~高杉重工ラボ~
滝に呼ばれてラボに来た
「おいっすー、何かできたか?」
「実は別世界へ行けるポータルを作ってね、試したいのだよ」
滝の後ろにはポータル装置があった
「実は君が転移する際に粒子を採取したのだよ。早速、別世界へ行くとしようじゃないか!」
「急すぎんだろ」
装置を起動させて、別の世界へ飛ぶ
ちなみに、ポータル装置の名前は『ワールドランダマイザー』って言うそうだ
一度行った世界は何度でも行けるそうだ
~???~
飛んだ先は森だった
「…森だねぇ」
「さっきから足音らしきが聞こえるくね?」
音の方を見るとサイクロプスがこちらを見てた
俺は婆ちゃんの形見である標識のヘアピンを付けて、気分を入れ替える
「ほう!サイクロプスじゃないか!では、実験を…おや?」
滝がビルドドライバーとメタルタンク×2を出した瞬間、誰かがサイクロプスの目を攻撃して、足元が凍結した
「シディ、頼む!」
「ウヌ!やらせるものか!」
2人でサイクロプスを倒す
…ん?今シディって言ってなかったか?
「大丈夫?怪我はない?」
「ああ」
「特にないさ」
水色ショートの少女が俺に話しかける
…コイツら、もしかしてカレコレ屋?
「…何だコイツ?」
「とりあえず無事でよかった」
~カレコレ屋~
俺は事情を話す
「作ったポータルで飛んだら、気づいたらあそこにいた…と」
「
「ねえカゲ、どう思う?」
「まあ信じていいんじゃね?この様子じゃ異宙の事も知らねーっぽいし」
「異宙…。字面からするに、宇宙版異世界って感じかい?」
「お前鋭いな。ちなみに、さっきのサイクロプスは異宙の住人だけど、俺らはあくまで人間。ちょっと特殊だけどな」
「自己紹介が遅くなったな、俺の名前はシディ。こっちのカゲチヨとヒサメと3人で一緒にカレコレ屋をやっているんだ」
「よろしくね」
「困ってる人の依頼を解決する何でも屋だ!詳しくは俺らのチャンネルを見てくれよな!」
「カゲ、ここで宣伝しても意味ないでしょ」
「俺は織田信彦。ノッブでいいぞ」
「僕は高杉滝。ただの科学者だ」
「それはそうとチャンネル登録してるぞ。いやー、カゲチヨとヒサメのペアは尊い」
「ア゛ー!いつもデジたんと呼ばれてるコメントを見かけるけど、アレお前だったのかよ!?」
「俺もヒサメみたいな子が欲しかったが…。まあ、そんな事はどうだっていい、元の世界に帰るまでしばらくいさせてくんね?」
「大体転移先の時間で2、3日いれば元の世界に帰れるから安心したまえ」
そんな訳で、暫くカレコレ屋に居候する事になった
~どっかの館~
別荘に何かがいるかもしれないから、確認して欲しいという依頼で洋館に来た
「うわー、何か雰囲気あるね…」
「ゴースとロトムいるかな」
「僕としてはいてほしいものだ」
「とりあえず館の周りを一通り見てみるか」
「どーせ何も出ねぇって。ア゛ー、めんどくせ。4人で行って来て」
「俺もパス。滝がいる時点で過剰戦力だからな」
普通のサイコキネシスでブーストマークⅢばりに空間を破壊するレベルだし
「はぁ?カゲと信彦も来てよ!」
「構わんだろ」
「え?」
「カゲチヨは来ても足手まといだ」
「確かに」
「おい!」
3人は周辺を探索する
酷い言われ様だな。というかコレ…
「「立ちました!(立ったな)…え?」」
草むらからフラグちゃんが出てくるが、標識のヘアピンがない
あれ、もしかして?
