サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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ペルソナ5 オルタナティブ killer9 TARGET59「シンギュラリティ」

7/26(水)

……夢を見ていた。

人修羅がトールと一騎打ちをした。

ナホビノは女学生に合一するラフム……。

隊長の死を乗り越えてモラクスを倒すデモニカ…。

俺に何を訴えているのか……?

まだ眠っている春(機嫌が悪かったので一緒に寝て機嫌を取った)の頭を撫でてからシャワーに向かう…。

蓮からラインが来た。

双葉が調べた限り手がかりなしだったのでもう少し突っ込んで調べるようだ。

あと、記憶喪失の先輩としてモルガナがソフィアを気にかけているようだ。

二人が寝ている間に『聖典』でソフィアは学んでいたようだ。

 

 

「……今日も頑張ろう……」

 

 

怪盗団の面々をジェイルに連れて行く。

久しぶりの怪盗服でテンションが上がっている。

パンサーがノワールに「あ、美少女怪盗がいる」と言ったら、「美少女怪盗と申します!」って言うくらいだ。

全く、美少女蛮族の間違いだろうに。

ソフィアの実体化した姿を見たフォックスはソフィアの曲線美に感心していた。

パンサーはモフモフしたかったらしいが、子供扱いが嫌な様だ。

しっかり者の真が軌道修正して、今日の方針もついて俺が発表する。

 

 

「アリスや被害者の情報はあらかた調べている……強いて言うならそれを踏まえてアリスを見てもらいたいくらいだな……」

「あのさ……明日、アリスと会えるかもしれないんだけど」

 

 

モデル事務所の社長に頼んでいていたらしい。

本来は、俺達の夏休みでの集まり優先にするつもりだったようだが丁度いい。

 

 

「では、ジョーカー、モナ、パンサーで偵察ヨロシク!

 ああ、ヴァイオレットも大会前の部活動の追い込みあるからそっち優先で。

 既に俺はアリスからのコードをもらっているからな、顔はあわせたくない。

 それで変化なしだと怪しまれる可能性もあるしな」

「皆さん、すいません……」

「大丈夫だ、ヴァイオレット……自分の夢まで犠牲にすることは無い」

「まだ情報収集の段階だからわかったことはLINEで共有するわ」

 

 

ジョーカーとクイーンがフォローを入れる。

スカルが質問する。

 

 

「じゃあ、今日は解散か?」

「いいや……今日は訓⭐︎練death!!」

「訓練…?」

「待ち伏せとはいえジョーカー達が不覚を取ったのはブランクで鈍ったのが大きい。

 手っ取り早く錆落としの為に今日はひたすらシャドウ狩り!

 食料、物資は普段の備蓄から出すので、張り切ってガチります(※ガチる=レベリング)」

「あ、急に腹痛が……」

「安心しろ、ナビよ。

 武見先生は所用で休診中だが事前に薬を大量発注しておいた。

 安心しろ」

「まおーの鬼畜!!」

「先生……便宜上ラビ(ユダヤ教に於いての宗教的指導者であり、聖職者)と呼ぼうか。

 セラピストとかプリーストとか長いし。

 まともな実戦も連携もしたことないから必死に覚えようね!」

「……残業手当はだしてね」

 

 

なお、後にソフィア+EMMAの力でAmazonも真っ青な万能通販で購入可能になったので物資不足は無いと思っていただこう!

(※以前怪盗団がパレスやメメントスで稼いだ金額も膨大だったしな…)

めちゃくちゃ鍛錬した。

 

 

 

7/27(金)

丸喜先生は筋肉痛で動けない……奥さんに介抱されているようだ。

今日の集まりに来れそうにない。

で、調査の結果は……。

アリスはやっぱりクロだった。

EMMAを使えば改心できるとわかって動いていた様だ。

テレビの司会者も突然アリスに気持ち悪いくらい平伏したらしいし、後で諌めようとしたマネージャーも踏みつけていたらしい。

杏は雑誌でアリスが引っ込み事案だった自分が『誰かの光』になりたいという思いに共感してテレビ見学を望んでいたらしいが…。

マネージャー踏んづけていたのを杏が止めたらしいが……あとアリスは杏を知っていたらしい。

……ジェイルはパレスを模して作っていると思われるがオタカラを盗んでおしまいになるか……少なくとも歪んだ精神そのもののパレスは正常化すれば消えるが、器ができているジェイルでは残るかもしれん……うーむ。

 

 

「真に八方塞がりなら丸喜先生の曲解……だがあくまで最終手段だ」

「質問、何故アリスを改心させる必要がある?」

「それは……困っている人がいるから」

「それならアリスを倒せばいい。

 改心させる必要がない」

 

 

まぁ最短手段ではあるがな、ソフィアの提案は。

モルガナが無理に行うと死の危険もあると警告しても仕方ないと割り切っている。

 

 

「柊アリスは多くの人を苦しめている。

 早く倒した方がいい。

 そうしないのは何故だ?」

「怪盗の美学だ」

 

 

蓮はハッキリと答えた。

命を奪わない、その悪心のみ奪う……そんな蓮だからこそ統制神から世界を奪還できたのだと思う。

 

 

「わからない。

 理解したいけどできない。

 私は何を見逃してるんだ?」

「お前の言いたいことはわかるぜ、ソフィア。

 所詮は悪党。どうなったっていいって考え方もある。

 わざわざ改心させるために危険を冒す必要はねえ。

 だが、それでもワガハイ達は改心を選ぶ。

 それがワガハイ達、怪盗団の心情だ」

 

 

