シン/機動戦士ガンダム   作:すしさむらい

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その答えを求め続けると気のふれる問いがある
自分は何故ここにいるのか
何処より来たりて
何処(いずこ)へ向かうのか…

実に人は
この問いを
忘れる為に
人を愛し

この問いから
逃れる為に
神を求める

――水樹和佳子『イティハーサ』



第五七話 0083 宇宙怪獣の腹の中1

 

 ハイザックを先頭としたMSの集団が、要塞級の体内を駆け抜ける。

 進路の邪魔となるデスバットのみを駆逐し、たとえ退路が閉ざされようとも前へ、前へ。

 

「アカハナ、どれだけついてきている!?」

 

 ハイザックのカタログスペックはゲルググよりもはるかに高い。

 全備重量が軽量かつ、スラスタ総推力も上回っているため、随伴できるゲルググ系MSはイェーガータイプだけになってしまう。

 クラウン隊は当然ゲルググJで装備を統一しているが、クラウン隊の支援に割り当てられた各部隊のゲルググは通常型やキャノンタイプも数多くをしめているため、その速度についてこられる保証はどこにもなかった。

 

 しかし、クラウン隊は足を緩めるという選択肢をとることができない。

 連邦との火力協調で風穴を開けたものの、それは永続的であること意味しない。

 この宇宙怪獣はDG細胞で構成されているので、当然、その形質を再度取り戻そうと自己修復を図るからだ。

 

『かなり……孤立させてしまったようです』

 

 やはり、ついてこれなかったか、とクラウンは唇を噛む。

 後続のガトー少佐率いる親衛隊や、ラル少佐の部隊が来るまで何とかその場で踏みとどまってほしい。

 

「わかった。我々は前進するだけだ。戦友たちに厄介ごとを押し付けてでも、進むしかないんだ」

『了解。我ら特殊工作部隊の業の深さですな』

 

 アカハナがジャブローに侵入した時も、陽動部隊として大量の正規軍が地上降下作戦に投入された。ジャブローの対空砲火の中に飛び込む自殺行為に従事させられた兵たちの心境を想うと、さすがのアカハナも胸が痛んだものだ。

 

 それと同じことを、今ここでやっている。

 歴史は繰り返すというが、常に同じではない。

 ジャブロー戦では破れかぶれの破壊工作であった、これは違う。

 ジオンの――人類の勝利のための、一撃を刺しに行く。

 

『前方の敵集団。距離、3000!』

「ビームマシンガン、斉射!」

 

 ゲルググJが標準装備している銃身の長いビームマシンガンが、槍衾のように展開される。

 そして、阿吽の呼吸を合わせて全員が一斉射撃。

 強力な弾幕となってデスバットを撃ち落していく。

 しかし、それでも表層を削っていくだけだ。

 分厚い木材にカンナをかけているようなもので、削っているとすらいえないのかもしれない。

 

「全機、抜刀っ! 帰ったら全員で乾杯だっ!」

 

 クラウンのハイザックがザクマシンガンを後ろにマウントし、両手にビームサーベルとヒートホークを持つ。

 隷下のゲルググJ達も、ビームサーベルの発振器を手にする。

 

「突貫っ!」

『うおぉぉ! ジーク・ジオン!』

「ジィィィィクっ! ジオンっ!」

 

 クラウンのハイザックが、進路を妨害しているデスバットの群れに、サーベルを振り回しながら飛び込んでいく。

 ガンダム無双かよっ! とクラウンは皮肉めいた苦笑。

 ただ、ゲームの無双ゲーのように敵がいい感じに攻撃を待ってくれる――プレイヤーの攻撃を受けてくれる、ということはない。

 

 デスバットどもは猛然と手にした棍棒を振り回し、襲い掛かってくる。

 

 クラウンのハイザックは、教範とOSに載っているすべてのマニューバを駆使して、それらに対処する。

 

