シン/機動戦士ガンダム   作:すしさむらい

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彼らは知るはずだ──地獄が彼らと共にあることを、そして、天国と呼ばれるものが事実存在することを、そして、その天国の中には、そこからすべての狂気の流れ出す中心があることを。

──ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』


第二一話 0083 強襲阻止限界点(中)

 

 光り輝くミラーが小刻みに調整される。

 コントロール艦からの信号を受け取り、いつでも焦点を合わせるべくテストシステムが走る。

 オールグリーン。テストケースはすべてパスした。

 

『ゴップ閣下、八割ですが、いつでも撃てます』

 

 狂犬バスクからの連絡をうけたゴップは、静かに戦況図を確認する。

 味方部隊はよく耐えてくれた。

 おかげでソーラ・システムⅡの準備は整った。

 

「照射予定地点付近から、友軍を下がらせているか?」

「ほぼ退避完了。S909他、敵要塞級に突入を企図する部隊も、ギリギリ有効範囲外です。照射影響範囲内の航行不能艦から連絡。『同軸照射されたし』です」

「家族の面倒は連邦政府が責任を持つ。たとえ政府が倒れても、私が面倒を見ると伝えろ」

 

 ゴップは切り捨てないことを信条としてパワーゲームに参加していたが、いまばかりはそうもいっていられない。

 この一瞬の遅れが敗戦に繋がるような事態は、人類に対して不義であることを理解していた。

 

「――感謝する、です。以上」

 

 すまない、とゴップは心中で告げる。

 

「突入予定部隊に連絡しろ。チャンスを作るからものにしろ、と」

「了解」

 

 そして、バスク少佐に連絡を入れる。

 

「撃ち方、はじめ」

『了解、撃ち方、はじめ』

 

 ゴップはサングラスをかける。

 一瞬のうちに照射先に大量の太陽光エネルギーが集められ、要塞級を激しく焼いていく。

 照射影響範囲にいた敵小型宇宙怪獣やバイオMS、バイオ艦艇も溶けて消えていく。

 理論上、何かしらの機関から発生するエネルギーを使用するわけではないソーラシステムの最大のメリットは、照射時間に制限がないことだ。

 何かを発射しているわけではなく、単に焦点を合わせているだけなのでミラーが砕け散るなどということがない限りは、基本的に敵を仕留めきれる――はずなのだ。

 

「ばかな……」

 

 幕僚の一人から声が漏れる。

 確かにそうだろう。

 これはガノタであるゴップには予想できていたことであったが、打つ手はなかった。

 

「バスク少佐、中止だ」

『なぜですっ!? このまま続ければ――』

「中止だ。命令を実行しろ」

 

 ゴップの厳命を受けたバスクが、渋々ながら命令を実行する。

 次第に正面にあふれていた閃光が薄れ、無残に焼けた敵が見え――なかった。

 異形の花のように変形した相手の姿に、艦橋の将校たちが絶句する。

 

「艦隊散開! 急げ!」

 

 ゴップが声を荒げる。

 一瞬反応が遅れたが、ゴップが集めたスタッフたちは直ちにゴップの命令を各方面に伝達する。

 ペガサスも最大戦速で激しい横Gを乗組員に与えながら、事前計画通りの散開位置に向かう。

 直後、要塞級のバケモノからソーラ・システムから照射されたエネルギーを圧縮と加速に用いたであろう、極太のバイオメガ粒子砲がこちらにむけて発射された。

 

「――ノースロップ艦隊、ガンジス艦隊、消滅!」

 

 続々と地球軌道艦隊、ゴップ率いる戦略機動軍、そしてソーラ・システムⅡ側のバスク艦隊の損害報告が飛び込んでくる。

 戦況マップがリアルタイムで更新され、友軍の戦力が少なくとも10パーセント近く失われたことを確認する。

 

「……司令、どうしますか? 敵の第二射に備えますか?」

 

 幕僚として参加している年若い少佐がうろたえたように告げる

 