「あれ、もしかして信彦さん?」
「お、おう…」
「お久しぶりです!信里香さんは元気ですか?」
あーね、はいはい
「これで確信した。俺の婆ちゃんは…」
「はい、私です!」
フラグちゃんが標識のヘアピンがない時点で薄々勘付いてたがな
「なぁ信彦、コイツは何なんだ?」
「コイツは死亡フラグ。その名の通り、死ぬフラグが立った時ソイツに現れる死神。そして俺の祖母でへっぽこだ」
「ア゛ー…。言われてみれば、信彦にアホ毛を付けると結構似てるな」
「話を戻すが、お前は『危険な環境にも関わらず、単独で別行動する』っつーフラグが立ってんだわ」
「信彦さんも死亡フラグ立ってますよ?」
おいマジかよ。俺死ぬのかよ、ORTだから死なないけど
「お二人が死亡フラグを回避するような行動を取れば、私は消えますし、お二人も死なずに済みますよ」
「つまり、お前は俗に言う『死亡フラグ』の役割を果たすガキって訳で、俺と信彦の目の前にいる限り俺らは死ぬ運命にあると。で、俺らはフラグを下げるような行動を取れば生き残れるって訳だな」
「そういう事」
「な、何故生き残る方法まで知ってるんですか!?」
「オメーが言ったんじゃん」
せやな
「ま、まぁ下げ方が分かった所でそう簡単に死亡フラグは下げれませんからね!いくら私が出来損ないのフラグだとしても!」
「出来損ないなの?」
「な、何故それを!?まさか私の事を調べて…!?」
「な?へっぽこだろ?」
「確かにな。ちなみにさ」
「何ですか?」
カゲチヨがフラグちゃんに気になる事を聞く
「死亡フラグが立ってない人間に危険は及ばないの?」
「はい、私の標的はお二人だけです!」
「…ふーん」
3人が帰って来る
「外には何もいないとは、実につまらないねぇ」
「ん?カゲチヨ、信彦、何だその子は」
「かわいいー!」
「私は死亡フラグd「ああ!そこら辺のガキだよ!な?」
「お、そうだな」
「子供嫌いのカゲチヨが子供と一緒に?つまり、友達という事だな!」
「「違う(います)!」」
「おーい、中入って依頼終わらせるぞー」
俺らは屋敷に入る
「死亡フラグね…。なぁ、ヒサ」
「ん?」
「俺、この依頼終わったら女優の橋本環奈ちゃんと結婚するんだ」
「キモイのはもう諦めたら逮捕とかされないでね」
「ひでぇ!」
「くふっw」
滝は軽く笑う
「随分とあからさまな死亡フラグだな。オメー死ぬぞ?それとさっきのは草生える」
「信彦さんの言う通りです!そんな分かりやすいフラグを立てたら、大変な事になりますよ!」
「あのね、死亡フラグなんてフィクショ(ガシャーン!)」
俺とカゲチヨにシャンデリアが落ちる
「わー!大変!本当に死んじゃった!」
「マジかよ…」
「だから言ったのに…」
「え?い、生きてる?…なるほど、貴方はゾンビと吸血鬼のハーフで、簡単には死なないんですね。本当に手強い相手ですね!信彦さんは私のクオーターでもあり、ORTを乗っ取ったそうですから絶対に死なないんですね。これは厄介ですね…!」
「俺らの事殺す気満々じゃん…」
「俺の祖母としてそれはどうなんだ?」
「それが私の仕事ですから!」
「じゃあさ、身体前後逆なのもわざと?」
「あ」
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さらに調査を続ける
「てか、その女の子仲間で連れてきちゃマズくない?」
「コイツが勝手に付いて来たんだって」
「そうなんだよね」
「2人も遂に子供と遊ぶ楽しさを知ったわけだな!」
「だから違うっつーの!」
「俺は近所のガキんちょとも遊んでらぁ!」
ふと、気配を感じる
「「ん?」今誰か俺に触れた?」
「俺はしてないけど、何か気配を感じたな」
「何もしてないけど?」
「いや今絶対何かしたっしょ!」
「その女の子が触ったんじゃないの?」
「私何もしてませんよ?ちなみに、『何かの気配を感じる』は死亡フラグですよ」
「まーたフラグ!?もう痛いの嫌だー!俺、帰るからー!」
「あ、ちょ待てよ!それ死亡フラグだから!」
一人で逃げ帰ろうとするカゲチヨを追いかける
「ちょっとカゲ!?ノッブ!?」
「おい!二人で行くのは危険だぞ!」
「彼はメイプルか何かかい…?」
「一人で逃げ帰ろうとするのも死亡フラグですよ!?こんなに死亡フラグ重ねたら、
「うっせー!ほっとけ!」
「待って下さいよ!」
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とある一室で何かを見つける
「これは…!」
「「立ちました(立ったな)!」」
「えぇ!?また死亡フラグ!?今のは証拠を見つけた名探偵ぽかったろ!」
「主役より先に真実に辿り着いたモブキャラは死ぬ運命です」
「「誰がモブキャラだ!」」
俺はこれでも主人公やぞ!?一応!
上からよだれが垂れてくる
「ねぇ、このよだれが上から垂れてくる奴って…」
「はい!死亡フラグです!」
俺は巨大な青いハサミを上から来た化け物に突き刺す
「殺らせるかよ(ザンッ)」
そして振り下ろす
(ハ、ハサミ!?どこから出したんだよ!?)
(あのハサミ、失恋フラグさんのハサミですよね?何で信彦さんが持ってるのでしょうか?)
