当然同盟に加入時に武勇伝を聞いてヤベー奴の枠に入った。
だが、そんな彼を一撃で粉砕した者がいる。
それは……
じんるいあく(笑)「多々良君ってニャルラトホテプにそっくりですね!」
スミス「」
三代目ツェペリ「……死んでる」
言葉一つで粉砕したじんるいあく(笑)は実績として喫茶さんさーらで肖像画が飾られることに
じんるいあく(笑)「私は普通の女の子ぉおおお!!」
バッタモン「〈無言で肖像画を見て頷く)」
12/18(日)
『どうか、この私を捌いて、欲しい……!!』
シャアハゲこと獅童正義が罪をカミングアウトした。
選挙戦の結果は与党の圧勝、未来連合の大敗だった。
辛うじて受かったやつも改心して議員辞職からの自供だし……。
「よっしゃああ!」
「……この後起こる災厄は一先ず忘れたいわ」
単純に喜ぶ竜司と、盛大に盛り上がった世界へ一気に冷や水を浴びせることになる未来を憂う真。
ルブランで祝勝会が始まった。
怪盗団にマスター、冴に俺とパケチ。
「………」
「どうした?疲れた様子だが」
「このバカ監修の記者会見に警察の答弁の訓練に身辺整理……獅童とやり合うより厄介だった……」
全ての力を使い果たしたパケチに水を渡す祐介。
不器用ながら乾杯の挨拶をしようとするマスターに、敵討ちができて涙を流す双葉にもらい泣きする杏。
獅童一派(あと尻尾振った警察)が集団で病院送りになり、冴が病院に向かうことになった。
……パケチの手で廃人化で死んだ人間もいるが、まだ生きている人もいる。
回復の当ては二つ。
一つは、精神操作に長けたペルソナ……雲を掴むような話だ。
ペルソナ使いができる環境と、さらに目的の資質持ちを探さねばならない。
もう一つはベルベットルームだ。
ペルソナ2罰でジョーカーになった人間を担ぎ込んで治療していた。
……現状は使えないがな、ファッキン!
あ、そういや期末テストか。
蓮は死んだフリした間学校行かなかったからなぁ。
ここらで勉強会をしなければ……
「ねえ……」
「なんだ?真」
「その……腕の……」
うん、言い淀むのはわかる、腕に呪いのアイテムの如く絡む春の存在のことだな。
もはや冴もツッコミ放棄したからな。
「婚約した、以上」
「(うん、知ってる)」
「そ、そう……おめでとう」
「ありがとう、マコちゃん幸せになります!」
「(そっかー、婚約するのかー)」
なんか遠い目をする蓮とマスターと、
ようやくかという他男性陣の無言の視線と、恋愛話好きな杏はテンションをあげる。
……期末試験後に招集をかけるとしよう。
12/23(金)
怪盗団が駅の連絡通路に集まる。
獅童正義が逮捕される。
だが……
「お姉ちゃんが言ってたの、精神鑑定を行なって減刑をさせたり、廃人化を証明できないと追求しないようにする動きがあるって」
「なんだよそれ……」
真の言葉を聞き、困惑する竜司。
「想定の範囲内だな……こうなると見越して仕掛けたからな」
「獅童の件は廃人化について僕は出頭して話す予定だから問題ないよ」
「スミス、明智」
「今回招集したのは理由がある。
メメントスに行く前に貸し切った部屋で話そう。
……この人数では目立つからな」
駅の近くのパーティー用に部屋を貸す店がある。
そこで俺が話を行う……飲み物は一通りだした。
「獅童一派を崩してもコレだからな。
獅童一人だけだったら残党が工作して獅童が心神喪失で入院、首相就任は延期とかなって、
怪盗団はなかったかの様にしただろう。
そうならないように全部崩したし、怪盗ちゃんねるを盛り上げさせているが」
「想定の範囲内って外でいってたけど、まおーは何か知っているのか?」
「双葉ちゃん?」
双葉の質問に謎の圧力を出す春をムツゴロウばりに撫で回して鎮圧する。
「廃人化やパレスが生み出される根本はメメントスだ。
今なら更に奥へ……おそらく最深部までいけるだろう。
こういう乱痴気騒ぎは懲り懲りでね、メメントスを解体しようかなって」
「話が見えないぞ」
「結論だけ聞けばそうだな。
まず順序立てて話そう。
中3になる前にペルソナを貰ったのがはじまりだな」
