「ぐ……!」
「変身なぞさせるか!」
「治療を受けなさい!!」
「貴様ぁ!変身前の攻撃は」
「最近の特撮は織り込み済みなんだよ!
古臭い特撮で止まっている貴様が悪い!!
なんか変身しそうだったのでアキラ君を二人がかりでボコっている。
なぜ加勢しない!?パケチなら喜び勇んで加勢するぞ!?
(そりゃ、善玉な怪盗団ではやりにくいムーブだから…。)
ボコボコにされながら遠隔操作でゼファーマンロボ(?)を呼んでどうにか搭乗するアキラ君。
十円で傷をつけたり、ハッチパネルにガムをつけてくれる!
さらにスプレーかけたり……よし、鈍器で殴りつける!
「オラァ!出てこいやゴラァ!」
「救済します救済します救済します救済します救済します……」
(※タチの悪い不良と宗教関係者が外車に乗っている人を襲撃している光景である。
控えめに言って反社である)
「よしバフ、デバフ、チャージ完了。
総員攻撃!」
「なんか悪いことしているみたいに見えるけど……」
ジョーカーがランダマイザでデバフを撒き、
フォックスの百花繚乱でバフを撒く。
スカルの闘魂注入で全員に物理チャージ状態に、
パンサーのハイテンションで魔法チャージ状態にした。
クイーンは、罪悪感を感じるものの、らぶらぶアグネス様で突撃したらぶ。
怪盗団は立て続けに攻撃を行う。
それでもクソロボットは動き続ける。
ナビが警告をする。
「気をつけろ!内部にすごいエネルギー溜め込んでいる!」
「おら、硬いロボはバーニアが弱点ってジャミルが言ってた!」
(※ガンダムXのクラウダか……硬い最強量産機の)
背後に回ってバーニアのレールガンを叩き込むと爆散したぜ!
爆炎の中からレーザーソードを構える近衛。
生憎ギャバンやシャリバンなどの宇宙刑事のほうが好みだ。
スターウォーズは……アレはライトだろうがダークだろうが偏れば殺しにかかるクソだからな……つまりクソ双子と同じ害悪である!!
影から放水装置を取り出す。
「おら、アトリーム名物、暴徒鎮圧拳!!」
「ぐ…ああああ!
貴様ぁああああ!」
「容赦ない放水ね……海外の暴動鎮圧の動画であったわね」
クイーンがドン引きしているが……戦意を徹底的に折る為にやっている。
草薙剣で叩き切ったら死にそうだし.
「何故だ!何故私の理想がわからない!?」
「そもそも俺は正義の味方じゃない。
政府の敵を退治するのが仕事だ、馬鹿野郎!」
「もういいんです、休んでいいんです!
素直になりなさい!」
(※福本作品の無頼伝涯での『素直になぁれ……!』のシーンがリアルで見れるとは感涙モノだね!)
「近衛、逮捕だあああ!」
(※オッサン三銃士が来たよ!)
娘をマインドコントロールして殺人教唆をしたことにガチギレしている(ドーベン)ウルフ(刑事)、バーサクヒーラー、世の中に疲れた社長によるリンチであった。
怪盗団は神じゃないし、ワイルドで神殺ししたからといってジョーカーを神にする気はない。
ただのイケメン学生に戻ればいい。
一人一人の努力で世の中を良い方向へ持っていけばいい話なのに、ジョーカーに縋るな!ズルやめたのにチートツール再利用するな!
個人にできることには限界があるんだ!(※なお、コイツは一人で万人分のマンパワー)
一人に重荷を背負わせた末路は……デスのカケラを埋め込まれた二人のワイルドのように人類の存続の為の生贄じゃねえか!
苦しみ、悩んだ果ての『生命の答え』が……あんな犠牲になる答えなど俺は認めない!!
故の代案<オルタナティブ>。
一人が背負わない世界……全員で背負えるように……!!
「オラァ!悪党からの救済の施しだ!
勝手に救われろ!」
最後は三人の連携で近衛の執念を超えるダメージを与えた。
「……ぐ、まだだ……(※お前はヴァルゼライド閣下ではない)
ヒーローは倒れん……!
私こそが正義の執行者だ…」
「目を覚ませ」
ジョーカーが説得を試みる。
シャドウ近衛は、声を荒げながら腕を横に振るう。
「私を否定するのか、ジョーカー!