ちな、このハサミはORTの水晶で模しただけなんだよね。マジで開かないし
モンハンでいう両手剣のようなものだし
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依頼は終了し、帰る事にする
「さ、帰ろっかー」
「そうだな」
フラグちゃんを見ると、消えかけてた
「お前、消えかけてねぇか?」
「私はもっと殺しやすそうな人を探す事にします…」
「がんばー」
「おー、そうしてくれ。フラグとかもうめんどくせーしな」
「そういやさカゲチヨ、オメーわざとフラグ立てたよな?滝らを危険が来ねーようによ」
「そうだな」
他の人にフラグがどうとか言ってた時点で思ってたが、やっぱそうだったか
「お前こそ、俺らに死んでほしくなさそうだったけど?フラグを下げれば生き残れるとか教えてくれたり、もしかして俺の事好きn「おうおう!俺の婆ちゃんを口説くとかいい度胸じゃねーかぁ~?おぉん?」そういやそうだった…」
「ま、婆ちゃんも頑張れよ」
フラグちゃんは消える
「そういえば、さっきの女の子はどうしたんだ?」
「帰った」
「珍しく出来たカゲチヨとノッブの友達だったのに寂しいね」
「だから友達じゃねーって!もう二度と会いたくねーよ」
また、会える気がするな
~翌日~
今日はジラゴンまんのレビューの撮影だ
「どーもー!今日から販売開始って事で、SNSで話題の新グルメ!ジラゴンまんを食べに来ましたー!」
「ジラゴンのお肉が食べられるなんて驚きだよね!」
「どんな味か気になる人も多いと思うので、レポートしていきまーす!」
「ウム!2人共いい感じだ!」
「最新グルメレポートはバズ率高いからな!」
「ぶっw、見た目陰キャの癖にバズとか狙ってんだw」
「ウケるw目立ちたくて必死なw」
チャラい奴がカゲチヨをバカにする
「「「…」」」
「何だアイツ?」
「いーよ事実だし」
「だが…」
「アイツ、いけ好かねぇな」
「お待たせしました!先頭のお客様どうぞー」
「お、あいたみてーだぜ!」
ジラゴンまんを受け取る
「ありがとうございましたー」
「んだよ、普通の肉まんじゃね?先頭取る為に朝イチから並んだ時間返せっての!」
ヒサメがチャラい奴を見ると、様子が変だった
「え!?」
「ひっ!?お、おま…顔!顔!」
「あ?」
「じゃー早速食べてみまーす」
俺とカゲチヨはジラゴンまんを食う
「カゲ!ノッブ!ダメ!」
「ア゛?何だよヒサ」
「どうした?」
「遅かったー!」
「カゲチヨと信彦…なのか?」
「は?何言って…ってええええええ!?これ俺ぇ!?」
俺らの姿を見ると、カゲチヨはドラゴンのようになり、俺はオルト・シバルバーになってた
「これはどういう「グアアアアアアア!」ん?」
街の方を見ると、一体の怪獣が暴れてた
「やっば!人もビルもゴミみてー!おもしろすぎんだろ!」
「どうやら彼は、さっき僕達の前にいた男性のようだ」
「何故あんな事するんだ!」
「力があるから使ってみたいとか、そんな所だろ」
「所詮、おもちゃを与えられたガキって訳か」
「このままじゃ町が滅茶無茶になっちゃうよ!」
「ああ、止めよう!」
「ブレーザーかデッカーを呼ぶべきかい!?」
「待ってくれ。…何か急に眠気が…」
「俺も…」
俺は眠ってしまう
「え!?急に!?しかも寝方が意外に可愛い!」
「猫みたいだな」
「こうしてる間にも街が…、フェアリー技があればワンチャンあればよかったのだがな…」
「仕方ないからここは、私達だけで」
「待てヒサメ!カゲチヨと信彦の様子がおかしい!」
「光ってる…!?」
「怪獣になった事と何か関係があるというのかい?」
気が付くと、カゲチヨはドラゴンに、俺はORTになってた
「ん…?え、何コレ…。もしかしてカゲ!?」
「君は…、信彦君かい?」
「信じられん…。さっきの睡魔は覚醒の前兆だったのか」
「ギャアアアアアア!」
俺は喋れない為、発光するんだが、カゲチヨは光線を発射する
(えええええ!?そーかもって言おうとしただけなのに、何かビーム出た!てか喋れねーし!さっきまではギリ人間ぽかったけど、これもうマジの怪獣じゃん!え、ちょっと待って、コレ時間経ったら戻るよね!?)
カゲチヨは慌てふためく
滝、お前のテレパシーで意志疎通できるか?
「やってみるとしよう」
円盤に乗ってる滝はサイコパワーを放つ
(オイお前ら、聞こえるか?)
