___キバの世界/未来の時間軸___
ローブを纏い、素顔を見せない男……志村達の前に現れた創生王だ。
ビルディングの最上階で物臭げに座っており、
恐怖に満ちた表情で跪く十名の男女。
いずれも人間ではない。
「ネオファンガイアとか言っているけどファンガイアのキングに反旗を翻したパルチザンで、
身体の構成はただのファンガイアだからねぇ……ガッカリだよ」
侮辱されたの聞いて拳を握る大男がいたが……
創生王が一瞬で間合いを詰めて大男の顔面握りつぶした。
「この程度で壊れるレベルなんだから、
大人しくしなよ。
王の御前であるぞ……なんちゃって」
冗談のように創生王が言うが、惨劇を生み出した状況で笑う者はいない。
その様子つまらなさそうにした創生王であったが、何かを思いついたようで、
手のひらに拳をポンと乗せる。
「そういえば……大昔のキングが封印したんだってね、レジェンドルガだっけ?
過去に向かって力を送るから解放してみるかな。
ああ、仮に過去の世界が滅びても君たちの存在を保証するよ。
一応全知全能とか謳い文句にしているからね」
部屋にあるプロジェクターに手をかざすと過去の映像が映し出される……。
「……大丈夫か、志村?」
「問題ない、いつもの事だ」
キバの世界について、早速映像の教会に行こうとしたが、
志村の管理しているケルベロスアンデッドが志村の陰から飛び出してきた。
志村は、広い場所へ誘導して戦いを始める。
南も参加しようとしたが、志村がそれを断った。
一時間ほど殴り合った末にケルベロスアンデッドは、志村の影に戻った。
南は、打ち身を負った志村を治療しながら聞いた。
「なぁ志村」
「なんだ?」
「いつもああやっているのか?」
「大体な」
「完全な制御はできないのか?
二度と逆らわないように徹底的にやるとか」
「それは敢えてしない」
「……何故?」
志村は目を瞑り、考えをまとめている様子だ。
暫くして志村は口を開く。
「ケルベロスアンデッドは……もともと人類を統制する存在になる為に生み出された人造アンデッドだ。
封印された後に大ショッカーに奪われて、究極の怪人の素体に選ばれた。
いずれも悪しき目的で生み出された。
だがな、南……毒親からの命令で悪になれといって悪になる。
コレほどつまらないものは無い、気に入らない。
仮にも三分割されたとはいえライダーと共に戦ったこともあったヤツだ。
悪行をなしたり、無秩序に暴れるより面白い生き方があるって教えたい。
だから、あいつの衝動にも納得のいくまで付き合う、何度でもな。
……馬鹿馬鹿しいかもしれんがな」
「いや……いいと思う」
光太郎の脳裏に、シャドームーンに敗れ、命を失った際、
クジラ怪人の献身で蘇ることができたが、クジラ怪人はゴルゴムの戦いで命を落とした。
海を愛する怪人に友情を感じていた南には志村の考えを否定しなかった。
南の言葉を聞いて志村は少し笑った気がした。
キバ勢がまだ出なくてすまない
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
-
ピーコックニキ
-
エンマニンジャ
-
野良勇者
-
史上最強の大工
-
Zさん