KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第七話 天空の滅竜魔導士

モリバルカン討伐クエストにて、南の森を訪れた奏太は、モリバルカンの群れに襲われそうになっているウェンディとシャルルに遭遇する。

 

奏太はワイズマンに変身し、襲いかかるモリバルカンの群れに立ち向かっていく。

 

 

【コネクト!ナウ!】

 

 

ワイズマンは魔法陣から白い銃剣ハーメルケイン()()を取り出す。

 

本来であれば、()()()()()()()は横笛と剣が一体化した形状の武器であったのだが、そこに銃形態のガンモードを加えたことで遠近両用の武器となったのだ。

 

そんなガンモードの見た目は、まるで白いショットガンのようでもあった。

 

 

「はあっ!」

 

 

手始めにワイズマンは、魔力で生成した銀の弾丸を発射する。

 

弾道をある程度曲げることが可能であるため、モリバルカン達の額に次々と直撃していく。

 

ワイズマンはさらに銃を操り、徐々にではあるが、モリバルカン達の数を確実に減らしていく。

 

そしてある程度減らすと、ソードモードへと切り替え、真っ直ぐに突っ込んだ。

 

 

「叩き潰せ!ウホホッ!!」

 

 

ワイズマンが突っ込んでくるのを好機と見たのか、群れのリーダーが攻撃を命じると、モリバルカン達は四方八方から襲いかかる。

 

しかしワイズマンはソードモードを見事に使いこなし、モリバルカン達を逆に翻弄していた。

 

 

「あらよっと!」

 

 

「ウホッ!ちょこまかと鬱陶しい!!」

 

 

モリバルカン達も人数差を生かし、がむしゃらに襲うものの、ワイズマンはエクストリームマーシャルアーツを基礎としたアクロバティックな動きで軽やかにかわしていく。

 

 

「ほい!隙あり!!」

 

 

「「「ウホォ!?」」」

 

 

そして隙をついて、カウンターで一閃。

 

モリバルカンは白目を向いて倒れていく。

 

 

「それにしても、やけに数が多いな……」

 

 

ワイズマンは独りごちながら、一体ずつ斬り伏せる。

 

周りを見渡せば、未だに結構な数のモリバルカンが残っている。

 

何体かのモリバルカンはこちらの隙をうかがっているのか、時折、ウェンディとシャルルにも視線を向けている。

 

そしてその二人はというと、ワイズマンの戦い振りに驚いていた。

 

 

「す、凄いねシャルル……」

 

 

「ええ。あの白仮面、かなり戦い慣れてるわね」

 

 

ワイズマンは白いローブを翻しながら、華麗に敵を切り裂く。

 

その動きは武術というよりは、まるで舞っているかのようで、ウェンディとシャルルはその戦いに魅入られる。

 

そして肝心のワイズマン本人はというと、このまま一気に決めようとしていた。

 

素早くハンドオーサーを傾け直し、魔法を使用する。

 

 

【ジャイアント!ナウ!】

 

 

右手の先に出現したのは、等身大の魔法陣。

 

それに腕を透過させると、ワイズマンの腕は数倍の大きさに巨大化する。

 

そのまま巨大化した腕を勢いよく振り下ろして、まとめてモリバルカンを叩き潰す。

 

地響きを生むほどの衝撃で、その周りにいたモリバルカン達も宙を舞う。

 

続けて腕を大きくスイングさせると、残りのモリバルカン達も勢いよく弾き飛ばしていく。

 

 

「「「「「ウォオオオオ!?」」」」」

 

 

モリバルカン達は驚き声を上げながら、()()()()()()()()()()()

 

 

「油断大敵だぜ」

 

 

なんとワイズマンは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

これには後方で見ていたウェンディとシャルルも驚いていた。

 

そしてワイズマンは、ハーメルケインガンをクルリと回すと……

 

 

「それじゃ、そろそろフィナーレといこうか」

 

 

【キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!……】

 

 

ハーメルケインガンについているハンドオーサーを起動させる。

 

直後、低い声音の軽快な音声が鳴り響く。

 

すかさずワイズマンは握手をするように、チェンジウィザードリングを翳した。

 

 

【ジ・オリジン!スラッシュストライク!!】

 

 

ハーメルケインガンの刀身に魔力で形成されたオレンジの魔法陣が揺らめく。

 

 

「はああっ!」

 

 

ワイズマンはそのままハーメルケインガンを振りぬき、魔力の斬撃を幾重も飛ばした。

 

 

「「「「「ウホオオオォォ!!??」」」」」

 

 

