ブルー・エア・アーカイブ 〜空白の三年間〜   作:ふぇるみん

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天童アリスちゃんもといkeyちゃんがとっても推しになってしまったので急速執筆開始。


Episode04 【フェレシュテ】(3)

 

幾分かの時間が過ぎた。改めて、準備を整えた5人はクロエとユウカ以外はこのまま上層階で、ヘルメット団の迎撃。ユウカとクロエはシャーレの部室の制御権奪還へと動く。本来なら先生がこのシャーレの制御権を奪還すべきなのだがいない現状、ユウカが唯一信頼できるクロエを引き連れていくこととなった。

 

 

 

走って部室へと入ると、中にいたのは一人の生徒。

 

「....居たわね、【災厄の狐】ワカモ....!!」

 

「あらあら....案外早かったですわね....。」

 

「何をしているのかは知らないけど、これ以上、ここを好きにはさせないよ。」

 

アサルトライフルを片手で構え、いつの間にかもう片方の空いた右手でブラックリッターを部分展開しレールキャノンを展開したクロエは目の前の人物....ワカモに対して敵意を出していた。だが、目の前のワカモは何もしようとせず、また、二人の目の前を素通りして去っていく。

 

「なんの目的で...!!」

 

「目的のものがない以上、あなた方に興味はありませんわ。然るべきタイミングで、またいらしましょう。では。」

 

鮮やかな引き際で追いかけるのも失せてしまった二人。ユウカは代行から頼まれた例のものを探す。クロエもレーダーで探していると、それらしきものを捉えた。

 

「うん....もしかしてこれ?」

 

ふと見つけたのは一台のタブレット。しかしクロエには用途がわからない。ユウカに聞き出すべくそれを持っていくと、ユウカはどこからともなく引っ張り出してきた空のアタッシュケースを取り出すと、蓋を開けてそのタブレットを丁寧にしまっていく。と、触れようとした瞬間、タブレットの電源がついたのかパシュッ、とまばゆい光が二人を包んだ。しばらく光り続けるユウカだったが、やがて目を開くと、画面の向こうにいたのは青い制服に白い髪の少女と.....。

 

 

「瓜二つ....?」

 

色こそ違うが、服装も髪型も全く同じな少女。そしておまけには、

 

 

「ふぁぁ〜...。んあ?」

 

「ハヤナちゃん!?」

 

クロエには見覚えしかなかった。電子精霊ことハヤナである。電子精霊とは言うが、実際はどこでも行き来できるようになったイノベイドこと万能精霊でもある。

 

「こ、これは....権限もないのに....!?」

 

「残念だったわね。あたし達は元から機械で作られた存在。だからゆうゆうと乗っ取れるわけなの!」

 

まさかの発言になんとも言えないユウカとクロエ。そして示し合わせたかのように今まで暗かった室内に明かりが灯された。

 

「ん、ここのもともとの主が制御権を奪還したみたい。後で生徒会に移管するって!」

 

「...わかりました。後ほど確認します。」

 

するするとことが進むのが気味が悪かったユウカはひとまず対応を終わらせると今度こそタブレットをしまう。

 

「では、クロエ。あなたとはもう会うことはないだろうけど...。」

 

「いや、エルちゃん返してもらわないといけなくなったからしばらく滞在しなくちゃ。」

 

「えっ。」

 

 

ユウカ、二度目の絶句であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃のティーレでは。

 

「ハナヨ、なにかわかったか?」

 

「....ええ。この周辺に大量のIS反応あり、そして僅かではありますが人の反応が一つ。」

 

「人?」

 

「はい、と言っても私達のようなマイスターたちに与えられるような人工ボディとでも言いましょうか。」

 

ハナヨが適当に解析を勧めたことにより、この近くの地域に人の反応があることを認めた。果たしてそれが味方なのか敵なのか。それは行ってみるまでわからないため攻めあぐねていた。クロエがいない現状、下手に動くと不利になる可能性もある。故に帰ってくるまではしばらく待機しないといけなくなった。

 

「しかし...まさかとは思ったが。」

 

「束さんもまーさかここで反応が出たときは目を疑ったけどね〜。行方不明になっていた未回収のコア100個弱がここで見つけられたのは僥倖だったよ。」

 

そう、事の発端は束の謎の報告だった。

 

 

 

 

 

「あれ〜?束さんが手ずから作って最終的に回収したはずのコアの反応が出てるんだけど?」

 

「コアの?....ハナヨ、周辺地域のスキャンを頼めるか?」

 

「お任せください。レーダー展開、周囲5km圏内のスキャンを開始します。」

 

 

 

そして冒頭へと戻るのである。見つけた以上、回収するべきなのだが、反応があるということは稼働しているということであり、一斉に回収するのは至難の業である。それに、先の援護で再びティーレは音を上げており、暫くオーバーホールが必要な状態だった。元々はとはいえあの戦闘で大破してからまともな修理もできていないティーレに十分な補給もできていないZ2とハーディ。ティーレ艦内にあった弾薬供給及び燃料供給施設が大破により破壊されたのが一番大きかった。と、そこへクロエが帰宅してきた。

 

「ただいま〜!」

 

「おかえり。早速だが出かけるぞ。」

 

「その前に、....えーるちゃ~ん!」

 

どこかの天井を見上げるようにクロエがその声を発すると、壁が歪み、染み出すように人物が出てきた。このティーレと融合しているエルである。クロエを見るなりエルはクロエに飛びつきそのまま融合してしまった。

 

「もう!自分を人質にしないでよね!」

 

『あのときはそれくらいしかクロエちゃんを守る方法がなかったからね....ごめんね。』

 

肩から小人状態で身を乗り出したエルがそうボソボソと告げる。数言話したクロエは、ヴィンスから状況を聞くなり、顔をしかめ、クロエもヴィンスに今持っている情報を伝える。クロエから聞いたヴィンス達は顔が微妙な顔になった。

 

「ブラックマーケットにコア、ねぇ....。」

 

「こっちこそハヤナちゃんたちみたいな人工ボディの存在....。」

 

「なーんか、調べる価値はありそうだね?どうせティーレ達はまとめてオーバーホールしないといけないし調査するには丁度いいと思うよ?」

 

この丁度いい条件下においてヴィンスとクロエが首を縦に振るのはさほど時間はかからなかった。結局、諸々の準備も含めて明日の昼から出発することになったため、一時、解散となった。

 

 

 

 

その翌日のことである。

 

「おはようございます、クロエさん。ちょっとお時間いいですか?」

 

「ほへ?」

 

朝7時、ユウカがなぜかティーレを訪ねてきた。寝起きのクロエはただ、ポケーっとした返事しか返すことができなかった。

 

 

To be continued......

 

 




オリチャー入りまーす()

基本メインストーリーもやりますが、その前にどうしても回収したいものがあるのでそれだけ回収してからやります。
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