KAMEN RIDER WISEMAN IN FAIRY TAIL   作:Gussan0

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どうも|ω・`)ノ ヤァ

お久しぶりです。

一年も期間が空いてしまいましたが、またチマチマ投稿していくのでよろしくお願い致します。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第八話 クエスト完遂

ウェンディは無事意識を取り戻した。

 

 

「……お、お待たせしてしまって、申し訳ありません」

 

 

「いいよいいよ。ゆっくり食べな」

 

 

「そこのチャラ男の言う通りよ。ウェンディが気にすることじゃないわ」

 

 

「おい、シャルル。そのチャラ男って、もしかしなくても俺の事か?」

 

 

「あんた以外に誰がいるっていうのよ?」

 

 

「今すぐ撤回してもらおうか。晴人さんじゃあるまいし」

 

 

「誰なのよ、そのハルトさんは……」

 

 

「俺の魔法の師匠」

 

 

「ある意味、納得よ」

 

 

「二人とも凄く仲良くなってる……」

 

 

ウェンディがオムライスを食べながら、奏太とシャルルを交互に見る。

 

シャルルはというと、溜め息をつきながら呟く。

 

 

「……冗談言ってないで、あんたは早くそれを食べちゃいなさい」

 

 

「はぁ〜い……」

 

 

二人のこの短いやり取りが、奏太にはまるで手のかかる妹の世話を焼く姉の構図に見えた。

 

 

「シャルルって、まるでウェンディのお姉さんだな」

 

 

「まあ、あながち間違ってはいないわね。この子、意外と鈍臭いから目が離せないのよ」

 

 

「そ、そんなことないよっ!?それにどちらかと言えば私の方がおねえさっ………んんん!?」

 

 

シャルルの言葉に、ウェンディは反論しようとするが、タイミング悪くオムライスを喉に詰まらせる。

 

 

「ほら、言ってるそばから……水よ」

 

 

「んぐんぐ……は、はぁ〜。あ、ありがとうシャルル」

 

 

ウェンディはシャルルから水を受け取ると、勢いよく飲み干し、人心地ついた。

 

 

「あははは……言ってる意味が良く分かったよ」

 

 

奏太はその様子を苦笑いしながら見ていた。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ウェンディが食事を取り終わった後、話は再開された。

 

ウェンディがナツに会いたい理由、それは7年前にいなくなったドラゴンの居場所を聞くためだった。

 

そのドラゴンは『天竜グランディーネ』といい、ウェンディに滅竜魔法を教えたドラゴンでもある。

 

その話を聞いた奏太は驚いていた。

 

以前、ナツから聞いた話と丸っきり同じ内容であったからだ。

 

ナツも育ての親、『火竜イグニール』をずっと探しており、ウェンディと同じく7年前にいなくなっていた。

 

ウェンディにもそのことを伝えると、少し残念そうにはしたものの、話を聞けて良かったらしい。

 

しかし、奏太はある部分がずっと気になっていた。

 

それは竜がいなくなった日にちだ。

 

まるで狙っていたかのように同時に消えている。

 

 

(7年前の777年の7月7日に、2頭の竜が同時にいなくなる……か。どう考えても偶然じゃないよな)

 

 

話が終わると、三人は喫茶店を出る。

 

奏太としては、聞いた当初はドラゴンが存在することにも驚いたが、ドラゴンによって滅竜魔法を教えられた滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の存在にも十分驚かされた。

 

 

(()()()()を使えば、その時代にもいけるだろうけど……うん、やめとこう)

 

 

諸事情あって奏太は晴人からある指輪を預かっているのだが、あまりにも強力な能力故に自身の精神世界に封印している。

 

他にも奏太が興味本位で作った指輪や、兄弟子の奈良瞬平が作ったとんでもない指輪もあったりする。

 

 

「二人はこれからどうするんだ?」

 

 

「私達は薬草採取のクエストに来てたんですが……」

 

 

「もう集め終わったから、後は依頼者のところに行くだけね。そういうあんたはどうするのよ?」

 

 

「俺は他にもモリバルカンがいないか、後で確認してくる。森の調査も兼ねてるんだ」

 

 

奏太がそう言うと、ウェンディとシャルルは顔を見合わせる。

 

 

「シャルル……」

 

 

「はぁ……分かったわよ。あんたの好きにしなさい」

 

 

「ありがとう!シャルル!!」

 

 

奏太が二人のやり取りを見て首を傾げていると、ウェンディが話しかけてきた。

 

 

「あのソウタさん、もし良かったらソウタさんのクエスト……私達にも手伝わせていただけませんか?」

 

 

「え?」

 

 

「その、助けられたお礼をまだ出来てませんし……」

 

 

「いや、別にお礼が欲しくて助けた訳じゃないんだけど……ほら、困ったときはお互い様だろ?」

 

 

「でも!何もしないで帰ったら、私の気が済みません!!」

 

 

ウェンディは力強い表情で奏太を見る。

 

その表情が、なぜか妹の(こよみ)と被った。

 

 

(あ……)

 

 

『お兄ちゃん!お兄ちゃんはもっと自分を大切にして!!』

 

 

そのとき、奏太の瞳から一筋の涙が零れ落ちた。

 

 

「あれ……?」

 

 

それを見たウェンディが焦る。

 

 

「えっ!?えっ!?す、すみません!!わ、私何か失礼なことを言って……!?」

 

