5月の出来事。
……目が覚めると、青い部屋。
昨日はゴールデンウィークでハルにありふれながらも珍しい、素材の味を生かした料理を振る舞った。
『お茶の天麩羅』でござる。
加工済みのやつじゃなく、摘んだばかりの新茶でな……茶産地のシーズンでしか味わえぬほろ苦さが売りの珍味。
俺の方の伝手で九州の方まで足を伸ばしていったわけだ、春と一緒に。
地元の野菜、山菜、海の幸も天麩羅にしたけどね。
昔、トラブルを解決したことで恩を売った甲斐があった。
春の野菜の勉強にもなって有意義な時間だった……わけだが。
ラヴェンツァ……じゃなくてカロリーヌ・ジュスティーヌがやってきた…やっぱベルベットルームか。
そういえばペルソナ3や4でダンシングゲームやってたなー……ジョーカーも踊るのか?
よく見たら春以外にも怪盗団の面々もいる。
異常事態に騒ぎ出す……無理もない。
蓮は呑気に寝ようと言い出している。
ベルベットルーム行ったことないすみれが混乱しているし、獄中のパケチもいるわ。
なんか現実の俺達は睡眠中らしい。
「まったく騒がしいな。
仲間の躾がなってないぞ、囚人」
「おお、なんかきた!」
「あれほどの戦いを経てきたものとは思いませんね」
「いつの間に……誰なの?」
呑気に騒ぐ双葉と突然の状況に困惑する真。
俺はダメ元で影からカメラを取り出して記憶している……俺の身体透けてるけどな!
「てか、俺らになんか用かよ?」
「待て、リュージ!この二人は…」
「囚人って蓮の事?てか知り合い?」
竜司は高圧的な態度な相手に突っ掛かり、
モナが諌めて、杏が蓮に聞く。
「なんで二人に?」
「そうだぞ、ラヴェンツァ。
お菓子が2倍欲しくなったのか?」
「き、貴様なんだその姿は!?」
「常に半分起きて半分寝ているからな。
だからじゃね?」
「イルカかよ……」
パケチが疲れた様子でツッコミを入れる。
「この子が君が言ってた双子ちゃん?
ヤバ、超可愛いじゃん!」
「可愛…無礼な!」
「ラヴェちゃんが二人に!?
ラヴェちゃんはスミス君になんども勝負しに遊びに来て可愛いけど」
杏に可愛いと言われて怒るが、それ以上に春の言葉で赤面する二人。
だが、なんとか再起動して説明をする双子。
この「クラブ・ベルベット」でダンスをしろと。
「……半分しかいない俺ではキチンと動けないようだがな」
「それは面妖な貴様が悪い、怪人!」
「まぁ、蓮よ。お子ちゃまのお願いは俺の分まで頼むぜ?」
「世話になったからな……」
怪盗団の依頼という事でその依頼を受ける事に。
パケチ?嫌々だったが、夢の中とはいえシャバの空気を味わえる対価ということで引き受けることに……ムショの飯はマズいからなー。
すみれは、体操の演技力向上になるとノリノリだが。
この世界の記憶は持ち越せないと言ったが、俺だけは例外故に記録しておく
機械には残せなくても最悪、俺の精神世界のモニターで出力できるしな!
ちなみに、ハイスペックボディ故にダンスもイケる……それ以上に分身込みで踊ると凄まじい一体化した集団ダンス芸ができる。
皆控え室を与えられて練習出来るらしい。
俺は適当にしろという……ステージに立てんしな。
では、クラブベルベットの探索をしよう!
イゴールがもしかしたらDJで皿回ししているかもしれんし!
適当に探索していると
「多々良・カフカ・スミス様」
背後から声をかけられて振り返ると、
青い服を着たポブカットの美女と長身の美青年……ラヴェンツァと似た雰囲気。
初対面だが、しかし前世で知っている存在だ。
エリザベスとテオドア……ペルソナ3で登場したラヴェンツァの姉と兄にして力を司る者。
エキセントリックなゴーイングマイウェイでメギドラオンでございますと粉砕するので有名な元祖ペルソナ3裏ボスなエリザベス。
穏やか性格で上の姉の横暴さに振り回される可哀想なテオドア……ペルソナ3のもう一人の裏ボスでポータブルやリロードででているんだっけな?
「ああ、ラヴェンツァから聞いている。
たしか、ベルベットルームから出て行った兄と姉がいると……」
「私、エリザベスと申します。
こちらは不詳の愚弟のテオ」
「テオドアと申します。
ラヴェンツァがお世話になっています」
ラヴェンツァという共通の話題カードで話が盛り上がり、一通り盛り上がった。
蓮、パケチ、俺の連合軍で戦ったこと。
日常生活で様々な事で勝負を挑んでくる勝負の日々を……親の顔より見たぐぬぬ顔である。
エリザベスの笑みは弱みを握ったぞ的な感じかな?テオドアは微笑ましいという感じだが。
「スミス様、ラヴェンツァが遊戯盤崩し(ボードクラッシャー)と呼ぶほどの貴方に…
私の目的の協力を依頼します」
「『二人』を救う為に」
……ん?二人?
スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?
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マガタマを飲み、人修羅の道へ。
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悪魔と合一し、ナホビノとなる。
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宇宙の卵を確保し、孤独な観測者となる。
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うるさい!(拳銃で返答)