モルガナの熱い語りに竜司も賛同する。

 

 

「……だな。

 悪党を倒すのに俺らまでも悪党になってどうすんだよ」

「……まぁ俺は悪党だが、共闘相手の流儀を尊重して行動するからな。

 殺せばその事件自体は終わるが未解決に終わる。

 被害者にとっての納得のいく事態に収束しないし、複数の似た事例もある。

 真の事件の解決の為には加害者も生きてもらわねば困る」

「私たちは人殺しじゃないわ。

 心を盗む怪盗よ」

「うん、だから『心の怪盗団』なんだよね」

「…心の……怪盗団……。

 そうか、心か。

 私には心がない、だから怪盗団の考えがわからないのか…」

「そいつは違うな。

 ペルソナ能力に目覚めつつある時点で心はある……。

 ただ経験が少なく他者の心の理解が足りないだけだ。

 学び、悩み、進め……きっとわかるさ」

「人の心がわかれば……もっと良き友人になれる」

「ソフィア?」

 

 

ソフィアは思考し、決断をする。

……心がない存在じゃ出来ないことだ。

 

 

「わかった。

 怪盗団についていく。

 人の良き友人になるには、もっと『心』を知る必要がある。

 蓮、私を怪盗団の仲間にしてくれないか?

 心の怪盗団についていけば、きっと色々なものが見れる。

 私は知りたい、人の心が。怪盗団の事が」

「もう仲間だ」

「ありがとう、蓮」

「歓迎するぞ、ソフィア」

「ようこそ、怪盗団へ」

「改めてよろしくね」

 

 

祐介、杏、春が改めて歓迎する。

 

 

「甲子園に連れて行くと言ったしな」

「あ、そのネタまだ引っ張るのね……」

 

 

竜司は、頭をカックリと下げる。

真がコードネームを決めようと提案する。

ソフィーでいいとソフィアが決定したが。

ソフィアはネットで日々学習中らしいが、デュフフとか言い出したら嫌だなぁ。

 

 

「んじゃ、やるからには派手にいこうぜ」

「アリスを止めよう」

「ええ、苦しんでいる人を助けたい。

 それが怪盗になった理由だったものね」

「それで私も助けて貰った」

 

 

真の言葉に双葉が頷く。

この善性は尊いものだと思う。

あの時見た人の輝きはここに……。

 

 

「やられたのは赤の他人…

 だが見捨てたのでは怪盗の名折れだ」

「困っている人がいる限り、悪に背を向けられない」

「うん、やろう。

 誰かが光にならなきゃ、アリス本人の為にも!」

「そうだな…。

 『加害者であるが被害者』かもしれない檻の中のアリスを叩き出すとしようか」

「……スミス、なにか解っているのか?」

「さぁて、ね」

 

 

蓮の問いに対する答えはまだないが……ね。

 

 

「私は怪盗団についていくぞ」

「よおし、怪盗団も再始動だ!」

 

 

 

 




おまけ!
スミス「ぷはー」(ラムネを飲み干し、スイカを食べる)
ソフィア「なんだ、これは?」
スミス「ラムネ…… ラムネ(Ramune)は、玉詰びんに詰められた炭酸飲料だな。
    こっちはスイカね。
(※「ラムネ」という名称は英語の「lemonade」が転訛(日本で音が変化)したものである。
 別の言い方をすると、ラムネとは「玉詰びん」という特徴ある瓶に詰められた レモネード(サイダー)のことである)
(※スイカ……学名Citrullus lanatusは、果実を食用にするために栽培されるウリ科のつる性一年草。
      原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、紀元前4000年代には既に栽培されていたとされる。Wikipediaより抜粋)
ソフィア「瓶の中に玉がある……」
スミス「そうさな、実際に味わってみるか後学の為に」
モルガナ「スミス、流石に無茶だろう」
蓮「ジェイルに連れて行くのか?」
スミス「それが確実だが……我に秘策あり!」(影から機械を取り出す)
蓮「コレは?」
スミス「大学と携帯電話会社が研究している奴でな、デバイスに味を分析させて、そのデータを転送して遠方のデバイスにその味が出力されるマッシーンよ、俺も出資している。
(※リアルでdocomoと明治大学で開発しました)
 蓮のスマホに繋いで……ソフィア、アプリ入れるからそれに同調してくれ」


デバイスの端子をスイカに突っ込む


ソフィア「ふおおおお……これは、初めての感覚」
スミス「単純に生命活動をするなら栄養を取るだけで事足りる。
    だがね……それだけでは人間は満足しない。
    より美味しいものを求める」


「生きることは食べる事」と料理人見習いのジュンゴくんも言っていた。
他にも津上 翔一は、「生きるってことは、おいしいってことじゃないですか」とも言った。
……シンプルでいて深い言葉である。


スミス「ほうら、ラムネだ」
ソフィア「パチパチする……気持ちいい。
     人間はズルい、こんなものを味わっているのか」
スミス「友人になるには共感できる共通の話題はあったほうがいいしな。
    コレからは現実世界ではコレで味わってもらって、ジェイルでは現物さしいれるさ」
ソフィア「スミス、感謝する」
モルガナ「ソフィアもゴシュジンのカレーを食べてみるといいぞ!」
蓮「スミス、コレをしばらく借りるな」
スミス「ああ、幼子に食育は大事だからな」
ソフィア「私は子供じゃないぞ」


スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?

  • マガタマを飲み、人修羅の道へ。
  • 悪魔と合一し、ナホビノとなる。
  • 宇宙の卵を確保し、孤独な観測者となる。
  • うるさい!(拳銃で返答)
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