サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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生倉さんの生物兵器の名前の由来
「グレイトフル・デッド」……ジョジョの老化するすたんから。
「サンダース」……酸出ーす。あと地球防衛軍シリーズの「さ、酸だー!」の絶叫から。
「デコレートライト」……名前はそのままの意味。某三つ目の五番目の人が製造した
            怪しげな光や煙を出すけど、実は無害な生物がモデル。
            とりあえずやばそうなら壊すよねって話だが、頑丈なのがタチの悪い嫌がらせ。
「テラーホイール」……恐車の術から。何気にバズビーを死に追いやったり、
           バンビーズ亡命の引き金と貢献度は高い。
「精鋭部隊」……うわーもうだめだー!と泣くだけ。
        FEARのTRPGリプレイで精鋭部隊は登場しても
        うわーもうだめだー等の台詞で死んでいくネタから。
「ゾンビパウダー」……久保先生の前作から。結構好きだったのに打ち切りだったのが残念。



藍染「備品の鏡花水月でーす!」(前編)

「皆さーん。これから見えざる帝国の対策会議を始めるっスよー。

 早速目次飛ばして5ページ開いてくださいっス」

 

浦原喜助が司会進行で対策会議を始める。

滅却士の計画、主に使う技術、そして要注意人物を説明する。

今回の現場指揮官は京楽が行うと聞き、山本総隊長でないことに動揺が走る。

朽木兄妹や狛村などの真面目なタイプは事前予習をし罫線を引くほど読み解いている。

普通の隊員は説明を真面目に聞く。

だが、極一部の不真面目な隊員……主に十一番隊員は話半分に聞いている。

自身の力を対魔忍並に過信したり、切ればいいという脳筋思考で聞いていない。

※なお、隊長の更木剣八は話は真面目に聞く(面白い斬り合いができる獲物を探すため)

 憧れとは理解から云々言うべきか?

 

 

「浦原喜助!

 このジェラルド・バルキリーと言った不死身の怪物をどうやって無力化した!?」

「蹂躙しているなら大した相手じゃないんじゃないか?」

「そもそもここまで情報を調べられるものなのか?」

「山本総隊長が指揮を取るのではないのですか?」

 

 

複数の質問が飛ぶ。

ちなみに最初に質問というより浦原に噛みついたのは安定の砕蜂。

最初に答えたのは山本総隊長であった。

 

 

「ユーハバッハはワシを殺しに来るじゃろう。

 負けるつもりはないが、1000年かけて研鑽を積んでおる上に、

 ワシの腕はこの通りの本調子でない。

 指揮をとる余裕もなく討ち死にの可能性もある」

 

 

普段の山本であれば言わない敗北の可能性。

それを聞く隊員に動揺が走る。

山本はそれに構わず話を続ける。

 

 

「ワシが死ねば次に指揮を取るのは京楽じゃろう。

 ならば最初から取らせる……いつまでもワシにおんぶに抱っこの童ではなかろう。

 いい機会じゃ、次期総隊長として指揮を振るえ」

「……重い役割ですねぇ」

「できぬとは言わさん。サボるなよ」

「承知しましたよ」

 

 

京楽は笠を下げながら返事を行う。

目線を笠の中に隠しながら何を思うのか。

 

 

「そもそもこの作戦の発起人はワシではない。

 若い者が芽吹いておる以上、ワシはおとなしく下知に従おう」

「総隊長!この作戦の発起人とは?」

「ユーハバッハは認識した者の未来を改変する。

 故に其奴は奴らに知られぬよう潜っておる。

 知っとる者は無闇に余人に知らせぬようにな。

 手並は、現状を見ればよう解るじゃろう?」

 

 

発起人……生倉の仕切りに任せ自分は駒に徹すると山本は発言した。

山本の発言で静かになる。

その静寂を打ち砕くのは意外な存在であった。

 

 

「霊王の心臓であるジェラルド・ヴァルキリー、霊王の左腕ペルニダ・パルンカジャス。

 殺しても自力で復活する、もしくはユーハバッハの能力で蘇生するならば、

 生きながらバラバラにして封印して対応を行うことで無力化した。

 丁度いい『前例』が存在しているからね、砕蜂」

「藍染……何故お前がここにいる!!」

「山本総隊長が今回の事態に備えて鏡花水月の使用許可を46室から取ったのだよ、日番谷冬獅郎。

 鏡花水月は私と一体化している。

 今の私は 服役中の藍染惣右介ではなく備品の鏡花水月だよ」

 