「ガディ・キンゼー少佐、おびえた表情を見せるな。部下が不安になる」

 

 ゴップはあえて鷹揚にたしなめる。

 

「はっ」

「敵の二射はない。こちらのエネルギーを転用したカウンター攻撃だよ。さて、この隙を突入予定部隊は生かせたかな?」

 

 これがラーフ・システムだということは告げなかった。

 いまそれを言ったところで誰も理解しないからだ。

 

「はい。突入を開始した模様ですS909から通信です」

 

 すこし画像が荒いが、シン大尉が環境のモニターに映る。

 

『こちらシン大尉。隷下部隊とともに内部突入に成功。これより『コア』と接触すべく、進みます』

「任せた」

『はっ』

 

 生きて帰れ、とも頑張れなどともいわない。

 生きてほしい、とは思う。

 帰ってきてほしい、とも思う。

 だが、その言葉を伝えるのは、本当に二人の時だけだ。

 

「S909がうまくやってくれれば万々歳ですな」とキンゼー少佐。

「うむ――艦隊を再編し、直ちに攻勢圧力を強めろ。キンゼー少佐、兵站課を招集してくれたまえ。兵站計画を更新する」

 

 そして、キンゼー少佐が連れてきた兵站幕僚の大佐に、事細かに指示を出す。

 必要があればHLVを使っての地球からのリソース支援も必須だろうと考えていたからだ。

 

(ラーフ・システムへの変容で確信した。奴はすでにいくつもの歴史を食らった化物だな)

 

 一通りの指示を終え、ゴップは最上級先任曹長から茶を受け取る。

 こちらを慮ってくれる彼女の表情に、一瞬若いころの思い出が交錯した。

 ゴップがまだ士官候補生だったころ、彼女は士官学校の助教で、赤鬼グレースなどと恐れられる鬼の訓練教官だった。

 

 あの頃は互いに士官候補生と、助教たる三等軍曹だった。

 今は互いに年を取り、ゴップは元帥に。彼女は下士官の中で最も尊敬される最上級先任曹長として、司令部に兵の視点を代弁する助言者として参画している。

 司令部の席次としては中将と同格であり、司令部にごろごろといる佐官や尉官からは敬意を払われるべき存在として扱われている。

 

「グレース教官、兵はどうだろうか。辛いかね?」

「意味のない質問ですよ、候補生。あなたは最上級の士官として、兵に飯と兵器と弾薬を配り、移動手段を手配し、明確な作戦企図を伝えるのが本分。兵の気持ちを慮るのは、実際に兵とともに戦う下士官や将校の仕事です」

「厳しいな、雑談くらい付き合ってくれてもよくないかね?」

「いいえ、閣下。それはあなたの悪い癖です。弱気になるとすぐに他人と話をしたがる。たとえ幾万の兵士があなたの指揮で死のうとも、組織を勝利に導くことこそあなたに求められていることです。下らん良心の呵責等、大気圏にでも投げ捨てなさい」

「そう、か……すまんが、もう一杯、茶をもらえるかね。ワイアットから送られたレディ・グレイを頼むよ」

「かしこまりました。教官をお茶くみに使うとは、あなたも偉くなりましたね」

 

 冗談めかしていうグレース再先任上級曹長のおかげで、ゴップは少しだけ不安から解放される。階級が上がれば上がるほど、相談できる相手というのはいなくなるのだ。

 

 昔から変わらぬ関係。

 いくつになってもあちらからすればこちらは候補生であり、こちらからすればあちらは教官だ。

 いい将軍になるためにはいい下士官を手に入れなければならない、と指揮幕僚課程で教導されるが、それを実際にこなせる佐官は想像以上に少ない。

 実際、佐官から将官に昇進できるかはそのものがよき下士官を知っているか、よき下士官の支持を得られるかが戦略的能力及び実務能力に次ぐ、大きな要素を占める。配点区分で言うならば二割程度を占めるだろうか。

 

「偉くなった特権は、あなたにお茶くみを命じることができることくらいだよ」

「あら、かわいいこといってくれて――そういえば、バスク少佐の兵隊たちが何をしているか気になりますね」

 

 それだけ言い残して、グレース再先任上級曹長は茶を用意すべく退出した。

 確かに、ソーラ・システムⅡの再発射はバケモノ相手にはない。

 

 ともすれば遊兵ともいえるバスク艦隊を前線に投入するか?

