妖精剣士   作:ゴロゴロ鼠

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第1話

「ミストガンの行方も分からないし、ラクサスも協力してくれない。お願い、直ぐギルドに戻ってきて」

 

「ミラの、ギルドの為だ。直ぐに戻る」

 

「ありがとう、ケイ」

 

通信機を切るとケイと呼ばれた男は直ぐに依頼を終わらせフェアリーテイルへと向かった

 

 

 

 

 

 

「・・・すげえ、これをたった一人で。姿が見えないが彼は一体どこに?」

 

「何かギルドに緊急の様が出来たとかで帰ったみたいだぞ、まだ報酬も払ってないのに。評議院なら報酬を後ででも払ってくれると信じてくれてるのかねえ」

 

評議院、魔法界全体の秩序を保つためにルールを取り決めている機関に所属する二人は目の前にある闇ギルドの成れの果てを見ながらそのような事を話した

 

 

~~~~

 

幽鬼(ファントム)のやつらメチャクチャだな」

 

(まずは皆をあの幽霊から助けないと)

 

「散れ『千本桜』」

 

ケイが換装した刀を持ちそう唱えると刀の刀身が桜の花弁になり幽霊たちをあっという間に飲み込む

 

「この魔法!」

 

「帰ってきたか!ケイ!!」

 

「これで勝てる」

 

先ほどまで倒しても再生する敵を前にもう駄目かという雰囲気が流れていたがケイの帰りによって皆の士気が向上した

 

「幽鬼の奴ら、ミラちゃんを攫ったことを後悔するんだな!」

 

「あ!おいバカ!!」

 

その瞬間、皆が石の様に固まり恐る恐るケイの方を見ると

 

「・・・へぇ」

 

(ヤバい、顔はにこやかだけど)

 

(怒ってる)

 

そんな中、魔法によって作り出され場の空気を読むことが出来ない幽兵はケイを襲おうとするが

 

「邪魔」

 

全部が千本桜に飲み込まれ跡形もなく消えてしまった

 

「で、ミラは?」

 

「え、えっと。さっきエルフマンが助けてそのままあの中へ」

 

「分かった、俺が居なくても大丈夫か」

 

「へ、こんな奴ら如何ってことないさ」

 

「さっさと行けよ」

 

「ああ、行ってくる」

 

~~~~

 

ケイが中に入り込み迷いながらなんとかミラを見つけるとその部屋ではエルザと幽鬼のマスターであるジョゼが戦っていた

 

「ミラ」

 

「ケイ!」

 

「遅くなった、ここの敵はジョゼだけか」

 

「ええ、でもグレイとエルフマンが。それにエルザは酷い怪我をしてるの」

 

「分かった、エルザ代われ」

 

「いや、こいつだけは私が・・・!」

 

「良いから、後は俺に任せろ」

 

「ずいぶんと自信があるようだなケイ・フォート」

 

「ああ、お前程度に負ける訳が無いし。大怪我してる女いたぶることしか出来ない小物が」

 

調子乗ってんじゃねえぞクソガキ

 

ジョゼはケイの言葉に怒りケイと近くにいたエルザを纏めて攻撃するがケイが千本桜で防御した

 

「今のうちにグレイとエルフマンを連れて安全な場所に」

 

「分かったわ」

 

「ッ絶対にやられるな!」

 

(四人は脱出、多分まだどこかでナツが暴れてるみたいだけど・・・まああいつなら大丈夫か)

 

「てめえごときが私を倒すだ?調子に乗ったもんだなぁええ!?さっきから守る事で精一杯のクセによお!」

 

「ん?ああ別にお前を倒す気なんて最初からねえよ」

 

「・・・何?」

 

「俺はただあの人が来るまでお前を足止めしてるだけだ。俺たちの親父をな」

 

「マカロフが?あいつは魔力を抜かれて動くことなど「ギルドのピンチに戻ってきたのが俺だけだと?」ッ!」

 

「ラクサスは戻らなかったがもう一人は戻ってきたぞ」

 

「ミストガン・・・」

 

「たしかマスターの事を知った後は空気中に漂っていたマスターの魔力を集めて回っていたとか」

 

「では本当に「ああ、おかげで元気じゃわい」マカロフ!」

 

「ケイもすまんの、後はわしがやっておくから避難しておれ」

 

「了解」

 

ケイは千本桜を自分の魔法の中に収納しそのまま部屋を出る。途中で強い光に包まれる

 

妖精の法律(フェアリーロウ)か、三つ数えるうちに謝れば良かったのに。まああの性格じゃ無理か」

 

こうしてはあっさりと無くなってしまった

 

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