この素晴らしい世界にMinecraftを! 作:どうにでもなれ
ほんぺん
ほんぺん
はんぺん
カジノ内の全ての客がルーレット台の周囲に集まり、大きな人だかりを作っていた。
「おお、また勝ったのか」
「まあな」
これで大体八回連続で当たったのかな?
「っとそうそう、アクアの方はどうかな?」
隣のルーレット台に目を向けるとこれまた人だかりが。
その人だかりを押し退けて進むと......
「赤の五番......」
「わああああああーっ!
震えながら宣言するディーラーと、
なにも知らない人が見ると、頭のおかしい女扱いされそうだが
「嘘だろ!?これでもう二十回連続だぞ!?」
「しかも色だけでない番号も全て当ててやがる!」
「頭がおかしくなりそうだ......」
逆に頭をおかしくしてる。ウケる。
さて、ネタバラシといこう
ー改装ー
違う。
ー回想ー
「アクア。早速だがお前にはカジノで全力で遊んでもらう」
「え?でもお小遣いが......」
「百万エリスやるから」
「スティーブ様って呼んでもいいかしら?」
金に堕ちた女神......腹筋が死にそうだ
「ちょ、ちょっと待て!正気か!?」
「そうですよ!アクアのステータスくらい知ってますよね!?」
「アクアなら百万程度、一瞬で消えそうだな......」
「ちょっとー!みんなしてなんなの?」
「ま、普通はそうだろうな」
「スティーブ様まで!」
コイツ、本当に様付け始めやがった......まあそれは置いといてからのフリーキックして。
「アクアには条件付きで遊んでもらう」
「え?条件?」
「そう。条件。2つほどあってだな......
一つ、儲けた分の金額の全てをこちらに渡すこと。
一つ、損した場合、得する際に貰えるはずの金額の十倍をやる。
......の2つ」
「おいおい、それって......」
「どういうこと?」
分からないのかい......
「簡単に説明すると、勝てば何も無いけど負ければ得するってことだ」
「!つまり負ければいいのね!行ってくる!『スピード』!」
「支援魔法使うほどか......?」
ー回想終わりー
まあ要するに、マイナス×マイナス=プラスってことだな(雑)
「く、黒の6......」
「わあああああーっ!」
お、また当ててくれた。
その日の夜
「いやー、ボロ儲けだな!」
「............」(´・ω・`)
流石宴会芸の神様。顔芸も極めてやがる。
「おいあんた、ちょっとそこまで......」
「HEY『バインド』ッ!」
「え?ちょっ......」
覆面を被ったいかにもな男達が現れたのでとりあえず拘束する。
「お兄様凄いです、ここまで予想するだなんて!」
「な?俺の言った通りだろ、必ず待ち伏せてるって。こいつらカジノの雇われ人だぞ」
「ち、違う! 俺達はお前が大金を得たと聞いた強盗......」チリーン
と、そこで聞き慣れた音がし、自称強盗は顔を青くする。
「これが嘘発見の魔道具ね。始めて鳴ったところ見た」
「いや、デストロイヤーの時見ただろ」
「うん?そうだったっけ?」
まあいい。
「で、知ってること全部話して貰おうか?」
「ヒィッ!お、俺達は何も知らない!」
「そ、そうだっ!俺達は裏路地でお前達のことを教えて貰って......」
「そいつらを始末すれば、大金をやるって!奪った金も自由にして良いって!」
なるほど。嘘は言ってないようだな。
「あっそ。それじゃ『オールスティール』『ブレッシング』『ランダムテレポート』」
「「えっ?」」
全裸に剥いてから運気上昇から適当な場所に飛ばす。運気上昇させといたから死にはしないだろ。
「......ねえカズマさん。今日のスティーブ、なんだか怖いんですけど」
「同感だ......あとやってることが鬼畜なんだが......」
言っとけ
16 (二話ほど空いてる......)
