KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL   作:Gussan0

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どうも|ω・`)ノ ヤァ

続き書けたで候。

では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻


第十四話 妖精の尻尾vs幽鬼の支配者①

妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドの側にあるマグノリア病院では、四人の魔導士が眠っていた。

 

 

「レビィちゃん……ジェット……ドロイ……ソウタ」

 

 

ルーシィは、ファントムロードの襲撃を受けたであろう四人のお見舞いに来ていた。

 

レビィ、ジェット、ドロイの三人は比較的軽傷であったのか傷もそこまで深くはなかった。

 

しかし、奏太はかなりの重傷であったのか一際傷が深かった。

 

魔力ゼロの状態で攻撃を受けたのが、特にまずかった。

 

医者が言うには、生身のまま攻撃魔法を受けてしまい、身体に刻まれたダメージは深刻で、目を覚ますのに時間がかかるとの事。

 

皆の見解では、襲撃に合ったレビィ達を逃がし、奏太一人が残って戦ったのだと結論付けた。

 

 

「ヒドイ事するんだなぁ……ファントムって……」

 

 

ルーシィはレビィとは特に仲が良く、奏太とも同じ時期にフェアリーテイルに入った事でよく話す間柄となっていた。

 

 

「許せないよ、あいつら……」

 

 

ルーシィが涙を流しながら、静かに呟く。

 

それは他の仲間達も、同様であった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

フィオーレ王国の北東・オークの街。

 

その街を拠点にする魔導士ギルド『幽鬼の支配者(ファントムロード)』。

 

中では魔導士達が、昼間から酒を飲んで騒いでいた。

 

 

「だっはー!最高だぜー!!」

 

 

「妖精の尻尾(ケツ)はボロボロだってよ」

 

 

「ガジルの奴、その上四人もやったらしいぜ」

 

 

「ヒュー!!」

 

 

「そういやマスターの言ってた〝奴〟って誰よ?」

 

 

「さあ?」

 

 

「手は出すなとか言ってたな」

 

 

「どうでもいいさ。みじめな妖精どもに乾杯だ!!」

 

 

「今頃、羽をすり合わせて震えてるぜ!」

 

 

昨夜、妖精の尻尾(フェアリーテイル)に起こった襲撃事件を肴に酒を呑む魔導士の男達。

 

すると、一人の男が席を立った。

 

 

「あ!いけね、こんな時間だ」

 

 

「女かよ?」

 

 

「まあまあいい女だ。依頼人だけどな。脅したら報酬を二倍にしてくれてよぉ」

 

 

「オレなら三倍までいけるよ」

 

 

「言ってろタコ」

 

 

ファントムロードは魔導士の態度や、依頼のやり方で問題が多いギルドで有名だ。

 

フェアリーテイルとはまた違ったベクトルで話題の多いギルドなのだ。

 

そんな会話をしながら、男は仕事へ行くために出入り口へと向かう。

 

その時……

 

 

 

ゴッ!!

 

 

 

突然、扉が吹き飛び、仕事に行こうとした男がテーブルを巻き込んで吹き飛ばされる。

 

ギルド内の全員が出入り口の方向を見ると、そこに居たのは……

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)じゃああっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

マスター・マカロフを筆頭としたフェアリーテイルの魔導士達であった。

 

 

「おおおああ……らあっ!!!!!!」

 

 

「「「ぐああああっっ!!!」」」

 

 

先手必勝とばかりにナツが近くにいた魔導士達をまとめて殴り飛ばす。

 

 

「誰でもいい!!かかって来いやぁ!!!」

 

 

「調子にのるんじゃねえぞコラ!!!」

 

 

「やっちまえーーー!!!」

 

 

ナツの言葉を皮切りに、ファントムの魔導士達が集団となって、一斉に襲い掛かる。

 

 

「ア?」

 

 

「ぬぉおおおおっ!」

 

 

しかし、戦いが始まって数分、ファントムの魔導士達は押されていた。

 

人数の差で量はファントムに軍配が上がるが、質ではフェアリーテイルの魔導士の方が上であった。

 

グレイやエルフマン、カナやロキといった実力のある魔導士達が活躍していた。

 

 

「マスター・マカロフを狙え!!!!」

 

 

やがて、ファントム達は状況を打開するために、一斉に大将であるマカロフを狙い始める。

 

 

「かぁーーーー!!!!」

 

 

