織田信彦の楽しいIS学園生活   作:リューオ

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幕間:この溺死した少年に救済を!

「「「…」」」

 

おっすー、ノッブだ

俺、滝、喫茶マンハッタンの店長で滝の同級生で性別と耳と髪の長さ以外はカフェそっくりの『海老名サツキ』の3人で、蔵から見つけたとあるカセットを見つめる

そのカセットには、手書きで『MAJORA』と書かれてた。何でコレ(特級呪物)があんだよ

 

「サツキ、何かいるかい?」

 

「…この中に2つ、霊がいます。…一つは少年の、もう一つは良くない何かがいます」

 

「良くない何か、か…」

 

「サツキ、少年の霊にコンタクト取れるか?」

 

「…お友達が話をしてみるようです」

 

お友達は少年の霊にコンタクトを取る

彼はカフェと同じようにお友達がいるし、特級呪物のリンフォンにいる霊を操れるのだ

ここが呪術廻戦だったら、凄く活躍できる気がする

 

「…詳細が分かりました。この少年の名前はベン。…誰かに連れ去られて溺死させられたようで、気付いたらゲームの世界にいたという事です」

 

分かってはいたが、胸糞悪すぎる

ソイツを殺すしかないと思ったら、パソコンを使って調べてた滝が言い始めた

 

「軽く調べた結果、ムーンチルドレンの信者が、創始者のケルブリスを復活させる為の生贄として、ベン君を溺死させたらしい」

 

ムーンチルドレン、マジで許せねぇ…!

 

「信彦君、一旦落ち着きたまえ」

 

「悪い…」

 

「ベン、君はどうしたい?このままそこに居続けるかかい?」

 

カセットはカタカタと揺れる

 

「…『もうここにいるのは嫌だ。皆と一緒にゲームがしたい』と言ってます」

 

「体に関しては、僕の研究所にあるアレを使うとしよう」

 

アレって何だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~高杉重工:滝の研究室~

 

滝の研究室に行く。どうやら男の『AL-1S』を作ってたようだ

見た感じ、アリス要素もあるが俺がモデルみたいだな

 

「コンセプトはアナザーAL-1Sだ」

 

「…ですが、どうやって彼をこの体に入れるんですか?」

 

「あれ、知らない?ベンはパソコンに接続するとハッキング出来るから、それを利用すんだよ」

 

「…なるほど」

 

「まずは動力源となるコアを入れよう」

 

「あ、じゃあブラックホールエンジン、対消滅エンジン、縮退炉、GNドライヴ、S2機関、俺の細胞を入れよう!そんで武器はオーバードウェポンなんてどうよ?」

 

「いいねぇ!それらをまとめたコアをIS仕様で作ってみるとするよ!」

 

(…絶対ロクな事になりませんが、大丈夫でしょうか?)

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

ノリノリで作った、トンデモエンジンを一つに纏めた手のひらサイズの球体であるコアをAL-1Sに組み込み、ケーブルで接続した64にカセットをセットして64を起動する

 

「これなら行けると思うんだけど…」

 

AL-1Sの指がピクッと動いた後、目が開いて起き上がって何度も手を動かす

成功したみたいだな

ヘイローは水が渦潮のように回ってる

 

「パンパカパーン、ベンは新しい体を手に入れた(CV:田中美海)」

 

あらま、言動がアリスに引っ張られてーら

 

「それで、この後どうするんだい?」

 

「…遊び相手が欲しいとは言ってましたが」

 

「それについては心当たりがある。…とその前に名前どうする?今まで通りベンにする?それとも、俺が考えた新しい名前にする?」

 

「僕はもうベンではないので、新しい名前を募集します」

 

俺はコイツに新しい名前を付ける。ゲーム開発部に入部させる前に、カセットの中の何かを処理するか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~廃墟~

 

俺はベンこと、天童ソウジと一緒に廃墟に来てた

 

「始めるぞ」

 

「はい」

 

カセットを差した機器をオートマタの胸部に組み込むると、オートマタが動き出す

 

『dieへソな 目ni遭いま、レたneえ…』

 

俺は距離を取って観戦する

オートマタ自体相当ボロいのか、変な喋り方になってるな

 

「百斂」

 

ソウジは撃ってきた所を避け、ケルブリスが追撃しようと(パァンッ!)した瞬間、飛沫が飛んでケルブリスの片腕が飛ぶ

もしかして、水を赤血操術のように操るのがソウジの神秘なのか?

 

「今です!断風(タチカゼ)!」

 

俺がコッソリ入れた大太刀を出して、居合斬りで武器を斬る

 

大時化(オオシケ)!」

 

ソウジに殴ろうとした瞬間、掴んで背負い投げをする

 

「これで終わりです、ケルブリス。―――天晴(テンセイ)

 

大上段からの一太刀で、ケルブリスをカセットごと縦に斬る

 

『タ…、die…へ…』

 

機能停止すると、オートマタから異形の何かが出てくる

 

『私ハコノ世界ニ生キ残ッタ最後ノ神ダ―――』

 

とうとう呪霊になりやがったか

 

「これが第2形態ですね」

 

「俺も加勢する?」

 

「いえ、ソロプレイで大丈夫です。試したい事があるんです」

 

『貴様ノ体デ蘇ッテヤル―――!』

 

呪霊が攻撃を仕掛けるが、体の小ささを活かして懐に潜り込んで殴ると黒い光が出た

黒閃出来るのかよ!?

 

(なるほど、これが―――)

 

黒閃の感覚を掴んだのか、次々と黒閃を出す

 

『ナ、何故…!私h』

 

ケルブリスは消滅する

 

「信彦さん!やりました!」

 

 

 

 

 

~ゲーム開発部~

 

「てなわけで、新入部員を紹介するぞー」

 

「初めまして、天童ソウジです!」

 

「わぁ!アリスにそっくりじゃん!」

 

モモイはソウジに夢中になる

 

「元々、ソウジはベンという少年だったが、宗教団体ムーンチルドレンによって生贄に選ばれ、溺死させられてムジュラの仮面のカセットと融合した。んで、滝が作ったアンドロイドにベンの魂を移したのがソウジってわけ」

 

「信彦さん、そのムーンチルドレンはどうなったんですか?」

 

「滝が悪事の証拠を片っ端からかき集めて警察に晒した」

 

「そ、それって今日のニュースでやってたアレ、ですか?」

 

「そういうこった!」

 

「後で作られたという事は、ソウジはアリスの弟って事ですね」

 

「さぁ…、どうなんだろうな…?」

 

これなら、ゲーム開発部でやってけそうだな

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