・元王都に着いた
・王都の名前がラストエルベに変わっていた
・周辺の住人から情報を体で買った
・魔王城みたいになった元王城は力試しダンジョンになっていた
・せっかくなので難易度ハードに挑むことにした
酷い目に遭った。
まさか入り口からさほど離れていないところで落とし穴にハマるとは思わなかった。
穴の下にはスライムが居たので怪我をすることはなかったが……
っとスライムに散々ヤられたリアラが気絶から戻ったらベッドの上に居た。
いわゆる知らない天井である。
周辺の看護サキュバスにからかわれている感じからするとトラップに負けた挑戦者はワープではなく物理的に運ばれているらしい。
すごい格好でスライムに運ばれていたとかなんとか言われたがリアラにはピンとこなかった。
情報収集のときについでに買っていた安い下着はもちろんなくなっていたが、こういう状況には慣れきってしまった。
悲しいことに。
そもそも道中の木の実が抜けきっていないのに罠感知に集中できるわけがなかったのである。
もっとも元国境を越えてから催淫成分のない食べ物はほぼないわけなのだが。
そんなわけで、ここにもとから住んでる住人や冒険者もどこかおかしくなってしまったのだった。
店や施設の従業員もそんなわけで現状はサキュバスのほうが判断力があるということで、サキュバスに取って代わってしまったのだ。
そんなこんなでリアラは力試しダンジョンにあっけなく敗北してしまったわけだが、リアラは負けず嫌いなのである。
ただ、無策で再挑戦しても結果が同じだと判断できたらしく、この町のギルドに相談することにしたようだ。
情報収集の結果、必要な装備や消費アイテム、主な罠の種類や判別方法などを聞くことが出来た。
ギルド職員もサキュバスだったので、当然情報代を請求してきたが。
本来はそういう情報はギルドに加入してれば無料で教えてくれるのだが、リアラは思い出せなかったためクレームを入れなかった。
色々必要なものを購入するのには金が居るわけだが、この国の金がほぼないリアラは当然依頼をこなす必要がある。
元王都ともなると通常依頼はドラゴン並みの大きさの触手魔物の討伐だったり、魔法を当てるとものすごく増殖するスライムの討伐だったりと地獄のような難易度のクエストばかりが並んでいた。
当然そんな依頼はソロで受ける人間は勇者しか居なさそうだしリアラも受けなかった。
本来のリアラの依頼は他国で受けたこの地域の調査なのでこの周辺の人間と組むわけにはいかないのだ。
そんなわけでしばらく地下の依頼を受けまくって体を張りまくる必要があるのだった。
そんなこんなで数週間が経った頃、帝国のギルドでリアラは行方不明扱いにされてしまった。
中間報告もなく、連絡が途絶えてしまったからである。
そんな事実も知らず、リアラは魔城ダンジョンの準備のために今日も体を張るのだった。
短いですが、キリが着いてしまったのでこれにて完結です。
読了ありがとうございました。