最強の式神…になってしまった男   作:ゴマだれ

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初の掲示板形式なので色々ツッコミどころはあるかもしれませんが暖かい目で見守ってください


[急募] 未開の転生先で生き抜く方法

 

1:名無しの転生者

割とマジで困ってる、知恵を貸してくれ

 

2:名無しの転生者

オイオイオイ

 

3:名無しの転生者

アイツ困ってるわ

 

4:名無しの転生者

ほう、転生モノですか…大したものですね

 

5:名無しの転生者

どうした?

原作路線で行きたいんか?それとも救済路線で行きたいんか?

 

6:名無しの転生者

>>5

話がはえーよ!取り敢えずイッチ、説明をくれ

 

7:最強の式神

おけ

まずざっくり言うとワイ、生物兵器になっちゃった

 

8:名無しの転生者

 

9:名無しの転生者

 

10:名無しの転生者

 

11:名無しの転生者

 

12:名無しの転生者

 

13:名無しの転生者

ふーん…取り敢えず色々突っ込ませろ

 

14:無理ゲー

あ、名前はこっちの方が良かった?

 

15:名無しの転生者

違う、そうじゃない

 

16:名無しの転生者

名前は前のままでいい

というか名前からして今のイッチってあの式神でおk?

 

17:最強の式神

うん、呪術が巡って戦う漫画のアレでいいよ

 

18:名無しの転生者

いやそれなら何も困らないだろ!?

 

19:名無しの転生者

そんなクソチートになったイッチなら何とかなるやろ

作中最強がもしかしたら負けてたって言うくらいだし

 

20:最強の式神

いや、転生先の内容が全くわからん

 

21:名無しの転生者

…あー、なるほど

 

22:名無しの転生者

分かんないスレ民の為に言うと

イッチは今、『八握剣異戒神将魔虚羅』っていう一度食らった攻撃を無効化するやべー奴になってるよ!

 

23:名無しの転生者

>>22

ウッソだろお前!?

 

24:名無しの転生者

しかも能力以外の素の力もクソ強い

 

25:名無しの転生者

>>24

えぇ…何その『ぼくのかんがえたさいきょうのしきがみ』

 

26:名無しの転生者

一応イッチのスペックは他は変わりないの?

 

27:最強の式神

>>26

言語能力がない代わりに何処ぞの雑草みたく脳内に直接語りかけられる事くらいかな?

 

 

28:名無しの転生者

まだ許容範囲か…

 

29:名無しの転生者

というか生物兵器ってなに?

 

30:最強の式神

何か目が覚めたら培養液の入ったカプセルの中にいた、俺以外にもなんか入れられてたから多分生物兵器的な用途で作られてたんだと思う

 

31:名無しの転生者

…なら呪術廻戦とちゃうか

 

32:名無しの転生者

>>31

え?そうなの?

 

33:名無しの転生者

>>32

魔虚羅って作中だと術式っていう能力的なもので呼び出されてたから『造られるもの』ではないんよな

 

34:名無しの転生者

つまり、偶発的に魔虚羅みたいなものが出来て

そこにイッチがインストールされた……ってコト?!

 

35:名無しの転生者

多分そうだな、他の生物兵器にもよるが

 

36:最強の式神

よく分からなかったけどバイオに出てくるような感じじゃなかったと思う

 

37:名無しの転生者

…というか過去形ってことはイッチはその研究所から抜け出してきたの?

 

38:最強の式神

どちらかと言うと強制退場させられた

 

39:名無しの転生者

え?

 

40:名無しの転生者

魔虚羅(イッチ)撃退できるとかクソ強くね?

 

41:最強の式神

戦った相手はかなり強かった

まあ、勝ったけど面倒くさい相手ではあった

 

42:名無しの転生者

転送系の能力?

 

43:最強の式神

>>42

何か周りからヘドロみたいな液体出てきて

それに包まれたら森の中…みたいな?

 

44:名無しの転生者

…ヘドロ?

 

45:名無しの転生者

イッチ、それどんな臭い?

 

46:最強の式神

>>45

臭いは臭かった

 

47:名無しの転生者

…まさか

 

48:最強の式神

お?もう転生先特定出来た?

