後fgoも店員さんをゲット……!!
長谷川刑事のところで夕食を作る事に。
杏や真が茜君と一緒に京野菜カレーを作る事になったので俺と蓮が手早くデザートを仕上げた。
蓮が作ったのはクラッシュコーヒーゼリーだ!
コーヒーに一手間加えるだけで、おしゃれなデザートに!!
牛乳でお手軽に作れる一品だぁ!
好みでトッピングを追加するのもおすすめぇ!!
手順は…
1、ボウルに水(大さじ2)を入れ、粉ゼラチンを加えてふやかすぅ!
2、小鍋に水(400cc)を入れて中火にかけ、ふつふつとしたらコーヒー、砂糖を加えて混ぜながら溶かすぅ!
3、火からおろし、1を加えて混ぜながら溶かすぅ!
4、ボウルに3を流し入れて粗熱をとり、冷蔵庫に1〜2時間程入れて冷やし固めるぅ!
5、冷蔵庫から取り出し、スプーン等で粗くつぶすぅ!
6、器に5を盛り、牛乳をかけて混ぜ、ミントをのせてぇ……出来上がり!!
俺はカレーと言えばラッシー(ヨーグルト、牛乳、砂糖を泡立て器で混ぜ合わせる)だから手早く仕上げた!
丸喜先生もサラダをカットして俺秘伝のブレンドソルト&スパイスをパラパラしているがな!
あまり大人数で台所を占拠できないから早々に仕上げて今はカレー作りをしているわけだ。
食事は好評だったが、この場で食べられないソフィアやモルガナの分は影にしまった。
女性陣は茜君の親睦を深める為に一緒にお風呂に入るようだ。
杏がモデルのスキンケアを伝授するみたいなので茜君と春は興味深々のようだった。
パソコン作業をしている双葉と男性陣プラスソフィアが部屋に残っている。
長谷川刑事が口を開く。
「……今日は色々助かった。
狭いところだがゆっくりしてけ」
「良かった」
「はは、困ったときはお互い様だ」
蓮や俺の言葉を聞いて頭を掻く長谷川刑事。
今日は色々あったしな。
「……世の中の奴らは驚くだろうよ。
こんなお人好しのガキが、怪盗団なんてよ。
……スミス同盟の正体がたった一人のほうがもっと驚きだがな」
「困っている人間がいるなら、助けてやるのが当たり前だろう」
「まぁ、俺らなりに思った事をやっているだけっつーか」
「弱きを助け、強さを挫く…
それが『心の怪盗団』の信念ってやつだ」
「そして一宿一飯の恩は忘れん、決してだ」
竜司、祐介、モルガナが自分なりに答えを返した。
俺は…。
「見栄と打算や俺の思惑がある……気にしないでください」
「そうかい……改めて礼を言っておくわ。
茜のあんな顔を見るのは久しぶりだ」
「なぁ…おっさん。
さっきも聞いたけどよ、茜の母ちゃんって……」
「ふぁあ……流石に丸一日運転すると堪えるな。
坂本、何か言ったか?」
「いや、なんでもねえ」
疲労もあるが誤魔化しもあるな。
一先ずはその意向は尊重しよう。
「悪いが俺はもう寝る。
お前ら、後で茜の部屋に行ってやってくれ」
なんでも、生放送とか推しとか言っているらしいので配信者っぽいな。
まぁ入浴組が来るまで……
「サクッと整体並びに姿勢矯正DEATH!」
「なにをするー!」
明日に残す疲労は少ない方がいいだろう、メーン?
なお整体や矯正の類は免許の類がなくてもできるんだぜ?
(※鍼灸按摩マッサージは国家資格いるからね……闇治療を警官にはやらない程度の気遣い)
「こ……これは!」
「真っ赤だね」
「こ、ここが私の部屋です」
祐介や丸喜先生の発言を聞いて恥ずかしげな茜君。
異性を部屋に招かんしな、普通。
中にあるのは怪盗団グッズの山。
めっちゃ無認可(※そりゃ正体不明だから認可できない)グッズが多いな。
「これ、全部、怪盗団のグッズ…?」
「つか…こんなに出んのかよ…」
「い、一応知名度はあるからな……アングラにはあったかも…」
「怪盗団チョコは味はガッカリだった」
「そういえばディスカウントストア・ロシナンテであったね、チョコ。
他にも怪盗団マスクとか予告状ポストとか」
「手作りもたくさんあるよ…」
蓮よ、食べたのか……。
丸喜先生も意外に詳しいな。
「ひ、引いたでしょう?恥ずかしい……」
「そんな事ないわ、茜ちゃんは怪盗団が好きなの?」
「え、あ…うん」
恥ずかしがる茜君に優しく聞く真。
茜君の言葉を聞いて目配せをする真。
「そうなんだー!
それじゃあ私たちとおんなじだね」
「ええ!同じってもしかして…」
「そ、そうなんだよ。
お、俺たちも怪盗団の大ファンでよ!」
「そ、そうそう!怪盗団だぁーいすき!
