この素晴らしい世界にMinecraftを!   作:どうにでもなれ

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後編......なのか?


二週間遅れてるしまった......心の準備はOK?とか言われそう


#53 いざ、エルロードへ!......え、もう着いた?

 

 

前回のあらすじ 爆裂魔法vs木   木 Win!

 

 

 

「『エクステリオン』!」

 

アイリスの放った斬撃によって倒れる木

......字面だけ見るとふざけてるようにしか見えない。

 

「なあスティーブ。これって結局なんだったんだ?夜になったことと関係あるのか?」

 

「私も気になります。このようなモンスターは見たことありませんし......」

 

おっと、カズマとアイリスからの質問攻めだ。

 

「まあそれは後で話すよ。暗くなったし、夜が開けるまでここで休むことにしよう......っとその前に」

 

えーと、あったあった。これがマナタイトブロックか、最高純度ってマジかよ。

 

 

「「「「動く木?」」」」

 

「そうだよ」

 

ダクネスに泊まるところを出してもらい、食事をしながら説明することにした。

 

「もともとは都市伝説上の木だと言われていたし、倒せるかどうか分かってよかったよかった」

 

「なにもよくないのですが......」

 

細かい事は気にするな

 

「で、その動く木って奴はな、どうやら希少な鉱石の塊の上に生えるらしくて、今回はマナタイトブロックだったんだよ。しかもそれのせいでかなりの魔法抵抗を獲得して......」

 

「だから爆裂魔法の一撃で倒せなかったんですね」

 

「そゆこと。逆にエクステリオンは物理に近いから効いたって感じ」

 

そこまで言ってウサギシチューを飲む。

 

「ごちそうさまです......っと少し早いけど今日は休んで明日に備えるぞ」

 

にしても今日はやけに疲れたな、さっさと寝るか......

 

10

 

「あっカズマカズマ、見てください!見えてきましたよエルロードが!」

 

「あははははは!アレね!私がずっと前から行ってみたいと願っていたカジノ大国エルロードは!」

 

おお、あれがエルロードか、でかいなー。

 

という訳でようやくカジノ大国と呼ばれているエルロードに到着した。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

大通り?を進み、大きな建物の前で竜車が止まった。

 

「さあ、ここが手配していた宿だ。皆。まずは部屋に行き荷物を置いてくるといいだろう。アイリス様と王子との顔合わせは明日になる。今日はゆっくりと観光でもして旅の疲れを癒すとしよう。」

 

その言葉に浮かれるカズマ達

だがアイリスは

 

「私は、明日の会談に向けての準備があります。私は宿で休んでいるので、皆さんはどうか観光をしてきて下さい。」

 

とのことだ。

 

「じゃあアイリスと一緒に残るよ」

 

「ダメです!皆はちゃんと体を休めてください」

 

「なら宿で寝ることにするよ。カジノとかで遊ぶより疲れがとれるだろうし」

 

じゃ、おやすみー。と部屋に戻......

 

「なあスティーブ、あそこにあるのってアダマンタイト砕きじゃ......」

 

「よかろう。全て破壊しつくしてやるよ」

 

「我が爆裂魔法の前では全てが無に帰すことを証明してあげます」

 

「待て待て待て待て待て」

 

11

 

翌日

エルロードの城にやって来ていた。

 

「なあカズマ、なんか昨日の夜騒がしかった気がするんだが、なんかあった?」

 

「ダクネスがエロい格好で俺に睡眠薬盛ろうとしきた」

 

「違う!いや違わないのだが......」

 

「なるほど、つまりダクネスは痴女ネスってことだな」

 

「スティーブ!?」

 

にしてもまあ無駄に金がかかっていそうな城だな。荒らしてみたい

 

「これは堪りませんね、ここに爆裂魔法を撃ち込んだら一体どうなってしまうのか。考えただけで詠唱が漏れてしまいそうです」

 

「めぐみんよ。ここに三つのマナタイトがあるじゃろ?全部使ってしまうといい」

 

「よし、二人は宿に帰っていいぞ」

 

だが断る

 

......にしてもどんだけ待たせる気なんだ?数十分は待っているのだが

などとカズマがダクネスをからかうのを横目に考えていると

 

「まったく、これだからベルゼルグの田舎者は……。城の前で騒がしいぞ、礼儀というものを弁えろ」

 

えっと......誰?アイリスと同い年みたいだけど

 

「あなたがエルロードの第一王子、レヴィ様ですか?私はベルゼルグの第一王女、アイリスと申します。あなたにお会いする為にやって参りました。本日はあなたのお顔が見られて嬉しいです。」

 

アイリスが目の前に出てきて、挨拶する。

屈託のない笑みを浮かべたアイリスは、優雅さと愛らしさを併せ持った完璧な礼をする。

だが、件の王子は、小馬鹿にする様な笑みを浮かべた。

 

