KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

初めましての人は初めまして。

知ってる人はこんにちは。

また隠れて投稿します。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第一話 白い魔法使い

昼間の公園にて、2つの何かが高速で移動していた。

 

両者が幾度となく交差すると、丁度その中間で火花が散った。

 

両者共に後方へ吹き飛ぶと、その姿を現す。

 

一方は異形の怪物であった。

 

竜のような風貌で、鋭い双眼が獰猛な光を迸らせ、全身を覆っている硬質な皮膚は、緑色に染まっている。

 

その手に持つのは一振りの大剣。

 

それを振り下ろすだけで、簡単に人は絶命するだろう。

 

 

「くそっ!邪魔をするな!!もう少しでゲートを絶望させることが出来たってのに……!!」

 

 

しかし、異形の怪物は肩で息をしており、所々に疲れを見せていた。

 

 

「お前らの好きになんてさせる訳ないだろ、ファントム」

 

 

ファントムと呼ばれる怪物と相対するのは、白い人影であった。

 

白いローブを纏った魔法使いのような見た目が特徴的な人物。

 

荒削りな宝石を模した円形の仮面が、日の光を反射させ、全身に纏っている白いローブが風でふわりとはためく。

 

左手の中指には仮面と同じ形の指輪が煌き、腰にはバックル部分に黒い手形の意匠が施されたベルトが装着されている。

 

 

「調子に乗るなよ!白い魔法使い!!今日がお前の命日だ!!」

 

 

「そりゃこっちのセリフだ」

 

 

異形の怪物ファントムが『白い魔法使い』と呼ぶ存在こそ、絶望を希望に変える魔法使い、『仮面ライダーワイズマン』である。

 

ワイズマンはファントム・ワイバーンの怒声を軽く流し、専用()()武器“ハーメルケインガン”を構えて駆け出す。

 

ワイバーンも大剣で応戦するが、ワイズマンの華麗な剣戟に簡単にあしらわれてしまう。

 

 

「はっ!」

 

 

ワイズマンはワイバーンの腹部に斬撃を加え、最後に回し蹴りを食らわせた。

 

 

「ぐあぁ!?」

 

 

地面を転がっていくワイバーンを見据えると、ワイズマンは腰のベルト“ワイズドライバー”に手を掛け、右手側に傾いていた黒い手形“ハンドオーサー”をもう一度右手側に傾け直す。

 

 

「フィナーレだ」

 

 

そして、再度右手をハンドオーサーに(かざ)した。

 

 

【イエス!キックストライク!!アンダァスタンドゥ!?】

 

 

足元に出現したオレンジの魔法陣から光を右足に纏い、ワイズマンはロンダートから跳躍する。

 

 

「だああああああああっっっ!!!!」

 

 

そして、必殺技“ストライクワイズマン”がワイバーンに炸裂した。

 

 

「ギャアアアアアアア!!!!????」

 

 

ワイズマンは着地と同時に、体を回転させてポーズを決める。

 

その背後では、断末魔とともにワイバーンが爆散した。

 

 

「ふぃ~」

 

 

無事に戦闘を終えたワイズマンは溜息をもらす。

 

これは彼の尊敬する魔法の師匠の癖であり、その弟子である彼にもしっかりと受け継がれていた。

 

そして、足元に魔法陣が現れ、上昇すると、ワイズマンの変身は解除される。

 

すると少年『笛木奏太(ふえきそうた)』の姿に戻った。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ファントムを倒した奏太は公園にて、携帯電話片手にある人物に連絡を取っていた。

 

 

「もしもし、晴人さん?ファントムは無事倒しましたよ」

 

 

『さすがだな奏太。もう俺なんて超えたんじゃないか?』

 

 

「冗談言わないで下さいよ。俺なんかまだまだ晴人さんの足元にも及びませんよ」

 

 

『冗談なんかじゃないんだけどな』

 

 

電話の向こうから聞こえてくる声の主は『操真晴人(そうまはると)』。

 

奏太の魔法の師匠である。

 

 

「少なくともインフィニティ使われたら、手も足も出ないんですけど……」

 

 

『お前にも切り札はあるだろ?()()()()を使えばいいじゃないか』

 

 

「あれ使ったら、すぐ魔力切れになっちゃうんですが……」

 

 

『持って10分だっけ?まあ、要修行だな』

 

 

「はい……」

 

 

『それはそれとして……奏太、お前しばらく休みな』

 