「ペルソナを……貰った?」
「……神の様な存在にな。
神じゃない、アレが神とか嫌すぎる……。
集合無意識……多くの人間の心から生み出された巨大な心の海。
そこから生み出された存在がな」
「でもそれってすごいの?」
杏が首を傾げる。
まぁ実感がわかないか。
「イセカイでしか本領発揮しないから実感が湧かないだろうが、
俺みたいなペルソナなら現実世界で悪用し放題だ。
たった一人ですらこうだ、数十億人間が集まれば膨大だ。
俺にペルソナを与えたのは二体、
人類のポジティブマインドの化身フィレモンと、ネガティブマインドの化身ニャルラトホテプ。
クトゥルフの奴とは別人だがな。
本来は、「人は完全な存在となり得るか」という命題に対して結論の出ない不毛な論議をして、ニャルラトホテプが試練を起こし、フィレモンがそれに対抗できる奴にペルソナを渡す……場合によっては世界が滅びるが」
「スケールが大きすぎる……」
「今のところは、何かやる気も体力もない……だから二人がかりで俺にペルソナを渡した。
クソ性能だったし、更新サポートもない……いつかぶちのめす」
「スミス君?」
春が心配そうに見ている。
冷静になれ……!
最初の言われたことを思い出す。
『今、世界の明暗を分けるゲームが行われている』
『世界が滅びるかもな、めでたいめでたい!
そっち側が有利なようにイカサマ満載でな!』
『私は人の可能性が消える現状を看過できない。それに…いや、それはさておき』
『俺たちは干渉できない……だが俺達の声が聞ける奴で盤面を引っ掻き回せる。
アイツはニンゲンを放って置けない、俺は盤面を引っ掻き回して愉悦したい。
だから頑張れ頑張れ(はぁと)』
「……それで俺は居ながらにして世界を干渉できるようにスミス同盟を作り、情報を探した。
精神暴走、廃人化、認知訶学。
これらが核心だろうと辺りをつけた、廃人化の犯人がビックゲームの駒だとね。
だが、嵌められてクソゲーを強いられるのは誰かがわからなかったが……。
竜司が鴨志田のパレスに迷い込み蓮と一緒に脱出したのを見て、
蓮が俺が探し認めた奴と直感的に思ったわけだ」
「だからあの時、人探しと護衛が目的といったわけだ」
蓮がカモシダパレスではじめてスミスに助けられた時を思い出しているようだ。
しっかし物覚えがいい奴だ。
「で、大衆のパレスの主が誰か……大衆自身だ。
膨大な人間の心から生み出された神の様なモノだ。
「誰かがやればいいという無責任さ」「周りの事件を他人事に娯楽として消費」
辺りの部分が強いし雑多で我儘な欲望が蠢いているわけだ……。
それを統括する存在がいると想像できる……雑多なままでまとまらないならこんな厄介事はおこらん。
『人間は愚かだから俺が飼育、管理してやる』ぐらいなスタンスでいるだろうとね」
「なんでそう思うんだ?」
「明智の方が早くペルソナが目覚めた。
蓮と明智を争わせる真っ当なゲームなら同時期に目覚めさせる。
明智は獅童というバックアップ付き、蓮は冤罪前科というハンデを負わせている。
まぁクソ双子の証言からクソゲー決定だが」
「マジ酷えわ」
竜司が嘆くのは無理もない。
「と、いうわけでメメントスを落とす。
今は言い訳ができないくらい獅童が悪いという風潮でマシだが
数ヶ月経つと風化しかねないので速攻で攻略する。
……ただ、メメントスを落とせばパレスが産まれることは取り敢えずなくなる。
そうなれば怪盗活動……『改心』できる仕組みは消える。
神に匹敵する怪物と戦うだけでなく、それも覚悟してくれ」
メメントスの残骸でトラブったり、研究で科学的に再現性をもたらしたら別だがね
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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史上最強の大工
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Zさん