だがマカロフは一瞬で巨大化し、圧倒的な力でファントムの魔導士達を叩き潰す。

 

 

「ぐあああっ!!」

 

 

「ばっ……バケモノ!!!!」

 

 

「貴様等はそのバケモノのガキに手ェだしたんだ。人間の法律で自分(てめぇ)を守れるなどと夢々思うなよ」

 

 

「ひっ……ひぎ……」

 

 

マカロフの圧倒的な強さと威圧、殺気に当てられ、男は恐怖で涙を流す。

 

 

「つ……強ぇ!!!」

 

 

「兵隊どももハンパじゃねえ!!!」

 

 

「こいつらメチャクチャだよ!!!」

 

 

フェアリーテイルの魔導士達の強さに、ファントムの魔導士達は恐れを抱く。

 

 

「ジョゼー!!出て来んかぁっ!!!!」

 

 

「どこだ!ガジルとエレメント(フォー)はどこにいる!?」

 

 

敵を蹴散らしながらマカロフは大将であるジョゼを、エルザはファントムの主力達を探す。

 

そんな様子を、一人の魔導士が天井の組み木の上から見ていた。

 

 

「あれが…妖精女王(ティターニア)のエルザ……ギルダーツ、ラクサス、ミストガンは参加せず……か。なめやがって」

 

 

件のガジルは現在傍観に徹しているようだ。

 

 

「しかし……これほどまでマスター・ジョゼの計画通りに事が進むとはな……せいぜい暴れ回れ…クズどもが……」

 

 

そう言うと、不気味な笑みを浮かべるガジル。

 

どうやら水面下で別の計画を進めているようだ。

 

一方、下の階では……

 

 

「火竜の鉄拳!!」

 

 

「アイスメイク……槍騎兵(ランス)!!」

 

 

「どけ!!」

 

 

「ジョゼエェ!!」 

 

 

ナツ、グレイ、エルザ、マカロフがファントム達を一掃していた。

 

 

「ぬぁあああっ!漢!漢!!漢ォ!!!」

 

 

他にも負けじと活躍する魔導士はいる。

 

 

「漢なら……漢だあああぁあっっ!!!!」

 

 

「うわぁ!?」

 

 

「何言ってんだあいつ!?」

 

 

「うがっ!」

 

 

「何だあの手!!??」

 

 

ミラの弟であるエルフマンだ。

 

 

接収(テイクオーバー)だ!!!」

 

 

「あの大男、腕に魔物を接収(テイクオーバー)させてやがる!!!」

 

 

「そ、そんな魔法あんのかよ!!!」

 

 

「エルフマン!倒した魔物の力を腕に吸収していく……ビーストアームのエルフマンだ!!!」

 

 

そして頃合いと見たのか、マカロフはエルザへと指示を出す。

 

 

「エルザ!ここはお前たちに任せる。ジョゼはおそらく最上階。ワシが息の根を止めてくる」

 

 

「お気をつけて」

 

 

ジョゼを仕留めるために、最上階へと向かうマカロフをエルザは見送る。

 

そしてその様子を見ていたガジルが、いよいよ動き出す。

 

 

「へへっ……一番厄介なのが消えたトコで……ひと暴れしようかね」

 

 

そう言うと、ガジルは下へと飛び降りた。

 

 

「はぁーーー!!!」

 

 

ガジルは腕を鉄の棒に変形させて、近くに居た味方ごと相手を殴り倒した。

 

 

「来いい!クズ共!!鉄の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ガジル様が相手だ!!!」

 

 

そう言うと、ガジルに向かって殴りかかる男が一人。

 

 

「漢はぁー!クズでも漢だぁ!!」

 

 

エルフマンであった。

 

そんなエルフマンの攻撃を、ガジルは腕を鉄に変換させて防ぐ。

 

 

「む」

 

 

「ギヒッ」

 

 

ガジルは笑みを浮かべると、再び腕を鉄の棒に変化させて攻撃するが、避けられる。

 

二度目の攻撃も避けられ、三度目の攻撃は受け止められた。

 

 

「ほう……中々やる」

 

 

「漢は強く生きるべし」

 

 

そう言って睨み合うガジルとエルフマンであったが、ガジルがさらに仕掛けた。

 

 

「じゃあ、こんなのはどうだ?」

 

 

すると、ガジルの足からさらに鉄の棒が、まるで枝を伸ばすかの如く何本も展開される。

 

そして、あろう事か自分の仲間事攻撃したのだ。

 