 

「……いや、悪い。違うんだ。ちょっと妹の事を思い出してね……」

 

 

「妹さん……ですか?」

 

 

奏太は涙を拭うと話す。

 

 

「ああ。ウェンディとそう年の変わらない女の子でさ、いつも俺はあいつに怒られてばかりだった」

 

 

「その、妹さんは……もしかして……?」

 

 

「あ、いや、別に亡くなってるとかそう言う訳じゃないんだ。諸事情あって三年ほど会えてないけど……元気でやってると思うよ」

 

 

「そ、そうですか……」

 

 

「ああ。だから別に気に病む必要はないぜ。それはそうと、さっきの話の続きだけど……それじゃ手伝ってもらおうかな。人手が多いとそれだけ早く終わるしな」

 

 

「はい!!シャルルもいいよね?」

 

 

「……ええ」

 

 

そしてひとまず一行は、ウェンディの依頼を完遂するために依頼者の元へ薬草を届けに行くことにする。

 

依頼者は薬屋さんのお婆さんであり、あの森は薬草の種類が豊富なようで、定期的に依頼として頼んでいるらしい。

 

ただ、最近モリバルカン討伐のクエストが出されていたことは知らなかったらしく、ウェンディとシャルルに謝っていた。

 

二人は特に気にした様子も見せずに、お婆さんの謝罪を受け入れていた。

 

ちなみに薬草採取の依頼料は5万Jであった。

 

無事ウェンディ達の依頼を完遂した後、奏太達は再び南の森へとやって来た。

 

 

「さて、ついたは良いものの、結構広いな……この森」

 

 

「この森全部調べるとなると……二日はかかるわねぇ」

 

 

「そうなると確実に泊まりになるんだが、いいのか二人とも?」

 

 

「一応、ここには数日前から滞在してるので大丈夫です!!」

 

 

「宿もしっかり取ってあるから心配無用よ」

 

 

「そりゃ良かった。それじゃ、さっそく調査といきますか。こいつらにも手伝ってもらおう」

 

 

奏太はベルトに手を(かざ)す。

 

 

【ケルベロス!ガルーダ!ユニコーン!クラーケン!グリフォン!ナウ!】

 

 

すると、奏太の前方に白い光が五つ現れる。

 

奏太はその五つの光についている指輪をはめていく。

 

直後、白いプラモデルのような小型の動物達が動き始めた。

 

これが奏太の使い魔、プラモンスターのホワイトシリーズ達だ。

 

ホワイト・ケルベロスに、ホワイト・ガルーダ、ホワイト・ユニコーンに、ホワイト・クラーケン、ホワイト・グリフォンである。

 

この使い魔達は師匠の操真晴人に、その友人の仁藤攻介の使い魔を参考に奏太が作製した。

 

ちなみに、ホワイト・ケルベロスが奏太の初めての使い魔だったりする。

 

 

「この森に異常がないか調べてくれ。何かあったらすぐに呼べよ」

 

 

奏太の指示に使い魔達は頷くと、それぞれ散っていった。

 

 

「あの子達は?」

 

 

「俺の使い魔。プラモンスターっていって頼りになる子達だよ」

 

 

「プラモンスター……聞いたことないわね。初めて見たわ」

 

 

「まあ、そうだろうね」

 

 

(なんせ異世界の魔法だし……)

 

 

そんな事を思いつつ、奏太達は森の調査を開始した。

 

 

 

 

 

 

結果的に、森に特に異常は見当たらなかった。

 

ウェンディ達や使い魔達と共に二日かけて見回ったものの、モリバルカンも一頭も残っておらず、無事討伐出来たようだ。

 

奏太は町長に依頼を完遂した旨を伝えると、報酬の30万Jを受け取った。

 

そして奏太はウェンディとシャルルの二人に、依頼を手伝ってもらったお礼として半分の15万Jを渡そうとしたのだが、当然二人は受け取れないと猛反発。

 

シャルルに至っては、「あんた!そんな大金ホイホイ他人に渡そうとすんじゃないわよ!!」とガチ切れする始末。

 

ウェンディにも「あの、ソウタさん。お金の管理はしっかりしないと駄目だと思います……」と諭されてしまう。

 

年下の女の子二人に注意されて、若干ヘこむ奏太であったが、説得の末、なんとか5万J受け取ってもらえた。

 

奏太としては依頼を手伝ってもらったし、折半くらいでいいかぐらいの軽い気持ちだったのだが、女の子二人の方が余程しっかりしていたようだ。

 

そうしてなんだかんだあったものの、二日かけて依頼を終えた三人は、別れのために街の外で向かい合っていた。

 

 

「それじゃ、俺はこっちだから。二人とも気を付けて帰れよ」

 

 

「はい。ソウタさんもお気を付けて」

 

 

「お金の管理はしっかりすんのよ?」

 

 

「そんなに何度も言わなくても分かってるよ……それじゃ二人とも、またな」

 

 

そして奏太はマシンワイザーに(またが)り、勢いよく走り出し、シャルルもウェンディを抱えて(エーラ)で飛んでいく。

 

三人はそれぞれのギルドへと帰路につく。

 

こうして奏太の初めてのクエストは幕を閉じたのであった。




何個か話を続けてからファントムロード編に入ろうと思います。

では、また( `・∀・´)ノ
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