稲葉市では大変でしたね」
直斗「……」
スミス「怪盗団でない一般人の前では切り出しにくいのはわかりますがね。
安心してください、俺も陰ながら協力している身なので。
非力なりに、ね」
蓮「(ギリギリ嘘を言っていないあたり酷いな)」
直斗「調査では怪盗団に一切関係ない一般人でしかないと結論づけていましたが……。
先程の奇行は演技ですね」
スミス「いや、アレは本心です直斗様万歳」
直斗「……お願いですから普通に話してください。
(久慈川さんからは彼女思いの真面目で寡黙な人間と聞いていたのに……)」
※りせちーは、スミスと春の行きつけのイタリアンレストランの常連なのだ。
killer9 TARGET07「パレス攻略」を読み返して見て。
8/9(水)
--札幌中央市・旧北海道庁舎--
「わ、すごい!
なんか古いのに、超オシャレ!」
「東京駅もですけど赤いレンガの建物は素敵ですね」
杏とすみれは感心した様子だ。
しっかり者の真が解説をする。
「かつて道庁の本庁舎だった、北海道のシンボル。
重要文化財に指定されているそうよ」
「これは……素晴らしい。
新しい着想が次々に湧いてくるぞ!」
「喜多川君、全力で楽しんでいるね」
「いい作品を作ってウチの仕事でも生かしてくれればいいさ」
俺の会社も儲かるし、川鍋さんも日本芸術界が盛り上がれば喜ぶってもんだ。
春が何かに気がついたようだ。
「お庭もすごく素敵。
花壇にいろんなお花があって…。
あれ、あそこ……?」
黒いスーツの男が女性に叱責を受けていた。
……俺の知っている女性だ。
「ちょっとあなた!花壇の花が枯れてるじゃない!」
「も、申し訳ありません!ですが、この暑さですから……」
「言い訳なんて聞きたくない!
市の名所には1つの欠点も認められないわ。
私はこの札幌中央市の最高責任者。あなたなんていつでもクビにできるのよ?」
「ひぃ…どうか…どうかお許しを……!
「路頭に迷いたくなければ24時間休むことなく全ての花壇を監視なさい!」
「しょ、承知いたしました市長……!」
龍司もドン引きするほどの剣幕だった。
……彼女こそが今回のターゲット、北海道中央市市長・氷堂鞠子さんだ。
「そこまでにしては?
過労で入院したり死人が出る方がこの街の醜聞になりますよ」
「あら……」
俺が声をかける。
鞠子さんは振り返って反論しようとするが、俺と春の顔を見て顔色を変える。
「でもそんな…あなたもしかして…『春ちゃん』に『スミス』君?」
「ご無沙汰しております」
「お久しぶりです、マリさん」
「嬉しいわ!覚えててくれて。
こんなに大きくなって!!」
こんなことでなければ本当に嬉しかった。
あなたのお陰で、真っ当に育ったのだと報告したかった。
真が春に聞く。
「え…春、この方が……」
「そうっ!うん…そうなの!
小さい頃にお世話になったマリさん!
マリさんは昔、オクムラフーズの取引先の方でお父様がよくゴルフでご一緒しててね。
私が1人で退屈そうにしているとよく相手をしてくれたの」
残念だ。
「すっげー偶然……」
「早くも会うとは……」
「春ちゃん…お父様のこと本当に残念だったわ。
何度か連絡を取ろうと思ったのだけれど当時はそんな余裕もなかったでしょうし……」
「いいえ……昔の優しいお父様に戻って命は助かっただけでも…」
「何か困っていることはない?
私はいつでもあなたの味方だから。」
「ありがとうございます。
でも、大丈夫です。
会社の経営陣も信頼できる方ばかりですし大学とも両立させて私なりに頑張っています。
それに……スミス君がいるから」
「そう、立派になって……その指輪は?」
「はい、婚約しました!あの人からずっと守ってくれました!」
「まぁ……!!