いけいけGO GO!頑張れー、怪・盗・団!」
おい、竜司、杏……大根だぞ!
パケチに警戒をさせないように頑張ったお前はどこに行った!?
「むしろ俺達が怪盗団」
蓮の火の玉ストレート発言で皆が視線を集める。
バレない、信じられないだろうという前提とはいえ、心臓である。
「なら俺はスミス同盟の一員だな」
「ぷ……あはは!
確かに雨宮さんの髪の感じはちょっとだけ似ているかな?(※本人だよぉ…)
それにスミスさん、外国ではよくある名前ですからそんなこと言ったら外国人もスミスさんが疑われるじゃないですか」
「そうなんだよねー。
まったく皆、俺の名前を知る度にスミス同盟ですか?って聞かれるからね。
みんな短絡的だよね」
「「「「「「「(こやつ……)」」」」」」
「あのね、皆知っていると思うけど、怪盗団は、
この荒んだ世の中を変えてくれるヒーローで……
困っている誰かを救う為、命をかけて戦い、皆に勇気を与えてくれるの!」
うわー、怪盗団への憧れの眼差しをひしひしと感じる。
スミス同盟なんかなー、「うぎゃあ!」とか「ひいいい!」とか敵対者やクライアントから言われているんだぜ!
……(´・ω・`)
「メンバーは8人とも9人とも言われているけど、
その正体は未だ謎に包まれているんだよね。
ネットで見たけど、メンバーみんな個性的でどんな人か想像するだけでワクワクしてくる!」
俺もコメリカ大統領にkiller9の正体を想像するだけでゾクゾクしてくるって言われたぜ!
(※マスクドとダンを裏切って空爆で殺したと思ったら自分の妻や娘と一緒に仲良く食事する動画が送られればゾクゾクするよね。報復で家族をいつでも惨殺できるからね!)
動画の切り抜きして拡大した画像でジョーカーを指差す茜君。
「特に真ん中の人が私の推しで!
リーダーかな?ミステリアスで本当に素敵!」
「お、おう」
「(は、恥ずかしい)」
「…ほ、本当に怪盗団が好きなのね」
「ヤバい、むしろ私が茜ちゃんが好きかも」
良かったな、蓮モテモテだぞ。
我に返る茜君。
「あ、ご、ごめんなさい。
つい話すぎちゃって」
「ふふっ、そんなことないよ。
もっと怪盗団のお話、聞かせてほしいな」
「うん!
みんなにも見てもらおうかな……」
「え、なになに?」
「ネットでやっている生放送。
怪盗団のやつだけど……」
「お、面白そうね」
「う、うんっ!私も見たい!」
「じゃあ、ちょっと待ってて!
ちょうど今からなの!
それに今日は特別ゲストもいるんだ!」
.
.
.
「フンッ怪盗団を愛する諸君!
久しぶりだな!
今宵も怪盗団を愛する諸君らと共に、
楽しい時間を過ごそうではないか、フンッ!」
ジョーカーを意識した喋りで配信開始する茜君。
杏や双葉は感心している。
「生放送って……まさかの配信側!?」
「おおお……完全にキャラ変わっている!?」
「オッサンが言っていた生放送ってコレかよ…」
「あの人形は喋っている体なんだね」
「ア、アレってお前の真似か?」
「フンッ」
何故普段絶対言わない事やるん?
あ、この曲は……
< life will change>
「あ、これスミス君の曲だよね?」
「正確にはベラドンナとナナシさんから楽譜を渡されたのを配信しているだけだ。
地声で歌ってもしっくりこないから真の声色で歌っている」
「あ、確かにマコちゃんの声だ。結構かっこいい」
「スミス、初耳なんだけど?」
「声質がいいし鍛えているからいい歌手になれる素養はあると思うが」
ちょっと真よ、ガクガク俺をシェイクしないでくれ。
「今日は特別コラボを行う!
怪盗団を初期から追いかけている怪盗お願いチャンネルの管理人だ!」
『こんばんは、怪盗お願いチャンネルの管理人です』
金閣寺のアイコンのみで声を繋いで配信しているようだ.
竜司が反応した。
「この声……三島か?」
「そう言えば札幌で怪盗お願いチャンネルのコラボが……って言っていたな」
蓮は、札幌での三島の言葉思い出したようだ。
ちょっと前は女の子にモテたいとか皆に認められたいとか言っていたけど……
そういう感じはなく怪盗団関連だから純粋にコラボしたんだろうな。
祐介は画面を見てとある数字を読み上げた。
「チャンネル登録者5万人…?」
「動画配信者としては中堅クラスだな。
このレベルなら収入もあるぞ」
「すごいな」
「三島は怪盗お願いチャンネルの管理はするがこうやって動画配信には出ないからな。
怪盗お願いチャンネルトップでコラボ配信中としなければ誰も信じないだろうな。
更に弾みがつくな」
「諸君!もうご存知だろう。
怪盗団が復活を遂げた事を!」
『自分もその事には驚きました』
「各地で、合計三件の事例が上がっている!