「お前が俺の許嫁か?ベルゼルグの一族は女子供に至るまで武闘派だと聞いていたが弱そうだな。もっと強そうで凛々しい姿を想像していたのに拍子抜けだ。」

 

「えっ?あ、その……。すいません…。」

 

「それにその護衛の少なさはなんだ?ベルゼルグにはそこまで金が無いのか?筋肉だけではなく、もう少し金を稼ぐ頭も鍛えた方がいいぞ!」

 

家臣達も同調するかの様に笑った。

だが、家臣団はめぐみん、アクアを見て、ハッとした様に目を見開いた。

ついでにコッチを見た瞬間、真っ青どころか真っ白すら通り越してスンッと無表情になった。

 

「その護衛にしてもパッとしないな。どいつもこいつもまだ若いし、装備も高そうには見えない。よくここまで無事で来れたものだな」

 

レヴィ王子は家臣達の様子が変わった事に気付かないようで、揶揄ってきた。

だが、家臣達は笑わない事を不思議に思った王子が後ろを振り向くと。

 

「その喧嘩、買おうじゃないか。」

 

と、うちの爆裂娘に火が付いた。

 

暫くして、家臣達は王子を諫めていた。

 

「違うのです!レヴィ王子はそちらの国に詳しくなく、紅魔族の存在を知らなかったのです!本気で喧嘩を売ろうとバカにしていたわけではなくて……!」

 

「王子、ちゃんと相手を見てください!アレは紅魔族です、魔王ですら一目置いている厄介な連中です。あの連中にはシャレが通じないので迂闊な発言は止めてください!」

 

「わ、分かった、悪かった!俺が悪かったから魔法を唱えるのは止めろ!」

 

ちなみにめぐみんと一緒になって爆裂魔法の詠唱を......オイ!邪魔するなカズマ!

 

「今回は見逃しますが、次はありませんよ?」

 

「分かっておりますめぐみん殿、今後この様な事が起こらないように致しますので!」

 

いっそのことこの国乗っ取ってやりたいな。

 

「よく分からないけど、ちゃんとごめんなさいが言えるのは良い事ね。パッとしないって言われた時は聖なるグーを食らわせてあげようかと思ったけど私も許してあげるわね」

 

アクア、ゴッドブロー(相手は死ぬ!)じゃ甘い。ゴッドレクイエム(相手は死ぬ!)にしないと。

 

「貴様、プリースト風情がこの俺に…。」

 

「王子、王子、アレはアクシズ教徒です。しかもあの青髪にあの格好、相当に熱心な信者ですよ!安楽少女より厄介で、アンデッドよりもしぶといと言われるあのアクシズ教徒です!」

 

まあ良心に漬け込んで入信させようとしてきたり爆発魔法に耐えた連中だからな。作者と気が合いそう

 

「一体何を騒いでいるのですか?」

 

「宰相殿!いや、これは……。」

 

どうやら、宰相の様だな。

カズマから聞いた話によると、この国を牛耳っているそうだ。

 

「初めまして。私はベルゼルグの第一王女、アイリスと申します。お目にかかれて光栄です。」

 

「これはこれは、噂に聞くベルゼルグの一族とは思えないほど可愛らしいお姫様だ。私は宰相を務めているラグクラフトと申します、よろしくお願い致します。」

 

ラグクラフト......クラフト......

 

「贅沢な名だねぇ。今日からお前はラグだ」

「小声だったのは評価してやる。だけど少し黙ってくれ」

 

けど凄いな。あれだけの騒ぎをあっという間に収めてしまったよ。

 

その後、城の中へ。

 

「ではアイリス様御一行はどうかこちらへ。歓待の準備を用意してますので......」

 

......なんかアクアがラグクラフトの背中をペタペタ触ってんだけど

 

「な、なんだね、このプリーストは?私に何か?」

 

「よくわかんないんだけど、何となくおじさんが気になるんですけど。でも悪魔臭くもないしアンデットの気配もしないのよね。......ねえおじさん、友達に悪魔の知り合いはいないかしら?それとも、野良アンデットを飼ってるとか」

 

「申し訳ないラグクラフト殿!この者は変わり者で知られるアクシズ教徒でして!」

 

「いや、アクシズ教徒なら仕方がない。ああいや、本当に気にしてないから......」

 

......もしかして

 

「体臭か?」

 

「本当に申し訳ない!!」

 

12

 

「そこをなんとかお願いします!」

 

アイリスの声が会場に響き渡る。

理由は、支援金の事に関してだそうで、宰相に断られ続けている。

 

「そこをなんとかもなにもありませんよ。我が国も財政が苦しいのです」

 

財政難。もしそれが本当なら大人しく帰るのが普通。普通なんだろうけど......

