
ウォルバクがそう言って、テレポートで去ろうとしたその時だった。
「あ、あの、私のこと覚えていますか?ゆ、ゆんゆんっていうのですけど……」
ずっと様子をうかがっていたゆんゆんがそんなことを言い出していた。
もしかしてゆんゆんもウォルバクの事知っていたのか?
「……覚えているわ。確か、馬車の中で一緒に旅をしないって誘った子ね。一応聞くけどあなたのその名前もあだ名じゃないのよね」
「はい、本名です。あの時のことを私覚えています。たまに日記を読み返したりしているので……」
「そ、そう、そんな重く捉えなくていいのだけど……喜んでくれて何よりよ」
反応に困るウォルバク。
すると今度はめぐみんが前に出て、
「あの!私の事覚えていますか?めぐみんといって……」
「………覚えてないわ」
ウォルバクは困ったような微笑を浮かべながら、テレポートで消え去ったのだった。
.........よし、ぶっ潰す。
砦の中に戻り、カズマがある作戦を立てた。それはウォルバクが行ったことをこっちでもやろうということだ。
膠着状態に陥ったのであれば、今反撃するのが絶好のチャンスみたいだ。
とりあえずその作戦参加者は潜伏スキルを扱えるカズマさん、テレポートを使えるゆんゆん、爆裂魔法を使えるめぐみん、その三人の護衛をするために参加することに。
知っているか?クラフターはやられたら何倍にして返すんだぞ。