 

49:名無しの転生者

正直憶測だけど次の質問でハッキリする

戦った相手の見た目ってどんな感じだった?

 

50:最強の式神

>>49

服はスーツ姿だったけど何か顔に工業地帯みたいなマスク着けてた、マスク壊した後に素顔見てみたんだけど口以外のパーツがないのっぺらぼうやったで

 

51:名無しの転生者

 

52:名無しの転生者

 

53:名無しの転生者

 

54:最強の式神

それと戦闘の途中から他の生物兵器がのっぺらぼうに加勢してた、全身黒い肌で脳みそ丸出し

まぁ、ワイの敵ではないがな!

 

55:名無しの転生者

 

 

56:名無しの転生者

 

 

57:名無しの転生者

 

 

58:名無しの転生者

…梅干しじゃねえか!

 

59:名無しの転生者

何作ってんだあの梅干し

 

60:名無しの転生者

え?イッチはヒロアカ知らない感じ?

 

61:最強の式神

>>60

名前だけ知ってる、実はBLEACH読み終わったら次ヒロアカ読むかって決めてた

 

62:名無しの転生者

内容は?

63:最強の式神

>>62

あらすじ含めて何も知らない

元々、あんまり興味なかったからアニメも知らない

 

64:名無しの転生者

そらそうなるわ…

 

65:名無しの転生者

梅干しウキウキだったんだろうなぁ…

よっしゃ!これならオールマイトやれるだろ!って

 

66:最強の式神

>>65

だからあの人あんなに嬉しそうだったんか

思わずぶん殴っちゃった

 

67:名無しの転生者

イッチもやべーな

 

68:名無しの転生者

呪術関連でイカレてるのでは?

 

69:最強の式神

アイ・アム・パンピー

 

70:名無しの転生者

>>69

パンピーはね

出会い頭に人をぶん殴ったりしないし

脳内に直接語りかけたりしないの

こんなに悠長にスレ立ててちゃいけないの

 

 

71:名無しの転生者

>>70

正論を言うマキマさん

 

72:名無しの転生者

この際イッチの精神はどうでもいい

何が起こったかもう一回話してくれ

 

73:最強の式神

>>72

色々言いたいけど取り敢えずこんな感じ

目が覚める(in培養液)→変なメガネかけたオッサンが大興奮してその場離れる→ 梅干し出現(不気味な笑いを浮かべる)→ワシ、ビビってぶん殴る→戦闘開始(途中生物兵器出たけど瞬殺)→ワシ大勝利、トドメ刺そうとする→転送される→今ここ

 

 

74:名無しの転生者

いやハイエンド瞬殺て…

 

75:名無しの転生者

こう見るとイッチというか魔虚羅クソ強いな

 

76:名無しの転生者

これ倒した宿儺様つええ…

 

77:名無しの転生者

因みに梅干しとの戦いはしんどいらしいけどどんな感じだった?

 

78:最強の式神

>>77

初手ぶん殴ったから基本遠距離での戦いになった、そのせいで攻撃は当たらんしどこぞの中尉宜しくパカパカ撃ちまくるせいでボロボロにされたけど適応能力と戦いに慣れてきたおかげで後半は一方的になった

そこから改造人間出してきたけどそんな強くなかったから秒殺、その後ぶん殴って大ダメージ負わせて油断してたら移動させられた

 

 

79:名無しの転生者

しんどいって苦戦する感じじゃないのか…

 

80:名無しの転生者

ほぼほぼイッチの勝ちやん

 

81:名無しの転生者

やはり最強だったか…!

 

82:名無しの転生者

というか退魔の剣もあるの?

 

83:最強の式神

>>82

あるよ、これで生物兵器切ったら爆散したから

呪胎九相図でも作ってるのかと思ってたわ

 

84:名無しの転生者

>>83

ハイエンドは呪霊だった…?

 

85:名無しの転生者

どちらかと言うと真人のアレなのでは?

 

86:名無しの転生者

まぁ、ここまでの経緯はわかったけど何で困ってるの?

 

87:最強の式神

家がない

 

88:名無しの転生者

 

89:名無しの転生者

 

90:名無しの転生者

 

91:名無しの転生者

 

92:名無しの転生者

ホームレスで良くね?