昔からスミス君は立派だったわ、野犬から命懸けで守った時と変わらないわ」
……貴方のネガイ、ここで断つ。
「貴方は変わりましたね。
昔の貴方なら職員にああまで無茶は言わないでしょう」
「無茶?いいえ、違うのよスミス君。
これはこの街に必要なことなの。
私も心を鬼にして言っているのよ。
この1ヶ月間、市の職員が街を清掃する清掃キャンペーンをやっているの。」
「そうやって拭っても果歩ちゃんの亡くなった事実は変わりませんよ。
職員が裏切ったことも、それに乗じた議員の存在も」
「スミス君、貴方……!?」
「春より先に社会人で社長になっていますので。
春を守るためなら狸や狐の類を躾けられなければ、ね。
最近まで忙しかったですが少し調べればわかったことです」
「スミス君」
春が俺の腕を抱きしめる力が強まる……。
鞠子の事、そして俺の事を案じるのもわかる。
だが……
「春が転んだ時、叱咤した事がありました。
『泣いてはダメ、立ち上がりなさい!』って。
そして、立ち上がった春に言った。
『これから辛いこともたくさんあるかもしれない。
だけど立ち上がれば何度だってやり直せる。それを忘れないでね』
……今の貴方は転んだままだ。
貴方はそれでいいんですか?」
「私は…私は立ち止まるわけにはいかないの。
あの子のためにも。
ごめんなさい、失礼するわ。」
「……ええ、また会いましょう」
……鞠子さん(と職員)は去っていった。
春以外口を挟めなかったな。
「スミスは、いつになく厳しい態度だった」
「おお、まおーがまおーだった」
「スミス先輩は、何か氷堂市長を追い詰めていましたけど……」
祐介が俺の様子を察し、双葉は俺のプレッシャーに驚く。
俺の態度に疑問を持つすみれだったが……丸喜先生が質問してくる。
「何か考えがあっての事だね、社長?」
「ジェイル攻略の為だ」
「そういう事か……!」
「レン、何かわかったのか?」
蓮は察しがついたようだ。
モルガナは、蓮の答えを待った。
「カネシロパレスだ」
「カネシロパレス……お金を要求したり入るまで大変だったなよなぁ」
「えーと、どういうこと?」
「私が参加していない時期でしたが……」
「真がウスイ・ホン展開になるって聞いたけど……」
「(薄い本?)もしかして……」
竜司は当時を懐かしみ、杏は首を傾げる。
双葉が失言するところだったがまあ良い。
すみれは全く知らないだろうしな、詳細は。
真も気がついたか?
蓮が答えを言う。
「あの時、侵入する為に奴のターゲットになり客になる事で侵入できた。
その時、ダン・スミスが金城を現実世界で痛めつけて上下関係を決定づけた。
カネシロパレスではそれが反映されてダンの攻撃が一番効果的になった。
今回もそれを狙ったんだろう?」
「そうだ……。
鞠子さんをいち早く,確実にジェイルから出したい。
あんな冷たい場所に一人でいてはダメだ……。
故に手段を選ばなかった」
「スミスよ、分身を既に派遣しているんだったな」
「ああ、祐介。
一面の銀世界……氷の城・札幌ジェイル。
前の二つより過酷な環境だ」
龍魚が如くを進めない理由……
ナギくんに取り憑いているアレの処遇がね……。
真っ当な方法では、
魔法学校のクグツ使いこと御堂綱紀くんが神霊宿した傀儡結界で拘束して、
ホグワーツの暗黒皇帝ことベルドの魂砕きで傷つければ取り憑いたやつが弱体化するからナギが自力で引き剥がしそう。
少し色物だと
パープルボンガロ「ドーン!」(ヴォルクルスの呪いを雑に解いた実績あり)
野良勇者「ドンドンドンブラーザス……リムーブカース!!」超英雄クラスのプリースト+同名員の儀式ブーストというなのドンブラダンスで達成値を爆上げ!(ファンブルした場合はクソコテが強制的に6ゾロにします)
最終手段
ぬ「赤先生、お願いします」
エンマニンジャ「『あ、ここは進研ゼ@でやってた!』」
スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?
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マガタマを飲み、人修羅の道へ。
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悪魔と合一し、ナホビノとなる。
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宇宙の卵を確保し、孤独な観測者となる。
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うるさい!(拳銃で返答)