KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL 作:Gussan0
続き書けたで候。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
昨日は地震やら津波やらで新年早々、大変なことになってしまいましたね……。
自分の住んでるところは運良く少し揺れるだけで済みましたが……正直、気が気じゃなかったです。
皆さんも、十分に注意してください。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
バイクを走らせること約一時間、目的地であるルピナスという城下町へ到着した奏太は、バイクを自身の精神世界に収納した後、依頼人の元へと向かっていた。
「依頼人は週間ソーサラーのジェイソンさんか。もう少ししたら待ち合わせ場所につくな」
奏太は書店で買った週間ソーサラーを読みながら歩く。
「ミラさん、グラビアモデルなんてやってるんだ」
週間ソーサラーとは、毎週水曜日に発売する魔法専門誌であり、新しい魔法商品や、ホットなギルドの紹介、美人魔導士のグラビアなどで人気を博している。
「……ミラさん人気者なんだな。まあ、あれだけ綺麗な人なら当然か」
奏太が顔を少し赤くしながら読んでいると、周囲が騒がしいことに気付く。
「ん?なんだ??」
広場のような場所に出ると、白い服を着た頭上にカチューム風のリボンをした姫カットの少女が男達に囲まれていた。
「……貴様らが盗賊フロスト一家の末端である事は分かっている。痛い目を見たくなければ、今すぐ親玉の居場所を吐け」
「おうおうおう、ちょいと待ちな、姉ちゃん。いきなり変な言いがかりつけてきてなんなんだ一体よぉ?俺らがそのフロスト一家……だったか?いきなり訳の分からないこと言われても困るんだよなぁ。俺らはただの運び屋なんだがよぉ」
「貴様のその右手の甲についている雪結晶のマーク、それはフロスト一家の一員である証だろう?それに貴様らのその荷馬車、音が漏れないように巧妙に結界が施されているな?
少女の言葉を聞いた瞬間、周囲にいた男達が少女を取り押さえようと動き始める。
咄嗟に奏太が動こうとしたとき、男達が突如として上から押さえ込まれるようにうつ伏せに倒れた。
「「「「「がっ!?」」」」」
「あれは……重力魔法か!?」
(あの人数を正確に……それも一瞬で動きを封じた!?なんて魔力練度だ!?)
十数人の男達があっさりやられた光景に、奏太だけでなく周囲で様子を見ていた人々の度肝が抜かれた。
「無駄な抵抗は止せ。貴様ら程度、いくら束になってかかったところで私には勝てん」
少女はその手に持つ日本刀を納刀したまま、先程の男の首元へ静かに当てる。
「もう一度聞くぞ。貴様らの親玉はどこだ?死にたくなければ答えろ」
少女は鋭い視線を眼下の男へ向ける。
「…………」
しかし、男は答えない。
少女が男の様子を観察すると、気を失っているようだった。
「この程度で気絶している……か。軟弱者め」
そして少女が荷馬車の方へ向かおうとすると……
「クール!COOL!!クゥール!!!」
やたらとテンションの高いカメラを持った男性が、少女の前に現れた。
「カグラだ!君、
「……貴方は?」
「オレは週間ソーサラーの記者、ジェイソン!会えて光栄だぜ!!COOOOOOL!!!」
「すまないが、今立て込んでいる。後にしてくれないか」
カグラはそう言うと、荷馬車にかけられている
「やはり……か」
荷馬車の中には
両手を縛られ、
勿論、カグラの側にいたジェイソンもその光景を目撃する。
「ジェイソン、と言ったか。評議員を呼んでくれ。子供達の保護と、この者等の捕獲をせねばならない」
「ああ、分かったぜ!」
そして、その様子を離れた所から見ていた奏太は唖然としていた。
「あの人がジェイソンさん……だったのか。っていうか、ここって待ち合わせの噴水前広場じゃないか。いつの間にか来てたのか。とりあえず合流しないと」
奏太は荷馬車へと近付こうとしたとき、さらに予想外のことが起こる。
「ぬっ!?下がれ!!」
突如、カグラは声をあげると横にいたジェイソンを突き飛ばす。
その直後、甲高い音が響き渡る。
ガキイィィィィンン!!!!!!
カグラは奇襲を受けていた。
しかし、驚異的な反応速度で応戦し、見事刀で防いでいた。
「何者だ!?」
「フッフッフッ、困るんだよぉ。そいつらはウチの大事な商品……こんなところで保護なんぞされたら商売上がったりだ」
黒い外套を被った小柄な男が回りながら着地する。
その手には小太刀を持っていた。
「その通り。だからこうさせてもらう」
そしてもう一人現れた黒い外套を被った大柄な男が片手で念じると、突然荷馬車が消えた。
「なっ!?荷馬車が!?」
「子供達は私達の隠れ家に転移させた。あとはこの者共の回収もな」
「なにっ!?」
見ればカグラが気絶させた男達も、いつの間にかいなくなっていた。
「貴様等もフロスト一家の者か!?」
「正確に言えば、そいつらに雇われてる用心棒ってとこだ」
「金を貰ってる以上、仕事はきっちり済ませねばならん。貴様には悪いが、ここで消えてもらう」
「くっ!?」
黒い外套の二人がカグラへ攻めようとしたとき……
【チェーン!ナウ!】
「な、なんだこりゃ!?」
「鎖!?」
突然、二人は鎖で拘束された。
「大丈夫か?」
「あ、ああ」
カグラの側に現れたのは奏太であった。
今まで介入するタイミングを伺っていたのだ。
「ジェイソンさん、あんたはここにいる人達を避難させてくれ。多分、ここは今から戦場になる」
「オ、オーケー。そ、それよりひとつ聞かせてくれ……君は一体?」
「俺の名はソウタ・フエキ」
奏太は自己紹介すると同時に、待機状態のワイズドライバーに右手を翳す。
【ドライバーオン!ナウ!】
鳴り響いた声と同時に奏太の腰に銀色のベルトが現れる。
「そして又の名を……」
奏太はそのままバックルの横にあるシフトレバーを操作し、ハンドオーサーを左手様に切り替える。
【シャバドゥビ・タッチ・ヘンシ〜ン!シャバドゥビ・タッチ・ヘンシ〜ン!】
低い声音で、奇妙な呪文が鳴り響く。
「……シャバドゥビ、タッチ、ヘンシン?」
「なんだか分からないが、癖になるリズム!マジでクール!!クゥール!!COOL!!」
そして奏太は顔の横へとオレンジの指輪を見せつけるように構え、叫んだ。
「変身!」
宝石に付けられたカバーを下ろし、指輪をベルトにかざすと、オレンジの魔法陣が奏太の真正面に現れる。
【チェンジ!ナウ!】
魔法陣が奏太を通過すると、そこには白いローブを纏い、オレンジ色に輝く仮面を身につけた戦士、白い魔法使い、ワイズマンが佇んでいた。
「
驚く二人を他所に、ワイズマンは自身の名をさらりと告げた。
次回は共闘。
では、また( `・∀・´)ノ