 

93:最強の式神

いや、見た目的に出会ったら即通報案件なんよ

それだけでもどうにかしたい

 

94:名無しの転生者

…確かに

 

95:名無しの転生者

いくらあの世界で異能がメジャー化しても魔虚羅のビジュアルだとどう考えても犯罪に関わってると思われてそうだな

 

96:名無しの転生者

いや、外見は何とかなるだろ

 

97:名無しの転生者

え?

 

98:最強の式神

マジ?

 

99:名無しの転生者

>>98

多分だけど魔虚羅の適応能力で変身とか出来るんじゃない?

 

100:名無しの転生者

あっ

 

101:名無しの転生者

そっかー

 

102:最強の式神

>>99

そ、その手があったか~!

 

103:名無しの転生者

これは予想外

 

104:名無しの転生者

ホント魔虚羅便利やな

 

105:最強の式神

と言ってもどういう見た目にするかなんてこだわりないんだよね

 

106:名無しの転生者

つまり…?

 

107:名無しの転生者

まさか…?

 

108:最強の式神

安価です

 

109:名無しの転生者

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

110:名無しの転生者

待ってました!

 

111:名無しの転生者

みwなwぎwっwてwきwたwww

 

112:最強の式神

取り敢えず俺のビジュアル

既存のキャラと同じがいい場合はその名前

>>120

 

113:名無しの転生者

プロヒモ

 

114:名無しの転生者

伏黒恵

 

115:名無しの転生者

宿儺さま

 

116:名無しの転生者

パパ黒

 

117:名無しの転生者

背の高いポニテ巨乳

 

118:名無しの転生者

夏油傑

 

119:名無しの転生者

白髪のロリ巨乳

 

120:名無しの転生者

パパ黒

 

121:名無しの転生者

虎杖

 

122:名無しの転生者

選ばれたのはパパ黒でした

 

123:名無しの転生者

おー

 

124:名無しの転生者

これはヴィランルートか?

 

125:最強の式神

>>120

おk、途中煩悩まみれの案が出たけどまあいいや

変身してくるから少し待たれよ

 

126:名無しの転生者

Wktk

 

127:名無しの転生者

フィジカルゴリラか、恵の方になるかと

 

128:名無しの転生者

意外ではあった

 

129:名無しの転生者

イッチは自尊心を捨てれるのか…

 

130:名無しの転生者

>>129

自由は得てるけどな

 

131:最強の式神

出来たぞ!

【画像添付】

 

132:名無しの転生者

おお!

 

133:名無しの転生者

パパ黒だ…

 

134:名無しの転生者

というか方陣と退魔の剣どこいった?

 

135:最強の式神

>>134

任意で出し入れできるよ

 

136:名無しの転生者

はぇーすっごい

 

137:名無しの転生者

そのビジュアルならヒモ生活で良くね?

 

138:最強の式神

>>137

流石にヒモは辞めとく

そんなコミュ力ないしなんか申し訳ない

 

139:名無しの転生者

綺麗なパパ黒

 

140:名無しの転生者

このパパ黒は育児放棄しなさそう(小並感)

 

141:名無しの転生者

それでイッチ、今後の方針はどうするんだ?

 

142:最強の式神

方針?

 

143:名無しの転生者

救済とか原作路線とかやるの?

 

144:最強の式神

いやその原作を知らないからなんとも言えないんだが…

 

145:名無しの転生者

あ…そっかぁ

 

146:名無しの転生者

正直ヒロアカの時系列ってわからないことのほうが多いからな

 

147:名無しの転生者

少なくともオールマイトとの決戦後というのはわかってるな

 

148:最強の式神

ただ目標は決めてるぞ

 

149:名無しの転生者

ほう

 

150:名無しの転生者

なになに?

 

151:最強の式神

あの梅干しの顔を『前が見えねぇ』状態にしてやる

 

152:名無しの転生者

 

153:名無しの転生者

100日後に前が見えねぇ状態になるAFO

 

154:名無しの転生者

分からん人のために言うとこんな感じ

【画像添付】

 

155:名無しの転生者

これはwww

 

156:名無しの転生者

いや原作でもオールマイトに前が見えねぇってなってなかったか?