「この声、信彦?」
「でも、どこから声がしてるんだ?」
(今は滝のテレパシーで意志疎通できるようにしてる。隣に円盤をしょった蜘蛛がいるだろ?ソイツが俺だ)
「もしかして滝って、超能力者?」
「とりあえずあの暴れてる怪獣を何とかしよう」
「そうだね!カゲ、あっちまで飛べる?」
(ああ!)
突然、火炎放射が来る
(コイツさっきの陰キャじゃん。おもしれー、この体がどんだけ強いのか試す実験台にしてやる!)
(やる気満々ってか。ちっ、面倒くせ)
(やってやろうじゃねぇかこの野郎!)
1対2の大怪獣バトルが始まる
「あんな大きい怪獣同士が戦ったら…」
「いや大丈夫だ」
カゲチヨが怪獣を殴り飛ばし、俺は飛び跳ねて糸で絡めとって海へ叩きつける
「ふむ、海で戦えば被害は出ない。考えるものだね」
「ヒサメ、滝、俺達も行こう」
俺らは怪獣を追い詰める
「グッ…」
(よし!何となく体の使い方が分かってきたぞ)
(それに、アイツはあんまし強くねぇからこのまま押し切るぞ!カゲチヨ!)
「(クソ!こんな陰キャヤロー共に…!)ギャアアアアアア!」
怪獣は最後のあがきで俺に攻撃し、俺は停止する
「「(信彦!)」」
(へ…へへへ。やったぜ!)
俺の体に光が集まる
さぁ、準備は整った。今こそ覚醒の時だ―――
「見て、信彦に光が集まってる!」
「っ!カゲチヨ君!今すぐ戻れ!」
(は!?どうしたんだよ急に!?)
「彼はダメージで活動停止したわけではない!
「「(はぁ!?)」」
俺は再起動する
(うぐぅっ!?なんつー威力の衝撃波だよ…!)
「うわデッカ!?」
「100mくらいあるぞ!」
「アレはORT。地球上だと弱点が存在せず、全細胞を一撃・一瞬で完全消滅させない限り滅ぼせない、究極の存在だ」
(んだよソレ!?チートすぎんだろ!?)
「そもそもコンセプトが『どうしようもない絶望』だからね」
(デカくなったからって、調子こいてんじゃねぇ!)
怪獣が襲って来るが、八角形のバリアで防ぐ
使徒を食ってS²機関を習得して、ATフィールドも使えるようになった
それが無くても効かないけどね☆
「彼、使徒を捕食したようだね」
「捕食?」
「ORTは捕食した者の能力を得る事が出来る。たとえそれが高次元な存在だろうと…ね」
俺はコズミック・レイバーストをする
直撃した怪獣はぐったりしてた
「…やっ、た…?」
「ああ!やったぞ!」
「実にあっけないものだ」
3人が俺らの元へ来る。俺は円盤モードになって着地してる
「カゲチヨ!信彦!凄いな!」
「お疲れ2人共!ていうか…その体いつ戻るの?」
カゲチヨは涙目になり、俺は元の姿に戻る
「やっぱこっちの方が落ち着くな」
「ORTは捕食した者に擬態する事が出来るのだよ」
「カゲチヨは自分の意志では戻れないみたいだな」
(ア゛ー!どーすんだこれぇ!ゾンビ出吸血鬼で怪獣って…、いくら何でもキャラ設定盛り過ぎだろ!俺まさかずっとこのまま?そんなん嫌だあぁ~~!てか、信彦ズル過ぎだろ!)
~翌日~
『販売中止となったジラゴンまんは、試食段階で怪獣化が発生しなかった事から、怪獣化は一定の条件があると考えられ…』
「生き物の生態というのは不思議だな」
「今じゃ普通に共存してるけど、異宙の生物ってまだ分からない事も多いんだよね」
「レジェンズアルセウスみてーに、調査すればいいんじゃね?」
「いやマジでそれなー。ま、結構おもしれー経験だったけど」
「よく言うよ。時間が経って元に戻った時は大泣きしてただろう?」
「仕方ねーだろ!戻る前は滅茶苦茶不安だったんだよ!」
「心配していたが、体に何の影響も残っていないみたいでよかったな!」
「だが、グルメレポートは当分やらない方がよさそうだね」
「ん?オイ見ろよこれ!スライム成分配合の新食感モチモチパンケーキだって!バズりぞーだし、食べに行こうぜ!」
「カゲチヨ…」
「懲りろよ」
その後、元の世界に帰れた
Q:ノッブにナンバリングと役割があったら?
A:ナンバーは『1582』で、役割は『監視』を意味する『ゲイザー』になるかも