 教官はそういう視点で指導を残していってくれたのだろう。

 しかし、ゴップは戦略家である以上にガノタであった。

 

 ありうる可能性について、備えておく必要があるのだ。

 例えば、胞子側が輸送中のコロニーに取りついて、原作よろしく地球に落着するシナリオだ。

 ただ、この可能性はなんだか少ないような気がしていた。

 あのバケモノが本気で地球を始末するつもりなら、四の五の言わずあの巨体を質量兵器として地球に落着させればいいだけだ。

 コロニー側に飛ばしている胞子とて、デラーズ艦隊とエゥーゴの分遣艦隊によって阻止されている。万一のすり抜けがあるだろうが、そこはキシリア機関のシーマ艦隊が後始末を引き受けてくれている。

 

(こちらを滅ぼすために現れたわけではない、ということか?)

 

 種の生存闘争でないなら、この戦いはなんだ?

 00のELSの如く、コミュニケーションか?

 

 ――違う。間違いなく違う

 

 やつがラーフ・システムに変容できたという事実こそがヒントだ。

 敵宇宙怪獣は単なるバケモノではなく、どこかの時空の人類の成れの果て、あるいは歴史上の終着点としての究極の進化形態である可能性……。

 

 ――いや、ビューティ・メモリを狙って現れたかのようにも思える

 

 そうであるならば、とゴップは考える。

 何か情報を求めてやってきたのだという可能性も、ある。

 ビューティ・メモリを開放する条件がすべてそろっている時空は少ない。

 

 アムロの遺産

 コクーン

 

 

 この二つが揃わぬ限り、ビューティ・メモリはそのパンドラの箱を開いてくれない。

 

 アムロの遺産――これは文字通りであり、ゴップは用意できる。

 もう一つの、コクーン。

 これがカギになる……はずだ。

 

 コクーン――と知恵を絞っていると、一つの光が差した。

 

 文字通り、繭を意味するのなら……ワイアット大将だ。

 シン大尉から送られた極秘映像を思い出す。

 

 間違いなく、ワイアット大将は繭に包まれていた。

 あれは、宇宙怪獣との深淵なるコミュニケーションをとった結果だと思う、とシン大尉は言っていた。

 

(ワイアット大将が宇宙怪獣とつながらない限り、コクーンは現れない――ワイアット大将が宇宙怪獣とつながり、コクーンになる時空はここだけだからなのか)

 

 

 だが、アムロの遺産とコクーンをそろえて、あいつらは何を望む――

 

 その時、ゴップの中にガノタとしてのヒラメキが走った。

 

(DG細胞が原因か?)

 

 ガノタが恐れおののく、第一級テクノハザードっ!

 アルティメット細胞――第3類ディマニウム系合金をもとに、精神感応性を高めたガンダリウム合金が開発された。これをさらに先鋭化させ、自己増殖、自己再生、自己進化能力の三大シンギュラリティを達成したサイエンスの結晶である。

 人類の善意によって作られた科学の極北たるアルティメット細胞であったが、その鋭敏な精神感応性自体が強力な副反応として人類に仇をなした。

 悪意と憎悪のエネルギーにも反応するアルティメット細胞は、その方向でも自己増殖、自己再生、自己進化能力を発揮する。

 悪意と憎悪の先鋭化した進化形態こそが――DG細胞である。

 

(救済を、求めているのか……)

 

 ゴップは思わず席を立って、艦橋モニターに表示されている敵要塞級宇宙怪獣の姿を見た。

 