 

157:最強の式神

それはともかく誰か原作の内容を教えてくれ

 

158:名無しの転生者

あっ

 

159:名無しの転生者

…普通に忘れてた

 

 

 


 

「やったぞ!遂に完成した!」

 

薄暗い空間の中で培養液の入った紫色のカプセルと付随された端末の液晶だけが光源となっていた

そんな中、他よりも一際大きいある1つのカプセルを見て興奮していた

 

「ドクター、ついに完成したのかい?」

 

「うむ!これならオールマイトも倒せる…最強のハイエンドじゃ!」

 

マスクをつけた男がドクターと呼ばれた男と話す

そんな渦中のカプセルの中には頭部から生える2対の翼とまるで複数の生物を混ぜ合わせたような『何か』がいた

 

「複数の異形型の個性と増強型を併せ持つ最高傑作…!マキア以上の素体で作られたハイエンドじゃ!」

 

「マキア以上…随分とハードルを上げてくれるね」

 

「勿論じゃ!儂の生涯が全て詰まった存在じゃからな!」

 

まるで子供のようにはしゃぐドクターはマスクをつけた男、AFO(オールフォーワン)に自慢話をするかのように話していた

 

しかし、異変は起こった

 

『…?』

 

「…!ドクター、どうやらお目覚めのようだ」

 

「なっ!?馬鹿な、意識は無くしておるはずじゃ!」

 

「何事も予想外というのは有るよ

…それにしても、これがオールマイトを…!フフフ」

 

AFOはマスクの上からでもわかるようなまるで新しいおもちゃを与えられた子供のように不敵な笑みを浮かべる

だが、その笑みは次の瞬間に消え去った

 

バギャァン!

 

「「!?」」

 

突如としてハイエンドが動き出し、AFOの腹部に拳をぶつけたのだ。突然のことにドクターもAFOも反応出来ずに吹き飛んでいった

 

「く…流石に痛いね」

 

「な、何をやっておるんじゃ!?止まれ!」

 

だが流石は『巨悪』と呼ばれた男、体が反射的に個性を使用したこととカプセルから出て目が覚め切ってないこともありダメージはそこまでだった。

すかさずドクターはハイエンドに動きを止めるように言うがまるで聞く耳を持っていなかった

 

そして、想定外(イレギュラー)は3度起こった

 

「縺?k縺輔>」

 

「「!!??」」

 

ハイエンドから発された言語は人のものでは無かった、しかし言葉は意味だけを持ち2人の脳内へと語りかけた

 

『五月蝿い』

 

「テレパシー?!まさか自分で進化を…!」

 

『進化?何を言って…』

 

ハイエンドは床に広がる培養液から己の姿を見て静止した、そして数秒後に再び言葉を発した

 

『なるほど…どうやら俺は改造されたみたいだな』

 

「フフフ…これは面白くなってきたね」

 

『誰だ?』

 

「僕かい?僕は…AFO、君の産みの親だよ」

 

まるで値踏みをするかのようにAFOを見つめるハイエンド、周りを見ながら自分の状況を把握したらしい

 

『アレか、俺に従えってか?』

 

「端的に言ってそんな所だね」

 

『ふーん…』

 

ズドン!!

 

AFOはすぐさま横に避ける

そこにはハイエンドの拳がめり込んでいた

 

『少なくとも良くわからん生物兵器作りまくってる奴らなんて碌でもないし手伝うつもりなんて一切無い』

 

「そうか、じゃあ…死んでもらおうか

 

ズガァン!

 

異形の存在と巨悪がぶつかり合い、戦闘が始まる

周囲の大気は揺れ、普通なら立っているだけで吹き飛ばされそうな風が吹き荒れる

 

そんな中、ドクターは驚きを隠せなかった

 

(AFOと()()にやりあっておるじゃと!?)