複数のオレンジの斬撃がモリバルカン達に炸裂する。

 

そしてモリバルカン達はおたけびを上げながら、爆発霧散した。

 

 

「ふぃ~」

 

 

それを最後まで見届けたワイズマンは、ため息をひとつ溢し、ようやく肩の力を抜いた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

モリバルカンの群れを撃退した奏太は、ウェンディとシャルルを引き連れ、一度街へと戻っていた。

 

そして三人は互いの情報交換と、軽い腹ごしらえのために喫茶店に入る。

 

席へ付き、それぞれメニューを頼むと、さっそくウェンディが口火を切った。

 

 

「魔導士ギルド、化猫の宿(ケットシェルター)のウェンディ・マーベルです。この度は危ない所を救っていただき、本当にありがとうございました」

 

 

「同じく、シャルルよ。まさかモリバルカンの群れを本当に倒すとはね……驚きを通り越して呆れるわ」

 

 

ウェンディが丁寧に頭を下げ、シャルルは首を横に振りやれやれといった感じで呆れていた。

 

奏太は正反対の二人に苦笑いしつつも、同じく自己紹介した。

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)所属のソウタ・フエキだ。二人共無事で本当に良かったよ」

 

 

「ソウタさんは妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士なんですか!?」

 

 

しかし、奏太が妖精の尻尾(フェアリーテイル)と名乗るとウェンディが驚きの声を上げた。

 

 

「どうかしたのか?」

 

 

「あ、すみません……」

 

 

「この子は妖精の尻尾(フェアリーテイル)に会ってみたい奴がいるのよ」

 

 

丁度メニューがやって来ると、話題はウェンディの会ってみたい人物の話へ。

 

 

「ソウタさんはナツさん……ナツ・ドラグニルさんという方をご存知ですか?」

 

 

「ナツ?ナツなら良く知ってるぞ」

 

 

「本当ですか!?」

 

 

「ああ。俺は妖精の尻尾(フェアリーテイル)に数日前に入ったばかりなんだけど、入った初日にナツと模擬戦をしたからな」

 

 

「ギルドに入ってすぐ模擬戦って……どうしてそうなるのよ?」

 

 

「まあ、そのナツが力比べが好きだからな。俺の力を見るために戦ったんだよ。けど、どうしてナツと会ってみたいんだ?」

 

 

「この子もそのナツ・ドラグニルって奴と同じ、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だからよ」

 

 

「ウェンディが滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)!?」

 

 

「ええ。天空の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)、天竜のウェンディ。ウェンディは天空魔法、治癒魔法の使い手なのよ」

 

 

「へぇ。凄いじゃないか」

 

 

(確かこっちの世界じゃ、治癒魔法は失われた魔法(ロストマジック)のひとつ……だっけ?)

 

 

奏太が感心するようにウェンディを見ると、彼女は予想外だと言わんばかりの表情をする。

 

 

「信じて……くれるんですか?」

 

 

「ん?嘘なのか?」

 

 

「い、いえ!そんなことは!!ただ、その……以前、他の魔導士の方に説明をしても全く信じてもらえなかったので……」

 

 

「あ、あいつね!あんな奴のことは忘れちゃいなさいウェンディ!!」

 

 

「そうだったのか……」

 

 

ウェンディが少し辛そうな表情をしながら話すのを見ると気が付けば、奏太はウェンディを自然と慰めていた。

 

 

「悪いな。辛いこと思い出させちまって。でも、これだけは覚えておいてほしい。少なくとも、俺はウェンディの言うことを絶対に疑ったりしない」

 

 

そして、ウェンディの頭を優しく撫でながら笑いかける。

 

 

「ウェンディとは今日知り合ったばかりだけど……君がとても優しくて信じられる素敵な女の子だってことは、見れば分かるから」

 

 

「……あう」

 

 

すると、なぜかウェンディは顔を真っ赤にさせてダウンしてしまった。

 

見れば、目をグルグルにさせて気絶しているようだった。

 

 

「勿論、シャルルもな」

 

 

「……あんた、もしかしていつも女の子にそういう事言ってんじゃないでしょうね?」

 

 

「ん?二人だけにしか言った事ないが……」

 

 

「余計、質が悪過ぎるわよ!!」

 

 

この後、ウェンディが復帰するまでに時間を要したのは言う間でもない。




スラッシュストライクのときの音声は、ウィザードライバーでチェンジウィザードリング(白い魔法使い用)を鳴らしたときの言葉を使っています。

次回で、初回クエスト編は終わりです。

では、また( `・∀・´)ノ
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