 あれはどこかの世界線で、DG細胞によるテクノハザードを阻止できなかった世界の結末だ。

 

 だが、DG細胞とてただの暴走兵器ではない。

 人の意志に反応する感応物質だ。

 DG細胞に取り込まれてしまった数多の文明、生物たちは何を祈り、何を願うだろうか。

 最後に彼ら、彼女らが求めたものは――

 

「タスケテ」

 

 よく知った声。

 そして銃声。

 艦橋内の参謀たちが携帯していた拳銃を抜き、連発する。

 警衛の兵士がアサルトライフルを連射するが、素早く伸びた触手が彼らを貫き、そのまま同化されてしまった。

 

「グレース教官……」

 

 DG細胞に操られ、全身から得体のしれない触手を振りまわす彼女の姿に、ゴップは己の浅はかさが招いた結末を見出す。

 もっと早く気づいていれば――除染作業のやりようもあったかもしれない。

 艦艇の侵入経路を潰せたかもしれない。

 

「タスケテ」

 

 ゴップの大切な手駒たちを同化しながら迫ってくる、大切な友人の姿。

 もちろん、同化される兵たちの最後の絶叫は「助けてくれっ!」だ。

 最後の言葉、それが祈りであり、願い。

 

「――グレース教官、必ず、仇はとります」

 

 ゴップはノーマルスーツのヘルメットバイザーを下ろし、全員にフック使用を命じた。

 そして艦橋に設置されている非常用搭乗ハッチの傍に飛ぶ。

 

「――っ!」

 

 プラスチックカバーを叩き割り、レバーを上げる。

 人が出入りできるハッチが解放され、艦橋の空気が一気に外に流れていく。

 放り出されていくDG細胞感染者たち。

 宇宙に吸い出されていくグレース教官のまなざしに、ゴップの胸が締め付けられる。

 

『よくやったな、ゴップ候補生』

 

 めったにほめてくれない教官が、ほめてくれたときのまなざし。

 自分を本気で褒めてくれる人を失ったと悟り、目頭が熱くなってしまう。

 まって……と手を伸ばしそうになる。

 しかし、ゴップは手を伸ばすこともなく、涙も流さない。

 元帥であり、この戦線における総大将である彼がうろたえる等、許されるはずもない。

 

 ゴップはレバーを戻し、ハッチを閉じる。

 空気の流出が止まり、艦橋内の再気密と与圧が始まる。

 

「――各員、被害状況を報告したまえ。艦内警務は敵情報寄生体の侵入を検知次第排除。諸君、戦争はまだ終わっていないぞ」

 

 ゴップは司令席に座り、悠然と告げた。

 

 

 

 

 

 シン大尉は敵要塞級の内部に侵入し、確信した。

 これは間違いなくDG細胞によって作られた、どこかの宇宙要塞のコピーであると。

 不思議と、こちらの機体がDG細胞に取り込まれるようなことは起きていない。

 

(招き入れているのか、自分たちを)

 

 DG細胞は意思に感応する、ということをガノタたるシン大尉は知っている。

 もし本気でこちらを排除したいと思っているのであれば、間違いなく自分たちは一瞬で取り込まれて試合終了である。

 だが、そうはなっていない。

 これは今、この要塞級宇宙怪獣のDG細胞に取り込まれている意思が、何かを求めて突入部隊の浸透を邪魔しないことにしていることを意味しているのではないかとシン大尉は解釈している。

 

『外より中のほうが断然静かじゃねぇか』とヤザン少尉。

 

 確かに内部に抵抗はなく、ブラウン中尉のゲルググJ部隊を先頭に、かなりスムーズに内部に浸透できている。

 

『……なんか、あっちのほうから見られている気がします』

 

 シャニーナ少尉が不快そうにいうので、HUDにベクトルのサインを表示してもらう。

 

「上のほうだな」

『はい』

 