 

個性を奪うという個性によって大量の個性を一度に発動できるAFOの強さを長年付き添ってきたドクターは十二分に分かっていた。だからこそ単なる『改造人間』に過ぎないハイエンドがやりあえている現実が信じられなかった

 

(じゃが…流石に押されおるのう)

 

だが、それでも遠距離攻撃を中心に行うAFOと殴ることしか出来ないハイエンドでは相性が悪い

 

『グッ…』

 

「(増強系を組み合わせた攻撃を数十発も耐える耐久力…ますます欲しいね)流石に相手が悪かったみたいだね」

 

戦闘経験の差が如実に現れ、遂にハイエンドは膝をつく。身体の至る所から体液が流れ落ち、斬撃を受けたような傷跡は致命傷になり得るものだった

 

「悪いね、ボクの勝ちだ…!」

 

ハイエンドへと歩み寄るAFOは自身の勝利を信じて疑わなかった…しかし、その油断が命取りとなった

 

ガコンッ!

 

「?」

 

戦闘が始まって以来、いつの間にかハイエンドの上部に出現していた『方陣』が音を立てて廻った

 

…ムクッ

 

『…誰の勝ちだって?』

 

「!!?」

 

追い詰めたはずのハイエンドが立ち上がる

しかも、今まで与えたはずのダメージは何処にも見当たらず完全復活を遂げていた

だが、それだけではない

 

ガギィン!

 

「(弾いた!?見えていない筈!)」

 

『同じ手は二度も通じねえよ』

 

ガコンッ!

 

AFOが放つ斬撃を右腕に備えられた剣で弾く

本来であれば見ることも叶わない不可視の攻撃を捉えて弾く、それはAFOを驚かせるには十分だった

さらに…

 

『お返しだ…!』

 

ズゴンッ!!

 

「が…!?」

 

2度目の方陣の回転によるさらなる進化、それによってオールマイトを超えるパワーとスピードを得たハイエンドの拳はAFOのマスクを捉えて吹き飛ばす

しかし、AFOも何倍にも増強させたバリアによってどうにか威力を落としたがそれでも生命維持装置として機能していたマスクが完全に壊れ、先程とは完全に状況が逆転していた、そして気づいた

 

「(そうか…!あれの能力は『完全なる事象への適応』!パワーが上がったのと攻撃への適応能力を見て間違いない!)ご…がぁ…」

 

『もう終わりか?』

 

ドスンという足音がAFOに近づく

トドメを刺そうとするがそこに横槍が入る

 

「行け!我が愛しきハイエンドたち!AFOを助けるんじゃ!」

 

「「「「ガァァァァァ!」」」」

 

ドクターがAFOのピンチを救うべく作りかけのハイエンド達をけしかけてきたのだ。いくら未完成とはいえ並のプロヒーローであれば1分も経たずに肉塊と化す程の力はある

 

バチュン!!

 

『邪魔だ』

 

「弾け飛んだじゃと…!?」

 

剣の一振で10体のハイエンドは消し飛ぶ

さらに、本来再生を兼ね備えている個体がいたにも関わらず再生が起こらないという現象も同時に起きていた

 

しかし、他のハイエンドへと注意が向いたその一瞬が別れ目となった

 

「『転送』!」

 

バシャッ!

 

『なっ…!?』

 

一瞬の隙をつき、ハイエンドを何処かへと飛ばす

AFOも勝つ事は困難と考え自身の生存を優先したのである

静寂が辺りを包む中、ドクターがAFOへと駆け寄る

 

「大丈夫か!?」

 

「…あぁ、マスクが壊された…機器を持ってきてくれないか?」

 

「少し待っとれ!」

 

慌てて車椅子とチューブの着いたマスクを持ってくる、ボロボロのAFOの命は何とかつなぎ止められた

 

「じゃが…まさかこんな事になるとは…」

 

「うん…流石に危なかったね」

 

あれ程までに追い詰められたのはオールマイト以来だと語るAFO、そしてドクターに問う

 

「ドクター、アレの活動限界はどのくらいだい?」

 

「うむ…かなりの性能にしておったから保って半日程度じゃろうか…」

 

「(半日程度…でもあれなら適応されかねない)」

 

ドクターはそう言うがAFOはあのハイエンドにその程度のことが出来ないわけがないと確信していた

 

「(…面倒な事にならなければいいんだけどね)」

 

このミスが後にAFOを苦しめる最大の要因となろうとは、この時はまだ誰も思いもしていなかった







ナガンはヒロインに…

  • なる!
  • ならない!
  • どうせならヤンデレだぁ!

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