ペルソナ5Xも海外でボチボチテストが進んでいるけど国内に来るのはいつの日か……?
7/29(土 カーン!)
夜、賑やかな東京・渋谷の街並み。
「続いてのニュースです。
マディス社の近衛 明とパイナップル社との共同プロジェクトを発表しました。
世界的IT企業のコラボレーション……」
街頭でニュースを発表していたが、
突然画面が砂嵐が起こり、赤いシルクハットに仮面をしたマークに『TAKE YOUR hEaRT』……怪盗団のエンブレムが現れた。
「はい、皆さんご注目!」
「こんばんは、そしてお久しぶり」
「俺たちを覚えているか?」
「私たちは心の怪盗団。
ある人物を改心させるために再び参上したよ!」
人々は怪盗団のマークを指差したり、騒ぎ出す。
「人の心を弄ぶ柊アリス」
「偽りの光で人を貶め、愉悦の為に傷つける。
そんな奴を私たちは許さない」
「アンタが奪った人々のネガイ……」
エンブレムにノイズが走り、怪盗団のリーダーの映像に切り替わる。
「今宵、我々が頂戴する!」
予告状を投げつけて、画面に映し出される。
それを偶々目撃していた善吉だったが、電話がかかる。
「長谷川刑事?エージェントスミスです」
「やってくれたな、オイ」
「警察の立場とはしては苦々しいでしょうが……アリスに予告しなければ『改心』出来ないもので。
あと、『黒幕』への牽制および反応が見たいので……。
今後は基本控えますんで、じゃあ」
電話が切れた。
.
.
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「長谷川刑事の胃に悪い事をしたな」
(※諸悪の根源)
双葉が自慢気に今回の工作アピールする。
「ふっふっふ……フタバ砲・リターンズ!
ご堪能いただけただろうか?
怪盗団復活で渋谷は大騒ぎだ。
バッチリアリスにも届いたと思うぞ?」
「双葉さん凄いです!」
「あ、芳澤はコイツの手並みは見た事なかったもんな」
「って事で、後は仕上げな。
予告通り参上してやろう!」
「決行だ」
「ああ、行くぜオマエら。
奪われたネガイ、ワガハイ達が頂戴する!」
ジェイルへ突入する。
「警戒が高まっているからただでさえシャドウの数が多いのに余計に苦労しそうね」
「その辺は対策済みよ、クイーン」
ジェイルの各地で爆発音は響く。
シャドウ達は爆発の現場へ殺到する。
「分身を派遣して破壊工作や陽動をさせている。
ゴミ捨て場から玉座に爆薬を放り込んだ…まあアリスを倒せはしないだろうが嫌がらせには十分。
今のうちに進もう」
「「「「「(怪盗のやる事から離れているような……」」」」」
(※強盗通り越してテロリストの所業である)
「見ろ!この鎖、上の方に繋がってる!」
「施錠が解けて落ちてきたみたいだな」
「これを渡ればネガイのある鳥籠まで一直線だ」
鎖を伝ってネガイがある上層まで走っていく。
超巨大な宝石として実体化している。
……持ち帰れないくらいデカいが、ジェイルに囚われている連中に返せば良いだろ、うん。
地面から玉座に座ったアリスが迫り上がってきた……爆発で身体中が煤けているが。
爆破工作は成功したようだが、火力が足りなかったようだ。
「よくもやってくれたわね、君たちぃ……!!」
「ああ、なんて酷い姿に……怒らせてしまっているぞ。
ちゃんと謝れよヴァイオレット」
「先輩、この人を先に改心したほうがいいと思います!」
「大丈夫、味方だから」
「はじめてよ、ここまでワタシをコケにしたのは。
私の集めたネガイ、どうしようって言うのかな?」
「ここに美少女蛮族王国を建国し、イケメンパラダイスにします!(春の声色で」
ちゃんと美少女蛮族のポーズを決めて返答したぜ!
ノワールはプリプリ怒った、解せぬ。
「しません!