 シン大尉はブラウン中尉に頼み、その方向へと先導してもらう。

 途中、壁面にMSらしきモノが埋まっているのを目にしたが、あえて誰も何も口にしなかった。

 ここで撮影したデータは、最高機密として取り扱われることが決まっており、ここで何か余計なことをしゃべろうものなら、その記録も残ってしまうのだ。

 

(モビルファイターだけじゃないな。SEED系やWの機体もある。こいつは何か理由があって、とんでもない数の世界を取り込んできやがったな……)

 

 シン大尉はガノタとして、かのコミックボンボン1997増刊号に連載されていたDEAD ZONEと同じような光景だ、と確信した。ジョニーという男がザクに乗ってMSの墓場を探索する話だったが、あのホラーな事案がDG細胞がらみのテクノハザードによってもたらされていた話だとしたら――

 今、自分たちが見ている景色は、まさにあれだった。

 DEAD ZONEではコンバトラーVまで取り込まれていたが、さすがにそれは見当たらなかった。

 

 内部を無言で進んでいくと、数多のMSの残骸で埋め尽くされた巨大な有機的空間にたどり着いた。

 いつ起き上がってきてバイオMSゾンビになってもおかしくない。

 シン大尉は円周警戒を命じる。

 

 そして、巨大な空間に神の如くそびえていたビグザムを素体としているMSキメラを見上げる。

 これがDG細胞によって作られた、コミュニケーションインターフェイスのようだ。

 対話の可能性は――ない。

 シン大尉はガノタなのでわかる。

 これは、戦って叩き潰すことがコミュニケーションになるパターンだ。

 

 最悪である。

 

 この世界に初めて来たときもビグザム相手だった。

 この世界を救うときもビグザムベースの相手をするのかと思うと、運命すら感じるくらいだ。

 

『た、隊長……なんか、動き出しちゃってますけど……』

 

 ゆらりと立ち上がってくる廃棄MSたち。

 ザクもドムもいれば、ジムだっている。

 白骨化した兵士の眼窩から得体のしれない触手が湧いている。

 脳の代わりにDG細胞が入り込んでいるのだろう。

 人の体のふりをしたゾンビたちが乗るMS。

 そしてDG細胞は無理やりにMSたちをマリオネットのように制御し、立ち上がらせる。

 

『どうする?』とブラウン。

『ぶちのめせばいいんだろ』とヤザン。

『ムリムリムリっ、わたしこういうのムリなんですぅ……』とシャニーナ。

『スリラーってか? MSでダンスするならこっちのほうが上だぜ』とイオ。

 

 シン大尉は決心する。

 

「あのビグザムのバケモノは自分がやる。それまで時間を稼いでくれ」

『了解』と返事が揃う。

 

 あの時とは違う。

 素ジムでビグザムに立ち向かわされたあの時とは全然違う。

 なにせこちらはかの名機ジムカスタムだ。

 素ジムの推力/質量は943。

 ジムカスタムの推力/質量は1171。

 機体性能だけでも20パーセント近く向上している。

 ――ちなみに、ガンダム試作2号機サイサリスは推力/質量1869だ。

 

 だが機体の性能差が戦力の決定的な違いでないことをガノタなら知っている。

 

 そう、あの時とは違う。

 自分には頼れる仲間たちがいる。

 阿吽の呼吸でバディを任せられるシャニーナ少尉だけじゃない。

 

 ヴァースキ……じゃなくてヤザン、イオ、ビアンカ、ブラウン、サンダースとネームドメンバーがずらりと勢ぞろいだ。主人公クラスの部下がいるんだぜ? とガノタであるシン大尉は己の恵まれた境遇に感謝する。おまけにこいつらが率いる部下たちにもラムサスやダンケルみたいなエースがしっかりそろっている。

 

「勝つぞ。人類の未来は、我々で切り開く」

 

 シン大尉のジムカスタムが素早くライフルを構える。

 その銃口はまっすぐにキメラビグザムに向けられていた。

 




明日の拙者よ、頼む。いい結末を書いてくれ……。
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