 

拘束で固めた車椅子に座った藍染惣右介が生倉に押してもらいながら発言した。

その気になればいつでも外せるが、大人しくしている証として拘束された状態になっている。

山本総隊長直筆に申請書と許可証をひらひらと見せつける。

強権を振るって申請が通った証だ。

その発言に反応したのは藍染と因縁のある日番谷冬獅郎であった。

何時でも卍解できるよう抜刀の準備をして構える。

その様子を微笑ましく見つめる藍染。

 

 

「藍染、前例とは何だ?」

 

 

警戒する隊員の中、理性的対応を取ったのは狛村であった。

その質問を聞き、藍染の口角が上がったのに生倉は気がついた。

 

 

「綱彌代家に記録が残っていたのを参考にしたのだよ、狛村左陣」

「成程、あらゆる記録を保管されている綱彌代家に……」

「それこそが五大……いや四大貴族の罪の証でもある」

「聞き捨てならないぞ、藍染!!」

 

 

砕蜂が過剰に反応した、敬愛する元上司にも波及するかもしれない為であろうか。

藍染は楽しげに話す。

 

 

「霊王の正体……それは世界が三界に分かれる以前に生と死の境がなかった時代、

 虚が人間を喰らい始めたのをキッカケとするように

 誕生した人・死神・滅却師・完現術者の全ての能力を持ち合わせた

 人間を護るために虚に立ちはだかった天に立つ存在」

「いきなり何を……」

 

 

砕蜂の言葉を無視して話を続ける。

何も知らぬ凡愚共に真実を晒すために。

 

 

「元々は虚を滅却して世界の循環に戻していた。

 しかし、生と死が同じであるが故に進化もなく世界が緩やかに滅びへと向かうことは止めることは出来ず、

 後の世で五大貴族と呼ばれることとなる者達の祖先達の思惑が「世界を生と死に分離させる」ことで一致し、

 それを可能とする霊王の力を借りるために志波家の祖先が説得に向かった。

 だが…… 綱彌代家の祖先がその隙を狙い水晶に封じ、更に無抵抗だった霊王を疑い、

 前進を司る左腕と停止を司る右腕を斬り落とし、生も死もない状態に陥れた。

 挙げ句の果てに臓腑を抉り取り力を削ぎ落とし!

 彼らにとって都合のよい一切の反抗もせずに世界を留め続けるための人柱となった!」

 

 

驚愕な真実に混乱する死神への愉悦と霊王達への怒りが混ざる藍染。

 

 

「勝者は世界がどういう物かではなく、どうあるべきかを語らなければならない!

 だが、霊王とは王と名ばかりの生贄に過ぎず、そのあり方を許容するものばかりだ!!

 故に私は天に立つつもりであった……黒崎一護の手で阻まれたがね」

「お前が言っていた意味はそう言うことだったのか」

 

 

狛村は、以前の藍染の発言を理解することができた。

藍染も怒りや無念もあったが黒崎に敗北したことは認めることが出来た。

 

 

「私も資料を閲覧したことがありますが、藍染の言ったことは事実です。

 そこから5大貴族は足並みは揃わず徐々に志波家は追いやられたわけです」

 

 

藍染の発言を捕捉する浦原。

動揺する隊員が多い中、数少ない揺らがない存在が発言する。

 

 

「霊王をバラバラにできるなら、腕も心臓も同じ要領でバラバラにしたわけだな」

「その通りです更木サン。既にバラバラにして封印して然るべき場所に封印したり現世に放流したりしました。

 これでジェラルドやペルニダは戦線復帰は不可能になりました。

 それと、この技術や滅却士の分析で無力化のための封印の杭を開発できました。

 無力化、もしくは殺害直後の滅却士に刺して下さい。

 復活の防止やユーハバッハへ力の還元の防止が可能になりました」

 

 

浦原が発言して進行しようとするが藍染がまぜっ返す。

 

 

「そういえば、綱彌代家が天に立とうとしていたな」

 

 

更なる爆弾の投下だ。

 




後編に続く。

次の話は?

  • スパロボ!
  • ヒロアカ!
  • ネギま!
  • ゼロ魔!
  • ライダー!
  • ジョジョ!
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