 それでもダメなときは、ミッションディスクとしてぶち込んである、流派東方不敗の動きで対処する。

 

 なおも抗し切れぬ場合は、神経接続している自身のカラダが覚えている動きで対応する。

 

 とはいえ、これはMFではない。

 ただのハイザックである。

 ゆえに、かのマスターガンダムのようにすべてを竜巻で吹き飛ばす、などということはできようもない。

 

『……行ってください! クラウン隊長!』

 

 アカハナからの通信。

 すでに完全な混戦状態。

 数多くのゲルググJが絡めとられて、多勢に無勢の戦いを強いられつつある。

 物量戦を挑まれることはジオン兵にとって慣れたものなのだが、これほどまで理不尽な物量戦は、連邦相手でもそうなかった。

 

「馬鹿野郎! お前らもくるんだっ!」

 

 デスバットの頭を蹴り潰しながら、ハイザックはアカハナ機を背後から襲おうとしていた敵にヒートホークを投げつける。

 

『無茶言わんでくださいっ! こんな混戦になったらどうあがいても、隊長の足についていけませんっ! 俺たちはココで敵を引き受けますっ!』

「恰好をつけるなっ!」

『恰好くらい付けさせろっ、このエリート野郎!』

 

 アカハナからの一喝。

 覚悟の座ったその言葉に、クラウンは押し黙る。

 

『ごちゃごちゃ言ってないで、さっさと決めてこい! あんたはジオンの英雄なんだろうがっ!』

『行けよ、隊長っ!』

『見せてくれよっ! 本当に英雄はいるんだってな!』

 

 隊員たちが、吠える。

 ジオンの猟犬たちだ。

 大人しいははずもない。

 

「――死ぬなよ、バカ野郎ども!」

 

 クラウンのハイザックが仲間たちに背を向けて、スラスターの光を輝かせる。

 

 小さくなっていくハイザックの後ろ姿。

 アカハナ以下、クラウン隊の隊員たちは、それが希望の光に見えた。

 

『さぁて、英雄のケツを守る仕事をやってみせるか』

 

 アカハナが、残されたゲルググJ達に声をかける。

 ゲルググJたちは、全方位防御の隊形をとりながら、圧を強めてくるデスバットの群れに飲み込まれていった。

 

 

 

 

 光の奔流に導かれるままに、クラウンはたどり着いた。

 邪魔になる壁は、容赦なく物理的に破壊してきた。

 あまりにも分厚い壁は、ジオンがア・バオア・クーやソロモン建設時に用いた対小惑星用破砕小型爆弾で吹き飛ばし、無理やり最短ルートを作ってきたのだ。

 

 そして、いよいよ目的地。

 爆薬で吹き飛ばした穴から侵入する。

 宇宙怪獣どもと接続している巨大サーバーたるコア。

 そのコアが安置されている、いわば玉座の間ともいうべき場所に、クラウンのハイザックが飛び込む。

 対空迎撃があるのでは、と警戒したが、外の戦場に比して、そこは静寂そのものであった。

 

 いや、静謐というべきだろう。

 ここは、完璧に武の領域。

 戦争と兵器の間ではなかった。

 ゆえに、静かなのだ。

 

 その場に座禅を組むかのように座っていたのは、二機のMF。

 ガノタであるクラウンはすぐに理解する。

 

「マスターガンダムとゴッドガンダムか」

 

 すでにGガンダムの世界が敗北した世界線にいることは理解していた。

 コミックボンボンの夏季増刊号で読み切りとして掲載された作品の中には、Gガンダムの世界がどうにもならなくなってしまったものもあった。

 ボンボン以外でも、ネジが外れた設定――たとえば、アッガイファイト級と呼ばれる特殊な競技をしいられることになった世界線すらもあったのだ。

 

 やむを得ない。

 ガノタとして、お相手仕らん、と、ハイザックはサーベルの発振器を握りしめる。

 

『ようやくお出ましか、小僧』

 