 

「え?休み……ですか?」

 

 

『だってここ最近ずっと戦ってただろ?ファントムの残党狩りもあらかた済んだし、木崎からもちゃんと許可はもらってるから、しっかり休め』

 

 

「は、はあ」

 

 

『今日はこのまま帰っても大丈夫だから。まあ、しばらく休暇を楽しんでくれ』

 

 

「分かりました。ありがたく休ませていただきます」

 

 

『ああ、お疲れさん。気を付けて帰れよ』

 

 

そして電話を終えると、奏太は公園のベンチへと座る。

 

 

「休み……か。久しぶり過ぎて何をしていいのやら……」

 

 

奏太はボーッと空を見上げる。

 

 

(この世界に来て、もう三年か。早いもんだな)

 

 

笛木奏太はこの世界の人間ではない。

 

別の並行世界からやって来た迷い人だ。

 

彼の家系は代々伝わる魔法使いの一族であり、奏太は『白い魔法使い・ワイズマン』の名を襲名したばかりであった。

 

魔法使いとなるには、日蝕のときに行われる魔法の儀式サバトによって、精神世界アンダーワールドから生まれるファントムを飼い慣らさなければならない。

 

奏太は魔力の高い人間いわゆる『ゲート』であり、その素養をしっかりと満たしていた、

 

しかし、ファントムは強い意志で己の内に抑え込まねばならず、失敗すれば全てを奪われて命を落とす。

 

奏太は自身のファントム、ワイズカーバンクルを見事アンダーワールド内に抑えこむことに成功していた。

 

そして白い魔法使いとして、ワイズドライバーとチェンジウィザードリングを与えられて変身能力を得たのである。

 

だがその直後、事故が起こる。

 

サバトの影響で、時空に穴が空き、奏太は別世界へと飛ばされてしまったのだ。

 

そのとき、保護をしてくれた人物が彼の師匠である操真晴人、又の名を指輪の魔法使い、仮面ライダーウィザードである。

 

事情を知った晴人は、奏太を弟子にし、三年かけて鍛え上げ、立派な魔法使いとして戦えるようにしたのだ。

 

 

((こよみ)……元気かな)

 

 

奏太は元の世界で待っているであろう年の離れた()の身を案じる。

 

そのとき、戦闘終わりということもあってか、ぐうぅと腹の虫が空腹を訴えた。

 

 

「そういや、まだ飯食べてる途中だった……」

 

 

奏太は待機状態のワイズドライバーに手を翳す。

 

 

【コネクト!ナウ!】

 

 

すると奏太は横手に現れた小さな魔法陣に手を突っ込むと、お目当ての品を引っ張り出した。

 

『ドーナツ屋はんぐり~』と書かれた紙袋から取り出したのはプレーンシュガーである。

 

さっそく食べると、口の中に程よい甘さが広がる。

 

 

「相変わらずうまっ」

 

 

そんな感想を漏らしながら、ドーナツを頬張る。

 

すると、彼の前に小さなビー玉のような白い丸い石が転がってきた。

 

 

「ん?なんだこれ?」

 

 

奏太はそれを手に取る。

 

その白い石からは魔力が感じられた。

 

 

「これは……魔宝石?」

 

 

直後、奏太の前で、巨大な白い魔法陣が淡い光を放っていた。

 

そして、今まさにその魔法陣に吸いこまれようとしていた。

 

 

「マジかよ!?」

 

 

それを見て、咄嗟にドーナツを放り投げてその場を離れようとする奏太。

 

しかし、残念ながら離れることは出来なかった。

 

 

「わあああああああっっ!!!!????」

 

 

強い力に引かれ、奏太は成す術なく魔法陣に飲み込まれる。

 

そして魔法陣は消失する。

 

その後には、ただ静寂が訪れるだけだった。




オリ主設定

笛木奏太(ふえきそうた)
白い魔法使い、又の名を仮面ライダーワイズマン。並行世界の笛木奏ポジション。年齢は18歳。高校入学を機に、魔法使いを受け継ぐ。しかし、儀式の直後、トラブルが発生。次元を超えてウィザードの世界(テレビ本編終了後)へとやって来てしまった。事情を知った晴人達によって、三年間みっちり鍛えられる。自分の魔力から魔宝石を生成することが可能。

軽く設定公開。

FAIRY TAILの時系列はファントムロード編からとなります。

では、また( `・∀・´)ノ
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