KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL 作:Gussan0
続き書けたで候。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
「ふわああぁぁ……朝か」
奏太はベッドから起き上がると、窓のカーテンを開ける。
窓からはマグノリアの街を一望出来た。
「ん〜っと、今日はどうするかな……」
奏太は身体を伸ばしながら、今日の予定を考える。
ナツとの模擬戦兼歓迎会から数日の時が過ぎた。
あれから奏太は正式に
そんな彼が最初に取り組んだ事は、住む場所の確保であった。
無一文であった奏太は、ギルドから借金という形ではあるが、アパートを借りる事が出来た。
その他にもお金や衣服、家具などといった物もギルドから借り受けられたので、最低限の衣食住は確保された。
中でも特に協力してくれたのがミラであり、不動産屋とのやり取りや、衣服を用意してくれたのも彼女である。
新入りのサポートをするのも彼女の仕事なのだ。
当面、奏太はギルドから借り受けたお金を返すのが目標となる。
「そういえば、今日は朝一でギルドに来るように言われてたっけ?」
奏太が時計を見ると、時刻は7時を指していた。
ギルドは7時半には開いているので、それに合わせて行けば良いだろう。
「……朝飯は向こうで食おう」
フェアリーテイルのギルドには酒場や料理店も併設されており、一般人も利用出来るようになっている。
奏太はさっそく私服に着替えるために、パジャマを脱ぎ始めた。
◆◆◆
この数日間、奏太はこちらの世界のことについて簡単にではあるが調べて回った。
不思議な事に、この世界では
お金も
大きく変わるとすれば、この世界では魔法が身近に存在する事だ。
魔法には大きく分けて2つあり、覚えて身につけた魔法を『
店で売っている魔法の殆どが所持系の魔法であり、能力系と比べて比較的手軽に行使できる反面、そのアイテムを失う(盗まれる・なくす・壊れるなど)と使用できなくなるデメリットがある。
ただし、所持系魔導士が能力系魔導士に実力が劣るという訳ではなく、それぞれ長所と短所が存在するのだ。
一般生活では
単なる家庭用品から、身体に埋め込んで強力な魔法が使えるものまで、その種類は様々だ。
元の世界の物で例に出せば、車やバイクに相当する物が魔導二輪や魔導四輪、携帯電話やパソコンに相当する物が通信用
この世界の街並みはというと、基本的に中世ヨーロッパをイメージさせるが、娯楽も充実しており、普通に暮らしていく上では特に不便もない。
しかし、奏太にとってはまだまだ分からない事だらけであるため、日々勉強だ。
そんな彼が今何をしているかと言うと……
【エラー】
「はぁ……やっぱり駄目か」
ある魔法の使用である。
彼が試したのはテレポートの魔法による帰還であった。
しかし、何度かダメ元で試してみたものの一度として成功した事はない。
元より、以前いた世界でも元々彼がいた並行世界への帰還のために、何度も試した過去がある。
結果は火を見るよりも明らかであったが……。
「結局、これについても何も分からなかったしなあ……」
奏太はポケットから例の白い魔宝石を出す。
魔宝石の中にあるフェアリーテイルの紋章がよく見えていた。
以前、マカロフにこの白い魔宝石を見たことがあるか確認を取ってみたのだが、見覚えはないらしく、首を傾げていた。
「いっそのこと魔法の指輪にでもしてやろうか」
奏太は魔宝石から魔法の指輪『ウィザードリング』を作ることが出来る。
骨董品屋・面影堂の店主、
「……まあ、それはもしものときのための、最終手段にでもしときますかね」
【コネクト!ナウ!】
そして奏太はコネクトの魔法で
「さてと、そろそろ行きますか」
準備を済ませた奏太は部屋の戸締まりをした後、さっそくギルドへと向かう。
奏太の住んでいるアパートからギルドまでは徒歩5分という驚異的な近さである。
まだ朝方なためか、表通りは人もまばらであった。
そうこうしている内にあっという間にギルドへとたどり着く。
奏太が中へ入ると、お店の準備をしているのか既に忙しなく動いている従業員などが目に入った。
酒場の方へ向かうと、ミラは既に居り、備品のチェックをしているようだった。
「ミラさん、おはようございます」
「あら?おはようソウタ。随分、早いわね」
「……昨日、朝一で来いって言ってたじゃないですか」
「確かに言ったけど、別にもう少し遅くても良かったのよ?」
「……まあ、遅刻するよりはマシということで」
すると、ミラは思い付いたとばかりに手を叩く。
「そうだわ。朝ごはんはもう済ませた?良ければ何か作るけど……」
「あ、じゃあお願いしてもいいですか?」
「分かったわ。サンドイッチでいい?」
「はい」
そして奏太は酒場のカウンターに座る。
しばらくして、サンドイッチを持ったミラがやって来た。
奏太はサンドイッチを食べながら、ミラからの話を聞くことに。
「ギルドに入ってそろそろ数日経つけど、調子はどう?ギルドにはもう慣れた?」
「はい、今のところはなんとか。皆、良くしてくれてますし。ただナツは会う度、模擬戦を挑んで来るのは勘弁してほしいですけど……」
「まあ、ナツは力比べが好きだから」
奏太が若干遠い目をしながら話すと、ミラは苦笑いしながら返す。
「それでね、本題なんだけど……今回、貴方にはクエストを受けてもらおうと思ってるの」
「あ、ギルドの仕事ですね?」
「ええ。それで私の方で勝手に見繕ってみたんだけど……」
ミラからある依頼書を渡されると、奏太は目を通す。
「えぇっと、なになに……『モリバルカンの討伐・報酬金30万J』……って、30万J!?」
「そう。亜人族の大型モンスターでね、緑色の毛色を持つ巨大な猿なんだけど……普段は奥深い森に住んでいて、人前に姿を現すことはめったにないのだけど、最近になって目撃証言が多数上がっているの。危険に思った街の町長さんが、さっそく依頼を出したという訳。どうかしら?私はソウタの実力なら問題ないと思っているのだけど……」
「分かりました。この依頼、引き受けます」
「ありがとう。貴方ならそう言ってくれると思ってたわ。それじゃ、この依頼主の住所を教えるわね」
こうして奏太の初クエストが決まった。
朝食を済ませた後、奏太は一度自宅へ戻り準備を済ませる。
奏太の格好は、白いカッターシャツに黒いネクタイ、黒いベストに黒いスラックスといったスーツ姿であった。
驚いた事に、この世界でもスーツがあったのだ。
奏太は仕事着として、このスーツを採用した。
そして最後にウエストポーチを着ければ準備完了だ。
「よし、行くか」
奏太はベルトに右手を翳す。
【コネクト!ナウ!】
すると魔法陣から1台のバイク、『マシンワイザー』が現れる。
白を基調としたバイクで、フロント部分がワイズマンのマスクのようになっている。
内部には多彩な魔宝石が組み込まれており、耐久性も高い。
尚、ちゃんとガソリンで動く。
奏太はヘルメットを被り、マシンワイザーに乗ると、さっそく目的地を目指してバイクを走らせた。
次回、初めてのクエスト。
特別ゲストとして、天空の巫女さんとその相棒登場しますはい。
では、また( `・∀・´)ノ