これは大変喜ばしい事だ!」
『個人的な所感ですが、去年も改心と毛色が違うと思います』
「と、言うと?」
『少なくとも自分が把握した限りでは去年の改心の予告状を送った相手は糾弾されるべき人間ばかりでした。
怪盗お願いチャンネルの依頼のやつではそうでない人間もいましたが。
今回の三件はイジメや他者からの悪意で歪んでしまったかのように感じました。
また、情報を集めるとその三件は突然、その人を熱狂的に支持したり『改心』のような状況が出ていました。
怪盗団が復活したのはその事も大きく関連している……と自分は考えています』
「一子さんと一緒にいたお陰で成長したな」
「情報を単にそのまま発信するだけでなく情報をまとめて自分なりに考察して発信している。
この調子だと怪盗団の本が出る時が楽しみだな」
「ノリノリだな」
「今日はお父さんが帰ってきているから張り切っているのかな」
「そうね、やっぱり嬉しいと思うわ。
なんだか昔の私を見ているいたい」
「昔って……真も生放送やってたのか?
世紀末覇者チャンネルとか?」
「ぶつわよ」
「サーセンした」
うん、なかなか堂々と配信してよかった。
去年から配信していたらしいが……成績が落ちているとのこと。
そういうので配信控えろって言われても仕方ないからな。
真が勉強を見てもらう事に。
そういえば進@ゼミがこの世界にないな……残念だ。
巻末の漫画とか進@ゼミの紹介漫画とか結構面白いのにな。
勉強が一段落がついて茜君が語り出す。
元々東京に住んでいたが、母親の事故で京都に移り住んで学校に馴染めず配信が気分転換になっていたようだ。
一人が寂しい事を話した。
長谷川刑事の事をあまりよく思っていないようだ……思わず『アイツは私を放って一人で飲み歩きたいだけ』と言い放つくらいだ。
……色々溜まっているな、お互いに。
真も男手一つで育てられた事を話す。
捜査中に殉職してしまい、育ててくれたお礼も言えなかった後悔もあると……。
真は長谷川刑事の事を責めないでほしいとも言ったが……。
茜君はポツポツと話す、
自分の証言が取り上げられず、トカゲの尻尾切りで秘書が自殺という詰腹を切らされて終わった。
茜君も鬱屈とした感情が出るだろう……警察が悪党の権力に屈したようなもんだ。
だからこそ怪盗団の存在にのめり込んだのだろう……。
……彼女は知らないかもしれんが、長谷川刑事も茜君の生命を人質に取られて捜査を断念したからな。
茜君は、長谷川刑事が母親や自分のことはどうだっていいんだと、新しい女を作るんだ、あんな奴が父親じゃなければいいとまで言うほどだ。
俺から見て……迷子の子供を進んで親を探そうとしたりするし職務は真面目にしている。
長谷川刑事は……諦めてはいない。
刑事として真犯人へ落とし前をつけることは諦めていない目だ。
(※でもさっき自分をイケオジとかいいだしているけど……)」
真も長谷川刑事の刑事としての姿勢は真の父親に似ていると思っているようだ。
茜は、亡くなった葵さんを思い出して涙を流している。
双葉も若葉さんの事を思い出して涙目になっている。
ソフィアもこの事に深く考えさせられているようだ。
……今夜そこでお開きとなり眠る事になった。
翌朝は長谷川刑事と茜君が会話をするんだが……まだまだ蟠りが解けないか。
「まだしばらくかかりそうかな?
なにかきっかけがあればいいけど」
「きっと大丈夫よ。
ね、茜ちゃん」
「う…ま、まあ、たぶん」
真の言葉で少しは前向きになってくれたようだ。
蓮のスマホが鳴る。
『そろそろ時間だ、のんびりしているとフェリーに間に合わなくなる』
「それじゃ出発しましょうか、茜ちゃん、またね」
「あ……みんな、いろいろありがとう!
こ、これ京都のお土産に……。
みんなにはお世話になったから」
「車に飾ろう」
茜君からミニ和傘を受け取った。
しかし、丸喜先生……今回はあまり動かなかったね。
「初対面の大人より、彼女の苦しみを共感して寄り添える同年代のほうが今回は効果的だからね」
まぁ……確かに。
「また絶対遊びにきてね!」
「もちろん!次はお菓子をいっぱい持ってくるから、
たくさんおしゃべりしよう?」
「また一緒にお風呂、入ろうね?」
「いつでも気軽に連絡してね。
待ってるから」
「うん、皆、いってらっしゃい!」
「見送ってやれ」
「んー……まぁ気をつけて」
「え、そんだけ?」
「お、おうよ!
気をつけて行ってくる!!」
「おおっ!?だが、こっちは嬉しそうだ」
長谷川刑事、満面の笑みである。
将来、俺と春の子供からどう言う扱いをされるのやら……。
原作ではなかったけどありえたかもしれないコラボ。
怪盗お願いチャンネルとのコラボ。
スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?
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うるさい!(拳銃で返答)