スミス君!こんな時におふざけなんて、後で正座です!」
「すまんな(これでアリスこっちに注意が向くぞ)」
「決着をつけよう(やり方に問題があるぞ?)」
アイコンタクトでジョーカーとやり取りをする。
耐久(HP)は低いが耐性が強く、一番ペルソナが衰えていない俺が囮役にうってつけだ。
現にこの程度のおふざけでアリスは血管が浮き出ている。
「君、ジョーカー君にこの間の奴よね?
私のものになりに来たの?
アンタ(スミス)は殺すけど」
「お前を改心させる」
「以下同文、生憎売約済みなんでね」
「ウチのボスがすまないね、でも僕は君の事を救いたいんだ」
ラビの性格上、アリスを救おうとする気持ちは強いな。
最後に杏がアリスに語りかける。
「アンタの歪んだ心、怪盗団が叩き直してあげる!」
「高巻さん……とってもキレイな人。
あなたにはきっとわからない。
私がどんな気持ちで生きてきたか」
「秀尽であった事を言っているの?」
杏の言葉に狼狽するアリス。
無理もない、黒歴史を知られているわけだしな。
「何処で…それを…!」
「全部知ってる。
アンタがイジメられたことも、惨めな思いをした事も。
でも私は…」
「ああ、そうなんだ……知っているんだ…
変われたと思っても、何処までも過去が私を追ってくる…!
惨めだよ…、本当に惨め…!
でももういいんだ。
この力があれば、何もかも手に入る。
欲しかったもの…全部…!」
この間に影を生み出してアイテムをスタンバイする。
そして、アリスは俺たちに杖を向ける。
「みんな、私のものに……なっちゃえ!」
アリスは巨大化し、バニーになった。
目元が縫い合わせがあったり人形っぽい感じだ。
スカルがいの一番に感想を述べる。
「なんだコイツ…!
ウサギみてえな姿に化けやがった!?」
「(暴走したペルソナ使いが本体と一体化してお腹から怪物出した奴もいるし……それよりもマシだが)」
「これが……シャドウ……!」
そっか、ヴァイオレットは真っ当なパレスのヌシを見た事ないな。
こう言う変貌は初めてみるわけだ。
「これも『不思議の国のアリス』というわけね……!」
「さぁ、急がなきゃ。
時間に遅れちゃうよ。
私が皆を素敵な場所に案内してあげる!」
「素敵な場所?」
真の見立て通り、白兎のセリフに因んだことを言うシャドウアリス。
ソフィーは不思議な場所について察していないようだ。
ナビが解説する。
「反応しなくていい、ソフィー。
どうせ『あの世』とか言うだけだ」
「アリス…!
アンタの目、私が覚まさせてあげるから!」
「では支援開始!効果切れたら、逐次再使用で」
影が味方支援用に羅刹・金剛・韋駄天の符を発動して強化する。
シャドウアリスには究極の消臭スプレーで弱体化させる……毎度思うんだが、なんで認知世界になったらここまで効くんだ、通販で買い占めたけどさあ!
こちらに杖でぶん殴ってくるが、フィジカル任せで避けるのは容易い。
そもそも刈り取る者やらラヴェンツァ達に比べれば大したことはない。
「怪盗団ってみーんな仲がいいんだね♩
もしかして恋人同士もいるのかな?」
「アンタ、何言ってんの!?」
「ジョーカー君は一児のパパだったけな?」
「先輩、まさか……!?」
「ジョーカー、どういうこと!?」
「……そのネタは忘れてくれ。
ヴァイオレットも本気に受け取るな、パンサーもだ」
(※ジョーカーくん、出張メイドサービス呼んだら担任のべっきーがメイドでやってきた時に無理のある誤魔化ししたもんね……)
クイーンとナビも無言でジョーカーを睨む。
皆、俺やノワールが焚き付けたのに全然進展しないんだもの。
……所詮は、恋愛の敗北者じゃけん……。
シャドウアリスは笑う。
「へえー、高巻さん、ジョーカー君狙い?
…私もジョーカー君は好みかな⭐︎
あなたのハート、もらっちゃお!」
「殺害予告かな?まあいいやカクテルはお好きかな?
モロトフカクテル、ロキシアより愛をこめて、だ」
火炎瓶を投げつけるとかなり怯んだ。
なんかしようとしたが、妨害に成功だな。
ついでに、ナビの分析も終わったようだ。
「弱点属性は火炎だ!