お前たちは、私と同じ正義を…!」
「俺らだって何が正義かわかんねえよ。
俺らがやってきた事が絶対に正しいなんて言うつもりはねえ」
「それでも、みんなを言いなりにするなんて許されるわけない!」
迷いながら進んできたスカルと、鴨志田のような悪意で言いなりになってしまったパンサーだからこそ近衛の世界を許すつもりはないだろう。
「創作に没頭したい日がある。
街に宛てなく彷徨いたい日もある。
そして、友と語らいたい日がある。
そんな想いを捨て去られ、目の前の者に従うだけの人間…
それでは、運命を受け入れるだけのただの奴隷だ」
「貴方の行いは人の意思を奪い、人の自由を否定する」
斑目に搾取されたフォックス、義親父さんや『あの男』に縛られていたノワールも近衛の世界を認めはしないだろう。
「それは結局、貴方のお父さんの行いと変わらない。
人が人である事を踏み躙るもの……貴方が憎む『悪』よ!」
「私が……悪だと…!?」
父親のように正義の道を歩みたいクイーンの言葉は、近衛の欺瞞を暴く。
「ワガハイたちは、誰にも縛られず、自由に道を選ぶ。
己の意思で、己の道を選ぶ」
「だが……私が破れたら…!
この世界はどうなる……!
この世にヒーローなどいないのだ…!
私だけが…人々を救える……!」
モナの言葉を聞いても抗う近衛。
誰も救いの手が来ず、たった一人で殺人という手段で解決してしまった故に……誰も信じられないのだろう。
「本当にそうか?
私は見てきた。
王や『改心』された人たちを。
皆、幸せそうに見えなかった。
お前のやり方は誰も救えていないじゃないか?」
「…っ!」
無垢な機械の子が何よりも真実を見ていた。
ウルフが近衛に語りかける。
「なあ、近衛。
世の中には確かに悪が溢れている。
度し難いクズどもがな。
だが、怪盗団みてえに立ち上がる奴だっている。
コイツらの存在によって勇気を貰った人間がいる。
どん底の闇から立ち直った奴もいるだろう。
コイツらの行動がそんな連中の心に眠っていた勇気ってヒーローが目覚めさせたんだ。
それもまた、世の中を良くする方法なんじゃねーか?」
「……」
「だが、お前がやろうとした事は、そんなヒーローを消し去る事だ。
そうやって与えられた平和に甘んじる事は誰にとっても幸せなのか?」
「ヒーローを……消し去る…」
ラビが近衛に語りかける。
かつての過ちを。
「近衛さん、僕も嘗て過ちを犯しました。
全ての人の苦しみを消し去ろうと世界を改変しました。
だが、それは……苦しみから人が歩み、成長する機会を奪う事だった。
苦しみや悪意から立ち向かって育んだ歩みや絆を否定する事だった。
その僕の過ちを止めたのは怪盗団だった。
『改心』などなくても人々はより良い未来に行ける事を信じて怪盗団はその力捨てました。
……近衛さん、もう一人で頑張らなくていいんです。
あなたが真に救うべきはあなた自身だ。」
「…っ!」
「20年間……長きにわたって父親を殺めた罪を抱え続けた。
どんな悪人でも親を殺めた事実、いつ逮捕されるか分からない不安。
一人で強くなるしか自分を守れなかった…。
もう一人で背負わなくてもいいんです」
「…私は……父を殺し……嘘で罪を逃れ……
『正義』を謳って……目を背けようとした…
そんな私こそ……ただの…悪」
近衛は、今まで目を背けた罪に向かい合った。
ウルフは語る。
「だったら、近衛。
お前の中にいるヒーローの力で、そろそろ自分で悪から救ってやれ」
「私を……悪から救う?
私の中の…ヒーローで……
ふ…ふふ…そうだったか…こんな近くにいたとはな…」
シャドウ近衛は、ゼファーマンのメットを外す。
「私の負けだ。
全ての罪を告白し、裁きを受けよう…
EMMAも消去する……約束しよう。
怪盗団……できる事なら証明してくれ。
私はより正しい者たちに…破れたのだと…」
「わかった」
「頼む……」
ジョーカーは、怪盗団のリーダーとして近衛の想いを受け止めた。
憑き物が落ちたようにしみじみとシャドウ近衛は消えていった。
近衛の心に帰っていったのだ。
それと同時にジェイルが揺れる。
「マズイ、脱出するぞ、オマエら!」
俺たちはジェイルから急いで脱出した。
道中で妨害もなく脱出できた。
皆はこれで終わったと思っているが……。
去年は聖杯をラビが拾ったようにもう一波乱ありそうだ……
スミスの見た夢……最後にスミスが選ぶ道は?
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マガタマを飲み、人修羅の道へ。
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悪魔と合一し、ナホビノとなる。
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宇宙の卵を確保し、孤独な観測者となる。
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うるさい!(拳銃で返答)