 

「貴様!自分の仲間を!!」

 

 

「何、よそ見してやがる?」

 

 

「ぐほぉ!?」

 

 

エルフマンが視線を外した一瞬の隙をついて、ガジルが鉄竜棍で攻撃する。

 

攻撃を食らったエルフマンは額から血を流して倒れそうになった直後、そのエルフマンを足場にしたナツがガジルに勢いよく殴りかかった。

 

 

「ガジルーーー!!!!」

 

 

「お、俺を踏み台に……」

 

 

「おい!ガジルがぶっ飛ばされた!!」

 

 

「こんなとこ初めて見たぞ!!」

 

 

ファントムの面々は、ガジルが殴り飛ばされた場面を見て驚く。

 

ナツはと言うと、ガジルと向かい合っていた。

 

 

「俺がフェアリーテイルのドラゴンスレイヤーだぁ!!」

 

 

そして勢いよくエルフマンの方へ振り向くと……

 

 

「エルフマン!こいつよこせ!!」

 

 

「貴様、漢と漢の決闘を邪魔するのか!!」

 

 

「……っ!」

 

 

二人が揉めている隙を狙って再度ガジルが攻撃する。

 

ナツは直撃を食らうものの……

 

 

「こいつがギルドやソウタ、レビィ達を……くたばれぇっ!!!!」

 

 

全く効いていなかった。

 

そのまま天井へと投げ飛ばし、炎の推進力で追従すると勢いよく殴り飛ばした。

 

ガジルは吹き飛ぶものの、体勢を立て直し、足下からナイフを伸ばして天井にくっつくとナツを挑発する。

 

 

「で?それが本気か?火竜(サラマンダー)

 

 

「安心しろよ。ただの挨拶だ。竜のケンカの前のな」

 

 

互いに互いが挑発を繰り返していると、突如地響きが鳴り響く。

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ……

 

 

 

ギルド全体が揺れているのだ。

 

 

「な…何だ!?」

 

 

「地震!?」

 

 

「やべーなこれぁ」

 

 

「な……な……何がだよ!!?」

 

 

グレイの呟きにファントムの一人が問い掛ける。

 

 

「これはマスター・マカロフの〝怒り〟だ。巨人の逆鱗……もはや誰にも止められんぞ」

 

 

「ひ、ひぃ!!!」

 

 

「嘘だろ!ギルド全体が震えて……」

 

 

「それが漢、マスター・マカロフ。覚悟しろよ。マスターが居る限り、俺達に負けはない」

 

 

エルザ、エルフマンの言葉でファントムが震え上がる。

 

反対にフェアリーテイル全体の士気は向上していた。

 

だがその時……予想外の事が起こる。

 

 

 

ズドン!!

 

 

 

突然天井から何かが落ちてきたのだ。

 

 

「何だ!?」

 

 

「何か落ちて……」

 

 

「え?あれって……」

 

 

「そんな……まさか……!!?」

 

 

落ちてきたものを見て、一同は驚愕する。

 

何故ならそれは……

 

 

 

 

 

 

「あ……あ……う……あ……ワ……ワシの……魔力が……」

 

 

 

 

 

弱々しい姿となったマカロフであったからだ。

 

 

「じっちゃん!!」

 

 

「マスター!!」

 

 

マカロフの周りにいたナツ達が駆け寄る。

 

 

「マスター!しっかり!!」

 

 

「ど……どうなってんだ!!?マスターから全く魔力を感じねぇ!!!」

 

 

「お、おい……それじゃ、ただのじーさんになっちまったのか」

 

 

「何でだ!?」

 

 

魔力を失ったマカロフを見て動揺するフェアリーテイルの面々。

 

 

「ありえねぇ!どうやったらマスターがやられるんだ!!」

 

 

「一体……上で何があったんだ……」

 

 

対してファントムはチャンスとばかりに攻め込んできた。

 

 

「いけるぞ!これで奴等の戦力は半減だ!!」

 

 

「今だぶっ潰せ!!」

 

 

その勢いに、次第に追い詰められていく。

 

 

(いかん……!!戦力だけではない……士気の低下の方が深刻だ)

 

 

涙を拭い、そう判断したエルザは……

 

 

「撤退だー!全員ギルドへ戻れーー!!」

 

 

そう命令を出した。

 

フェアリーテイルの敗色は濃厚であった。




長くなったのでちと分けます。

では、また( `・∀・´)ノ
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