奴の性格ごと燃やしてやれ、パンサー!」
「get ready!」
「オルフェウス!」
パンサーのヘカーテ、ジョーカーのオルフェウスの火炎攻撃が直撃する。
それなりの手傷を負わせる。
こちらに突っ込もうとするが、大きく後退する。
ラビの対物ライフルの直撃でノックバックする。
さらにヴァイオレットのサンドリヨンで切り裂く。
パンサーは、シャドウアリスに問いかけるが自分が悪くない、勝手に好かれていると答えた。
まぁ油壺投げたり、ナパーム投げたりする俺が面倒に思ったらしい。
更に……
「あと、貴方……スミス君の恋人だったよねえ?
じゃあ、コイツはスミス君よねえ」
ノワールのこと見破ったようだ。
芋づる式に俺もバレたー。
「じゃあ……」
シャドウアリスが何か飛ばしてくる!
避けるのは容易いが、射線にノワールがいて、今の体勢では避けられそうにない。
俺が庇うしかない!!
ハート型のナニモノかが俺に当たる。
「散々苦しめられたけど、こ・れ・で、貴方は私のモノ。
手始めに元恋人を殺しちゃおうか?」
「スミス君!」
「ヤベエぞ!」
「不味いぞ!(アリスの生命が)」
スカルは、動揺している。
ジョーカーも動揺している……ニュアンスが少し違うが。
ノワールが……ノワールが悲しんでいる!?
なんだ、この不快な波動は……!!?
ああ……前世では不自由な生活で唯一自由だったのは自身の空想・妄想の世界のみだった。
最後の……心の自由を奪う存在がいるならばあらゆる手段で抹殺するだろう。
アリスはその部分に触れた。
でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事は俺にノワールを殺させようとした事、彼女の心を傷つけた事だ。
俺はゆっくりとアリスに近づく。
「さあ!あの子を」
顔面に影からフルオートショットガンを取り出してシャドウアリスの顔面にゼロ距離射撃をする。
体勢を崩したアリスを顔面から地面に叩きつける。
体格差?ペルソナで強化された俺なら北極熊でも合気道でぶち転がせる。
「春を怖がらせた、故に殺……じゃない『わからせて』やる」
次は後頭部に電動ドリルで掘削作業を開始する。
苦悶の絶叫が聞こえるが些細な事だ。
「まおーキレてる……」
「流れるように投げ飛ばし、追撃しているな」
「あれが残虐行為手当……」
ナビがドン引きし、フォックスは俺の手並みを褒める。
ソフィーは要らないネットからの知識を手に入れているなぁ。
暴れて無理矢理ドリル地獄から脱出して、俺に突進しようとするが急停止する。
「ヒィ……!」
俺の手には硫酸の入った瓶を持っており、アリスの進行方向にばら撒いた。
「顔が商売道具だから、古来よりアイドルに硫酸ぶっかけて芸能生命を絶たれる話はありふれているよなぁ!?
悪いアイドルは消毒だああ!」
やはり、アイドルの鬼門である硫酸は認知的に強い。
火炎も怯んだが、これにはシャドウアリスも恐怖を感じたようだ。
「スミス先輩はやっぱり悪魔の化身です!」
「いや、あれはあくまで脅しで行動を制限させているだけだ、ここで一斉攻撃だ!」
俺の意図を読んだジョーカーは、パンサーと同時火炎攻撃をした後に全員で総攻撃をした。
これまでダメージの蓄積もあって鎮圧に成功した。
……それにしてもジョーカーとノワール、ラビ以外はドン引きしていた。
まさか俺が加害者だが被害者でもあるアリスに怒りの余りに横から顔面切り落として断面に硫酸ぶっかけるとでも思ったのかね!?
まったく心外である。
(※そういう発想が脳裏にある時点でドン引きだよ!)
やはり暴力 暴力は全てを解決する!
アリスも洗脳攻撃を初手で地雷に投げ込んだのが悪い。
スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?
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マガタマを飲み、人修羅の道へ。
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悪魔と合一し、ナホビノとなる。
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宇宙の卵を確保し、孤独な観測者となる。
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うるさい!(拳銃で返答)