それから毎日のようにカジノに通い続け、僅か二日で目標額の半分まで行き、そしてその日も朝からカジノへ行こうとしたカズマ達の下に、城からの使者がとうとう来た。
「頼むからもう帰ってくれないか。」
王子は酷くやつれた状態になっていた。
「おいおい、お前がアイリスに言ったんだろうが、カジノで気晴らしをしてこいって。俺達は気晴らしをしているだけ。気が晴れたらその内帰るよ」
「待ってくれ、これ以上毟られるとシャレにならんのだ!これでは我が国が追加の支援金を出していると受け取られるのだ!」
「別にいいだろ。カズマ達はカジノで遊んでるだけなんだから」
「ぐ……。それは。我が国にも、とある事情が……」
「事情事情言ってるけど、どんな事情があるんですかね?」
「いや、こればかりは......」
ふむ、誰にも言えないような事情、そして支援金の打ち切り、もしかして......
「我が国は、魔王軍と取り引きをしているのです」
ああ、なるほど。魔王軍と取り引きしているのか。納得......するわけない。
「ラグクラフト、お前……!」
「我が国は、魔王軍との和平交渉を進めております。魔王軍がもし貴国に勝利したとしても、この国には関わらない事。その条件として、魔王軍と交戦中のベルゼルグにはこれ以上の支援を行わない事を約束しています。」
と、淡々と告げる宰相に、ダクネスがカッと牙を剥いた。
「貴様、魔王軍なぞの言葉を信用するのか!人として恥ずかしいとは思わないのか!」
「ですが、ベルゼルグが魔王軍を攻めあぐねているのもまた事実。魔王軍と貴国は膠着状態に陥っており、どちらが勝つかは分からない状況。そこに、中立を保ってくれれば関与しないと言われれば、一国を預かる者として無下にする訳にもいきますまい」
なるほど、一理ある。だが......
「ミュータント達はどうする。あいつらは場所を問わず人を襲うぞ?」
「ミュータント?ああ、あのバケモノですね。魔王様にはどうやらそのミュータント達を制御できる優秀な仲間がいるそうで......」
「ミュータントを制御?」
......一つだけ心当たりがある。だがアレはアイツと共に殺したはずだが......
「あの、レヴィ王子?なんとなく事情は分かりました。魔王軍からは、ベルゼルグが滅んだ後はエルロードを攻撃する、それが嫌なら手を組め、と言われてるんですね?それで、王子なりに考えて、生き残る為にそう決めたのなら私は何も言いません。」
アイリスはレヴィ王子を傷つけないように優しくはにかんだ。
「だから安心して下さい。今後もお互いの国の関係が悪くならない様、お父様に取り成します。……私は人を見る目だけは長けているんですよ?王子が、本当は私の事を嫌っていない事を最初に会った時からなんとなく分かってました。自惚れじゃないですよ?なんとなく分かるんですよ。ベルゼルグの王族は強いんです。例え支援が無くても魔王軍にだって負けません。だから……そんなに辛そうな顔をしないで下さい。」
アイリスは傷ついた子供を慰める優しい声でそう言って無邪気に笑った。
その時、レヴィ王子がポツリと呟いた。
「……俺は世間ではバカ王子と呼ばれているらしい。政治にも関心を示さず、ギャンブルにばかり明け暮れているからそうだ。」
「レヴィ王子……?」
「俺と、もう一度ギャンブルで勝負しないか?今度はイカサマ抜きでな。その上で、この俺に勝つ事が出来たなら……。俺は、ベルゼルグが魔王を倒す方にベットしよう!」
「お、王子!?」
宰相が悲痛な声を上げる中、王子はコインを取り出して、それを後ろ手に回し隠した。
「さあ、コインはどっちにある?」
17
その日の夜。
「うおー。ふっかふか」
その後、カズマは勝った。
魔王軍と戦う為の支援金はこれまで通り。
更には近々魔王軍に攻勢を仕掛ける為の莫大な支援金も貰えた。
「うんうん。いいことだ」
このままトントン拍子に進むと......
と、そこでドアが叩かれたので思考を中断する。
「誰ー?入っていいよー?」
「そ、そうか。邪魔するぞ」
カチャリとドアが開けられたのでベットから起き上がり、そちらを見ると......
「その、少し話をしたくてな......」
露出の激しいネグリジェのダクネスの姿が......
「(ドMの次は露出趣味にでも目覚めたのか......?なんちゃって)」
エルロード編は一応書き終わったけど、妹編どうしようか......