 

「アイリス、それなら王子にも相談してくれば?王子にも政治の決定権はあるようだし」

 

「そんな余裕はないと言っている......」

 

「えー。街の人に聞いたんですけど宰相さんのこと褒めてましたよ。景気が良いのも宰相さんのおかげだ、と。景気がいいんですよね?」

 

宰相は苦虫を噛み潰したような顔になり、

 

「分かりました。ですが、王子への交渉はあなた方で行って下さい。私には王子に口を出す権利はございませんので」

 

よし、いい流れだ。

早速アイリスとついでのカズマ(ついでは余計だ)を連れて王子の元へ。

そして監視でもするかのように宰相も付いてきた。

 

「レヴィ王子、ご機嫌いかがですか?ちょっとお話をさせて頂いてもいいですか?」

 

「たった今悪くなった。話とはなんだ、野蛮なベルゼルグの王女と話すことなんてないぞ」

 

うわー。なにこのガキ。クッソ上から目線じゃん。

そんな態度とってるとうっかりこの国を滅ぼしちゃうぞ☆

......自分でもなんだがキモいな、これ。

 

「おい小僧、俺の妹にまた随分な言いぐさじゃないか。お前礼儀ってもんを分かってるのか?馬鹿にしてんの?許嫁の態度じゃないだろコラ」

 

「お、お兄様!」

 

「まーまー落ち着けって。そりゃあこんな口も態度も悪い、顔以外不細工なクソガキを殺りたくなるのは分かるけど。それでも心の声として言わないと」

 

「スティーブ。言ってることは正しいんだろうけど心の声駄々漏れだぞ」

 

「なっ!?貴様ら、この俺に対して......。お兄様?」

 

アイリスに引っ張られ部屋の隅へ......アイリス?服が伸びるから引っ張らないで......待ってビリッって聞こえた

 

「お願いです。どうか短慮は起こさないでください。我が国はどうしても防衛費や攻勢に出るための資金をお願いしなくてはいけないんです。でないと、冒険者の皆さんへの報酬もままなりません。お願いします。どうか私のために、我慢してはいただけませんか?」

 

「......そんな事言われたら聞かないわけにはいかないじゃないか」

 

「まあいいけど。迷惑にならない程度に首を突っ込むことにするよ」

 

はい、そういうわけで王子にも水に流してもらうように交渉(アクシズ教徒と紅魔族)して......

 

「実は王子、防衛費の支援の事なんですが......」

 

「ダメだ」

 

ダメだってよ

 

「ラグクラフトから話は聞いた。答えは最初から決まっている、絶対にダメだ」

 

「あの、どうしてですか?」

 

アイリスが理由を聞くが、考えがあるとかほざいて防衛費の支援以外を要請を拒否するんだとか

 

「どういう事ですか?それでは、我が国との同盟はどうなるのですか?」

 

「こちらにも事情があるのだ。同盟については続けてもいいが、魔王軍を刺激したくないという事だな。ああ、それと今回の件にともなってお前との婚約は破棄でいい」

 

ありゃ?一瞬、アイリスが嬉しそうな表情をしたな。

と、今度は目に涙を浮かべ、王子の胸元を両手でつかむ。

......女って怖ぁ......

 

「婚約破棄はちっとも構いません。ですが、支援を断たれては......!」

 

「そんな顔をしてもダメだ、お前も王家の端くれなら......ぐっ。ちょ、ちょっと待て、首が締ま......!やめ、ちょっと待って......!」

 

アイリスがいきなり首を絞め上げはじめたので慌てて止める

 

「王子ー!?大丈夫ですか!?」

 

「ゲホッ......!な、何て野蛮な女なんだ!やはり婚約を破棄して正解か、もういい、話は済んだのだからとっとと行け!」

 

あ、大丈夫そうだな。もうちょい待てばよかったか?

 

「......分かりました」

 

「そうか、では......」

 

「また明日参ります」

 

「......えっ?」

 

えっ?また来るの?メドンイだが。

 

「また明日、伺います。いいえ、明日だけではありません。明後日も、その次の日も。」

 

なんだろう?ストーカーのセリフみたいだ

 

「か、勝手にしろ!」

 

あ、勝手にしていいの?それならこの国を支配すんぞ。

 

「はいっ、また来ます!」

 

アイリスはそれだけ告げるとカズマの手を引き踵を返し、そのまま帰っていった。

 

「......なんか、スイマセンね」

 

「ハァ......明日から護衛はお前だけにしてくれないか?というかお前以外マトモなやついるのか?」

 

「うちの街にはリッチーとか地獄の公爵とか、追放された元貴族のドラゴンライダーに、最近は破壊神の街とか呼ばれてたり」

 

「......もう寝る。お前も帰れ」

 

王子は相当疲れたようだな。そりゃそうか。

......あと、素の正格は優しい方な気がした。

 





マイクラ都市伝説 動く木

マイナーな方の都市伝説......なのかな?

有名なヘロさんや404さんもこの作品に呼んでみたいな
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