 ハイザックのファイヤウォールをすべて突破しての、強引な通信割り込み。

 クラウンは自らの量子脳を保全すべく、ネットをすべて切断する。

 

 クラウンは、震えた。

 その声は、かつて幼き日に、早起きをして拳を握ってみていたあの作品の、あの御方の声そのもだったからだ。

 会えるとは、思っていたなかった。

 そして、こんな形で相対したくはなかった。

 

「し、師匠?」

 

 ガノタが師匠と呼ぶ相手は1人しかない。アニキと呼ぶ相手が水木一郎であるのと同じくらいの常識である。

 

『ふん、貴様のような弟子を持った覚えはないわい。さぁ、相手をせんか』

 

 着座していたマスターガンダムが挙措を正す。

 互いに一礼。

 ハイザックとマスターガンダムが向かい合う。

 

『ワシらを止めてみせるがいい、この世界のガンダムファイターよ』

 

 流派東方不敗の守の型。

 受け止めてやる、とマスターアジアがドモンを誘うときの、あの構えであった。

 

 古今東西、数多のガノタたちがGガンダムのMFと戦うことを妄想したことだろう。

 クラウンも、そうだ。

 しかし、まさか――ハイザックでマスターガンダムと戦うことになるとは、想定していなかった。ガノタとしての己の未熟さを、マスターアジアに教えられたとしか思えない。

 これからは、突然ボールでダブルオーと戦うような事態になることも想定しておかなければならないな、と心を律する。

 

「不肖ながら、このクラウン、胸をお借りいたします!」

『こい、小僧。ジオンとやらの力、見せてみるがいい』

 

 クラウンは覚悟を決める。

 量子脳を以ってしても勝ち筋は見えない。

 だが、殺す気で向かえば――量子脳に換装したおかげで、神経接続によりハイザックを文字通り、自らの体と同じように動かせるが故の、予期しえない勝ち筋があるかもしれない。

 

 ハイザックが、構える。

 その方は、もちろん流派東方不敗――ではなく、ジオン近接格闘術のそれであった。

 パイロットが遭難し、孤立無援のまま敵地で活動せねばならないときに使用する、徒手空拳の形である。

 いまの体にしみこんでいる、ジオンの魂をぶつけることだけが、勝機に繋がるとクラウンは直感していた。

 

 

 

 

 DG細胞壁をぶち抜いてくる巨大な質量物。

 それはその船の『足』である。

 艦名は、ペガサスジュニア。

 装備開発実験団(※ムラサメ研究所)が運用する、ペガサス級強襲揚陸艦である。

 僚艦であるコ級1号と2号隷下のGNT兵たちが操るジム改が切り開いてくれた、わずかな間隙を強行突破し、今まさに敵要塞のコアがあるルームへと突入しようとしていた。

 

「完璧ですっ! ムラサメ博士! あと少しで最終障壁を突破できそうです!」

 

 ペガサスジュニアの足に搭載されているジム改とペイルライダーD2が、武装の最終点検をしている。

 リュウ・ホセイはジム改のコックピットの中から、突貫作戦に従事してくれているムラサメ研究所の代表に賛辞を贈る。

 

『おぇぇぇ……わしは何もしとらんわい。レヴァン・フウ僧正、あとはあんたの仕事だっ!』

 

 名目上のペガサスジュニアの責任者たるムラサメ博士が呼び出したのは、様々なサイエンスの最前線たるミノフスキー物理学の異端分野たる『ミノフスキー仏理学』の創始者、レヴァン・フウ大僧正である。

 

『不肖ながら拙僧があとを引き継ぎます――合掌』

 

 ミノフスキー仏理学は、文字通りTYミノフスキー博士が提唱したミノフスキー物理学の根本に影響を与えると言われている最先端理論である。

 

 キヨシ・オカ=イチロウ・ツダらによって築かれた共通言語としての数学をさらに発展させた形で提唱されたそれは、物理や化学、生物学などのそれぞれの分野でしか成立しない規範系を横断し、いわば現象をとらえるのではなく、共通する抽象的な世界を構築し、表現することに成功していた。

 

 世界が計算可能か、という一大テーゼに対して、ミノフスキー仏理学は明確に『計算不可能である』と結論付ける。いかに量子コンピュータや推論マシンが発展しようとも、無理数の中には、計算可能な有理数、無理数を使っても近似できないものがあるのと同じように、必ず計算の限界というものが露呈する、と。

 

 世界が計算不可能であるとするならば、様々なミノフスキー粒子に関する現象に着目して研究、分析して学問体系を構築しているミノフスキー物理学にも限界があるということを意味する。

 様々な前提や条件が変更されたとき、ミノフスキー物理学というものが現象面を理論化したものである以上、必ず破綻する。

 

 しかし、レヴァン・フウが唱えたミノフスキー仏理学は、そもそも現象面に着目しない。

 現象面を超越し、それらに共通する抽象的な世界を数字を以って構築し、表現することになる以上、それは普遍的なものへと至るのだ。

 

 これをミノフスキー理論仏理学と呼ぶ。

 この概念により、ミノフスキー物理学の物質・物性研究は終焉を迎え、いよいよ『仏質』『仏性』に関する考察へとシフトしていくだろう。

 

 いわば、世界との接続。

 ミノフスキー仏理学は、世界を解くことを諦め、世界とつながることを選んだ新たなる理論なのである。

 

 従来の物質研究はどうしても6種の識(眼、耳、鼻、舌、身、意の六識)にとらわれていた。このほかに,あらゆる表象としての存在を生み出す根本識として、そのメカニズムを担う種子を蔵しているアーラヤ識(阿頼耶識(あらやしき))と、根源的な自我執着意識である末那識(まなしき)との二つの仏理的な理論を定立したのだ。

 

 かつて道元が禅の教えで述べた『仏法は人の知るべきにあらず』――仏教の心理は我々人間には知ることができない、という表現を、数学的に証明しているといっても間違いではないだろう。我々は知るのではなく――つながるのだ。

 

『万物が万仏であるゆえ、物質は仏質へ、物性は仏性へと変わらん。『僧侶』たちよ、いまこそ時である。合掌。祈念、読経!』

 

 レヴァン・フウがペガサスジュニアに乗艦している『僧侶』たち――世界とつながることができる、時が見えるNTと呼ばれる特質をもったものたちが、茶を口に含んで喉を潤したのち、手を合わせ、一念発起が如く、祈祷と読経を行う。

 

『ミノフスキー法壁展開。敵性生物の浸透率、ゼロ』

『法壁エンジンへの祈念、薄いぞ。もっと生を明らめ、死を明らむるのだ。仏家一大事の因縁なるぞ』

『祈念力伝達良好。無常の風に任することなし』

『仏理転換祈念エンジン、良好。我昔所造諸悪業、皆由無始貪瞋痴、従身口意之所生、一切我今皆懺悔!』

『心念身儀発露白仏すべし!』

 

 ミノフスキー法壁なるバリアがなにやら張られたらしい。

 これにより、敵の浸透を完全に阻止できるとか。

 さすがのリュウも仏理学なるものについてはさわりを学習したのみで、その本質をいまだに把握できていない。

 分かっていることは、レヴァン・フウが仏理学会における先鋭であるという点だけである。

 

『――ちょっとおじさん、なんなの、これ? シューキョー?』

 

 ペイルライダーD2の乗るアン少尉から不安げな声がした。

 

「半分は正解だが、残り半分は違う。これは文字通り仏性に関するサイエンスであり、仏質に関するエンジニアリングだ」

 

 リュウが簡単に説明してやるが、普通の教育を受けたアン少尉にはまだ早かったらしい。

 きょとんとしたまま、ただ流れてくる読経に耳を傾けている。

 

『リュウ、僕は感じるよ。エンジンがマントラを唱え始めた』

 

 別のペイルライダーD2に乗るゼロから、ペガサスジュニアの機関部に搭載されているミノフスキー仏理転換祈念エンジンが『オォン』とマントラを謡い始めていることを知らされる。

 残念ながら、NTではないリュウは、いまだ仏理学の恩恵を感じることができない。

 ガノタとしての修行が至らなかったせいであろう。

 もう次はないが、かのヨシユキ・トミノ僧正のようにインド仏教あたりから学びなおしておくべきかもしれない。

 

 さて、このミノフスキー仏理転換祈念エンジンの仕組みは単純であり、祈念エンジンの縮退炉に込められた仏質に対して、読経による祈念、祈祷が封じ込められ、その仏性を変化させることで膨大な仏理的エネルギーを抽出するというものだ。

 

 これによって生み出されたミノフスキー仏理エネルギーを、ガンジン・サイクルに基づくシンラン抽出器にぶち込むことにより、『反仏質』を抽出することが可能となる。

 この『反仏質』は、仏質と衝突させると、その仏質を100%寸分も漏らさず『成仏』させることができる。

 

 そう、成仏である。

 ビューティーメモリとのコンタクトで得られた唯一無二の手段が、これだ。

 この反仏質を使って、Gガンダム世界の怨霊たちを成仏させることこそ、誰も犠牲にしない最良の選択なのだ。

 

「よし、反仏質ができるまでの時間を稼ぐぞ。コアに突入後、すぐに出撃だ」

 

 リュウのジム改がロングバレルマシンガンを手にしながら命じる。

 

『出撃? 法壁とかいうのがあるから、待ってればいいんじゃないの?』とアン少尉。

『法壁だって万能じゃなんだ。とても強い仏性を持つ敵がいたら、それまでだからね』

 

 ゼロ中尉が簡潔に説明するが、アン少尉はどこか引いた様子しかみせない。

 

『あたし、わかっちゃった。たぶんみんな頭おかしくなっちゃったんだよ』

 

 アン少尉の言葉に、リュウも深くうなずく。

 狂ってなければ、こんな作戦をやろうとは思わない。

 反仏質は、仏質と接触すれば無条件に仏質を成仏させるという。

 それを撃ちだすまでの間は、ミノフスキー法壁によって何とかなるのだが……発射後が問題だ。

 仏質をことごとく成仏させるわけであるから――計算上、一瞬でこの要塞級宇宙怪獣は消滅する。もちろん、中にいる連邦、ジオンの兵たちもだ。

 

 だからこそ、これの使い時はすべてが撤退した時となる。

 そのようなタイミングを作り出せるかどうかは……この時代のシン大尉とクラウン大尉に懸かっている。

 

『レヴァン・フウであるっ! 諸君、まもなく最終障壁を突破するぞ! 法力招来! 万力招来! 衆苦を解脱するのみにあらず、菩提を成就すべしっ!』

 

 彼が扇動すると、唱和するがごとく、僧侶たちが雄叫びをあげる。

 

『此一日の身命は尊ぶべき身命なりっ! 尊ぶべき形骸なりっ! 此行持あらん心身自らも愛すべし!』

 

 割れんばかりに響く読経。

 これが南洋宗の力か、とリュウは心身共に恐れをなした。

 彼は本当の宗教勢力というもののを、理解しているようで、分かっていなかったのだ。

 

『合掌!』

 

 レヴァン・フウの号令とともに、思わずリュウまで手を合わせてしまう。

 信心なんぞこれっぽっちもないはずのリュウなのだが、手を合わせることで、なぜか不安が少しだけ和らいでしまう。

 

『即心是仏っ! 衝撃に備えよっ!』

 

 そこは法力でなんとかならんのかっ!? とムラサメ博士の絶叫。

 ペガサスジュニアは、ついに最終障壁を突破し、要塞級のコアへとたどり着いた。

 

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